この項では、電子メール・プログラムなどの外部プログラムにアラートを送信する方法について説明します。次の項目について説明します。
Oracle GoldenGate MonitorにはデフォルトのSNMP通知テンプレートが付属していますが、電子メールやコマンドライン・インタフェース(CLI)の複数の通知テンプレートを追加できます。すべてのテンプレートはいつでも変更でき、その変更は動的に処理されるので、Oracle GoldenGate Monitorを再起動する必要はありません。あるテンプレートを基にアラート定義を追加すると、そのテンプレートは削除できません。削除できるのは、アラートに関連付けられていないテンプレートのみです。
通知テンプレートを使用する場合は、次の点を考慮してください。
通知テンプレートの追加または変更時に、Oracle GoldenGate Monitorを再起動する必要はありません。
アラート定義に関連付けられている通知テンプレートは削除できません。
アラートを定義するには1つ以上の通知テンプレートを選択します。
1つ以上の通知テンプレート(電子メール、コマンドライン・インタフェースおよびSNMP)に対して通知テンプレートを選択できます。
ユーザーはいつでも通知テンプレートを変更できます。
Oracle GoldenGate Monitorのスーパー管理者、管理者またはパワー・オペレータ・ユーザーのみがアラート通知テンプレートを構成できます。
「Alert Management」タブの「Notification Template」サブタブを使用して通知テンプレートを作成、表示および変更します。
このサブタブの「Manage Notification Template」表に、次の列を使用して既存のテンプレートが表示されます。
Name: テンプレート名。
Type: テンプレートのタイプ(CLI、電子メールまたはSNMP)。
Enabled: テンプレートをアラート定義に使用できるか(有効)、できないか(無効)を示します。
Date Modified: テンプレートの最終更新日時。
「Alert Management」タブで次のアクションを実行できます。
アラート定義を作成するには、「New Notification Template Definition」をクリックします。「アラート定義の構成」を参照してください。
アラート定義を編集するには、リストでその名前をクリックして「Edit Alert Definition」画面を開きます。「アラート定義の構成」を参照してください。
どのアラート定義にも使用されていない通知テンプレートを削除するには、削除するテンプレートのチェック・ボックスを選択してから、「Remove Notification Template」をクリックし、「Yes」をクリックして削除を確認します。表ヘッダーのチェック・ボックスを使用すると、すべてのテンプレートを選択できます。
デフォルトのSNMPテンプレートは削除できません。削除しようとすると警告が表示されます。
電子メール通知テンプレートを作成、表示、変更および削除できます。
「Alert Management」タブで「Notification Template」サブタブをクリックします。
「New Notification Template」をクリックして、新しいテンプレートを作成します。
次のオプションを使用して、このテンプレートを変更します。
ヒント: 「Clear」ボタンを使用すると、すべてのオプションの内容を削除できます。 |
「Email」を選択します。
このテンプレートの一意名(構成している通知についてわかりやすい名前)を入力します。
このテンプレートの使用を有効化するには、このチェック・ボックスを選択し、無効化するには選択解除します。
電子メール・サーバーのホスト名を入力します。
電子メール・サーバーで使用しているポート番号を入力します。
デフォルトの送信者の名前を入力するか、デフォルトの設定(Oracle GoldenGate Monitor)を使用します。
電子メール・サーバーから生成されるOracle GoldenGate Monitor通信用の送信者の電子メール・アドレスを入力します。
電子メール・サーバーがセキュア・モードで稼働中の場合は、このチェック・ボックスを選択します。認可に対する電子メールおよびパスワードを、それぞれのフィールドに入力します。
「Submit」をクリックして変更を保存し、すぐに使用を開始するか、「Cancel」をクリックすると元の構成に戻ります。
電子メール・アラートを受信する各Oracle GoldenGate Monitorユーザーに、ユーザー・プロファイルで電子メール・アラートをアクティブにするよう依頼します。手順は、「自分のユーザー・プロファイルの管理」を参照してください。
「Alert Management」タブを使用してアラートを作成します。手順は、「アラート定義の管理」を参照してください。
CLI通知テンプレートを作成、表示、変更および削除できます。
「Alert Management」タブで「Notification Template」サブタブをクリックします。
「New Notification Template」をクリックして、新しいテンプレートを作成します。
次のオプションを使用して、このテンプレートを変更します。
ヒント: 「Clear」ボタンを使用すると、すべてのオプションの内容を削除できます。 |
「Command Line Interface」を選択します。
このテンプレートの名前(構成している通知についてわかりやすい名前)を入力します。
このテンプレートの使用を有効化するには、このチェック・ボックスを選択し、無効化するには選択解除します。
実行するコマンドが格納されているディレクトリを入力します。例: /root
。
実行するオペレーティング・システム・コマンド(またはスクリプト)を入力します。例: ls
。
コマンド引数を追加するには、「Add Argument」をクリックし、ダッシュ(-
)付きの引数を入力して、オプション・リストからアラート・フィールドを選択します。例: -la
。
alertFieldは、アラート定義に関連する次のいずれかの値です。
alertName
アラート定義の名前。
host
モニタリング・ポイントでアラートをトリガーするOracle GoldenGateオブジェクトのホスト。
alertObjectName
EXACCTという名前のExtractプロセスなど、モニタリング・ポイントでアラートをトリガーするオブジェクトに関連付けられている名前。
alertSeverity
アラートに定義されたセキュリティ・レベル。
alertMessage
アラートによって生成されたメッセージ。これは、アラートに定義されている条件、モニタリング・ポイントの値およびリテラル・テキストの組合せです。
changedValue
アラートをトリガーした新規モニタリング・ポイント値。たとえば、ラグが5秒を超えるとトリガーされるアラートを作成します。ラグが4秒から7秒になります。これによってアラートがトリガーされ、changedValue
は7です。
引数のチェック・ボックスを選択して「Remove Argument」をクリックすると、1つ以上の引数を削除できます。表ヘッダーのチェック・ボックスを使用すると、すべての引数を選択できます。
「Submit」をクリックして変更を保存し、すぐに使用を開始するか、「Cancel」をクリックすると元の構成に戻ります。
CLIアラートを受信する各Oracle GoldenGate Monitorユーザーに、ユーザー・プロファイルでCLIアラートをアクティブにするよう依頼します。手順は、「自分のユーザー・プロファイルの管理」を参照してください。
「Alert Management」タブを使用してアラートを作成します。手順は、「アラート定義の管理」を参照してください。
このデフォルト・テンプレートは表示および変更できますが、削除はできません。
「Alert Management」タブで「Notification Template」サブタブをクリックします。
「Snmp_Default_Template」をダブルクリックして、このテンプレートを表示または変更します。
次のオプションを使用して、このテンプレートを変更します。
ヒント: 「Clear」ボタンを使用すると、すべてのオプションの内容を削除できます。 |
このテンプレートに別の名前を入力します。
このテンプレートの使用を有効化するには、このチェック・ボックスを選択し、無効化するには選択解除します。
SNMPサーバーのホスト名を入力します。
通知(トラップ)ポートの番号を入力します。
認証用のコミュニティ名を入力します。
使用するバージョン番号を選択します。
「Submit」をクリックして変更を保存し、すぐに使用を開始するか、「Cancel」をクリックすると元の構成に戻ります。
SNMPアラートを受信する各Oracle GoldenGate Monitorユーザーに、ユーザー・プロファイルでSNMPアラートをアクティブにするよう依頼します。手順は、「自分のユーザー・プロファイルの管理」を参照してください。
「Alert Management」タブを使用してアラートを作成します。手順は、「アラート定義の管理」を参照してください。