双方向Eメール連絡用のGoogle Workspace統合
Google Workspaceで設定されているバニティ・メールボックスから候補者のEメールを読み取ることができるようになりました。これは、Google API統合を使用して有効化されます。Google API統合では、クライアント・シークレット資格証明を使用してオープン認証(OAuth)を介してEメール・サポートが提供されるようになりました。
これは、Eメールのサポートがアプリケーション・パスワードを使用した基本認証(Basic認証)を使用したIMAPに依存していた以前のリリースに対するアップグレードです。
次の点を考慮して、IMAPベースのBasic AuthからGoogle APIベースのOAuthに以降することをお薦めします:
- OAuthは、Basic認証と比較して強化されたセキュリティおよび信頼性を提供します。
- カレンダ統合など、他のGoogle Workspaceベースのサービスとシームレスに統合できるため、インタビューのスケジューリング・プロセスが簡単になります。
この機能拡張により、インタビューおよび候補者との連絡をスケジュールするためアプローチが統一されるだけでなく、Google WorkspaceをOracle Recruiting Cloudと統合するためのシンプルで堅牢なソリューションが管理者に提供されます。
有効化のステップ
この機能を使用するには、Oracle Recruitingアプリケーションの外部で次の前提条件を完了する必要があります:
- バニティEメール・ドメインにSPF、DKIMまたはDMARCを設定します。
- Google PostmasterおよびYahoo CFL (Consumer Feedback Loop)にバニティEメール・ドメインを登録します。
- Google WorkspaceでGmailユーザー・アカウントを設定します。
- Google Cloudコンソールでプロジェクトを作成し、OAuth 2.0クライアントIDを設定します。このプロジェクトにGmail APIを追加してください。
次に、採用で次の前提条件を完了する必要があります:
- バニティEメールを構成します。バニティEメールをアクティブなEメール・メッセージング・プロバイダとして使用する場合は、Google WorkspaceのEメールと同じである必要があります。
- 双方向Eメール連絡を使用可能にします。
前提条件の完了後、次の2つのタスクを使用して、採用でGoogle Workspaceを設定する必要があります:
- 「エンタープライズ採用および候補者エクスペリエンス情報」タスクを使用して、Google Workspace APIを構成します。これにより、採用でEメール・プロバイダとして追加されます。
- 「採用メッセージ構成」タスクを使用して、Google Workspace Eメール・メッセージング・プロバイダをアクティブ化します。
これらの前提条件の設定、Google Workspaceの構成およびアクティブ化の詳細は、技術概要『Google Workspaceのインタビュー・スケジューリングおよびEメール・カレンダ統合』(ドキュメントID 3073141.1)を参照してください。
主なリソース
詳細は、次のリソースを参照してください: