標準退職後の辞職

退職は次のように分類されます:

  • 自己都合: 従業員が自分自身で辞職した場合、またはマネージャが代理で辞職願を送信した場合(通常、従業員がシステムにアクセスできない場合)
  • 会社都合: 従業員の人員削減、一時解雇、または冗長性のために雇用が終了した場合。

従業員は、会社都合退職がすでに送信されている場合でも、辞職UIを使用して辞職を選択できます。 これが発生すると、アプリケーションは次のアクションを実行します:

  • 退職日に基づいて退職日を修正します。
  • 退職タイプを会社都合から自己都合へと修正します。

先日付の会社都合退職がすでにスケジュールされている従業員に対して、この既存の辞職機能を有効または無効にするオプションがあります。

この新機能には、次のような有益なビジネス上の利点があります:

  • 従業員エクスペリエンスの向上: 従業員が雇用終了ではなく正式に辞職できるようにすることで、自主性と尊厳を提供します。これは、職業上の記録や感情的な幸福により良い結果をもたらします。
  • 管理効率: 予定された雇用終了を取り消して、別の辞職リクエストを処理する必要がある人事チームの手動処理作業を削減します。
  • 正確な記録維持: 退職レコードに、雇用区分の真の性質(自己都合 対 会社都合)が正確に反映されるようにできます。
  • 潜在的なコスト削減: 自己都合退職と会社都合退職が異なる扱いを受ける管轄区域において、失業保険の請求件数と関連費用を削減できます。
  • 簡素化されたオフボーディング: 従業員が退職予定日より前に退職することを決定すると、より合理化されたプロセスが作成されます。
  • 柔軟なシステム制御: 人事部門担当者は、組織ポリシーや特定の状況に基づいて、この機能を有効または無効にできます。
  • 法的リスクの軽減: 適切に文書化された自己都合退職は、不当な退職請求を減らす可能性があります。
  • アナリティクスのためのより良いデータ: 真の自己都合離職率 対 会社都合離職率に関するより正確な従業員アナリティクスを提供します。

有効化のステップ

就業者が会社都合退職を辞職に変更できるデフォルトの動作を無効にするには、ORA_PER_EMPL_INVOL_TERM_RESIGNATION_ENABLEDプロファイル・オプションをNに設定します。
この設定を無効にすると、就業者は読取り専用「辞職の表示」ページに移動し、辞職を送信できなくなります。

デフォルトでは、このプロファイル・オプションはYに設定されており、就業者は会社都合退職の送信後でも辞職を送信できます。

詳細は、「プロファイル・オプションを有効にするにはどうすればよいですか。」のトピックを参照してください。

ヒントと考慮事項

  • 承認者による編集機能: 退職トランザクション後の辞職にはまだ使用できません。

  • 明確なコミュニケーション: すべての就業者とマネージャにこの機能を明確に伝え、その効果的な使用を最大化します。

  • ポリシー・コンプライアンス: 会社都合退職のかわりに自己都合退職が適用されることが、関連する労働法および社内ポリシーに準拠していることを確認します。

  • トレーニングとサポート: この機能を効果的に処理するために、HR担当者およびマネージャに適切なトレーニングおよびリソースを提供します。

  • 影響のモニター: この機能が従業員の満足度や財務結果に与える影響を定期的に監視し、改善の可能性がある領域を特定します。

  • ドキュメント: 退職レコードに対するすべての調整の正確なドキュメントを維持して、監査やレビューの透明性と容易性を確保します。

主なリソース

詳細は、Oracle Help CenterのHCMセキュリティ・リファレンス・ガイドを参照してください:「HCMのセキュリティ・リファレンス」

アクセス要件

プロファイル・オプションを構成するには、人材管理管理者ロールが必要です。