Fusion Field ServiceとFusion Project Management間のネイティブなインタラクション
Oracle Fusion Field Service 25Dでは、Fusion Project Managementとのネイティブ統合が導入され、Oracle Integration Cloud (OIC)を必要とせずに直接対話できます。 この機能により、Fusion Project Managementですでにプロジェクトが設定されている場合、フィールド・アクティビティをプロジェクト・タスクに直接リンクできるため、ワークフローが合理化されます。
プロジェクトの作成後、フィールド内の監督者はOracle Fusion Field Serviceでアクティビティの作成を開始できます。 各アクティビティについて、監督者は財務プロジェクト・タスクを自動的に生成し、それを既存のプロジェクトに関連付けることができます。 これを行うには、使用可能なリストから目的のプロジェクトを選択し、タスク名、タスク番号、期間、開始日、終了日などの必要なタスク詳細を入力します。 その後、Oracle Fusion Field Serviceによってプロジェクト・タスクが自動的に作成され、アクティビティにリンクされます。 タスク関連情報は、プロジェクト・タスクに排他的に格納され、アクティビティ・レコードには複製されません。 必要に応じて、プロジェクトまたはタスクの付加フレックスフィールドも移入できます。
プロジェクト管理システムでプロジェクト・タスクが作成または更新された後、フィールド・サービス・アクティビティをモバイル・ワーカーに割り当てることができます。 モバイル・ワーカーは、アクティビティの進捗をレポートし、関連するプロジェクト・タスクのステータスを更新します。 ステータス変更および進捗更新は、アクティビティとプロジェクト・タスク間で自動的に同期されます。
追加の詳細を記録する必要がある場合は、Oracle Fusion Field Serviceの「報告」ページを使用して、この情報をプロジェクト・タスクに直接入力できます。
ビジネス上の利点
OIC統合を実装する必要なく、モバイル・ワーカーがモバイル・デバイスから直接ステータス変更およびプロジェクト・タスクの進捗をレポートする機能。
有効化のステップ
プロジェクト管理プロジェクトおよびタスクとのネイティブな対話を有効にするには、次のステップに従います。
- 画面の構成: Oracle Fusion Field Serviceで、関連する画面(「アクティビティ詳細」ページや「アクティビティの開始」ページなど)を設定し、表示するプロジェクトまたはプロジェクト・タスク・フィールドを選択します。
- 必須フィールドの追加: 「アクティビティの追加」ページで、読取り/書込みとして次のフィールドを含めます:
- プロジェクトID
- プロジェクト・タスク名
- プロジェクト・タスク番号
- タスク摘要
- 工数(アクティビティ期間の追加による)
- オプション・フィールドの設定(必要な場合): 次のものを追加することもできます。
- 開始日(SLA開始日時を含む)
- 終了日(SLA終了日時を含む)
構成後は、アクティビティを作成してプロジェクトを割り当てるたびに、指定した財務プロジェクト内で対応する財務プロジェクト・タスクを自動的に作成できます。 プロジェクトを選択すると、ユーザーが使用できるプロジェクトのリストがポップアップに表示されます。
ヒントと考慮事項
Fusion Project Managementは、アクティビティにデータを伝播しません。 Oracle Fusion Field Service UIで行われた変更のみがOracle Fusion Field Serviceに表示されます。 アクティビティのSLA開始時間とSLA終了時間に従って、プロジェクト・タスクの開始日と終了日が設定されます。 タスクの指定された時間枠内にアクティビティを完了できない場合、警告が表示されます。 タスク工数はアクティビティ期間に基づいており、アクティビティ期間を変更すると自動的に工数が更新されます。