この章では、Oracle Enterprise Manager Cloud Control 13cを介してOracle Exadata Database Machineを管理するために必要な情報を記載します。次の内容について説明します。
プラグインを管理するには、ロールおよび管理者を作成して、各管理者にロールを割り当てる必要があります。これにより、各ユーザーの権限(プラグインの削除またはレポートへのアクセスなど)を制限します。
注意: セキュリティ上の理由により、SYSMAN アカウントは、他のアカウントを作成するためのテンプレートとしてのみ使用し、直接使用しないことをお薦めします。 |
ユーザーに管理権限を指定するロールを作成するには、次の手順を実行します。
スーパー管理者ユーザーとしてEnterprise Manager Cloud Controlコンソールにログインします。
「設定」、「セキュリティ」の順に選択します。
「ロール」を選択します。
「セキュリティ」ページに、事前定義済ロールのリストが表示されます。これらのロールを基礎として、固有のサイト・レベル要件に合せてカスタム・ロールを定義できます。
注意: 表示された事前定義済ロールは、編集も削除もできません。 |
作成する目的のロールに最も近いロールを選択します。「類似作成」をクリックします。
「プロパティ」ページで、作成するロールの名前を入力します。オプションで説明を追加できます。
「次へ」をクリックします。
「ロール」ページで、「使用可能なロール」のリストからロールを選択します。「移動」をクリックして、ロールを「選択したロール」に追加します。
「次へ」をクリックします。
「ターゲット権限」ページで、新しいロールに付与する権限を選択します。
「次へ」をクリックします。
「リソース権限」ページで、明示的に付与する特定の権限を編集できます。「権限付与の管理」の編集アイコンをクリックして変更します。
「次へ」をクリックします。
「管理者」ページの「選択可能な管理者」リストから、新しいロールを付与する管理者を選択します。「移動」をクリックして、管理者を「選択した管理者」に追加します。
「次へ」をクリックします。
「確認」ページに、作成した新しいロールの完全なサマリーが表示されます。「戻る」をクリックして前の画面に戻り、変更を行います。「終了」をクリックして、ロールの作成を完了します。
新しく作成された管理者でログインすると、SYSMAN
とは異なり、管理者は設定された権限で制限されます。
注意: 詳細は、『Oracle® Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイド』の「システムのインフラストラクチャ・ターゲットの操作」の章を参照してください。 |
Database Machine管理は、すべてのハードウェア・コンポーネントとソフトウェア・コンポーネントを1つのエンティティに統合することにより、タスクの監視および管理を簡略化します。各ターゲットを個別に監視する必要はなく、すべてのExadata Database Machineを単一のターゲットとして参照できます。Database Machineターゲット・ホームページから、システム内の重大な問題をすべて表示し、パフォーマンスを監視して、個別のターゲットにドリルダウンできます。
この項では、次のトポロジ項目について説明します。
Database Machineの「トポロジ」ページを使用して、クラスタまたはデータベース別にシステムのトポロジを表示できます。クラスタとは、RACデータベース、基盤となるASM、CRSなどを始めとする完全なソフトウェア・システムです。クラスタは、相互接続される1つの論理エンティティを定義します。Database Machineには複数のクラスタ、1つのクラスタ、またはいくつかの個別データベースのみを含めることができます。キャビネットはDatabase Machineのハードウェア・トポロジを定義するのに対し、クラスタはDatabase Machineの論理またはシステム・トポロジを定義します。
クラスタまたはデータベース別にトポロジを表示できます。「トポロジ」の要素をクリックすると、その要素に関連付けられているアラート・データが表示されます。
Database Machineのすべてのコンポーネントを監視できます。Database Machineは、ハードウェアとソフトウェアのどちらであるかとは関係なくすべてのサブコンポーネント・ターゲットを監視します。これには、データベース、ASM、CRS、ホスト、Exadataおよびインフィニバンド・ネットワークが含まれます。
既存のDatabase Machineターゲットのトポロジを表示するには、次の手順を実行します。
「ターゲット」メニューから「Exadata」を選択します。
使用可能なすべてのデータベース・マシン・ターゲットを示す「Oracle Exadataデータベース・マシン」ページが表示されます。このページから、Oracle Database Machineのハードウェア・コンポーネント(Oracle Exadata Storage Server、インフィニバンド・スイッチ、イーサネット・スイッチ、KVMスイッチ、PDU、計算ノードのILOMなど)を管理対象ターゲットとして追加できます。
「Oracle Exadataデータベース・マシン」ページから、トポロジを表示するOracle Database Machineターゲットを選択します。
Oracle Database Machineのホームページで、「データベース・マシン」メニューをクリックして、ドロップダウン・メニューから「メンバー・トポロジ」を選択します。
「構成トポロジ」ページが表示されます。
Database Machineのサブコンポーネント・ターゲット(RAC、データベース・インスタンスまたはExadataセルなど)に即時にドリルダウンできます。
個別のターゲットにドリルダウンするには、次の手順を実行します。
「ターゲット」メニューから「Exadata」を選択します。
使用可能なすべてのデータベース・マシン・ターゲットを示す「Oracle Exadataデータベース・マシン」ページが表示されます。
「Oracle Exadataデータベース・マシン」ページから、コンポーネントを表示するOracle Database Machineターゲットを選択します。
Oracle Database Machineホームページが表示され、選択したDatabase Machineの「概要」セクション、スキーマ・セクションおよび「インシデント」セクションが示されます。
Oracle Database Machineホームページから、左側のナビゲーション・パネルを使用して、Database Machineを構成する使用可能なターゲットのリストを展開します。
ドリルダウンするターゲットをクリックします。
DBホスト、Exadata Storage Server、インフィニバンド・スイッチなど、Database Machineのすべてのハードウェア・サブコンポーネントの重要なメトリックを表示できます。これらのメトリックは、様々なコンポーネント・ターゲットごとに異なります。たとえば、データベース・サーバー・ノードおよびExadataサーバーには、CPU、I/Oおよび記憶域メトリックが含まれます。
Database Machine全体のクリティカル・ハードウェア集中型の情報を表示するには、次の手順を実行します。
「ターゲット」メニューから「Exadata」を選択します。
使用可能なすべてのDBマシン・ターゲットを示す「Oracle Exadataデータベース・マシン」ページが表示されます。
「Oracle Exadataデータベース・マシン」ページから、ハードウェア情報を表示するOracle Database Machineターゲットを選択します。
Oracle Database Machineホームページから、Database Machineのハードウェア構成図を表示します。
Database Machineのアラートを表示し、各アラートに関する詳細にドリルダウンできます。これらのアラートには、パフォーマンス/構成メトリックまたはハードウェア・フォルトなどがあります。
Database Machineのアラートを表示するには、次の手順を実行します。
「ターゲット」メニューから「Exadata」を選択します。
使用可能なすべてのDBマシン・ターゲットを示す「Oracle Exadataデータベース・マシン」ページが表示されます。
「Oracle Exadataデータベース・マシン」ページから、マシン構成情報を表示するOracle Database Machineターゲットを選択します。
現在のDBマシンに関連付けられているすべてのアラートを表示できるOracle Database Machineホームページが表示されます。
Exadataメトリックを表示するには、次の手順を実行します。
Enterprise ManagerのすべてのターゲットページからExadataターゲットを選択して、Exadataセル・ホームページに移動します。
Enterprise Managerで、選択したターゲットのExadataセル・ホームページが表示されます。
Exadata Storage Serverのドロップダウン・メニューから、「監視」、「すべてのメトリック」の順に選択します。
「すべてのメトリック」ページが表示され、様々な種類のExadataメトリックが表示されます。使用可能なExadataメトリックの詳細は、『Oracle® Enterprise Manager Oracle Databaseおよびデータベース関連メトリック・リファレンス・マニュアル』の「Oracle Exadata」の章を参照してください。
http://docs.oracle.com/cd/E24628_01/em.121/e25160/oracle_exadata.htm
次の手順を使用して、手動でExadataコンポーネントを追加できます。
「設定」メニューから、「ターゲットの追加」、「ターゲットの手動追加」の順に選択します。
追加するターゲット・タイプを選択できるターゲットの手動追加ページが表示されます。
「ターゲットの手動追加」セクションから「ターゲット監視プロパティを指定して非ホスト・ターゲットを追加」を選択します。
「ターゲット・タイプ」コンボ・ボックスで、適切なターゲット・タイプ(たとえば、KVMのkvm、PDUのpdu、CiscoスイッチのCisco、Oracle ILOM Serverのilomプラグインなど)を選択します。
検索オプションを使用して、監視エージェントを選択します。
「手動追加」をクリックして、必要なプロパティを指定します。
Exadata Database Machineターゲットを削除するには、次の選択肢があります。
Oracle Exadata Database Machineのすべてのメンバーを削除します。メンバー・ターゲットが別のデータベース・マシンのターゲットと共有されている場合は、そのメンバー・ターゲットは削除されず、監視が継続します。つまり、このデータベース・マシンのターゲットにのみ関連付けられている場合に、メンバー・ターゲットが削除されます。
そのOracle Exadata Database Machineのシステム・メンバーのみを削除します。他のメンバー・ターゲットは削除されず、監視が継続します。必要な場合、それを別のOracle Exadata Database Machineに関連付けることができます。
Exadata Database Machineターゲットを削除するには:
「データベース・マシン・ターゲット」メニューから、「ターゲット設定」、「ターゲットの削除」の順に選択します。
「削除」ページで、すべてのメンバーを削除するか、システム・メンバーのみを削除するかを選択します。
すべてのメンバーの削除を選択した場合は、メンバーのExadataストレージ・サーバーおよびインフィニバンド・スイッチのSNMPサブスクリプションを解除するかどうかという、追加のオプションがあります。SNMPサブスクリプションをサブスクライブ解除するための適切なユーザー資格証明を指定します。
「はい」をクリックして削除ジョブを開始します。
注意: 計算ノードのホスト・ターゲットおよび別のOracle Exadata Database Machineターゲットのメンバー・ターゲットでもあるターゲットは削除されません。システムおよび非システムのターゲットには次のものがあります。システム・ターゲット:
非システム・ターゲット:
|
Exadata Database Machineターゲットのコンポーネントを削除する必要がある場合は、Enterprise Manager Cloud Control 13cで次のタスクを実行できます。
DBマシンのホーム・ページの「ターゲット・ナビゲーション」ペインで、削除するターゲット項目を右クリックします。Exadataグリッド項目を展開すると、使用可能なすべてのセルが表示されます。
「ターゲット設定」→「ターゲットの削除」を選択します。
ターゲットの削除を確認する警告ページが表示されます。「はい」をクリックして続行します。
場合によっては、Exadata Database Machineスキーマ・ダイアグラムはコンポーネントを正しく表示しません。次に例を示します。
Exadata Database Machineを正常に検出しても、一部のコンポーネントがExadataスキーマ・ダイアグラムで正しく表示されません。コンポーネントのかわりに空のスロットが表示されます。
Exadata Database Machineスキーマ・ダイアグラムでは、個々のコンポーネントが正常に稼働しているかどうかを示す「赤/停止中」でコンポーネントのステータスが表示されます。
Exadata Database Machineスキーマ・ダイアグラムのスロットでコンポーネントの順序を再配置します。
これらのタスクを実行するには、スキーマ・ダイアグラムからコンポーネントを削除して、正しいコンポーネントを追加する必要があります。
Exadata Database Machineスキーマ・ダイアグラムからコンポーネントを削除するには、次の手順を実行します。
「ターゲット」メニューから「Exadata」を選択します。
Exadata Database Machineスキーマ・ダイアグラムで、図5-1に示すように「編集」をクリックします。
削除するコンポーネントを右クリックします。ポップアップ・ウィンドウで、図5-2に示すように「コンポーネントの削除」を選択します。
表示されているポップアップで正しいコンポーネントを選択していることを確認し、図5-3に示すように「OK」をクリックします。
Exadata Database Machineスキーマ・ダイアグラムは、図5-4に示すように空のスロットを表示するためにリフレッシュされます。
指定するスロットで削除されたコンポーネントを確認した後、Exadata Database Machineスキーマ・ダイアグラムの「完了」をクリックします。
Exadata Database Machineスキーマ・ダイアグラムからコンポーネントを追加するには、次の手順を実行します。
「ターゲット」メニューから「Exadata」を選択します。
Exadata Database Machineスキーマ・ダイアグラムで、「編集」をクリックします。
追加するコンポーネントの空のスロットを右クリックします。ポップアップ・ウィンドウで、図5-5に示すように「コンポーネントの追加」を選択します。
スキーマ・ダイアグラムに追加する複数のコンポーネントがある場合、図5-6に示すように「コンポーネント」ドロップダウン・メニューから正しいコンポーネントを選択します。
また、図5-7に示すように「使用可能な場所(UNum)」ドロップダウン・メニューで正しいスロット番号を選択します。
「追加」をクリックします。
指定するスロットで追加されたコンポーネントを確認した後、Exadata Database Machineスキーマ・ダイアグラムの「完了」をクリックします。
Exadataセルのメトリック/アラートの設定にアクセスするには、次の手順を実行します。
Enterprise Managerホームページで、「ターゲット」、「Exadata」の順に選択します。リストからExadata Storage Serverを選択します。
Exadata Storage Serverメニューで、「監視」、「すべてのメトリック」の順にクリックして、編集可能なすべてのメトリック・アラートの設定を表示します。
設定を変更するには、Exadata Storage Serverメニューで「監視」、「メトリックと収集設定」の順にクリックします。デフォルトの「ビュー」オプションの「しきい値のあるメトリック」が表示されます。次のパラメータを変更できます。
警告のしきい値
収集スケジュール - 収集スケジュールを設定するにはこのリンクをクリックします。
詳細の設定は、「編集」アイコンをクリックします。
「OK」をクリックして変更を保存します。
この項では、Exadata Storage Serverの管理の概要について説明します。次の項目について説明します。
Exadata Storage Serverは、ネットワーク・アクセスが可能なストレージ・アレイで、Exadataソフトウェアがインストールされています。Exadataホームページを使用してOracle Exadata Storage Server (Exadataセルとも呼ばれます)を管理および監視するには、これをEnterprise Manager Cloud Controlターゲットとして管理します。Enterprise Managerを使用して、単一のOracle Exadata Storage ServerまたはOracle Exadata Storage Serverのグループの管理および監視を検出して1つのデータ・センターに統合できます。
Exadata Storage Serverは、自動的に検出することも手動で検出することもできます。検出されたら、Enterprise Managerターゲットとして追加できます。個々のExadata Storage Serverは、Enterprise Managerターゲットとして管理および監視され、例外、構成およびパフォーマンス情報を提供します。
Exadata Storage Serverのグループ化は、Storage Serverのセットを簡単に管理および監視するために使用されます。グループ化は手動でも自動でもどちらでもできます。グループ化機能により、セルのグループの例外、構成およびパフォーマンス情報を集計できます。
Exadataパフォーマンスをセル・レベルとグループ・レベルの両方でASMおよびデータベース・パフォーマンスにリンクすることにより、パフォーマンス分析を確認できます。データベース・ターゲットとASMターゲットの両方からExadata構成およびパフォーマンス問題にドリルダウンできます。
ストレージ・グリッド(たとえば、同じExadata Storage Serverを共有する複数のデータベース/ASMインスタンス)は、専用ストレージとして同じエクステントにサポートされています。
Oracle Exadataを使用してOracle Exadata Storage Server(Exadataセルとも呼ばれます)を管理および監視するには、ExadataセルをEnterprise Manager Cloud Controlターゲットとして管理します。Enterprise Managerを使用して、単一のOracle Exadata Storage ServerまたはOracle Exadata Storage Serverのグループの管理および監視を検出して1つのデータ・センターに統合できます。
Exadataセルは、自動的に検出することも手動で検出することもできます。Exadataセルが検出されたら、Enterprise Managerターゲットとして追加できます。
個々のExadataセルは、Enterprise Managerターゲットとして管理および監視され、例外、構成およびパフォーマンス情報を提供します。
一連のExadataセルを管理および監視しやすくするために、Exadataセルのグループ化が使用されます。Exadataセルは自動的にグループ化することも手動でグループ化することもできます。グループ化機能により、セルのグループの例外、構成およびパフォーマンス情報を集計できます。
Exadataパフォーマンスをセル・レベルとグループ・レベルの両方でASMおよびデータベース・パフォーマンスにリンクすることにより、パフォーマンス分析を確認できます。データベース・ターゲットとASMターゲットの両方からExadata構成およびパフォーマンス問題にドリルダウンできます。
Oracle Exadata Storage Serverターゲットの構成を表示するには、次の手順を実行します。
「すべてのターゲット」ページから「IORMパフォーマンス・ページ」を表示するExadataターゲットを選択することで、Exadata Storage Serverのホームページに移動します。
Enterprise Managerで、選択したターゲットのExadata Storage Serverホーム・ページが表示されます。
「ターゲット」メニューから、「構成」、「トポロジ」の順に選択します。
Enterprise Managerで、選択したExadata Storage Serverの構成トポロジ・ページが表示されます。他のターゲットとのターゲットの関係の視覚的なレイアウトが示されます。このページから、次の操作を実行できます。
ターゲット・ステータス/イベント/ターゲット・タイプでフィルタ処理したターゲット検索の実行
グラフに表示する関係のセットからの選択
アラートやリンク・ラベルなど、グラフに表示する注釈の選択
オプションのセットからの選択: ナビゲータの表示、すべて拡張または縮小、グラフ・レイアウトの切替え、トポロジの再ロード
印刷
スライド・コントロールを使用したズーム
ナビゲータ・コントロールを使用したパン
グラフから表への表示の切替え
ノードまたはグループ・メンバー上にマウス・カーソルを置くと、エンティティに関する詳細情報がポップアップ表示されます。カスタマ・ドキュメントなどの詳細情報へのリンクがポップアップに表示されることがあります。
セル・コマンドの実行などのExadata Storage Serverの管理操作を実行するには、次の手順に従います。
「すべてのターゲット」ページから管理タスクを実行するExadataターゲットを選択することで、Exadata Storage Serverのホームページに移動します。
Enterprise Managerで、選択したターゲットのExadata Storage Serverホーム・ページが表示されます。
「ターゲット」をクリックして、「管理」を選択します。
このメニューから、「セル・コマンドの実行」、「サポート・ワークベンチ」または「IOリソースの管理」を選択できます。
「セル・コマンドの実行」をクリックします。
Exadata Storage Server: 管理ウィザードのコマンド・ページが表示されます。セルに実行する管理コマンドとして、CELLCLIコマンドを入力します。コマンドを入力する前に、コマンドの説明をお読みください。実行できるCELLCLIコマンドは1つのみです。コマンドを実行すると自動的に追加されるcellcli -e
接頭辞なしで、コマンドを入力する必要があります。また、:、;、/、'、<、>、/および|は使用できません。
「次へ」をクリックして続行してください。
Enterprise Managerで、管理資格証明ページが表示されます。管理資格証明を選択または入力して、コマンドを実行します。入力する資格証明は、操作の発行時に使用されます。「優先資格証明」、「名前付き資格証明」、「新規資格証明」から選択できます。また、「詳細」をクリックして、資格証明のタイプ、最終更新日時、資格証明名、資格証明所有者、最終変更日、最終更新者、優先資格証明セットの場所の情報を表示できます。
「次へ」をクリックします。
Enterprise Managerで、スケジュール・ページが表示されます。スケジュール・ページを使用して、管理タスクをスケジュールします。ジョブ名およびジョブの説明を入力して、「管理ジョブをスケジュールします」セクションのジョブ情報を指定します。即時にジョブを開始するか、ジョブを開始する時間の入力を選択できます。
「次へ」をクリックして続行してください。
「概要」ページが表示されます。サマリー・ページを使用して、正しい値を入力したことを確認し、コマンドを発行します。ジョブが「スケジュール済」および「選択したセル」の場合、サマリーページにジョブ名、ジョブの説明、実行するコマンドがリストされます。
「コマンドの発行」をクリックして、ジョブを発行します。
ジョブ・ステータス・ページが表示されます。ジョブ・ステータス・ページを使用して、管理タスクのジョブ詳細ページにリンクします。
Oracle Exadata Database Machineのセルは、データベース・マシン検出ワークフロー時にターゲットとして追加され(第3章「Exadata Database Machineの検出」を参照)、自動的に「Exadata Storage Serverグリッド」というグループにまとめられます。
「IORMパフォーマンス・ページ」にアクセスするには、次の手順を実行します。
Exadata Storage Serverセルを選択します。セルを選択する1つの方法は、次のとおりです。
「ターゲット」メニューから「Exadata」を選択します。
「ターゲット名」のリストからDBマシンを選択します。
「ターゲット・ナビゲーション」ペインで、「Exadataグリッド」項目を展開しセルを1つクリックします。
一度Exadata Storage Serverセルを選択した後は、「Exadata Storage Server」メニュー、「管理」、「IOリソースの管理」の順にクリックしてください。
一度IORMページにアクセスした後、次の変更を行うことができます。
ページのIORM「監視」セクションは、ディスクI/Oのパフォーマンス統計のビューとなります(「待機」、「IOPS」、「MBps」、「使用率」、「待機時間」および「目標」チャート)。これらの統計は、どのデータベースおよびコンシューマ・グループが、使用可能なリソースを使用しているかを識別するために役立ちます。また、(同じページの「IORM設定」セクションを使用して)必要に応じてIORM構成を調整するのにも役立ちます。
I/Oリソースの管理の詳細は、『Oracle® Exadata Storage Server Softwareユーザーズ・ガイド』の「I/Oリソースの管理」の章を参照してください。
I/O Resource Manager (IORM)の設定を更新するには、次の手順を実行します(Exadata Storage Serverソフトウェア・リリース12.1.2.1.0以上)。
前述のように、IORMの「パフォーマンス」ページに移動します。図5-8に、I/O Resource Manager (IORM)の「設定」ペインを示します。
注意: 単一のセルを更新することもできます。Exadataグリッド・グループを展開すると、そのグループに関連付けられたすべてのセルが表示されます。更新するセルをクリックします。IORM設定を更新する手順は、単一のセルの場合もセル・グループの場合も同じです。 |
「データベース名」列で、ドロップダウン・メニューからデータベースを選択します。
「ハード・ディスクI/O使用率制限(%)」列に値を入力します。
「データベースI/O共有」列に値を入力します。
「フラッシュ・キャッシュ」列に最小値および最大値をMB単位で入力します。
「ディスクI/Oの目標」ドロップダウン・メニューで、リストから目標を選択します(「自動」がデフォルトです)。
「低遅延」- この設定は非常に適切な待ち時間が要求されるクリティカルなOLTPワークロードに使用します。この設定により、ディスク使用率が大幅に制限されて待ち時間は可能最短となります。
「平均化」- この設定はクリティカルなOLTPワークロードおよびDSSワークロードに使用します。この設定により、短いディスク待ち時間と高いスループットが均等になります。この設定により、大きいI/Oのディスク使用率が「低遅延」より小さい範囲に制限され、適切な待ち時間とスループットがバランスします。
「高スループット」- この設定は高いスループットが要求されるクリティカルなDSSのワークロードに使用します。
「自動」- この設定はIORMに最適化目標を決定させる場合に使用します。IORMでは、監視対象のワークロードおよび有効なリソース計画に基づいて、継続的かつ動的に最適化のobjectiveを判断します。
「基本」- この設定は、I/Oの優先順位付けを無効にして、小さいI/Oの最大遅延を制限する場合に使用します。
「更新」をクリックします。「Exadataセル管理」ウィザードが表示され、「ディスクI/Oの目標」の構成の完了に必要な情報を求められます。
「コマンド」ページのセル制御コマンドライン・インタフェース(CellCLI)の値は、次のようになります。
# alter iormplan objective = 'auto'
「次へ」をクリックします。
「管理資格証明」ページで、選択したセルのユーザー名とパスワードを入力します。
「次へ」をクリックします。
「スケジュール」ページで、ジョブ名(必須)とジョブ説明(オプション)を入力します。「即時」または「後で」オプションを選択して開始します。「後で」オプションを選択した場合は、ジョブを実行する時刻を入力します。
「次へ」をクリックします。
「確認」ページで、設定が正しいことを確認します。変更がなければ、「コマンドの発行」をクリックします。
ジョブが正常に発行されると、「ジョブ・ステータス」ページが表示されます。
「戻る」をクリックすると、「I/Oリソース・マネージャ(IORM)設定」ペインに戻ります。
「最新情報の取得」をクリックしてページをリフレッシュすると、「ディスクI/Oの目標」の選択内容も表示されます。
IORMの目標設定を確認します。コマンドラインで、次のコマンドを実行します。
# dcli -g cell_group cellcli -e "list iormplan attributes objective"
出力にautoの値が表示されます。
cell01: auto cell02: auto cell03: auto . . . cell14: auto
内部データベース計画は、リソースを各セルの複数のデータベースに割り当てる方法(パーセンテージまたは共有)を指定します。内部データベース計画のディレクティブでは、コンシューマ・グループではなくデータベースへの割当てを指定します。内部データベース計画は、各セルでCellCLIユーティリティを使用して構成および有効化されます。
内部データベース計画は、各ディレクティブが割当て量とレベル(1から8)で構成される点でデータベース・リソース計画と同じです。各計画では、任意のレベルの割当ての合計を100%以下にする必要があります。内部データベース計画とデータベース・リソース計画の異なる点は、内部データベース計画にはサブ計画を含めることができず、I/Oリソースのディレクティブしか含めることができないことです。セルでアクティブにできるのは、常に1つの内部データベース計画のみです。
「追加/削除」オプションを使用して、現在構成されている内部データベース計画を表示して、既存の「割合」または「共有」ベースの内部データベース計画更新し、新しい「割合」または「共有」ベースの計画を構成できます。
「共有」、「割合」ラジオ・ボタンや、「基本」、「拡張」オプションがリストされたドロップ・ダウンも表示できます。
注意: Exadataプラグイン・バージョンが12.1.0.3.0以前、またはExadata Storage Serverバージョンが11.2.3.1.0以前の場合、「共有」、「割合」ベースの内部データベース計画ラジオ・ボタンは使用できません。「割合」ベースのオプションのみ表示できます(つまり、ドロップ・ダウンには「基本」、「拡張」オプションのみが表示されます)。 |
内部データベース計画を検討するときには、次のことに注意します。
Oracle Exadata Storage Serverでホスティングしているデータベースが1つのみの場合、内部データベース計画は必要ありません。
内部データベース計画が指定されていない場合は、すべてのデータベースで割当てが同じになります。
内部データベース計画の詳細は、『Oracle® Exadata Storage Server Softwareユーザーズ・ガイド』の内部データベースのリソース管理に関する説明を参照してください。
Enterprise Managerは、Exadata Cell Management Serverから送信されるExadataセルのアラートをリスニングするため、すべてのハードウェア障害またはセルのエラーがEnterprise Managerに報告されます。セルのエラー・コードおよび解釈の詳細は、『Oracle® Exadata Storage Server Softwareユーザーズ・ガイド』の付録B「アラートおよびエラー・メッセージ」のハードウェア・アラート・メッセージに関する説明を参照してください。
現在のExadata Storage ServerのOracleサポート・ワークベンチにアクセスして、セルに関連する問題およびインシデントの診断データにアクセスできます。
単一のExadataセルのサポート・ワークベンチにアクセスするには、次の手順を実行します。
Oracleサポート・ワークベンチにアクセスするExadata Storage Serverの「ターゲット」メニューから「管理」を選択します。
「管理」メニューから「サポート・ワークベンチ」を選択します。
ワークベンチのアクセスに必要な資格証明を入力するサポート・ワークベンチへのログイン・ページが表示されます。
「資格証明」セクションから使用するセル管理資格証明のタイプを選択します。
「優先資格証明」、「名前付き資格証明」または「新規資格証明」を選択できます。
手順3で選択した内容に応じて、適切なフィールドに資格証明詳細(ユーザー名およびパスワード)を入力します。詳細オプションをオンにして、資格証明の詳細を表示できます。
「続行」をクリックして、Oracleサポート・ワークベンチを表示します。
すべてのインフィニバンド・スイッチは、データベース・マシン検出ワークフロー時に自動的に検出され(第3章「Exadata Database Machineの検出」を参照)、自動的に「IBネットワーク」というグループにまとめられます。
Enterprise Managerホームページから、「ターゲット」→「Oracle Exadataデータベース・マシン」を選択します。
「ターゲット・ナビゲーション」ペインで、リストから「IBネットワーク」を選択します。
「IBネットワーク」ペインで、すべてのインフィニバンド・スイッチの概要およびアクティビティ・サマリーを参照できます。
「リフレッシュ」をクリックして、インフィニバンド・スキーマの「リクエストごと」のリフレッシュを行います。「更新」では、リアルタイム・データが反映されます。
次のトピックは、インフィニバンド・ネットワークの管理に対応しています。
インフィニバンド・ネットワークには、次のメトリックが使用可能です。
「集計センサー」は、複数のセンサーからの入力を取り込んでデータを集計することにより、注意を必要とするスイッチ関連の問題を特定します。スイッチのコンポーネントに対してセンサーがAsserted状態(問題があることを示す)またはDeasserted(問題がクリアされたことを示す)になると、関連付けられたEnterprise Managerイベントが生成されます。
これは、インフィニバンド・スイッチが使用可能かどうかを示す主要なメトリックです。デフォルトでは、これはスイッチの管理インタフェースを介して60秒ごとに収集されます。
このメトリックはスイッチ構成を取得します。収集される情報は、Oracleサポートにとってのみ有益なもので、デバッグ時の補助情報として使用されます。
インフィニバンド・ネットワークの管理操作を実行するには、次の手順に従います。
すべてのターゲット・ページから管理タスクを実行するDBマシンを選択して、インフィニバンド・ネットワークのDBマシンのホームページに移動します。
Enterprise Managerで、選択したターゲットのDBマシン・ホームページが表示されます。
管理タスクを実行するIBネットワークを選択します。
「ターゲット」メニュー項目から「管理」を選択します。
インフィニバンド・ネットワーク管理ウィザードのターゲットおよびコマンド・ページが表示されます。
「ターゲット・タイプ」を選択し、「ターゲット」ドロップダウン・リストから管理タスクを実行するターゲットを選択します。実行する管理コマンドを入力します。選択できる使用可能な操作は、選択したターゲット・タイプおよびターゲットによって異なります。操作を選択すると、操作の選択後に表示する値の選択が必要な場合があります。
「次へ」をクリックして続行してください。
Enterprise Managerで、資格証明およびスケジュール・ページが表示されます。資格証明を選択または入力して、コマンドを実行します。入力する資格証明は、操作の発行時に使用されます。「優先資格証明」、「名前付き資格証明」、「新規資格証明」から選択できます。管理タスクをスケジュールします。管理ジョブ・スケジュールセクションのジョブ情報を指定します。即時にジョブを開始するか、ジョブを開始する時間の入力を選択できます。
「次へ」をクリックして続行してください。
確認ページが表示されます。確認ページを使用して、正しい値を入力したことを確認し、コマンドを発行します。ジョブが「スケジュール済」、「ターゲット・タイプ」および「選択したターゲット」の場合、確認ページにジョブ名、ジョブの説明、実行するコマンドがリストされます。
「コマンドの発行」をクリックして、ジョブを発行します。
「コマンドの発行」をクリックし、ジョブが成功するとポップアップが表示されます。ジョブ詳細ページに移動するか、このウィザードが起動されたページに戻ることができます。
SNMPアラートが送信されるようにインフィニバンド・スイッチを構成した後、Enterprise Manager Cloud Controlでアラートを設定します。
Enterprise Manager Cloud Controlにログインします。
「ターゲット」をクリックし、次に「すべてのターゲット」をクリックします。検出されたすべてのターゲットが表示されます。
「すべてのターゲット」ページで、Oracle Exadataインフィニバンド・スイッチをクリックします。
対象のターゲットをクリックします。ターゲットのホームページが表示されます。
Oracle Exadataインフィニバンド・スイッチのドロップダウン・メニューで、「メトリックと収集設定」を選択します。
「メトリックと収集設定」ページでは、メトリックしきい値の変更、個別のメトリックの監視設定の編集、メトリック収集スケジュールの変更、およびメトリック収集の無効化が可能です。
しきい値を表内で直接変更するか、編集アイコン(鉛筆アイコン)をクリックして「詳細設定の編集」ページにアクセスできます。このページに表示されるフィールドおよびしきい値の変更方法の詳細は、このページの右上隅にある「ヘルプ」をクリックしてください。
Oracle Exadataプラグインのリリース13.1.0.1.0以上では、Oracle Exadata Storage Serverのフラッシュ・キャッシュ・リソースの監視が提供されています。ストレージ・サーバーのホームページまたはIO分散の詳細ページで、Cloud Controlによるフラッシュ・キャッシュ・リソースの上位レベルの概要が表示されます(図5-9)。詳細には次の情報が含まれます。
I/O使用率(%)。
ハード・ドライブのI/O時間の分類(ミリ秒/リクエスト)。
フラッシュI/O時間の分類(ミリ秒/リクエスト)。
すべての使用可能なデータベース統計のビューが提供されるIO分散の詳細ページで、「表ビュー」(デフォルトはグラフ・ビュー)を選択して、表としてデータを表示します(図5-10)。
IORMパフォーマンス・ページ(図5-11)では、ハード・ドライブおよびフラッシュ・ドライブの両方のディスクI/Oの平均抑制時間などの詳細メトリックが表示されます。フラッシュ・キャッシュ領域の詳細なパフォーマンスは、「フラッシュ・キャッシュ領域使用量」(図5-12)を選択します。
Oracle Enterprise Manager Cloud Controlには、Oracle Exadata Database Machine向けのハードウェアによる障害監視が用意されています。表5-1に、Exadata Storage Serverの障害監視を示します。表5-2に、計算ノードの障害監視を示します。
注意: 次の表の障害監視情報は広範囲ですが、必ずしも完全ではありません。新しい障害監視機能が追加されると、それに応じてこれらの表は更新されます。 |
表5-1 Exadata Storage Serverの障害監視
領域 | 障害監視 |
---|---|
アクセス |
セルにはアクセスできません(たとえば、pingの障害)。 |
メモリー |
メモリー・コントローラ・エラー メモリーDIMMエラー メモリー・チャネル・エラー メモリーDIMM温度センサー・エラー メモリーの修正可能なECCエラー |
CPU |
プロセッサの内部エラー Intel 5500チップセット・コア・エラー データ・キャッシュ・エラー キャッシュ・エラー 命令キャッシュ・エラー |
ESM |
ESMバッテリ充電エラー ESMバッテリ寿命エラー |
ハード・ディスク |
メディア、デバイスのSCSIエラー ディスク温度のしきい値超過 物理ディスクが存在しない ブロックの破損 |
フラッシュ・ディスク |
フラッシュ・ディスクの障害 フラッシュ・ディスクの予測障害 フラッシュ・ディスクが存在しない |
その他 |
シャーシまたは電源ファンのエラー PCI-E内部エラー 電源電圧過剰エラー 温度超過エラー ネットワーク・ポートの接続および障害 |
表5-2 計算ノードの障害監視
領域 | 障害監視 |
---|---|
メモリー |
メモリー・コントローラ・エラー メモリーDIMMエラー メモリー・チャネル・エラー メモリーDIMM温度センサー・エラー メモリーの修正可能なECCエラー |
CPU |
プロセッサの内部エラー Intel 5500チップセット・コア・エラー データ・キャッシュ・エラー キャッシュ・エラー 命令キャッシュ・エラー |
ディスク |
メディア、デバイスのSCSIエラー ディスク温度のしきい値超過 ブロックの破損 |
その他 |
シャーシまたは電源ファンのエラー 致命的でないPCI-E内部エラー 電源電圧過剰エラー 温度超過エラー ネットワーク・ポートの接続および障害 |
Enterprise Managerでは、次のコンポーネントの詳細情報が収集されます。
Enterprise Managerエージェントは、ssh
経由でcellcli
コマンドを実行してストレージ・セルのメトリックを収集します。SNMPトラップは、サブスクライブ済のアラート条件によってEnterprise Managerエージェントに送信されます。
監視するには、エージェント・ユーザーにcellmonitor ssh eq
の設定が必要です。
ASMターゲットとディスク・グループが関連付けられています。
ホームページで、次のような豊富なストレージ・データが収集されます。
ストレージ・メトリックの集計。
SNMP(プッシュ)経由のセル・アラート。
容量。
IORMのコンシューマおよびデータベース・レベルのメトリック。
Enterprise Managerエージェントは、メトリックを収集するインフィニバンド・スイッチに対して、リモートのssh
コールを実行します。インフィニバンド・スイッチは、すべてのアラートのSNMPトラップ(プッシュ)を送信します。
監視には、次のようなメトリックを収集するため、nm2user
にssh eq.
が必要です。
レスポンス
各種センサーのステータス
ファン
電圧
温度
ポートのパフォーマンス・データ
ポートの管理
Enterprise Managerエージェントは、次のようなCiscoスイッチのメトリック・データを収集するため、リモートのSNMP get
コールを実行します。
ステータス/可用性
ポートのステータス
バイタル・サイン: CPU、メモリー、電源、温度
ネットワーク・インタフェースの様々なデータ
受信トラフィックのエラー、トラフィックのKB/秒およびパーセンテージ
送信トラフィックのエラー、トラフィックのKB/秒およびパーセンテージ
管理および操作の帯域幅(MB/秒)
Enterprise Managerエージェントは、各計算ノードのILOMターゲットに対して、リモートのipmitool
コールを実行します。監視には、ipmitool
を実行するnm2user
ユーザーの資格証明が必要です。
次の詳細情報が収集されます。
レスポンス - 可用性
センサー・アラート
温度
電圧
ファンのスピード
構成データ: ファームウェアのバージョン、シリアル番号など。
Enterprise Managerエージェントは、リモートのSNMP get
コールを実行し、各PDUからSNMPトラップ(プッシュ)を受信します。収集される詳細は、次のとおりです。
レスポンスおよびping
ステータス。
フェーズ値。
Enterprise Managerエージェントは、リモートのSNMP get
コールを実行し、KVMスイッチからSNMPトラップ(プッシュ)を受信します。収集される詳細は、次のとおりです。
ステータスおよびレスポンス。
再起動イベント。
温度。
ファンのステータス。
電源の状態。
工場出荷時の設定。
Enterprise Manager 12cで検出されたExadata Database MachineをEnterprise Manager 13cでモニターされるExadata Database Machineに変換するには、次の手順を実行します。
「データベース・マシン」メニューから、「12cメンバー・ターゲットの変換」を選択します(図5-13)。
「変換オプション」を選択します(図5-14)。
(デフォルト) 12cターゲットおよびその履歴データを削除します。このオプションを選択すると、レガシー・ターゲットのすべてのモニタリングが中止され、履歴データが削除されます。このオプションを選択すると、Enterprise Manager 13cターゲットのすべてのモニタリングをクリーンな状態で開始できます。
12cターゲットおよびその履歴データを保持します。このオプションを選択すると、レガシー・ターゲットの履歴データが保持されます。
変換オプションを選択したら、「次へ」をクリックします。
「資格証明」を設定します(図5-15)。変換を行う場合、変換するExadata Database Machineコンポーネントの資格証明を設定する必要があります。
「資格証明の設定」メニューから、単一のコンポーネントまたはコンポーネント・タイプ全部に対して資格証明を設定できます。
インフィニバンド・スイッチ(図5-16)
インフィニバンド・スイッチのILOM管理用のユーザー名およびパスワードを入力します。
「SNMP資格証明」セクションで、次を実行します。
「資格証明タイプ」ドロップダウンからSNMP V1を選択した場合は、「コミュニティ文字列」にpublicを入力します。
「資格証明タイプ」でSNMP V3の資格証明を選択した場合は、図5-17で示すように、ユーザー名および認証パスワードを入力し、認証プロトコルを選択し、プライバシ・パスワードを入力します。
資格証明の「接続のテスト」をクリックして、接続を確認します。「OK」をクリックします。
計算ノード・サーバーILOM
計算ノード・サーバーILOMを設定するには、図5-18に示すように、「新規」を選択してユーザー名およびパスワードを入力します。
資格証明の「接続のテスト」をクリックして、接続を確認します。「OK」をクリックします。
イーサネット・スイッチ(図5-19)
イーサネット・スイッチの資格証明を設定するには、Cisco IOSのユーザー名、パスワードおよび特権EXECのパスワードを入力します。SNMP V3資格証明には、ユーザー名および認証パスワードを入力して、認証プロトコルを選択し、プライバシ・パスワードを入力します。
資格証明の「接続のテスト」をクリックして、接続を確認します。「OK」をクリックします。
PDU
HTTPモニタリング資格証明を設定するには、「新規」を選択してユーザー名とパスワードを入力します。SNMP V3資格証明には、ユーザー名および認証パスワードを入力して、認証プロトコルを選択し、プライバシ・パスワードを入力します。
資格証明の「接続のテスト」をクリックして、接続を確認します。「OK」をクリックします。
資格証明の設定が完了すると、「資格証明」ページが更新されて、変換対象のすべてのコンポーネントの資格証明セットが表示されます。「次へ」をクリックします。
変換するコンポーネントを次の3つのセクションで確認します(図5-21)。
サマリー: このセクションには、変換されるターゲットの数、および変換後にターゲットで追加の監視情報が使用可能になるかどうかが要約されます。
変換するターゲット: この表には、Enterprise Manager 13cでの監視用に変換されるすべてのEnterprise Manager 12cターゲットが表示され、新しいターゲット名の情報が提供されます。
変換の影響を受けないターゲット: Enterprise Manager 13cで監視するため、Exadata Database Machineのすべてのコンポーネントを変換する必要はありません。このリストには、変換する必要のないコンポーネントが示されます。これらのコンポーネントは、すでにEnterprise Manager 13cでモニターされています。
「発行」をクリックして、変換を開始します。
「処理中」ポップアップ・ウィンドウが表示され(図5-22)、変換のステータスおよび変換されるコンポーネントの成功または失敗が表示されます。
処理が完了するまでこのウィンドウを閉じない
このオプションを選択して処理の完了後にウィンドウを閉じることも、「完了」をクリックすることもできます。
処理が完了すると、変換結果ページ(図5-23)に、変換されたコンポーネントのサマリー、および変換に成功または失敗した各コンポーネントの詳細が表示されます。
このページから「残りの12cターゲットの変換」をクリックして、変換に失敗したコンポーネントの変換プロセスを繰り返します。「新しいデータベース・マシン・ホームページの起動」をクリックして、Enterprise Manager 13cでモニターされるすべての変換済コンポーネントが含まれる更新済ホームページを表示します。