Redwood: SCM AIエージェント

ガイド付きジャーニでAIエージェントをデプロイし、SCMの標準、規制、ポリシーに関するユーザーの質問に答えます。 ポリシー文書、規制(産業、地域、政府)、標準工程手順など、AIエージェントに対して様々な情報をアップロードできます。 ユーザーは、トランザクション・ページに埋め込まれたチャット・エクスペリエンスを介して質問し、アップロードされたこれらの文書をソースとする、ターゲットが絞り込まれた回答を得ることができます。

スクリーンショットに示すように、設計エンジニアが製造業者のオンボーディング中にAIエージェントと対話しています

例: スクリーン・ショットに示すように、設計エンジニアが製造業者のオンボーディング中にAIエージェントと対話しています

AIエージェントは次の目的でデプロイできます:

  • 対話型の質疑応答エクスペリエンスを提供します
  • ビジネス・タスクのコンテキストで回答を提供することで、タスクの完了を促進します
  • オフラインで保存された文書に埋め込まれることが多いコンテンツや、理解しにくいコンテンツに簡単にアクセスできます。

有効化のステップ

1. 「設定および保守」作業領域で、「管理者プロファイル値の管理」タスクを使用して、次のプロファイル値を「Y」に設定します:

  • VBCSプログレッシブWebアプリケーション・ユーザー・インタフェースの有効化(ORA_HCM_VBCS_PWA_ENABLED): サイト・レベルで設定します
  • Redwoodガイド付きジャーニ設定ページ使用可能(ORA_PER_GUIDED_JOURNEYS_SETUP_REDWOOD_ENABLED): サイト・レベルまたはユーザー・レベルで設定できます
  • ガイド付きジャーニのエージェント・タスク・タイプ使用可能(ORA_PER_AGENT_TASK_TYPE_GUIDED_JOURNEYS_ENABLED): サイト・レベルまたはユーザー・レベルで設定できます。

さらに、Redwoodエクスペリエンスでガイド付きジャーニを有効にする次のプロファイル・オプションが、サイト・レベルでYに設定されていることを確認します:

  • ジャーニUI使用可能(ORA_PER_JOURNEYS_ENABLED)
  • ガイド付きジャーニ使用可能(ORA_PER_GUIDED_JOURNEYS_ENABLED)

2. ホーム・ページで、「自分のクライアント・グループ」「詳細の表示」クイック処理の順にクリックします。 「ツール」セクションで、「HCMエージェントの構成」をクリックします。

3. ツールを作成します:

  1. 「ツール」タブをクリックし、「追加」をクリックします。
  2. 「新規文書ツール」ページで、「文書」セクションの「追加」をクリックして、1つ以上の文書を追加します。
  3. すべての文書を追加したら、ページ・レベルの「追加」ボタンをクリックします。
  4. 「ツール」ページで、作成したツールの「ツールの編集」をクリックします。
  5. 文書のステータスは「下書き」です。 各文書を編集して、ステータスを「公開準備完了」に変更します。

4. 「エージェント文書の処理」スケジュール済プロセスを送信して、ドキュメントを取込みます:

  1. 「スケジュール済プロセス」作業領域で、「新規プロセスのスケジュール」をクリックして「エージェント文書の処理」プロセスを実行します。
  2. ホーム・ページで、「自分のクライアント・グループ」「詳細の表示」クイック処理の順にクリックします。 「ツール」セクションで、「HCMエージェントの構成」をクリックします。
  3. 「ツール」タブをクリックし、ツールを編集します。
  4. 文書のステータスが「公開済」に変更されていることを確認します。 「取消」をクリックします。

5. エージェントを作成してツールにバインドします:

  1. 「エージェント」タブをクリックし、「追加」をクリックします。
  2. 「新規エージェント」ページで、「ツール」セクションの「追加」をクリックします。
  3. ツールを選択し、「保存」をクリックします。
  4. ページレベルの「追加」ボタンをクリックします。

6. ガイド付きジャーニを作成します:

  1. 「設定および保守」作業領域で、「ガイド付きジャーニ」タスクに移動します。
  • オファリング: 任意のSCMまたは調達オファリング
  • 機能領域: アプリケーション拡張
  • タスク: ガイド付きジャーニ
  1. 「作成」をクリックします。
  2. 作成方法を選択します。 新規ジャーニの場合は、コードを生成する名前を入力します。
  3. 後で使用するためにコードを書き留めます。
  4. 「ドラフトの作成」をクリックします。
  5. 「タスク」セクションで「追加」をクリックします。
  6. 「タスク・タイプ」に「エージェント」を選択し、「構成」に以前に作成したエージェントを選択します。
  7. 「保存」をクリックしてから、「アクティブ化」をクリックします。

7. ガイド付きジャーニをページに埋め込みます:

  1. エージェントを追加するページに移動します。
  2. 「設定およびアクション」メニューで、「Visual Builder Studioでページを編集」を選択します。
  3. 既存のプロジェクトを作成または選択し、Expressモードであることを確認します。
  4. 「ページ・プロパティ」パネルで、ページ・レベルのジャーニ・コード・フィールドにガイド付きジャーニ・コードを入力します。
  5. 「設計」から「ライブ」ビューに切り替えて、エージェントとの対話をテストします。
  6. 「公開」をクリックします。

ヒントと考慮事項

AIエージェント設定では、ビジネス・ユース・ケースに対応するエージェントを定義および構成できます。 次に、ビジネスで有効にできるユース・ケースの例を示します。

エージェント名 摘要 ナビゲーション
調達ポリシー・アドバイザ 従業員が調達ポリシーにシームレスにアクセスできるため、製品やサービスに関する質問をしながら、業務遂行に必要なものをオーダーできるようになります。 「調達」 > 「購買依頼(新規)」
サステナビリティ・ポリシー・アドバイザ  社内サステナビリティ・ポリシー(目標、データ・ソース、計算方法など)またはアップロードされた文書に基づく公開サステナビリティ・ガイドラインに関するガイダンスを提供します。

「サステナビリティ」 > 「サステナビリティ・アクティビティ」

保守アドバイザ 追加のガイダンスを提供し、ユーザー・マニュアル、保守ハンドブックおよびその他の標準文書から情報を取得して、組織内の資産の解決と修復を迅速化します。 「自分の保守作業」 > 作業のプレビュー
顧客サービス担当アドバイザ オーダー問合せを処理するために、ポリシー文書に基づく貴重なインサイトと推奨事項を提供することで、組織が顧客満足度を高めることができるようにします。 「オーダー管理」 > 「販売オーダー」
工程手順アドバイザ 製造プロセス中にオペレータ、監督者および製造エンジニアが工程手順を参照できるようにします。 「作業定義」 > 「作業定義の管理」
製造業者オンボーディング・アドバイザ コンポーネントの選択と製品の承認済製造業者リストへの追加の前に、製造業者とそのリスクを調査します。 「製品開発」 > 「製造業者の編集」
品質検査アドバイザ

検査プラン作成時のサンプリング標準の参照を支援し、標準文書に基づいて特定のサンプリング・シナリオの関連情報を取得します。

「品質管理」 > 「検査プラン」

主なリソース

アクセス要件

「HCMエージェントの構成」クイック処理にアクセスするには、次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられている必要があります:

権限名 コード 摘要
インテリジェント・エージェントの管理 HRC_MANAGE_AI_AGENT_PRIV インテリジェント・エージェント、ツールおよび文書の管理を許可します。

その権限を含むジョブ・ロールが割り当てられているが、ホーム・ページに「自分のクライアント・グループ」グループが表示されない場合は、次の場所からエージェント・ページに直接アクセスできます:

https://<your environment URL>/fscmUI/redwood/human-resources/gen-ai/launch

ガイド付きジャーニでエージェントと対話するには、次の権限を含む構成済ジョブ・ロールがユーザーに割り当てられている必要があります:

権限名 コード 摘要
インテリジェント・エージェント・チャットへのアクセス HRC_ACCESS_AI_AGENT_CHAT_PRIV インテリジェント・エージェントのチャット・コンポーネントへのアクセスを許可します。

ユーザーには、ガイド付きジャーニが埋め込まれているページへのアクセスを許可する構成済ジョブ・ロールも割り当てられている必要があります。