購買オーダー照合済請求書のプロジェクト詳細取得
発注書の作成時ではなく、請求書の記録時にプロジェクト情報を入力します。 バイヤーは、オーダー作成時に調達品目を利用するすべてのプロジェクトについて、常に完全な知識を持っているとは限りません。 この機能により、バイヤーはプロジェクト詳細をすぐに入力せずに購買オーダーをリリースでき、サプライヤ請求書の記録中にかわりに購買オーダーを取得できます。 これにより、ユーザーは、待機中のプロジェクト詳細に関連する遅延を排除することで、調達プロセスを高速化できます。
次の条件を満たす場合は、請求書にプロジェクト情報を追加できます。
- 請求書は、プロジェクト情報を現在保持していない購買オーダー明細と照合する必要があります。
- 関連する発注明細で「受入時計上」を有効にしないでください。
- 請求書を計上しないでください。 請求書で残余予算引当を使用する場合、更新する特定の明細または配分は予約しないでください。
プロジェクト詳細の追加方法:
プロジェクト情報は、次の2つの方法のいずれかを使用して提供できます。
- 手動入力/更新: 「請求書作成」ページを使用して、新規請求書を記録するか、発注と照合された既存の請求書の詳細を更新します。
- 請求書のインポート: 値が有効な場合、請求書インポート・ファイルに含まれるプロジェクト情報は、請求書インポート中に自動的に適用されて適用されます。
サポートされているプロジェクト属性
この機能では、次のプロジェクト属性の更新がサポートされています。 ID関連属性は、FBDIを介してのみ更新できます。
- プロジェクト番号
- タスク番号
- 支出項目日
- 支出タイプ
- 支出組織
- 契約番号
- 資金ソース番号
- プロジェクト名
- タスク名
- 作業タイプ
- 契約名
- 資金ソース名
- プロジェクトID
- タスクID
- 支出タイプID
- 支出組織ID
- 資金ソースID (予約済属性1)
- PJCユーザー定義属性1
- PJCユーザー定義属性2
- PJCユーザー定義属性3
- PJCユーザー定義属性4
- PJCユーザー定義属性5
- PJCユーザー定義属性6
- PJCユーザー定義属性7
- PJCユーザー定義属性8
- PJCユーザー定義属性9
- PJCユーザー定義属性10
ビジネス上の利点は次のとおりです:
- 購買からの分離: 購買オーダーにプロジェクト情報を含める必要がなくなり、調達プロセスが大幅に簡素化されます。 バイヤーは、最終的なプロジェクト/タスクの詳細を確認することなく、価格と配送に集中できます。これは、商品/サービスが受領されて請求されるまで完全には認識されない場合があります。
- 発注書のメンテナンスの削減: 発注書自体のプロジェクト詳細を常に更新または修正する必要がなくなり、時間を節約でき、複数のドキュメント間でデータを同期することによるエラーのリスクが軽減されます。
- 買掛管理チームは、発注書がなかった場合でも、最終会計時点まで、請求書に正しいプロジェクト情報を柔軟に追加できます。
有効化および構成ステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- この機能は、発注書(PO)と照合される請求書にのみ適用されます。
- 取消済請求書または取消済請求書明細のプロジェクト情報は更新できません。
- すべての明細が同じ購買オーダーと照合されている場合でも、各請求書明細に一意のプロジェクト情報を含めることができます。
- 請求書がすでに計上されている場合は、既存の請求書明細を取り消して、プロジェクト情報を適用または更新するための新規請求書明細を作成する必要があります。
- アクティブな資金パターンを持つスポンサード・プロジェクト・コストの配分はサポートされていません。 購買オーダーと照合された請求書が、アクティブな資金パターンを持つスポンサード・プロジェクトで更新される場合、指定された契約(アワード)および資金ソースに対してコストを手動で配賦およびレビューすることをお薦めします。
- 使用する前に、機能のオプトインが有効になっていることを確認してください。
主なリソース
Oracle Cloud Customer Connectの買掛金、支払およびCash Managementアイデア・ラボのアイデア592433に基づいています。
アクセス要件
次の標準の買掛/未払金ジョブ権限が機能にアクセスできます
- 買掛/未払金請求書の作成
- 買掛/未払金請求書の編集