Redwood: バイヤーとしての残余予算チェックの実行および詳細残余予算チェック結果の表示

Redwoodエクスペリエンスを使用してバイヤーとして購買オーダーを編集するときに、資金使用可能をチェックし、影響を受ける管理予算などの詳細な資金チェック結果を表示します。

資金チェックの実行 

購買オーダーの残余予算チェックを実行するには、「残余予算のチェック」処理を選択します。

残余予算チェック処理

残余予算チェック処理

残余予算チェックが成功すると、アプリケーションは購買オーダーの発行または承認時に自動的に残余予算を予約します。 資金は、購買依頼発行ビジネス・ユニットおよびビジネス機能の構成に基づいて予約されます。

残余予算チェック処理の実行後に残余予算チェックに成功しました

残余予算チェック処理の実行後に残余予算チェックに成功しました

残余予算チェック処理の実行後に残余予算チェックに失敗しました

残余予算チェック処理の実行後に残余予算チェックに失敗しました

残余予算チェック処理実行後の残余予算チェック警告

残余予算チェック処理実行後の残余予算チェック警告

残余予算チェック結果の表示

購入によって影響を受ける管理予算を識別し、失敗の原因と問題の解決方法を決定できます。 たとえば、予算の資金不足が原因で失敗した場合、予算マネージャに問い合せて、追加の資金がいつ使用可能になるかを確認します。 関連する管理予算期間がオープンしていないために問題が発生した場合は、対応する購買オーダー明細に指定した予算日を確認してください。

残余予算チェック操作の結果を表示するには、「詳細の表示」リンクを選択します。

残余予算チェック結果ドロワーの表示

残余予算チェック結果ドロワーの表示

資金上書きのリクエスト

バイヤーは、資金不足でも購買オーダーを発行できますが、資金上書きをリクエストする必要があります。 これを行うには、資金上書きが有効になっている管理予算が購買オーダーの対象である必要があります。 また、資金上書きをリクエストするには、適切な機能セキュリティ権限が必要です。

残余予算チェックに失敗する購買オーダーを発行する場合、残余予算不足の上書きをリクエストするオプションがあります。 続行するには、リクエストの理由を入力し、「発行」をクリックして資金上書きリクエストを完了します。

資金上書き事由のある購買オーダー発行

資金上書き事由のある購買オーダー発行

資金上書きリクエストは、承認のために適切な個人に送信されます。 承認が確定した後で、購買オーダー用に資金が予約されます。 

この機能を使用すると、承認のために購買オーダーを送信する前に、予算に十分な資金があることを確認できます。 残余予算チェックが成功したら、購買オーダー発行時にトランザクションの残余予算を予約できます。

有効化のステップ

この機能を有効化するうえで必要な操作はありません。

ヒントと考慮事項

  • 残余予算チェックは、購買オーダーが承認のために発行されると開始されます。 残余予算チェックが失敗した場合、問題が解決されるまで購買オーダーを発行できません。
  • 「残余予算のチェック」処理は、次の場合にのみ表示されます 「残余予算のチェック」権限(XCC_CHECK_FUNDS_PRIV)および購買依頼発行BUが予算管理に対して使用可能になっています。
  • 「残余予算結果の確認」ドロワーは、「残余予算引当可能残高の表示」権限(XCC_VIEW_FUNDS_AVAILABLE_PRIV)がある場合にのみ表示されます。

主なリソース

アクセス要件

次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、購買でこの機能にアクセスできます。

  • 予算管理上書きの要求(XCC_REQUEST_BUDGETARY_CONTROL_OVERRIDE_PRIV)
  • 「購買オーダー」作業領域の表示(PO_VIEW_PURCHASING_WORKAREA_PRIV)
  • 購買オーダーの変更(PO_CHANGE_PURCHASE_ORDER_PRIV)
  • 購買オーダーの作成(PO_CREATE_PURCHASE_ORDER_PRIV)
  • 購買依頼からの購買オーダーの作成(PO_CREATE_PURCHASE_ORDER_FROM_REQUISITIONS_PRIV)
  • 資金のチェック(XCC_CHECK_FUNDS_PRIV)
  • 使用可能な残余予算の表示(XCC_VIEW_FUNDS_AVAILABLE_PRIV)

これらの権限は、この更新の前に使用可能でした。