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Oracle® GoldenGate Oracle GoldenGate Monitorの管理
12c (12.2.1)
E70096-01
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3 Oracle GoldenGate Monitor Javaエージェントの使用

この章では、Oracle GoldenGate Monitor Javaエージェントの使用方法について説明します。パスワードの変更方法やメモリー割当て設定の変更方法などについても説明します。

この章の内容は次のとおりです。

3.1 Oracle GoldenGate Monitor Javaエージェントのインストール

Oracle GoldenGate Monitor Javaエージェントをインストールおよび構成するには、『Oracle GoldenGate Monitor Agentのインストールおよび構成』の手順に従います。Oracle GoldenGate Monitor Javaエージェントは、Oracle GoldenGate Monitorと同じホストにインストールする必要があります

3.2 Oracle GoldenGate Monitor Javaエージェントの開始

Oracle GoldenGate Monitorを開始するときは必ずOracle GoldenGate Monitor Javaエージェントを開始する必要があります。これを行うには、Oracle GoldenGate GGSCIに移動し、start jagentコマンドを実行します。

GGSCI>START JAGENT

注意:

プロセスが追加または削除されると、Oracle GoldenGate Monitor Javaエージェントは再起動せずにそれらを検出します。

3.3 Oracle GoldenGate Monitor Javaエージェントのパスワードの更新

Oracle GoldenGate Monitor Javaエージェントのパスワードは、サポートされているすべてのプラットフォーム(IBM z/OSを除く)のOracle Walletに格納され、installation_location/cfgディレクトリ内のpassword.propertiesファイルに格納されます。

サポートされているすべてのプラットフォームのエージェントのパスワードを変更するには、コマンドラインからpw_agent_util.batおよびpw_agent_util.shユーティリティを使用します。

Oracle GoldenGate Monitor Javaエージェントのパスワードを更新する手順:

  1. インストール・ディレクトリに移動します。

    LinuxまたはUNIXの場合:

    $ cd ./installation_directory/
    

    Windowsの場合:

    C:\ cd installation_directory
    
  2. 適切なランタイム引数を使用して、適切なpw_agent_utilユーティリティを実行します。


    注意:

    パスワード・ユーティリティを実行できるのは、Oracle GoldenGateインスタンスをインストールしたユーザーのみです。

    LinuxまたはUNIXの場合:

    $ ./pw_agent_util.sh -[updateAgentJMX | updateServerJMX |  updateKeystore | updateTruststore]
    

    Windowsの場合:

    C:\ pw_agent_util.bat -[updateAgentJMX | updateServerJMX | updateKeystore | updateTruststore]
    

    pw_agent_utilオプションは次のとおりです。

    • -updateAgentJMXでは、エージェントのJMXパスワードが変更されます。

    • -updateServerJMXでは、Oracle GoldenGate MonitorサーバーのJMXパスワードが変更されます。

    • -keystoreでは、Javaキーストアのパスワードが追加されます。

    • -truststoreでは、Javaトラストストアのパスワードが追加されます。

    • -updateKeystoreでは、Javaキーストアのパスワードが変更されます。

    • -updateTruststoreでは、Javaトラストストアのパスワードが変更されます。

    ウォレットが必要で、存在する場合は、変更されるパスワードの確認がユーティリティによって求められます。Oracle Walletが必要だが、存在しない場合は、-createオプションを付けて最初に実行する必要がある(これにより、ユーティリティが停止します)旨のメッセージがユーティリティによって返されます。ウォレットを作成するには、次のコマンド(この手順で説明している同じオプションを使用)を使用します。

    LinuxまたはUNIXの場合:

    $ ./pw_agent_util.sh -create | -jagentonly 
    

    Windowsの場合:

    C:\ pw_agent_util.bat -create | -jagentonly 
    
  3. 新しいパスワードを入力および確認し、変更を実装します。リクエストを取り消すには、データを入力せずに[Enter]を押します。

  4. 変更をアクティブにするには、Oracle GoldenGateのインストール場所に移動し、GGSCIを起動します。次に、Oracle GoldenGateのリリースに応じて、次のいずれかを実行します。

    • Oracle GoldenGateリリース11.1.1.1の場合は、Oracle GoldenGate Managerを一度停止してから再び開始します。

      GGSCI> STOP MANAGER
      GGSCI> START MANAGER
      
    • Oracle GoldenGateリリース11.2.1以降の場合は、Oracle GoldenGate Monitor Javaエージェントを一度停止してから再び開始します。

      GGSCI> STOP JAGENT
      GGSCI> START JAGENT
      

3.4 Oracle GoldenGate Monitor Javaエージェントのメモリー割当ての変更

Oracle GoldenGateリリース11.2.1以降のスタンドアロン・エージェントのメモリー割当てを変更するには、次の手順に従います。

  1. Oracle GoldenGateのインストール場所に移動します。

  2. GGSCIを起動してから、エージェント・パラメータ・ファイルを編集します。

    GGSCI> EDIT PARAMS JAGENT
    
  3. デフォルトのメモリー割当てである-Xmsと最大メモリー割当てである-Xmxの設定は、エージェントの起動文字列に含まれます。次の例では、デフォルトを64MBに設定し、最大を512MBに設定します。

    java -jar -Xms64m -Xmx512m dirjar/jagent.jar
    
  4. 必要に応じて割当て数を変更し、パラメータ・ファイルを保存し、エディタを終了します。

  5. エージェントを一度停止してから再び開始して、変更を実装します。

    GGSCI> STOP JAGENT
    GGSCI> START JAGENT