Oracle® Enterprise Manager Oracle Database Plug-inメトリック・リファレンス・マニュアル プラグイン・リリース13.1.1.0 E70375-02 |
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この章では、リスナーのメトリックに関する情報を提供します。
各メトリックの次の情報を提供します。
説明
メトリック表
メトリック表は、次のメトリック(ターゲット・バージョン、デフォルトの収集頻度、デフォルトの警告のしきい値、デフォルトのクリティカルのしきい値、およびアラート・テキスト)のすべて、または一部を含めることができます。
Enterprise Managerを使用して、Oracleリスナー・ターゲットを管理できます。Enterprise Managerのリスナーのホームページからは、リスナーのパフォーマンスおよび可用性の確認に役立ち、潜在的なパフォーマンスの問題のトラブルシューティングに役立つ主要なメトリックを監視できます。
このメトリック・カテゴリには、リスナー・ターゲットに関する一般情報を提供する一連のメトリックが含まれます。詳細は、『Oracle Database Net Services管理者ガイド』のリスナー管理に関する項を参照してください。
このメトリックは、リスナーの代替名を示します。「メトリック詳細」ページでは、「実行時間」リフレッシュ・オプションの1つを選択した場合のみ、このメトリックの値が表示されます。別名は、リスナーのホームページにも表示されます。
ターゲットのリリース | 収集頻度 |
---|---|
すべてのリリース | 15分ごと |
データ・ソース
データは、リスナー制御ユーティリティのSTATUSコマンドから導出されます。
このメトリックは、リスナー制御ユーティリティで特定のコマンドを実行するために、パスワードが必要かどうかを示します。
ターゲットのリリース | 収集頻度 |
---|---|
すべてのリリース | 15分ごと |
データ・ソース
データは、リスナー制御ユーティリティのSTATUSコマンドから導出されます。
このメトリックは、リスナーが監視するサービスのシステム識別子(SID)を一覧で表示します。
ターゲットのリリース | 収集頻度 |
---|---|
すべてのリリース | 15分ごと |
データ・ソース
リスナーのSIDリストは、listener.ora
構成ファイルに格納されています。
このメトリックは、SNMPベースのネットワーク管理システムからの問合せにリスナーが応答できるかどうかを示します。
ターゲットのリリース | 収集頻度 |
---|---|
すべてのリリース | 15分ごと |
データ・ソース
データは、リスナー制御ユーティリティのSTATUSコマンドから導出されます。
このメトリックは、リスナーが最後に起動した日時を表します。「メトリック詳細」ページでは、「実行時間」リフレッシュ・オプションの1つを選択した場合のみ、このメトリックの値が表示されます。このメトリックは、Enterprise Managerのリスナーのホームページにも表示されます。
ターゲットのリリース | 収集頻度 |
---|---|
すべてのリリース | 15分ごと |
データ・ソース
データは、リスナー制御ユーティリティのSTATUSコマンドから導出されます。
このメトリックは、リスナーのプロトコル、ホストおよびポート情報を表示します。「メトリック詳細」ページでは、「実行時間」リフレッシュ・オプションの1つを選択した場合のみ、このメトリックの値が表示されます。TNSアドレスは、リスナーのホームページにも表示されます。
ターゲットのリリース | 収集頻度 |
---|---|
すべてのリリース | 15分ごと |
データ・ソース
リスナーのTNSアドレスは、listener.ora
構成ファイルに定義されています。
このメトリックは、リスナーに対して現在使用可能になっているトレースのレベルを表します。トレースは、トレース・ファイルに追加情報を保存することで、リスナーに関する問題のトラブルシューティングに使用できます。リスナーに対して設定できるトレース・レベルの詳細は、『Oracle Database Net Servicesリファレンス10gリリース2(10.2)』のリスナー制御ユーティリティの情報を参照してください。
「メトリック詳細」ページでは、「実行時間」リフレッシュ・オプションの1つを選択した場合のみ、このメトリックの値が表示されます。
ターゲットのリリース | 収集頻度 |
---|---|
すべてのリリース | 15分ごと |
データ・ソース
データは、リスナー制御ユーティリティのSTATUSコマンドから導出されます。
このメトリック・カテゴリは、ポート、プロトコル、ホストなどのリスナーの構成データを収集します。これは、すべてのプラットフォームでlsnrctl status <listener Name>
コマンドを使用して計算されます。
このメトリック・カテゴリは、リスナーに登録されたサービスの構成データ(サービス名、SIDまたはサービスなど)を収集します。
これは、すべてのプラットフォームでlsnrctl status <listener Name>
コマンドを使用して計算されます。
このメトリック・カテゴリには、ある期間にわたり、リスナーによってサポートされる接続数の情報を提供する、一連のメトリックが含まれます。詳細は、『Oracle Database Net Services管理者ガイド』のリスナー管理に関する項を参照してください。
このメトリックは、リスナーが最後に起動されてから確立された接続数を示します。
ターゲットのリリース | 収集頻度 |
---|---|
すべてのリリース | 15分ごと |
データ・ソース
データは、リスナー制御ユーティリティのSERVICES
コマンドから導出されます。
ユーザーの処理
リスナーによってサポートされているデータベースやその他のサービスについてパフォーマンスの問題が発生している場合、このメトリックのこれまでの値を調べ、パフォーマンスの問題がリスナーまたはホスト上の負荷が大きいためかどうかを確認します。
このメトリックは、リスナーで1分間に確立された接続数の平均を報告します。
データ・ソース
このデータはリスナー制御ユーティリティから導出されます。
ターゲットのリリース | 収集頻度 |
---|---|
すべてのリリース | 15分ごと |
ユーザーの処理
リスナーによってサポートされているデータベースやその他のサービスについてパフォーマンスの問題が発生している場合、このメトリックのこれまでの値を調べ、パフォーマンスの問題がリスナーまたはホスト上の負荷が大きいためかどうかを確認します。
このメトリック・カテゴリには、リスナーに関するパフォーマンス情報を提供するレスポンスおよびステータスのメトリックが含まれます。
このメトリックは、リスナーでネットワーク・リクエスト(ping)に対する応答にかかる時間(ミリ秒単位)を示します。
ターゲットのリリース | 評価および収集頻度 | デフォルトの警告のしきい値 | デフォルトのクリティカルのしきい値 | アラート・テキスト |
---|---|---|---|---|
該当なし | 5分ごと | 400 | 1000 | TNS pingに対するリスナー・レスポンスは、%value%ミリ秒です |
データ・ソース
このメトリックの値は、TNSPING
コマンドを使用して導出されます。TNSPING
コマンドの詳細は、『Oracle Database Net Services管理者ガイド』を参照してください。
ユーザーの処理
リスナー・レスポンス時間が継続的にしきい値を超えると、DNS解決に時間がかかったり、ネットワーク輻輳やその他のネットワーク固有の要因など、様々な問題が発生する可能性があります。これらの問題の調査に関する詳細は、My Oracle SupportノートのOracle Netパフォーマンス・チューニング(ドキュメントID 67983.1)を参照してください。
https://support.oracle.com/epmos/faces/DocumentDisplay?id=67983.1">>https://support.oracle.com/epmos/faces/DocumentDisplay?id=67983.1
このメトリックは、リスナーが稼働中の場合は1の値を返します。リスナーが使用できない場合は0を返します。
ターゲットのリリース | 評価および収集頻度 | デフォルトの警告のしきい値 | デフォルトのクリティカルのしきい値 | アラート・テキスト |
---|---|---|---|---|
該当なし | 5分ごと | 定義なし | 0 | リスナーが停止しています: %oraerr%。 |
データ・ソース
データは、リスナー制御ユーティリティのSTATUS
コマンドから導出されます。詳細は、『Oracle Database Net Services管理者ガイド』を参照してください。
ユーザーの処理
リスナーが停止している場合、ユーザーはこのホストのデータベースやその他のサービスにはアクセスできません。『Oracle Database Net Services管理者ガイド』のトラブルシューティング情報を参照してください。