ルーチン・バッチのエラー識別の向上
ルーチンは、バッチでエラーが発生すると、エラーの前に正常に処理された行をコミットします。問題の原因となった行のエラーの詳細が表示され、残りの行の処理が試行されます。このプロセスはバッチに対して繰り返されます。ただし、複数回試行した後は、バッチのエラー数が多いため残りの行は処理されません。未処理行には、処理できなかったことを示すエラーが示され、ルーチンを再度実行する前にバッチを修正する必要があります。
エラー処理の向上により、管理者はバッチ・レコードを引き続き使用することで、パフォーマンスのバランスをとりながら修正する必要がある行を容易に識別できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
8回試行した後もバッチでエラーが発生し続けると、残りの行は処理されません。エラーになった行を確認して修正し、残りの行に同じ問題がないことを確認してから、ルーチンを再度実行する必要があります。
主なリソース
ルーチンの詳細は、https://docs.oracle.com/en/cloud/saas/sales/fadsi/overview-of-routines.htmlを参照してください
アクセス要件
ルーチンを使用するには、ルーチンの管理権限(ZCA_MANAGE_ROUTINES)が必要です。この権限は、次のロールにデフォルトで提供されます。
- アプリケーション実装コンサルタント
- 営業管理者
- 顧客関係管理アプリケーション管理者
ノート: カスタム・オブジェクトを操作する場合は、ORA_CRM_EXTN_ROLEロールも必要です。