一致するリソースの検索での最終出張手当のサポート
この機能拡張により、FindMatchingResources (FMR) API操作の最終出張手当構成のサポートが導入されました。この操作は、特定のアクティビティに最も適したリソースを識別するために使用されます。 新しいリクエスト・パラメータfinalTravelSupportを使用すると、インテグレータは、割当実現可能性を評価するときに、APIでリソースの移動手当を最終(終了)のロケーションまで考慮するかどうかを指定できます。
finalTravelSupportがtrueに設定されている場合、API操作は、モバイル・ワーカーのリソース・タイプに定義されている最終移動設定のファクタになります。 これらの設定により、最終ロケーションへの移動時間が、シフト終了後に除外、完全包含または一部許可されるかどうかが決まります。 このロジックを適用することで、API操作により、アクティビティに推奨されるリソースが、作業要件と1日の終了移動制約の両方と一致することが保証されます。
たとえば、モバイル・ワーカーのシフトが午後6時に終了し、その構成で勤務時間終了後30分間の移動が許可されている場合、午後5:50に終了し、最終ロケーションへの45分間の移動が必要なジョブは、許可された制限を超えます。 finalTravelSupportを有効にすると、APIはこの制約を評価し、かわりに、シフトおよび最終移動構成がジョブを完全に収容し、超過勤務が発生する可能性を最小限に抑えることができる別のリソースを提案します。
一致するリソースの検索API操作の変更
変更のリクエスト:最終出張サポート
新しいフィールドfinalTravelSupportが、findMatchingResources APIコールの基準オブジェクトに追加されます:
"criteria": { "properties": { "finalTravelSupport": { "type": "boolean", "title": "Support Final Travel", "description": "If the finalTravelSupport = True or is not specified, then the function uses the value of the estimated final travel according to the resource type configuration (as 0, full value or partial value).\n Note that the system only estimates the final travel if the resource's end location is known, otherwise usage of this new parameter doesn't change the result, because the estimated final travel is 0 in that case." }, ... } }
最終出張サポートの使用例
{ "criteria": { "finalTravelSupport": true, "resourcePreference": 0.0, "workSkill": 100, "workTime": 10, "workZone": 100, "includeResources": "technicians" }, ... }
ビジネス上の利点
- 可用性の評価中に日末移動の制約を考慮して、リソース選択の精度を向上させます。
- シフトや移動制限の範囲内でアクティビティを確実に完了できるリソースに優先順位を付け、不要な超過時間を回避することで、スケジューリング・エラーや再作業を削減します。
有効化のステップ
finalTravelSupportパラメータをtrueに設定して、findMatchingResources APIリクエストを変更します。