プロジェクトのスケジュール計算を実行するとき、複数のクリティカル・フロート・パスの計算を行うよう設定できます。
- 「ツール」、「スケジュール計算」を選択します。
- 「オプション」をクリックし、「上級」タブをクリックします。
- 「複数のフロート・パスを計算」オプションをオンにします。
- 複数のパスの計算に「総フロート」または「フリー・フロート」のどちらを使用するかを選択します。
- 「次のアクティビティで終了する複数フロート・パスを表示」フィールドで、「ブラウズ」ボタンをクリックし、フロート・パスを終了させるアクティビティを選択します。
任意のアクティビティを選択できますが、通常、マイルストン・アクティビティまたはプロジェクトのスケジュール計算における主要アクティビティを選択します。
- 計算するフロート・パスの数を指定します。
パフォーマンスを最適化するには、少ない数(10以下)を入力します。
- 「閉じる」をクリックします。
注意
- 最もクリティカルなパスを計算するために総フロートを使用して複数のパスを計算するよう選択した場合、どの接続に最もクリティカルな総フロートがあるのかが最初に判断されます。この接続を開始ポイントとして使用して、可能なすべてのパスの中でどの先行作業アクティビティおよび後続作業アクティビティに最もクリティカルな接続総フロートがあるのかが判断されます。これは、接続を持たないアクティビティにたどりつくまで行われます。これらのアクティビティが含まれているパスが最もクリティカルなパスとなります。これらのアクティビティには、「フロート・パス」の値として「1」(最もクリティカルなフロート・パス)が割り当てられ、指定された数のパスの計算が完了するまで処理が再び開始されます。
- 「フリー・フロート」を使用して複数のパスを計算するよう指定した場合、最もクリティカルなパスは、「上級スケジュール計算オプション」の「全般」タブでクリティカル・アクティビティを「最長パス」として定義するよう指定した場合に生成されるクリティカル・パスと同じです。カレンダが複数あるプロジェクトでは、プロジェクトの計算された最新最早終了日と最早終了日が等しいアクティビティを特定し、それらのアクティビティのすべての有効接続をプロジェクト開始日にさかのぼってトラッキングすることによって、最長パスが計算されます。