キャリア・ロール詳細ページの拡張

関心のあるキャリア・ロールの準備や、そのロール内のジョブへの応募に役立つ統合情報を、従業員が表示できるようになりました。そのキャリア・ロールに必要なスキルおよび機能コンピテンシ、スキルアップに役立つ学習リソースおよびキャリア・アンバサダ、そのロールにオープン・ジョブがある場合はそれらも表示できます。

これらの詳細を表示するには、「成長」の「関心のあるキャリア」リンクをクリックします。こうすると、機会マーケットプレイス・アプリケーションに移動し、デフォルトで「キャリア・ロール」フィルタが適用された「検討」タブが表示され、そこからキャリア・ロールを検索できます。

キャリア・ロールのリスト

キャリア・ロールをクリックすると、次の詳細を表示できます:

キャリアのステップアップ・パス(ロールに対して定義されている場合)。
ジョブ摘要。
ロールに必要なスキル。色分けされたインジケータとともに、所有しているスキルが最初にリストされ、まだ達成していないスキルがその後に表示されます。
このロールに必須および望ましい、言語、教育資格、実績、免許および資格などの機能コンピテンシ。これらのコンピテンシをまだ取得していない場合は、目標プランに目標として追加するオプションが表示されます。
「追加情報」セクションには、出張、勤務時間などの勤務要件が表示されます。
学習提示およびキャリア・アンバサダは、そのロールに必要なスキルと資格のギャップを埋めるのに役立ちます。そのロールで使用可能な学習リソースまたはキャリア・アンバサダがない場合、このセクションは空になります。

ノート: そのロールのジョブ・プロファイルまたはポジション・プロファイルに、前述のセクションが定義されていない場合は、それらが表示されない場合があります。

キャリア・ロールの詳細

キャリア・ロールのオープン・ジョブが「ジョブ」タブに表示されます。有効なジョブがない場合、このタブは空になりますが、引き続きタブが表示されるので、このロールに有効なジョブが現在存在しないことがわかります。オープン・ジョブの数が12を超えた場合は、「すべてのジョブの表示」リンクをクリックすると、残りのジョブを表示できます。こうすると、「検討」タブに移動し、そこからジョブを検索できます。

この機能改善により、従業員の内部異動のエクスペリエンスがスムーズになります。これにより、従業員がキャリア・ロールの要件を理解し、リソースにアクセスしてロールのギャップを埋めて、オープン・ジョブを表示して応募しやすくなります。

有効化のステップ

キャリア・ロールのリストおよび詳細ページを表示するには、キャリアの管理(HRG_MANAGE_CAREER_DETAILS_PRIV)機能セキュリティ権限が従業員に必要です。シード済従業員ロールには、すでにこれが追加されています。

キャリア・ロールがリスト・ページに表示されるようにするには、次の前提条件ステップを実行します:

キャリア・ロールのポジション・プロファイルまたはジョブ・プロファイルを(「自分のクライアント・グループ」 > 「プロファイル」から)定義し、それぞれのポジションまたはジョブに関連付けます。
スケジュール済プロセス「Oracle Search収集のためにキャリア・ロールを処理」が実行されていることを確認します。

「ジョブ」タブを表示するには:

従業員には、内部候補者エクスペリエンスへのアクセス(IRC_ACCESS_INTERNAL_CANDIDATE_EXPERIENCE_PRIV)機能セキュリティ権限が必要です。
プロファイル・オプションORA_HCM_OPP_MARKET_PLACE_CAREER_ROLESを、サイト・レベルで「Y」に設定してください。

「ロールのギャップを埋めるのに役立つリソース」セクションに、学習アイテムおよびキャリア・アンバサダを表示するには:

ORA_WLF_REST_SERVICE_ACCESS_LEARNING_CATALOG_LOV権限によって保護されている学習アイテムを表示するためのアクセス権を従業員が持っている必要があります。
関心のあるキャリアと同じロールを持つ従業員が、コネクションでキャリア・アンバサダとして自分を登録している必要があります。また、プロファイル・オプションORA_HRD_CAREER_AMBASSADORS_ENABLEDを「Y」に設定して、キャリア・アンバサダ機能を有効にする必要があります。

主なリソース

詳細は、Oracle Help Centerで次のトピックを参照してください:

キャリア・ロールの詳細は、次の24D新機能を参照してください:

キャリア・ロールの参照と表示
機会マーケットプレイスの「キャリア・ロール」ページの拡張