Redwoodの「個人情報」ページの追加処理を制御する新しいページ・プロパティ
追加処理の表示を制御するための新しいVB Studioのページ・プロパティが導入されました。条件を使用することもできます。 条件は、ユーザーが自分のレコードを表示しているか、別のユーザーのレコードを表示しているか、ユーザーに特定のロールが割り当てられているかに限定されています。
これらのページ・プロパティは、特定の処理を非表示にするために、レスポンシブ・ページでユーザーのロールを参照するページ・コンポーザ式を作成していたお客様用です。 たとえば、「連絡先情報」レスポンシブ・ページの「住所」リージョンで、HR担当者が新しい住所を作成できるように「追加」ボタンが表示されるような式を一部のお客様が作成していました。 しかし、従業員は「追加」ボタンを表示できなかったため、新しい住所を作成できませんでした。 既存の住所のみを編集できました。 式のもう1つの例は、「家族および緊急連絡先」ページで、「同僚を連絡先として選択」オプションから連絡先を作成するオプションを、一部のお客様はすべてのユーザーに対して非表示にしていました。 これらの新しいページ・プロパティでは、この機能に対応できるようになりました。
この表は、Redwoodのページおよびリージョン別にページ・プロパティを示しています。
VB Studioの新しいページ・プロパティ
| Redwoodページ | リージョン | 処理 | ページ・プロパティ |
|---|---|---|---|
| 個人詳細 | 統計情報 | 追加 | Show Add Icon in the Demographic Info Section |
| 個人詳細 | 国別識別子 | 追加 | Show Add Icon in the National Identifier Section |
| 個人詳細 | 障害情報 | 追加 | Show Add Icon in the Disability Info Section |
| ID情報 | 市民権 | 追加 | Show Add Icon in the Citizenship Section |
| ID情報 | パスポート | 追加 | Show Add Icon in the Passports Section |
| ID情報 | ビザおよび許可 | 追加 | Show Add Icon in the Visas and Permits Section |
| ID情報 | 運転免許 | 追加 | Show Add Icon in the Driver's Licenses Section |
| 連絡先情報 | 電話詳細 | 追加 | Show Add Icon in the Phone Details Section |
| 連絡先情報 | Eメール詳細 | 追加 | Show Add Icon in the Email Details Section |
| 連絡先情報 | その他の通信アカウント | 追加 | Show Add Icon in the Other Communication Accounts Section |
| 連絡先情報 | 住所 | 追加 | Show Add Icon in the Address Section |
| 家族および緊急連絡先 | 自分の連絡先 | 新規連絡先の作成 | Show the Create a New Contact Action |
| 家族および緊急連絡先 | 自分の連絡先 | 同僚を連絡先として選択 | Show the Select a Coworker as a Contact Action |
| 家族および緊急連絡先 | 連絡先の編集 | 削除 | Show Delete Button |
| 外部アプリケーション用個人識別子 | 外部アプリケーション用個人識別子 | 追加 | Show Add Icon |
| 追加個人情報 | 追加個人情報 | 追加 | Show Add Icon |
次の表に、使用できる条件の例をいくつか示します。
条件の例
| 条件 | 「追加」処理の表示 | 「追加」処理の非表示 |
|---|---|---|
| 「自分」コンテキストからの専門職ユーザー | [[ $base.variables.ElevatedUser.includes('OWN') ? 'Y' : 'N' ]] | [[ $base.variables.ElevatedUser.includes('OWN') ? 'N' : 'Y' ]] |
| 「自分のクライアント・グループ」コンテキストからの専門職ユーザー | [[ $base.variables.ElevatedUser.includes('OTHERS') ? 'Y' : 'N' ]] | [[ $base.variables.ElevatedUser.includes('OTHERS') ? 'N' : 'Y' ]] |
| 特定のユーザー・ロール | [[ $application.user.roles.includes( 'ROLE_1' , 'ROLE_2' , .... ) ? 'Y' : 'N' ]] | [[ $application.user.roles.includes( 'ROLE_1' , 'ROLE_2' , .... ) ? 'N' : 'Y' ]] |
もう1つのオプションとして、「ページ・プロパティ」を「N」に設定して、すべてのユーザーに対して処理を完全に非表示にすることもできます。
ノート: これらのページ・プロパティは、処理の実行に必要な権限をロールに付与する必要があるという基礎となる要件を無効にはしません。 「ページ・プロパティ」の設定に関係なく、ロールに必要な権限がない場合は、「追加」処理が表示されません。
この機能を使用すると、追加処理をより詳細に制御できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
詳細は、Oracle Help Centerで次のリソースを参照してください。
アプリケーション間で再作成されたページのすべてのプロファイル・オプションのリストは、My Oracle Supportの次のドキュメントを参照してください:
- HCM Redwood Pages with Profile Options - MOSドキュメント - 2922407.1