使用イベント逆仕訳(残高管理あり)
この機能により、Oracle Subscription Managementでロード、評価および残高登録に関連付けられている、逆仕訳および置換、再評価の使用イベントに対する堅牢なサポートが追加されます。 プロセスは、使用イベント・ダッシュボードの新しい「バッチの作成」処理を介して管理されます。 この処理を使用して、バッチを作成し、バッチ処理を指定できます。
- バッチ・タイプ:ユーザーは、使用評価、再レートおよび逆仕訳と置換の3つのタイプのバッチを作成できます。
- バッチ作成:バッチは、基準(戻し処理または再レートに適格なイベントなど)に基づいて、関連するすべての使用イベントを記録および処理します。
- 柔軟な入力:ダッシュボードの直接選択、条件基準、インポートまたはREST APIを介してイベントを収集できます。 逆仕訳に対して親イベント関係を定義できます。
- バッチ処理:
- 使用イベントの追加:追加イベントを含める選択基準パネルを開きます。
- 使用イベントの削除:ユーザーは、削除モード(すべて、ルール別)を使用して、処理前に特定のイベントを削除できます。
- 確認のためにロック:関連するトランザクションをロックし、サマリーを表示します。さらに変更をブロックします。
- 編集のために元に戻す: バッチをドラフトに戻し、さらに変更します。
- 再レートのために発行:再レートまたは逆仕訳のバッチを確定します。
- 厳密な管理:バッチは、別のバッチによって戻し処理済、すでに処理済またはロック済のイベントを処理できないことを確認します。
- 統合:適切なロギング、参照コードのサポート、メッセージングおよびステータス・モニタリングは、バッチ・プロセスの追跡のために含まれています。

バッチ作成

選択基準

使用率変更

処理

使用量の逆転および置換
- 精度の向上:請求済使用イベントの正確な戻し処理または再評価を可能にし、顧客請求書が正しい料金を正確に表していることを確認します。
- 業務効率:バッチ・フレームワークは、複雑なイベント修正を自動化し、請求の修正を加速し、手作業を削減します。
- コンプライアンスと監査性:イベント、アクションおよびリバーサルの完全なトレーサビリティによって、強力な監査制御が構築されます。
- 柔軟なデータ修正:外部システムとの統合のために、条件ベースのバッチ選択、CSVインポートまたはREST APIによるエラーの修正をサポートします。
- 顧客満足度の向上:迅速なバッチ・リバーサルと修正により、紛争解決を迅速化します。
有効化および構成ステップ
この機能を有効化するうえで必要な操作はありません。
ヒントと考慮事項
- AR統合ロック:使用請求明細がFusion Accounts Receivablesにすでにインタフェースされている場合、逆仕訳は許可されません。 このようなイベントを元に戻そうとすると、エラーがトリガーされます。
- イベント適用:すべての使用イベントが戻し処理済、処理済またはロック済イベントに対して適格であるわけではありません。
- バッチ・タイプ管理:一部の処理(プレビュー、発行、追加/削除など)は、バッチ目的/タイプに基づいて非表示または制限されます。
- ESS依存性:「レビューのためにロック」、「再レートのために送信」、「編集のために元に戻す」などのコア処理は、非同期ESSジョブに依存します。 実行とステータスを監視します。
- 送信する前に、常にバッチを検証してエラーを確認します。
- 正確なイベント選択のために条件ベースのルールを十分に活用し、関連のない使用レコードに影響を与える可能性のある広範な操作を回避します。
- プレビュー後にバッチ詳細のロックを解除して編集する必要がある場合は、「元に戻す」を使用して編集します。
- カスタム・レポートを使用する場合は、新しいバッチ・タイプに適切なソース更新からイベントおよびバッチ・データをフェッチする必要があることを確認してください。
- 再レートを使用する典型的な例は、手当を合計し、新しい残高を使用して使用を再レートする場合です。
- 調停レイヤー/スイッチ/メーターの誤動作を検出し、一部またはすべての使用が正しく報告された場合に、リバース&リプレースを使用する典型的な例。