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売上予想定義の設定Oracle CRM On Demandにおける売上予想は、定義された設定に従って自動的に生成されます。売上予想は、週ごとまたは月ごとに自動的に生成されます。生成された各売上予想はアーカイブに保存され、参照と分析用の履歴レコードになります。 すべての売上予想は、その四半期の売上と見込み売上に関する情報のスナップショットです。売上予想により、セールス要員とマネージャは、商談の現在の状況に従って、目標額、実際の確定売上、および予想売上に対する四半期のセールス実績を追跡することができます。 売上予想の参加者は役割によって選択されます。企業のレポート構造と、売上予想の参加者として選択する役割は、参加者が1人のトップレベルのユーザーにロールアップされるように設定する必要があります。通常、このトップレベルのユーザーは企業の副社長または最高経営責任者(CEO)です。 Oracle CRM On Demandによって売上予想が生成されると、従業員に売上予想が作成されたことを知らせる警告が各参加者の[個人ホームページ]に2日間表示されます。警告を表示する期間を延長するには、その警告の[失効日]フィールドを更新します。警告については、「全社レベルの警告の公開」を参照してください。 売上予想タイプの決定企業は、商談、製品、取引先、または担当者のいずれかに基づいて売上予想を行うことができます。売上予想には次の4タイプがあります。
企業は、売上予想の生成に対して設定された特定の売上予想日に基づいて、複数の売上予想タイプを生成できます。企業の売上予想の設定を選択するときは、企業全体で使用する売上予想タイプを決定します。 注:セールス要員が実行するアクションは、売上予想タイプによって特定されます。セールス要員が商談レコード、取引先レコード、担当者レコードの作成を開始する前に、売上予想のタイプを通知する必要があります。 商談製品売上予想商談製品売上予想では、商談にリンクされている製品について報告します。商談製品売上予想の予想額は、すべての製品の[数量]、[売上]、および[予想売上]フィールドから計算されます。これらの製品は、売上予想の参加者が所有し、売上予想期間中に売上が認識される予定の製品です。製品の売上は、1回で報告するか、複数の期間にわたって報告できます。 商談製品売上予想では、セールス要員が製品を商談レコードにリンクする必要があります。また、セールス要員は、売上予想に含める製品を指定するために、数量、購入価格、開始日、およびクローズ日を入力する必要があります。 商談製品レコードを売上予想に含めるには、その商談製品売上レコードが次の条件を満たしている必要があります。
企業の予想売上にレコード値を含めるには、他にも情報を追加する必要があります。詳細は、「商談と売上予想について」を参照してください。 製品に基づいて売上を1回のみまたは繰り返し予想する場合は、商談製品売上予想を設定します。 商談売上予想商談売上予想では、商談レコードに記載されている売上について報告します。売上予想額は、次の条件を満たすすべての商談レコードの[売上]フィールドと[予想売上]フィールドの値から計算されます。
商談売上予想の場合、セールス要員は、商談の[売上]フィールドと[クローズ日]に入力し、売上予想に含める商談を指定する必要があります。売上予想では、リンクされている製品はすべて無視されます。 企業の予想売上にレコード値を含めるには、他にも情報を追加する必要があります。詳細については、商談と売上予想についてを参照してください。 個々の製品の売上額にかかわらず、商談売上の合計額を予想する場合は、商談売上予想を設定します。 取引先売上予想と担当者売上予想取引先売上予想と担当者売上予想は、取引先レコードまたは担当者レコードにリンクした売上レコードに記載されている売上に対して報告されます。売上予想額は、売上予想に含める条件を満たしているレコードの[売上]フィールドと[予想売上]フィールドの値から計算されます。売上予想に含めるには、取引先売上レコードまたは担当者売上レコードが次の条件を満たしている必要があります。
取引先または担当者の売上は、一度に報告するか、または時間経過と共に報告するように設定できます。取引先売上予想と担当者売上予想を行うには、売上を取引先レコードと担当者レコードにリンクする必要があります。売上予想に含める製品を指定するために、売上レコードの[開始日]、[クローズ日]、[状態]、および[売上予想]の各フィールドを更新する必要もあります。 企業の予想売上にレコード値を含めるには、他にも情報を追加する必要があります。詳細は、「取引先ごとの売上の追跡」および「担当者ごとの売上の追跡」を参照してください。 売上を一度だけまたは繰り返し予想する場合は、取引先売上予想または担当者売上予想を設定します。 売上予想期間の選択売上予想を設定することで、最大で4四半期分の売上予測値を表示できます。拡張売上予想機能を使用すると、現四半期および以降の3つの四半期の予想をそれぞれ表示できます。 デフォルトでは、売上予想期間が1四半期(現四半期のみが売上予想に含まれる)に設定されます。複数の四半期を含めるように期間を変更すると、売上予想には現四半期と以降の四半期が含まれます。たとえば、2四半期分の期間を選択すると、売上予想には現四半期と次の四半期が含まれます。 売上予想役割の指定売上予想定義の一部として含める役割を選択します。売上予想定義に役割を追加すると、その役割を割り当てられたすべてのユーザーが売上予想参加者として指定されます。 売上予想のユーザー設定企業の売上予想に含めるユーザーを正しく設定します。このためには、ユーザーレコードが次の条件を満たしている必要があります。
注意:正しく設定されていないユーザーが売上予想に含まれている場合は、売上予想全体が失敗します。 レポート構造と売上予想の役割の例売上予想を生成するには、企業のレポート構造を正しく設定する必要があります。売上予想階層は、ユーザーレコードの[上司]または[上司 (エイリアス)]フィールドに指定した階層に基づいています。1人のトップレベルのユーザーを除く売上予想の全参加者は、個別の売上予想がすべて企業全体の売上予想にロールアップされるように、売上予想の別の参加者に報告する必要があります。別の売上予想参加者に報告しない売上予想参加者が複数いる場合、または売上予想の参加者を部下に持つマネージャの状態が[無効]の場合、売上予想は失敗します。 注:レポート構造の問題が原因で売上予想の生成に失敗すると、プライマリ担当者([企業プロファイル]で指定)がカスタマーサポートから電子メール通知を受け取ります。レポート構造を修正し、売上予想を更新すると、通常の売上予想日ではない場合でも、その晩に売上予想が自動的に生成されます。 売上予想の生成で機能する、また機能しないレポート構造と売上予想の役割の組み合わせを次の表に示します。
売上予想に無効なユーザーを含める売上予想には、有効なユーザーとともに無効なユーザーも含めることができます。売上予想定義を設定するときは、無効なユーザーを売上予想に含めるかどうかを指定します。 マネージャが自分の部下の売上予想を提出することを許可する売上予想定義を設定するときは、マネージャが自分の売上予想を提出する際に、自分の部下の売上予想を自動的に提出できるかどうかを指定します。 売上予想とカスタム会計カレンダーカスタム会計カレンダーを使用する場合は、売上予想の生成に企業のカスタム会計カレンダー定義が使用されます。したがって、売上予想期間の月とカスタム会計カレンダーの月は一致します。 企業の管理者は、Oracle CRM On Demandで売上予想を作成する年ごとにカスタム会計カレンダーレコードを作成する必要があります。選択した売上予想期間をサポートするのに必要な数の会計カレンダーが作成されていない場合は、売上予想マスターを生成したり、売上予想を作成することはできません。 注:会計カレンダーの数が不十分なために売上予想の生成に失敗すると、プライマリ担当者([企業プロファイル]で指定)がカスタマーサポートから電子メール通知を受け取ります。売上予想定義をサポートする会計カレンダーレコードを作成し、売上予想定義を更新すると、通常の売上予想日ではない場合でも、その晩に売上予想が自動的に生成されます。 売上予想失敗に関する電子メール通知について売上予想が失敗した場合に送信される電子メール通知では、[差出人]アドレスは常にdonotreply@crmondemand.comで、[送信者]フィールドは常にsupport@crmondemand.comに設定されます。Oracleの電子メール配信システムで電子メールを追跡できるように、各電子メールには、Oracle CRM On Demandによって文字列が追加されます。電子メール受信者が電子メールに応答しようとすると、返信の[宛先]フィールドは自動的にsupport@crmondemand.comに設定されます。 次の手順では、売上予想定義の設定方法について説明します。 売上予想定義を設定するには
注意:売上予想定義を設定した後に、ユーザーレコードまたは会計カレンダーを変更した場合は、売上予想定義の設定を更新する必要があります。詳細については、「売上予想定義の更新」を参照してください。 |
公開日 2016 年 10 月 | Copyright © 2005, 2016, Oracle. All rights reserved. Legal Notices. |