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ワークフローアクションの作成:ブックの割り当て
ワークフロールールの[ブックを割り当て]アクションでは、ワークフロールールの条件が満たされた場合にブックがレコードに自動的に割り当てられます。レコードに割り当てる特定のブックを選択するか、評価結果がレコードに割り当てるブックの名前になる式を指定できます。
評価結果がブック名になる式を指定することで、式の結果に応じて異なるブックを異なるレコードに割り当てることができる、[ブックを割り当て]ワークフローアクションを設定できます。たとえば、北アメリカに取引先があり、EMEAに拠点を置く取引先もあるとします。それらの異なる所在地のために2つの別個のブックを設定し、取引先所在地に応じて適切なブックを取引先に割り当てる必要があります。この構成を設定するには、2つのブックを作成し、一方を「North America」、他方を「EMEA」という名前にします。次に、「Sales Location」という名前の、値が「North America」および「EMEA」であるカスタムピックリスト項目を作成し、そのカスタム項目を適切な役割の[取引先]レコードタイプのページレイアウトに追加します。その後、取引先レコードの更新時に以下のことが実行される、[ブックを割り当て]ワークフローアクションを作成します。
- 取引先レコード上の[Sales Location]フィールドで選択されている値を判断する式を評価します。
- 取引先レコードを、その式で返された値と名前が一致するブックと関連付けます。
注:1つのワークフロールールに対して、最大25個のアクションを作成できます。
次の手順では、[ブックを割り当て]アクションの作成方法について説明します。
作業前の準備。次の手順を実行するには、[ワークフロールールの管理]権限を含むユーザー役割が割り当てられている必要があります。役割への権限の追加については、「役割の追加」を参照してください。
[ブックを割り当て]アクションを作成するには
- アクションを作成するルールに移動します。
- 任意のページの右上隅にある[管理]グローバルリンクをクリックします。
- [ビジネスプロセス管理]セクションで、[ワークフロー設定]をクリックします。
- [ワークフロールールリスト]ページで、アクションを作成するルールを見つけます。
リストページでワークフロールールを検索する方法については、「リストのフィルター処理」を参照してください。
- ルールの[ワークフロー名]リンクをクリックします。
- [ワークフロールール詳細]ページの[アクション]タイトルバーで[メニュー]をクリックし、[ブックを割り当て]を選択します。
注:ワークフロールール上のトリガーイベントにより、そのルールで作成できるアクションのタイプが決まります。
ヒント:アクションの[コピー]リンクをクリックすると、既存のワークフロールールアクションのコピーを作成できます。
- [ワークフローアクション編集]ページで、アクションの名前を入力します。
- アクションを有効にするには、[有効]チェックボックスをオンにします。
- レコードに割り当てるブックを指定するには、次のいずれかを行います。
- [ブック名]フィールドの横にあるセレクタボタンをクリックしてから、レコードを割り当てるブックを選択し、[OK]をクリックします。
- [fx]アイコンをクリックしてExpression Builderをオープンし、評価結果がレコードに割り当てるブックの名前になる式を作成し、[保存]をクリックします。
たとえば、このトピック内で前に説明した構成をサポートするには、リストからカスタムの[Sales Location]フィールドを選択します。そのフィールドの言語独立名が、適切な構文で式エディターに表示されます。
注: 式の結果がnull値、または有効なブック名ではない値の場合は、ワークフローアクションが失敗し、ワークフローエラーモニターでエラーが記録されます。
Expression Builderの詳細は、「Expression Builder」を参照してください。
- 適切な[割当オプション]と[適用先]オプションを選択します。
オプションについては、「ブックへのレコードの割り当て」を参照してください。
注: ワークフローアクションで、あるブックから別のブックにレコードを再割当する必要がある場合は、ブックの置換フィールドで、置き換えるブックを指定できます。置き換えるブックの名前を選択するか、評価結果が置き換えるブックの名前となる式をExpression Builderを使用して作成できます。式の結果がnull値、または有効なブック名ではない値の場合は、ワークフローアクションが失敗し、ワークフローエラーモニターでエラーが記録されます。
- アクションを保存します。
レコード所有者モードおよびブックの割り当て
カスタムブックを異なる所有権モード(ユーザーモード、混合モードまたはブックモード)でサポートするレコードタイプを設定できます。レコード所有権モードの詳細は、「レコード所有権モードについて」を参照してください。レコード所有権モードはワークフローのルールおよびアクションと相互作用します。
[ブックを割り当て]ワークフローアクションでプライマリカスタムブックをレコードから削除しようとした場合の動作は次のとおりです。
- レコードタイプがブックモードに設定されている場合は、ワークフローアクションが失敗します。
- レコードタイプが混合モードに設定されている場合は、プライマリカスタムブックがレコードから削除されるときに、Oracle CRM On Demandによってレコードの[ブック]フィールドの値が削除されます。
- レコードタイプがユーザーモードに設定されている場合は、レコードのいずれのブックもプライマリカスタムブックではないため、レコード所有権モードはワークフローアクションに影響しません。
他のタイプのワークフローアクションの作成手順については、次のトピックを参照してください。
関連トピック
関連するワークフロー情報については、次のトピックを参照してください。
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