このセクションでは、StorageTek Virtual Storage Manager (VSM) GUI の概要を説明し、そのセキュリティーの一般原則について説明します。
StorageTek VSM GUI は仮想テープの制御とレポート機能をお客様に提供する Oracle のソフトウェア製品で、データセンターの仮想テープ運用を効率的かつ事前対応的にモニターおよび管理できます。
VSM GUI は Enterprise MVS Virtual Storage Manager (VSM) テープを使用するお客様をサポートします。VSM GUI はサポートされている世代の VSM 製品を使用しているお客様をサポートします。
組織のデータセンター内のお客様の Oracle VM サーバーまたは VMware サーバー上にある仮想マシンに、VSM GUI がインストールされている必要があります。サーバーへの物理アクセスは、お客様の会社のポリシーによって決定する場合があります。
VSM GUI は、お客様の内部ファイアウォールで保護されたネットワークに追加または構成する必要があります。このネットワークには、仮想テープリソースについてレポートする SMC HTTP サーバーのすべてのインスタンスへの TCP/IP アクセスが必要です。
VSM GUI アプリケーションのアクセスは、ユーザー名とパスワードの認証によって制御します。ユーザー名およびパスワード認証は、アプリケーションをユーザーの LDAP サービスに構成することで実行されます。
製品をセキュアに使うために、次の原則が重要になります。
優れたセキュリティー実践の原則の 1 つは、すべてのソフトウェアバージョンとパッチを最新に維持することです。このドキュメントでは、次のソフトウェアレベルを想定しています。
VSM GUI Release 1.0、2015 年 5 月
注記:
VSM GUI は ELS7.1 および ELS7.2 をサポートしており、最新の保守更新が適用されている必要があります。