SFTP、ファイル・エクスポートまたはEメール経由で送信されるB2Bメッセージのファイル名パターンの作成
コラボレーション・メッセージのExtensible Style Sheet Language (XSL)ファイルを変更することで、アウトバウンド・メッセージに独自のファイル名パターンを指定できます。
すべてのアウトバウンド・コラボレーション・メッセージについて、XSLのprocessing configurationセクションに新しい要素OutputTransformationFileNameが追加されました。 名前を指定すると、関連付けられたアウトバウンドB2Bメッセージに対してシステム生成のファイル名ではなく、その名前がコラボレーション・メッセージングで使用されます。 次の配信方法タイプで、このファイル名機能を使用できます:
- SFTP
- ファイル・エクスポート
- Eメール
この機能を使用すると、組織のファイル命名規則に準拠したB2Bメッセージを生成できます。
有効化のステップ
この新機能を使用するには、概要レベルで次を実行する必要があります。
- ファイル名を生成するメッセージのXSLをダウンロードします。
- 独自のファイル名パターンを組み込むようにXSLを変更します。
- 事前定義済のXSLを変更済のXSLに置き換えます。
- 新しいメッセージ定義を使用するようにアウトバウンド・コラボレーション・メッセージを更新します。
XSLのダウンロード
- 「タスク」パネル・タブで「コラボレーション・メッセージ定義の管理」を選択し、ユーザー定義のファイル名パターンを追加するメッセージ定義を検索します。
- メッセージ定義を選択します。 「処理」 > 「変換パッケージのエクスポート」をクリックします。
- 変換パッケージを保存します。
- XSLフォルダからXSLファイルを抽出します。
独自のファイル名パターンを組み込むためのXSLの変更
XSLエディタを使用して、ProcessingConfigurationにセクションを追加して、OutputTransformationFileName要素の値を設定します。 たとえば、次のOutputTransformationFileName要素を参照してください(NewFileNameは値です)。
<cmk:ProcessingConfiguration>
<cmk:OutputTransformationFileName>
<xsl:value-of select=”’NewFileName’”/>
</cmk:OutputTransformationFileName>
</cmk:ProcessingConfiguration>
事前定義済のXSLを変更済のXSLに置換
- 元のメッセージ定義を複製し、変更済のXSLをアップロードすることで、既存のXSLファイルを変更済のXSLに置き換えることができます。
- 「タスク」パネル・タブで「コラボレーション・メッセージ定義の管理」を選択し、元のメッセージ定義を選択します。 「処理」 > 「コラボレーション・メッセージの複製」をクリックします。
- 「コラボレーション・メッセージの複製」ダイアログで、名前を追加し、変更済のXSLファイルを選択します。
コラボレーション・メッセージの複製
- 「タスク」パネルから「B2B取引先の管理」または「コラボレーション・メッセージング・サービス・プロバイダの管理」を選択します。
- 取引先またはサービス・プロバイダを選択し、「アウトバウンド・コラボレーション・メッセージ」タブをクリックします。 既存のメッセージ定義を置換するには、ステータスを「非アクティブ」に設定し、新しいメッセージ定義を選択します。
- 新しいメッセージ定義を選択したら、ステータスを「アクティブ」に設定します。
ヒントおよび考慮事項
XSL生成ファイル名に対して次の検証が実行されます:
- ファイル名は英数字にするか、ダッシュ'-'またはアンダースコア'_'の特殊文字を含める必要があります。 2つの特殊文字を隣に置くことはできません。
- ファイル名の先頭または末尾のスペースは、処理中に削除されます。
- ファイル名は100文字を超えることはできません。
- ファイル名の末尾に特殊文字は使用できません。
主なリソース
- Oracle Help CenterでOracle Fusion Cloud SCMのB2Bメッセージングの構成と管理ガイドを参照してください。
アクセス要件
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- B2B取引先の管理(CMK_B2B_TRADING_PARTNERS_PRIV)
- サービス・プロバイダの管理(CMK_MANAGE_SERVICE_PROVIDER_PRIV)
- コラボレーション・メッセージの管理(CMK_MANAGE_COLLAB_MESSAGE_PRIV)
これらの権限は、この更新の前から使用可能でした。