Redwood: 新規ユーザー経験を使用した原価組織の作成および編集

原価組織を使用する目的は、Oracle Cost Managementのための原価会計ポリシー、データのデフォルト、およびユーザー・セキュリティ・ポリシーを設定することです。 1つの原価組織が複数の物理的所在地または在庫組織にまたがることができます。 Redwoodページを使用して、原価組織を作成、更新および検索できるようになりました。

「原価組織」ページには、デフォルトではすべての原価組織が最終更新日の降順でソートされて表示されます。 原価組織を検索し、結果を要件に基づいてフィルタできます。 使用可能なフィルタは次のとおりです:

  • 原価組織コード
  • 法的エンティティ名
  • ステータス

既存の原価組織の名前を、編集ボタンをクリックして変更できます。 原価組織設定フローの全体像を表す、「原価台帳」や「原価組織関係」などの原価組織に関連するページを簡単にナビゲートできます。
図1: 原価組織の設定ページ

原価組織の設定ページ

新しい原価組織の作成

新しい原価組織を作成するには、「追加」(+)ボタンをクリックします。 ウィンドウをクローズすることなく、複数の原価組織をすばやく作成できます。 1つの原価組織の詳細を入力した後に「作成して次へ」をクリックして後続の原価組織の定義に簡単に進むことができます。

図2: 新しい原価組織の作成

新しい原価組織の作成

既存の組織の選択

原価組織を作成するときに、既存の組織を選択して法的エンティティを関連付けることができます。

図3: 既存組織の選択

既存組織の選択

この機能には、次のような利点があります:

  • 新しい原価組織をすばやく作成できるため、原価組織定義プロセスの時間を短縮できます。
  • キーワード検索または関連するフィルタを使用して、原価組織を検索して編集することができます。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ヒントおよび考慮事項

  • 「設定および保守」作業領域では、この更新でRedwoodバージョンの「原価組織」ページがデフォルトで使用可能になりますが、既存のバージョンの「原価組織の管理」ページは引き続き製造およびサプライ・チェーン資材管理オファリングで使用可能です。 既存のバージョンのページは、今後の更新でアプリケーションから削除されるため、できるだけ早くRedwoodバージョンのページに移行してください。
  • ガイド付きジャーニ・タスクを使用して、原価組織のコンテキストにおけるチュートリアル、会社ポリシーおよびベスト・プラクティスなどのガイダンスを提供できます。
  • 新しい原価組織を作成することも、既存の在庫組織を原価組織として指定することもできます。
  • 原価組織の開始日によって、トランザクションの処理が開始する日が決まります。 在庫組織と原価組織との関係が開始する日は、この日と同じかそれよりも後になることに注意してください。

主なリソース

  • Oracle Fusion Cloud SCM: 製造およびサプライ・チェーン資材管理の実装ガイド(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
  • Oracle Fusion Cloud SCM: 原価管理の使用ガイド(Oracle Help Centerからアクセスできます)。

アクセス要件

次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。

  • 原価組織の管理(CST_MANAGE_COST_ORGANIZATION)
  • Webサービスによる原価組織の管理(CST_MANAGE_COST_ORGANIZATION_WEB_SERVICE)