新規個人ページのRedwoodエクスペリエンス

Redwoodツールセットを使用して開発された「従業員の採用」、「派遣就業者の追加」、「処理待ち就業者の追加」および「非就業者の追加」ページを含む新しい「個人の追加」ページでユーザー・エクスペリエンスを充実させます。 これらのページはVisual Builder Studio (VBS)を使用して新たに構築され、Oracleアプリケーション固有の体験ができます。 

従業員の採用

Redwoodテーマで新しい「従業員の採用」フローを使用できるようになりました。 この新しいフローは、複雑なプロセスをシーケンシャルなステップに分割し、エクスペリエンス全体をシームレスにしたガイド付きプロセスです。 また、採用プロセス全体をガイドするガイド付きジャーニを追加し、各ステップをジャーニのタスクとして追加することもできます。    

「自分のクライアント・グループ」および「自分のチーム」タブの「クイック処理」ペインから「従業員の採用」Redwoodページにナビゲートできます。 すべての「個人の追加」ページの最初のステップは、フローのカスタマイズに役立つ「含める情報」ページです。 含める必要がある可能性があるすべての属性を、ステップとしてこのページに追加できます。 従業員を採用するための必須属性が、ガイド付きフローのステップとしてすでに追加されているので、採用する個人の詳細をこのステップで選択して追加すれば、ガイド付きプロセスのステップとして追加されます。 この画像は、「従業員の採用」ガイド付きプロセスで追加できるすべての属性を示しています。

「従業員の採用」の「含める情報」セクション

採用する従業員に対して選択したポジションに応じて、「ポジションの上書き」ステップでポジションの上書き属性を定義できます。

派遣就業者の追加

派遣就業者を追加するプロセスも、Redwoodテーマで再設計されています。 「自分のクライアント・グループ」および「自分のチーム」タブの「クイック処理」ペインから「派遣就業者の追加」Redwoodページにナビゲートできます。 「従業員の採用」フローのすべての属性を、「派遣就業者の追加」フローでも使用できます。    

処理待ち就業者の追加

ガイド付きプロセス・フローでRedwoodテーマの「処理待ち就業者の追加」ページを使用できるようになりました。 「自分のクライアント・グループ」および「自分のチーム」タブの「クイック処理」ペインから、または「処理待ち就業者」ページの「追加」ボタンをクリックして、「派遣就業者の追加」Redwoodページにナビゲートできます。 「従業員の採用」フローのすべての属性を、「派遣就業者の追加」フローでも使用できます。

非就業者の追加

ガイド付きプロセス・フローでRedwoodテーマの「非就業者の追加」ページを使用できるようになりました。 「自分のクライアント・グループ」および「自分のチーム」タブの「クイック処理」ペインから「非就業者の追加」Redwoodページにナビゲートできます。 「従業員の採用」フローのすべての属性を、「非就業者の追加」フローでも使用できます。

4つのフローすべてで、個人を再雇用する場合に、「重複個人のチェック」ページで、その個人を再雇用することが退職時に推奨されていたかどうかを確認できるようになりました。 また、再雇用の理由を入力することもできます。

これらの新しいページでは、クリック数が減り、パフォーマンスが向上します。 この新しいページおよびフローを使用すると、アプリケーション全体の一体感が高まります。

有効化のステップ

Redwoodの個人ページを使用するには、サイト・レベルで次のプロファイル・オプションを有効にする必要があります。 デフォルトでは、これらはすべて無効になっています。 

Redwood新規個人ページを使用可能にするプロファイル・オプション

プロファイル・オプション

プロファイル値

ORA_PER_HIRE_AN_EMPLOYEE_REDWOOD_ENABLED

Y

ORA_PER_ADD_CWK_REDWOOD_ENABLED

Y

ORA_PER_ADD_NWK_REDWOOD_ENABLED

Y

ORA_PER_ADD_PWK_REDWOOD_ENABLED

Y

プロファイル・オプションを有効化するには、「設定および保守」作業領域にナビゲートします:

  1. 「管理者プロファイル値の管理」タスクを検索してクリックします。
  2. 表にリストされている各プロファイル・オプションを検索して選択します。
  3. 「レベル」として「サイト」を選択します。
  4. 「プロファイル値」フィールドに「Y」と入力します。
  5. 「保存してクローズ」をクリックします。

ヒントおよび考慮事項

  • 新しい「個人の追加」ページでは、ガイド付きジャーニを使用できます。
  • Visual Builder Studio (VBS)を使用して、Redwoodページをパーソナライズできます。
  • 既存のADFページをすでにパーソナライズしている場合は、Redwoodで再度パーソナライズする必要があります。
  • すべての「個人の追加」ページでフレックスフィールドを構成する場合は、次の点に注意してください:
    • 「アサイメント」セクションの「Peopleグループ」フィールドと「デフォルト費用勘定」フィールドでは、キー・フレックスフィールド(KFF)をまだ使用できません。
    • ポジション付加フレックスフィールドをアサイメント付加フレックスフィールドにマップし、マッピングを雇用主に割り当てる際に、「時期および事由」ステップで雇用主を選択しても、対応する同期済フレックスフィールドが「アサイメント」セクションで編集不可になりません。
  • 値リストから値を選択すると、セクション全体がリフレッシュされますが、選択した値は保持されます。
  • 既存のADFページとは異なり、雇用関係を作成する際に、契約セクションがオプションに設定されます。
  • すべての「個人の追加」フローに対して、将来のリリースで次の機能が実装されます:
    • ジョブ、事業所、部門、等級、雇用主およびビジネス・ユニットのワーク・ストラクチャ値リストのその他属性。
    • すべての値リストに対する有効日に基づくデータの検証。
    • 有効な等級プロファイル・オプションの強制による、指定した等級の追加。
    • 等級に基づく等級ステップの導出。
    • 等級ラダーおよびステップ値のフィルタリング。
    • 直接の部下の追加。 現在のところ、「直属の管理」ページを使用する必要があります。
    • 拡張可能フレックスフィールド(EFF)のパラメータ。
    • 追加アサイメント情報の複数行拡張可能フレックスフィールド(EFF)に対する一意キーの検証。
    • オートコンプリートを使用したデフォルト設定および検証。
  • 「送信」ボタンは、プロセス内のすべての必須セクションにナビゲートした場合にのみ有効になります。 ただし、必須セクションにナビゲートしないと、警告またはエラー・メッセージは表示されません。
  • 保存および一時保存のオプションは使用できません。
  • 「重複個人のチェック」ページは、定数およびビジネス・ルールを使用してパーソナライズできます。 詳細は、Visual Builder Studioを使用したHCM Redwoodアプリケーションの拡張ガイドを参照してください。
  • 新しい「処理待ち就業者の追加」フローでは、「自動変換に含める」オプションがトグル・ボタンに変更されて、雇用関係情報ステップで使用できます。 レスポンシブ・ページでは、「雇用詳細」セクションでこのフィールドを使用できます。
  • 承認を有効にした場合、個人番号を生成する「最終保存時に自動」メソッドは、制限のために予想どおりに機能しません。 個人番号を生成するには、「発行前に自動」を使用することをお薦めします。

主なリソース

詳細は、Oracle Help Centerで次のリソースを参照してください。

アプリケーション全体で再作成されたページのすべてのプロファイル・オプションのリストは、My Oracle Supportの次のドキュメントを参照してください:

  • HCM Redwood Pages with Profile Options - MOSドキュメント - 2922407.1

HCMでのRedwoodページの拡張の詳細は、Oracle Help Centerのこの機能のお知らせおよびユーザーズ・ガイドを参照してください。

アクセス要件

  • 新しい「個人の追加」ページへのアクセスは、「個人の追加」レスポンシブ・ページへのアクセスを制御するのと同じセキュリティ権限を使用して制御されます。 既存のセキュリティ権限の詳細は、Oracle Help CenterのHCMのセキュリティ・リファレンス・ガイドを参照してください。
  • カスタム・ロールを使用している場合、「給与」セクションの値リストにアクセスするには、次の集計権限をロールに追加する必要があります:
    • RESTサービスの使用 - 給与値リスト(ORA_PAY_REST_SERVICE_ACCESS_PAYROLL_LOV)
    • RESTサービスの使用 - 給与参照データ値リスト(ORA_PAY_REST_SERVICE_ACCESS_PAYROLL_REFERENCE_DATA_LOVS) 
    • RESTサービスの使用 - 給与法的組織値リスト(ORA_PAY_REST_SERVICE_ACCESS_PAYROLL_LEGAL_ORGANIZATION_LOVS)