スキル・ライブラリ・エンリッチメント・アドバイザ・プロセスの拡張機能

スキル・ライブラリ・エンリッチメント・アドバイザを構成して、スキルを自動的に承認したり、手動でレビューするスキルを確度スコアに基づいて設定できるようになりました。 また、AIスキル提示を追加するスキル項目カタログを選択できます。

このプロセスを実行すると、Oracle AIが既存のスキル・ライブラリを読み取り、組織のスキルおよび資格の要件を理解して、これらの要件の分析に基づいて新しいスキルを提示します。 各スキル提示には、組織に対するスキルの関連性に基づいて確度スコアが割り当てられます。

この値以上のスコアを受け取るスキルを、指定したスキル項目カタログに自動的にレビューなしで追加できる、確度スコアのしきい値を設定できます。 この値を上回るが、承認スコア値未満のすべてのスキルを「レビューが必要」ステータスでスキル項目カタログに追加できる、確度スコアのしきい値を設定することもできます。 このステータスのスキルはカタログ管理者にのみ表示され、管理者がMicrosoft Excelまたはカタログ管理でこれらの項目をレビューできます。 スコアが「レビューが必要」しきい値のレベル未満のスキルは、どのレビューにも追加されません。

このプロセスの実行時に、次の構成オプションを使用できるようになりました:

  • スキルの自動承認用および手動レビュー用の確度スコアのしきい値を指定します。
  • AIスキル提示を追加するスキル項目カタログを指定します。

このプロセスを構成および実行するには:

  1. 「自分のクライアント・グループ」 > 「学習」ページで、「アドバイザ・プロセス」をクリックします。
  2. 「追加」メニューから、「スキル・ライブラリ・エンリッチメント」を選択します。
  3. プロセスの名前と説明を入力します。
  4. レビュー用および自動承認用のスキルをフィルタするための確度スコア値を指定します。 確度スコア値を指定しない場合は、すべてのスキル提示を手動でレビューする必要があります。
  5. 「デフォルト・コンテンツ・アイテム値セット」フィールドで、スキル提示を追加するスキル項目カタログを選択します。
  6. 「適用」をクリックします。
  7. プロセスを選択して、「プロセスの実行」をクリックします。
  8. プロセスが完了したら、「ダウンロードおよび更新」をクリックします。 こうすると、Oracle AIによってスキル提示が追加されたMicrosoft Excelワークブックがダウンロードされます。

スキル・ライブラリ・エンリッチメント・プロセス

スキル・ライブラリ・エンリッチメント・プロセス

Microsoft Excelワークブックをレビューし、スキルをスキル項目カタログにアップロードするには:

  1. 追加または削除するスキルをレビューし、「キュレーション・ステータス」列の承認ステータスを適宜変更します。
  2. 「項目カタログ名」列で別のカタログを選択することもできます。
  3. Microsoft Excelプラグインの「Oracle Visual Builder」タブで、「変更のアップロード」をクリックします。

スキルがスキル項目カタログに追加されたかを確認するには:

  1. 「自分のクライアント・グループ」 > 「プロファイル」ページで、「項目カタログ」をクリックします。
  2. スキル項目カタログの横にある処理メニュー(3つのドットとして表示)から、「コンテンツ項目の表示および編集」を選択します。 自動承認されたスキルおよび手動で承認されたスキルが表示されます。

この新しいプロセスは、Oracle AIのパワーを活用して、ビジネス・ニーズに応じてスキル・ライブラリを充実させ、スキル提示のキュレーションの柔軟性を高めます。

有効化のステップ

このプロセスを実行するための前提条件ステップは次のとおりです:

  1. スキル項目カタログを作成します:
    1. 「自分のクライアント・グループ」 > 「プロファイル」ページで、「項目カタログ」をクリックします。
    2. テンプレート・タイプが「スキル」の項目カタログを作成し、アクティブに設定します。
  2. スキル項目カタログを「スキル・センター」コンテンツ・セクションに関連付けます:
    1. 「自分のクライアント・グループ」 > 「プロファイル」ページで、「プロファイル・タイプ」をクリックします。
    2. 「個人」プロファイル・タイプを編集します。
    3. 「コンテンツ・セクション」領域で、「スキル・センター」を編集します。
    4. 「コンテンツ・セクション・プロパティ」領域で、スキル項目値セットを編集します。
    5. 「値セット名」リストから、ステップ1で作成したスキル項目カタログを選択し、変更を適用します。

ノート: 「ナビゲータ」 > 「ツール」からデスクトップ統合インストーラ・ツールをダウンロードしてインストールしないと、Excelワークブックを確認できません。

主なリソース

コンテンツ・セクションおよびスキル・カタログの詳細は、Oracle Help CenterのHCM共通機能の使用ガイドの次のトピックを参照してください:

アクセス要件

このプロセスを表示するには、機能セキュリティ権限WLF_MANAGE_BULK_SKILLS_LIBRARY_ENRICHMENTを管理者が持っている必要があります。