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プロセスを使用してレコードをロックする例

このトピックでは、「活動レコードのロックのシナリオ」に説明するシナリオをサポートするプロセスの作成例を示します。この機能は、ビジネスモデルに応じて様々な方法で使用できます。

次のように、ユーザーが実行できるアクションを制限するプロセスを作成します。

  • レコードの状態が[完了]の場合、ユーザーはそのレコードを削除できません。
  • レコードの状態が[提出済み]の場合の動作は次のとおりです。
    • ユーザーは、レコードを更新または削除できず、他のレコードをコール活動レコードにリンクできません。
    • コール活動レコードの全フィールドは読み取り専用になります。
  • このプロセスは、取引先コールおよびプロフェッショナルコールに適用されますが、一般的なコールには適用されません。

コール活動レコードをロックするプロセスを設定するには

  1. Oracle CRM On Demandで、次のようにプロセスを作成します。
    1. [プロセス名]フィールドに、プロセスの一意の名前を入力します。
    2. [オブジェクト名]フィールドで、[活動]を選択します。

      [オブジェクト名]フィールドで[活動]を選択すると、[プライマリフィールド]が[コールタイプ]に自動的に設定されます。[推移項目]は[状態]に自動的に設定されます。プロセスの作成の詳細は、「プロセスの作成」を参照してください。

  2. この手順のステップ1で作成したプロセスに、次の表に示すように推移ステートを追加します。

    プロセスへの推移ステートの追加の詳細は、「プロセスへの推移ステートの追加」を参照してください。

    都道府県

    [更新の無効化]チェックボックス

    [削除の無効化]チェックボックス

    開始前

    オフ

    オフ

    進行中

    オフ

    オフ

    完了

    オフ

    オン

    コミット

    オン

    オン

  3. [取引先コール]および[プロフェッショナルコール]のプライマリ値をプロセスに追加することによって、プロセスが取引先コールおよびプロフェッショナルコールには適用されるが、一般的なコールには適用されないように制限します。

    プロセスの制限の詳細は、「プロセスの制限」を参照してください。

  4. [提出済み]推移ステートで、項目を設定し、全フィールドの[読み取り専用]チェックボックスをオンにします。

    推移ステートの項目の設定の詳細は、「推移ステートの項目の設定」を参照してください。

  5. [完了]および[提出済み]推移ステートで、関連レコードタイプに対する適切なアクセス制御を有効にします。

    次の表に、チェックボックスの設定を示します。関連レコードタイプに対するアクセス制御の有効化の詳細は、「関連レコードタイプに対するアクセス制御の有効化」を参照してください。

    推移ステート

    関連レコードタイプ

    作成/追加の無効化

    更新の無効化

    削除の無効化

    完了

     

    メッセージ応答

    オフ

    オフ

    オン

    製品詳細

    オフ

    オフ

    オン

    提供プロモーションアイテム

    オフ

    オフ

    オン

    提供サンプル

    オフ

    オフ

    オン

    サンプルリクエスト

    オフ

    オフ

    オン

    サンプルトランザクション

    オフ

    オフ

    オン

    署名

    オフ

    オフ

    オン

    解決策

    オフ

    オフ

    オン

    提出済み

     

    添付資料

    オン

    オン

    オン

    ブック

    オン

    オン

    オン

    担当者(M:M)

    オン

    オン

    オン

    カスタムオブジェクト01から03

    オン

    オン

    オン

    メッセージ応答

    オン

    オン

    オン

    製品詳細

    オン

    オン

    オン

    提供サンプル

    オン

    オン

    オン

    サンプルリクエスト

    オン

    オン

    オン

    サンプルトランザクション

    オン

    オン

    オン

    署名

    オン

    オン

    オン

    解決策(M:M)

    オン

    オン

    オン

注: サンプルリクエストレコードには、サンプルリクエスト項目レコードがリンクされており、親レコードをロックするときには、これらのレコードもロックする必要があります。サンプルリクエスト項目レコードをロックするには、サンプルリクエストレコードタイプに基づく別のプロセスを設定する必要があります。同様に、サンプルトランザクションには、トランザクション項目レコードがリンクされています。トランザクション項目レコードをロックするには、[サンプルトランザクション]レコードタイプに基づく別のプロセスを設定する必要があります。レコードタイプに対して設定したプロセスは、そのレコードタイプの親レコードをロックしますが、子レコードにリンクされているレコードはロックしません。


公開日 2016 年 10 月 Copyright © 2005, 2016, Oracle. All rights reserved. Legal Notices.