XLSファイルのデータの変更およびインポート

Microsoft Excelからデータ・アイテムをインポートする場合、XLSファイルの列のヘッダーが、P6 Professionalのデータ・アイテム名と一致しなければなりません。P6 Professionalに正常にインポートするためには、アクティビティ行にアクティビティIDが含まれている必要があります。そうでない場合、ユーザーのTempディレクトリにあるログ・ファイル(PRM_XLSIMPORT.TXT)にエラー・メッセージが書き込まれます。

以下のデータ領域をクリックすると、インポートを成功させるための全般的なルールが表示されます。

全般

情報のインポートを成功させるには、各データ領域をそれぞれのシートで更新する必要があります。

インポートを成功させるには、P6 Professionalで設定されている言語を変更しないでください。たとえば、エクスポート・ファイル内のテキストが英語の場合、インポートする更新内容も英語にする必要があります。

シート名を変更すると、P6 Professionalにそのデータ領域をインポートできなくなります。

P6 Professionalのフィールド名と一致しないフィールド名の列を選択してインポートすると、その列はインポートされず、アクションがエラーとしてログ・ファイルに記録されます。フィールド名は、エクスポート・ファイルの1行目に保存されます。ワークシートの2行目に配置される各列の見出しは変更できます。

インポート・ファイルの列の順序は関連していません。ファイルの列のデータは、現在のビューで列が非表示になっていてもインポートされます。

インポート先のプロジェクトの辞書にアイテムが存在しない場合、インポートによりそのアイテムは追加されません。たとえば、アクティビティに新規コードまたはリソースの割当を行い、そのコードまたはリソースが既存のアクティビティ・コードまたはリソース辞書に存在しない場合、インポートによりそのコードまたはリソースは辞書に追加されません。これについては、インポート・ログ・ファイルに記録されます。これは、リソース、ロール、アクティビティ・コードおよびコード値、カレンダ、コスト・アカウント、WBS、リソース・コードおよびコード値に当てはまります。

EPSレベルのコード割当がプロジェクトに存在し、そのプロジェクトが当該コードが含まれていない別のEPSにインポートされる場合、当該コードおよびコード値は、プロジェクト・レベルのアクティビティ・コードに変化され、コード割当が保存されます。

WBS

アクティビティのWBSを変更した場合、そのWBSレベルがP6 Professionalに存在すれば、インポートによりアクティビティがWBSレベルに追加されます。

指定されたWBSがP6 Professionalに存在しなくても、上位WBSが存在する場合、インポートによりアクティビティが上位WBSに追加され、アクションがインポート・ログ・ファイルに記録されます。たとえば、アクティビティのWBSとしてProjectB.A.1.01を追加した場合、このノードが存在しないと、インポートによりアクティビティがProjectB.A.1に追加されます。

指定されたアクティビティのWBSがP6 Professionalに存在せず、親WBSも存在しない場合、アクティビティのインポートは成功しません。その場合、エラー・メッセージがインポート・ログ・ファイルに記録されます。

リソース/ロール割当

一意のフィールドの値を変更すると、P6 Professionalにより新しい値がプロジェクトに追加されます。たとえば、リソース割当のアクティビティIDを変更した場合、インポートにより元の割当が保持され、新しいアクティビティIDで同じ割当が重複して追加されます。

日付

Excelへの日付のエクスポートに使用される日付書式は、テキスト・フィールドです。Excelで日付フィールドを編集する際は、書式はExcelで選択された日付書式に基づきます。

インポート時に、プロジェクト計画開始日の値として計算日が使用されます。計画日は変更できません。

日付は、P6 Professional(「編集」、「ユーザー設定」、「日付」タブ)で選択された日付書式に基づいてインポートされます。

所要期間/工数

所要期間および工数の表示書式は、P6 Professionalの設定(「編集」、「ユーザー設定」、「期間単位」タブ)に基づきます。

エクスポートでは、時間書式としてサブユニットがサポートされません。「編集」、「ユーザー設定」、「期間単位」タブで、「サブユニット」チェックボックスがオフになっていることを確認してください。

P6 Professionalデータベースに接続している場合: エクスポート・ファイルでアクティビティの計画所要期間が空の場合、インポート中、既定所要期間(「管理」、「管理設定」、「全般」タブ)が使用されます。

P6 EPPMデータベースに接続している場合: エクスポート・ファイルでアクティビティの計画所要期間が空の場合、インポート中、既定所要期間(P6を使用して定義)が使用されます。

進捗率

パーセンテージの値は0から100の間にする必要があります。パーセンテージの値が0から100の間の場合、P6 Professionalはその値をパーセンテージとして認識します。たとえば、インポート・ファイルの値が5の場合、その値は5%としてインポートされます。

コスト

エクスポートされる通貨記号タイプは、「編集」、「ユーザー設定」、「通貨」タブで定義されている設定に基づきます。

注意



法律上の注意点
Copyright © 1999, 2016, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved.

最終発行 2016年5月3日