スキル・カタログを翻訳するための新しいAIエージェント
スキル・ライブラリ翻訳と呼ばれる新しいエージェントを使用して、任意のカスタム・スキル・ライブラリのスキルをOracle HCMアプリケーションでサポートされている任意の言語に翻訳できるようになりました。 このエージェントは、外部翻訳プロバイダを使用して、スキル・カタログに存在するスキルを翻訳します。
このエージェントを実行するための前提条件は、Google翻訳を外部翻訳プロバイダとして構成することです。
このスキル翻訳用のエージェントを設定する方法を次に示します:
- 「自分のクライアント・グループ」>「学習および開発」ページで、「スキル・ライブラリ翻訳」をクリックします。 「自分のクライアント・グループ」>「タレント」>「HCMエージェント」タスクを使用することもできます。
- 「追加」メニューから、「スキル・ライブラリ翻訳」を選択します。
- このプロセスの摘要と名前を入力します。
- 「スキル項目カタログ」から、翻訳するスキル・カタログを選択します。
ノート: Oracle Dynamic Skillsシード・ライブラリは翻訳できません。
- Google翻訳プロバイダおよびそのプロバイダに構成したアカウント名を選択します。
- スキルの翻訳先の言語(訳語の言語)を1つ以上選択します。
ノート: 選択可能な言語は、Oracle HCMアプリケーションにインストールされている言語パックによって異なります。
- 「適用」をクリックします。
スキル・ライブラリ翻訳エージェントの構成
- 「学習および開発エージェント」ページで、プロセスを選択し、「エージェントの実行」をクリックします。
- プロセスが完了したら、「ダウンロードおよび更新」をクリックします。 これによりMicrosoft Excelワークブックがダウンロードされ、このワークブックで翻訳をレビューし、必要に応じて変更できます。
ノート: 「ナビゲータ」 > 「ツール」からデスクトップ統合インストーラ・ツールをダウンロードしてインストールしないと、Excelワークブックをレビューできません。
Microsoft Excelワークブックで、スキル・タイトル、摘要および概略が翻訳されていることがわかります。 スキルに既存の翻訳がすでにある場合は、「前」列と「提示済」列に古い翻訳と提示された新しい翻訳が表示されます。
ダウンロードされたシート内の翻訳
Excelシートの行数が5000行を超える場合は、最初の5000行が表示されます。 これらの行をレビューし、「Oracle Visual Builder」タブの「Upload Changes」をクリックすると、次の5000行が表示されます。
この機能を使用して、スキルとその摘要を異なる言語に翻訳します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
Google翻訳プロバイダの設定の詳細は、Oracle Help CenterのGoogle翻訳の設定のトピックを参照してください。
アクセス要件
このエージェントを実行するには、HCMアプリケーション管理者ロールにスキル・ライブラリ翻訳エージェントの管理(WLF_MANAGE_SKILLS_LIBRARY_TRANSLATION_AGENT)の機能セキュリティ権限が必要です。
学習および開発用の外部プロバイダの構成(WLF_CONFIGURE_EXTERNAL_PROVIDERS_FOR_LEARNING_AND_DEVELOPMENT)という新しい機能セキュリティ権限が、HCMアプリケーション管理者ロールに付与されます。 この権限を使用して、「自分のクライアント・グループ」>「学習および開発」の下の「外部プロバイダの構成」ページにアクセスし、翻訳サービス・プロバイダを設定できます。