アクセス・リクエスト・アシスタントによりユーザーがロールをリクエスト可能

アクセス・リクエスト・アシスタントは、AIを使用して、ユーザーがERPロールへのアクセスを迅速にリクエストし、「ユーザーのデータ・アクセスの管理(MDA)」で定義されたセキュリティ・コンテキストにアクセスできるようにします。 これにより、ロール名とMDAセキュリティ・コンテキスト値を記憶する必要がなくなります。 リクエストの作成後、AIエージェントは高度なアクセス・リクエスト・ワークフローを開始し、職務分離分析を実行します。

OracleのAI Agentフレームワーク上に構築され、大規模言語モデル(LLM)を搭載したエージェントは、自然言語問合せを理解し、各ユーザーのロールおよび権限に基づいて正確でセキュアな情報で応答します。

アクセス・リクエスト・アシスタントでは、組織のペルソナを関連するロールおよびセキュリティ・コンテキストにマップするロール・マッピング文書を利用します。 これを使用すると、次のことができます:

  • 特定のビジネス・プロセス、ビジネス・ユニットまたは事業所に対してユーザーがリクエストできるロールのリストを取得します。 (これは、組織のロール・マッピング文書に定義されているペルソナによって異なります。)
  • 特定のペルソナへのアクセスをリクエストします。
  • アクセス・リクエストへのディープ・リンクを取得します。

アクセス・リクエスト・アシスタントは、ログインしているユーザーの詳細を認識し、アクセス・リクエスト入力で使用します。 アシスタントには、既存のリクエストがレビュー中かどうかを確認する検証もあり、その場合は適切なメッセージが表示されます。

ビジネス上の利点

従業員は、アクセス・リクエスト・アシスタントを利用して、特定のロール名やMDAセキュリティ・コンテキスト値を記憶しなくてもアクセスをリクエストできます。

有効化のステップ

「Oracle Fusion Cloud Applicationsの場合はAI Agent Studio」を参照してください。

ヒントと考慮事項

組織のロール・マッピング文書をこのエージェントのツールとして追加する必要があります。

AI Agents作業領域から使用可能なすべてのAIエージェントを表示できるようになりました。 その中で、次のことができます:

  • 使用可能なエージェントを検索します。
  • エージェントとの会話を表示します。
  • エージェントとのチャット・セッションを開始または再開します。

主なリソース

アクセス要件

表示できるエージェントは、割り当てられたロールおよび権限によって異なります。 このエージェントにアクセスするには、AI Studio管理者がそのエージェントへのアクセス権をロールに明示的に付与する必要があります。