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Oracle® GoldenGate Oracle GoldenGate Monitorの使用
12c (12.2.1)
E70095-01
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6 外部プログラムへの通知アラートの構成

この項では、電子メール・プログラムなどの外部プログラムにアラートを送信する方法について説明します。次の項目について説明します。

6.1 通知テンプレートについて

Oracle GoldenGate MonitorにはデフォルトのSNMP通知テンプレートが付属していますが、電子メールやコマンドライン・インタフェース(CLI)の複数の通知テンプレートを追加できます。すべてのテンプレートはいつでも変更でき、その変更は動的に処理されるので、Oracle GoldenGate Monitorを再起動する必要はありません。あるテンプレートを基にアラート定義を追加すると、そのテンプレートは削除できません。削除できるのは、アラートに関連付けられていないテンプレートのみです。

通知テンプレートを使用する場合は、次の点を考慮してください。

  • 通知テンプレートの追加または変更時に、Oracle GoldenGate Monitorを再起動する必要はありません。

  • アラート定義に関連付けられている通知テンプレートは削除できません。

  • アラートを定義するには1つ以上の通知テンプレートを選択します。

  • 1つ以上の通知テンプレート(電子メール、コマンドライン・インタフェースおよびSNMP)に対して通知テンプレートを選択できます。

  • ユーザーはいつでも通知テンプレートを変更できます。

Oracle GoldenGate Monitorのスーパー管理者、管理者またはパワー・オペレータ・ユーザーのみがアラート通知テンプレートを構成できます。

6.2 通知テンプレートの管理

「Alert Management」タブの「Notification Template」サブタブを使用して通知テンプレートを作成、表示および変更します。

  • このサブタブの「Manage Notification Template」表に、次の列を使用して既存のテンプレートが表示されます。

  • Name: テンプレート名。

  • Type: テンプレートのタイプ(CLI、電子メールまたはSNMP)。

  • Enabled: テンプレートをアラート定義に使用できるか(有効)、できないか(無効)を示します。

  • Date Modified: テンプレートの最終更新日時。

「Alert Management」タブで次のアクションを実行できます。

  • アラート定義を作成するには、「New Notification Template Definition」をクリックします。「アラート定義の構成」を参照してください。

  • アラート定義を編集するには、リストでその名前をクリックして「Edit Alert Definition」画面を開きます。「アラート定義の構成」を参照してください。

  • どのアラート定義にも使用されていない通知テンプレートを削除するには、削除するテンプレートのチェック・ボックスを選択してから、「Remove Notification Template」をクリックし、「Yes」をクリックして削除を確認します。表ヘッダーのチェック・ボックスを使用すると、すべてのテンプレートを選択できます。

    デフォルトのSNMPテンプレートは削除できません。削除しようとすると警告が表示されます。

6.3 電子メール・アラートの構成

電子メール通知テンプレートを作成、表示、変更および削除できます。

  1. 「Alert Management」タブで「Notification Template」サブタブをクリックします。

  2. 「New Notification Template」をクリックして、新しいテンプレートを作成します。

  3. 次のオプションを使用して、このテンプレートを変更します。


    ヒント:

    「Clear」ボタンを使用すると、すべてのオプションの内容を削除できます。

    Notification Template Type

    「Email」を選択します。

    Notification Template Name

    このテンプレートの一意名(構成している通知についてわかりやすい名前)を入力します。

    Notification Template Enabled

    このテンプレートの使用を有効化するには、このチェック・ボックスを選択し、無効化するには選択解除します。

    SMTP Server Host

    電子メール・サーバーのホスト名を入力します。

    SMTP Port

    電子メール・サーバーで使用しているポート番号を入力します。

    From Name

    デフォルトの送信者の名前を入力するか、デフォルトの設定(Oracle GoldenGate Monitor)を使用します。

    From Email address

    電子メール・サーバーから生成されるOracle GoldenGate Monitor通信用の送信者の電子メール・アドレスを入力します。

    Secure SMTP

    電子メール・サーバーがセキュア・モードで稼働中の場合は、このチェック・ボックスを選択します。認可に対する電子メールおよびパスワードを、それぞれのフィールドに入力します。

  4. 「Submit」をクリックして変更を保存し、すぐに使用を開始するか、「Cancel」をクリックすると元の構成に戻ります。

  5. 電子メール・アラートを受信する各Oracle GoldenGate Monitorユーザーに、ユーザー・プロファイルで電子メール・アラートをアクティブにするよう依頼します。手順は、「自分のユーザー・プロファイルの管理」を参照してください。

  6. 「Alert Management」タブを使用してアラートを作成します。手順は、「アラート定義の管理」を参照してください。

6.4 CLIアラートの構成

CLI通知テンプレートを作成、表示、変更および削除できます。

  1. 「Alert Management」タブで「Notification Template」サブタブをクリックします。

  2. 「New Notification Template」をクリックして、新しいテンプレートを作成します。

  3. 次のオプションを使用して、このテンプレートを変更します。


    ヒント:

    「Clear」ボタンを使用すると、すべてのオプションの内容を削除できます。

    Notification Template Type

    「Command Line Interface」を選択します。

    Notification Template Name

    このテンプレートの名前(構成している通知についてわかりやすい名前)を入力します。

    Notification Template Enabled

    このテンプレートの使用を有効化するには、このチェック・ボックスを選択し、無効化するには選択解除します。

    Execution Directory

    実行するコマンドが格納されているディレクトリを入力します。例: /root

    OS Command

    実行するオペレーティング・システム・コマンド(またはスクリプト)を入力します。例: ls

    Arguments

    コマンド引数を追加するには、「Add Argument」をクリックし、ダッシュ(-)付きの引数を入力して、オプション・リストからアラート・フィールドを選択します。例: -la

    alertFieldは、アラート定義に関連する次のいずれかの値です。

    alertName

    アラート定義の名前。

    host

    モニタリング・ポイントでアラートをトリガーするOracle GoldenGateオブジェクトのホスト。

    alertObjectName

    EXACCTという名前のExtractプロセスなど、モニタリング・ポイントでアラートをトリガーするオブジェクトに関連付けられている名前。

    alertSeverity

    アラートに定義されたセキュリティ・レベル。

    alertMessage

    アラートによって生成されたメッセージ。これは、アラートに定義されている条件、モニタリング・ポイントの値およびリテラル・テキストの組合せです。

    changedValue

    アラートをトリガーした新規モニタリング・ポイント値。たとえば、ラグが5秒を超えるとトリガーされるアラートを作成します。ラグが4秒から7秒になります。これによってアラートがトリガーされ、changedValueは7です。

    引数のチェック・ボックスを選択して「Remove Argument」をクリックすると、1つ以上の引数を削除できます。表ヘッダーのチェック・ボックスを使用すると、すべての引数を選択できます。

  4. 「Submit」をクリックして変更を保存し、すぐに使用を開始するか、「Cancel」をクリックすると元の構成に戻ります。

  5. CLIアラートを受信する各Oracle GoldenGate Monitorユーザーに、ユーザー・プロファイルでCLIアラートをアクティブにするよう依頼します。手順は、「自分のユーザー・プロファイルの管理」を参照してください。

  6. 「Alert Management」タブを使用してアラートを作成します。手順は、「アラート定義の管理」を参照してください。

6.5 SNMPアラートの構成

このデフォルト・テンプレートは表示および変更できますが、削除はできません。

  1. 「Alert Management」タブで「Notification Template」サブタブをクリックします。

  2. 「Snmp_Default_Template」をダブルクリックして、このテンプレートを表示または変更します。

  3. 次のオプションを使用して、このテンプレートを変更します。


    ヒント:

    「Clear」ボタンを使用すると、すべてのオプションの内容を削除できます。

    Notification Template Name

    このテンプレートに別の名前を入力します。

    Notification Template Enabled

    このテンプレートの使用を有効化するには、このチェック・ボックスを選択し、無効化するには選択解除します。

    SNMP Server Host

    SNMPサーバーのホスト名を入力します。

    SNMP Trap Port

    通知(トラップ)ポートの番号を入力します。

    SNMP Community Name

    認証用のコミュニティ名を入力します。

    Version

    使用するバージョン番号を選択します。

  4. 「Submit」をクリックして変更を保存し、すぐに使用を開始するか、「Cancel」をクリックすると元の構成に戻ります。

  5. SNMPアラートを受信する各Oracle GoldenGate Monitorユーザーに、ユーザー・プロファイルでSNMPアラートをアクティブにするよう依頼します。手順は、「自分のユーザー・プロファイルの管理」を参照してください。

  6. 「Alert Management」タブを使用してアラートを作成します。手順は、「アラート定義の管理」を参照してください。