産業用ハンドヘルド・デバイスを使用したオペレーション完了、拒否、廃棄の効率的な報告

オペレータが特定の機器またはワークステーションに関連付けられていない製造環境では、産業用ハンドヘルド・モバイル・デバイスを使用して生産アクティビティを報告することが一般的です。 ハンドヘルド・デバイスを使用すると、柔軟性、利便性、迅速なレポート作成がリアルタイムで可能になります。 この更新により、オペレータは産業用ハンドヘルド・デバイスを含むモバイル・デバイスから操作完了を実行できます。 オペレータは次のことができます:

  • 工程完了および拒否の数量をスキャンまたは入力します。
  • 生産の進捗状況をリアルタイムで追跡します。
  • 情報を記録するために固定のロケーションに存在する必要がなくなります。
  • 標準および非標準作業オーダーに対して工程完了を実行します。
  • シリアル番号付きおよび非シリアル管理品目に対して完了を実行します。

「製造レポート」の「クイック処理」からモバイル製造UIにアクセスすることもできます。

シリアル番号付き作業オーダーの作業オーダー・オペレーションおよびアセンブリ・シリアルを検索するときに、ユーザーは作業オーダーまたはシリアル番号をスキャンできます。 組織がライセンス・プレート番号(LPN)対応の場合、ユーザーは製品の完了時にLPN詳細を指定できます。 「製造レポート」の「クイック処理」からモバイル製造UIにアクセスすることもできます。

ランディング・ページ

生産報告ページ

工程完了1

オペレーション・トランザクションの作業オーダーを検索

工程完了2

工程完了詳細

LPNを含む工程完了詳細

LPNを含む工程完了詳細

ビジネス上の利点

  • データ精度の向上: 活動時点での工程完了を取得して、遅延またはバッチ・レポートに関連するエラーを最小限に抑えます。
  • 可視性の向上: 作業オーダーの進捗状況に関するリアルタイムのインサイトを取得することで、より適切なディシジョンと積極的な問題解決を支援します。
  • 柔軟性の向上: 製造現場の担当者は、様々な製造環境をサポートする丈夫で工業用のハンドヘルド・デバイスを使用してシームレスに作業できます。

有効化のステップ

この機能を有効化するうえで必要な操作はありません。

ヒントと考慮事項

ハンドヘルド・デバイスを使用して工程トランザクションをレポートする場合、次の機能はサポートされていません:

  • 準備完了への逆仕訳はサポートされていません。
  • 工程トランザクションの実行中は、バック・フラッシュ資材詳細は表示されません。 バック・フラッシュは、ロット/シリアルが有効になっていない資材に対して自動的に行われます。 ロットおよびシリアル対応資材のバック・フラッシュはサポートされていません。 ユーザーは、モバイル・デバイスで資材トランザクションUIを使用して、ロットおよびシリアル対応資材を発行できます。
  • 工程トランザクション中にリソース詳細は表示されません。 自動チャージ・タイプのリソースは、作業オーダー・リソースの詳細に基づいて比例して請求されます。
  • ロットまたはシリアル対応出力のレポートおよび工程トランザクション中の新規出力の追加はサポートされていません。 ユーザーは、最終工程の完了中にショップ型作業オーダーのプライマリ製品を完了できます。
  • ショップ型作業オーダーのプライマリ製品以外の任意の工程での出力は、「レポート出力」モバイルUIを使用して出力を完了できるように、「手動」完了タイプで定義する必要があります。
  • 検査プランは、オペレーション・トランザクション中は考慮されません。
  • item/lot/serialの付加フレックスフィールドはサポートされていません。

主なリソース

  • Report Operation Completions、Rejections、and Scrap Efficiently Using Industrial Handheld Devicesのデモをご覧ください。
  • Oracle Fusion Cloud SCM: Manufacturingの使用ガイドを参照してください(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
  • Oracle Fusion Cloud SCM: 製造およびサプライ・チェーン資材管理の実装ガイドを参照してください(Oracle Help Centerからアクセスできます)。

アクセス要件

次の権限およびコードを含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます:

  • 生産レポート作業領域の管理(WIP_MANAGE_PRODUCTION_REPORTING_ WORK_AREA)
    この権限により、「生産レポート」作業領域にアクセスし、ハンドヘルド・デバイスを使用して生産トランザクションをレポートできます。これは、この更新の新しい権限です。
    この権限にマップされたロール - 生産オペレータ。
  • レポート操作トランザクション(WIP_REPORT_OPERATION_TRANSACTIONS_PRIV)
    この権限は、この更新の前に使用できました。