候補者選択プロセスの状態のクイック移動の定義

管理者は、クイック移動先が設定されている候補者選択プロセスの状態を構成して、この状態から想定される移動先を定義できます。

クイック移動の移動先を定義する際には、有効なフェーズおよび状態のみを選択できます。 これには、次のような意味があります:

  • 現在のフェーズの任意の非終端状態。
  • 今後のフェーズの任意の非終端状態。
    • 必須フェーズをバイパスすることを意味する場合でも、今後のフェーズの状態を選択できます。 このような構成では、必須フェーズをバイパスできない採用ユーザーはクイック移動処理を使用できません。
  • オファー・フェーズの最初の状態(オファー - 作成予定)

クイック移動機能は、次の状態では使用できません:

  • すべてのフェーズの終端状態:
    • 候補者により取下げ済
    • 雇用主により否認済
  • オファー・フェーズの一部の状態:
    • オファー - 作成予定
    • オファー - 下書き
    • オファー - 承認待ち
    • オファー - 承認否認済
    • オファー - 承認済
    • オファー - 提示済
  • HRフェーズのすべての状態

候補者選択プロセスのクイック移動の構成は、候補者選択プロセスの状態(下書き、アクティブ、非アクティブ)に関係なく変更できます。

この新機能により、ジョブ応募の移動先として、次に想定されているフェーズおよび状態を見つけられるように採用ユーザーがガイドされます。 これにより、これらのフェーズおよび状態にジョブ応募をすばやく移動できるようにもなります。

有効化のステップ

候補者選択プロセスごとに、ジョブ応募で使用するクイック移動を構成できます。

状態にクイック移動先が構成されていない場合は、次のアクティブ状態へのクイック移動とみなされ、コメントは要求されません。 次のアクティブ状態とは、フェーズに構成された状態の順序における次のアクティブ状態です。 「雇用主により否認済」および「候補者により取下げ済」状態は、これから除外されます。 ジョブ応募がすでにフェーズの最後のアクティブ状態である場合、次のフェーズの最初のアクティブ状態が次のアクティブ状態とみなされます。

  1. 「設定と保守」作業領域で、次の場所に移動します。
    • オファリング: 採用および候補者エクスペリエンス
    • 機能領域: 候補者ジョブ応募
    • タスク: 候補者選択プロセス構成
  2. 「候補者選択プロセス構成」ページで、プロセスを作成するか、既存のプロセスを選択します。
  3. フェーズをクリックします。
  4. フェーズの状態セクションで、「クイック移動」メニューをクリックし、「宛先の定義」を選択します。
  5. 「クイック移動」ページで、候補者の移動先のフェーズおよび状態を選択します。
    • 宛先を定義したが、フェーズと状態を空のままにした場合: その宛先が、次のアクティブ状態とみなされます。 採用ユーザーのコメントが要求されるかどうかは、コメント構成によって異なります。 これは、ジョブ応募を次のアクティブ状態に移動する必要があり、ユーザーからのコメントを要求する場合に使用できます。
  6. コメントを要求する必要があるかどうかを指定できます。
    • 「コメントを要求」を選択した場合、クイック移動を実行する採用ユーザーが、ジョブ応募を移動する前にコメントを入力できます。
    • 「コメントを要求しない」を選択した場合、クイック移動を実行する採用ユーザーに追加情報を要求せずに、ジョブ応募がただちに移動されます。
  7. 「保存してクローズ」をクリックします。

候補者選択プロセス構成ページのクイック移動機能を示す画像

候補者選択プロセス構成ページのクイック移動機能

クイック移動構成を示す画像

クイック移動構成ページ

クイック移動およびクイック否認処理が候補者選択プロセスで使用され、採用ユーザーが使用できるかどうかを定義できます。 これは、「プロセス・プロパティの編集」ページで行います。

  1. 既存の候補者選択プロセスをオープンします。
  2. 「プロセス・プロパティの編集」をクリックします。
  3. 「プロセス・プロパティ」ページで、「構成」セクションまでスクロールします。
  4. クイック移動およびクイック否認処理を「処理の表示」または「処理を表示しない」に設定します。
  5. 「保存してクローズ」をクリックします。

クイック移動およびクイック否認機能の定義方法を示す画像

クイック移動およびクイック否認機能の表示の定義

ヒントと考慮事項

このリリースでは、管理者が候補者選択プロセスを構成できます。 採用ユーザーによるこの機能の使用は、今後のリリースで利用可能になる予定です。