CLIを使用したパッケージの作成および移行
Oracle CPQ開発者ツールキットでは、管理者および開発者がCPQ技術アーティファクトを管理できます。この開発者ツールキットでは、コマンドライン・インタフェース(CLI)とオープンREST APIを組み合せて、お客様が自分のCPQサイトと通信できるようにしています。このクライアント側ツールによって、管理者のBMLコードに対する作業方法を変えることができます。詳細は、Oracle CPQ開発者ツールキットを参照してください。
Oracle CPQ 24D以降では、開発者ツールキットのCLIを使用してパッケージを作成、リスト、ダウンロードおよび移行することもできます。開発者ツールキットのコマンドを使用して、お客様がタスクを自動化できます。これにより、Oracle CPQのユーザー・インタフェースを使用して移行タスクを実行した場合にかかる時間を短縮できます。CPQ開発者ツールキットのCLIでは、次のCLIコマンドおよび移行アクティビティがサポートされています。
CPQツールキット・サイト(cpq-toolkit site)
- サイトを登録し、指定した名前およびホストでOAuthプロパティを構成します。
- 指定したホストと名前で既存のサイト・プロパティ・ファイルを上書きします。指定した名前のサイトが存在しない場合は、新しいサイトを登録します。
- サイトを登録解除し、指定したサイトのOAuthプロパティ・ファイルを削除します。
- すべての登録済サイトをリストします。
CPQツールキット・パッケージ(cpq-toolkit package)
- 指定した名前とペイロード定義でパッケージを特定のサイトに作成します。
- 指定した識別子のパッケージをzipファイルとしてダウンロードします。
- 特定のサイトのすべてのパッケージをリストします。
CPQツールキットの移行(cpq-toolkit migration)
- ソースサイト上の特定の識別子のパッケージをターゲットサイトに移行します。
- 指定したパッケージをターゲットサイトに移行します。
- ソース・サイト上のファイルに指定したリソースをターゲット・サイトに移行します。
有効化のステップ
新しいCLIコマンドの詳細は、Oracle CPQ管理オンライン・ヘルプの開発者ツールキットのCLIの使用を参照してください。
ヒントと考慮事項
- 新しいCLIコマンドは、CPQ開発者ツールキットのバージョン24.4.0で使用できます。
- CPQ開発者ツールキット・パッケージおよび移行コマンドでは、CPQ移行REST APIを利用して、パッケージおよびリソースを作成、ダウンロードおよび移行します。移行REST APIと同じアクセス制御が使用されます。
- CPQ開発者ツールキット・パッケージおよび移行コマンドは、サイトのデプロイ済データを使用して移行タスクを実行します。