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Offline Clientの使用

Offline On Demand(Offline client)では、インターネットに接続していない状態でも、取引先の追加、取引先にリンクされている商談の更新、タスクの完了済みマーク付け、アポイントの設定など、日常の作業のほとんどを行えます。

Offline clientを使用するには、Oracle CRM On Demandからコンピュータにレコードをコピーまたはダウンロードします。レコードをダウンロードするときは、設定する基準に基づいて含めるレコードを制限できます。

ダウンロードを終了した後は、オフライン作業中にこれらのレコードを表示または更新したり、新しいレコードを作成したりできます。Offline clientのユーザーインターフェイス(UI)はOracle CRM On DemandのUIと類似していますが、Offline clientでは、Oracle CRM On Demandにある機能の一部を提供しています。次の機能は、Offline clientではサポートされていません。

  • ビジネスプロセス管理。Offline clientは切断されたクライアントとして動作するため、ワークフロー、フィールド検証、カスタムデフォルト値、ポストデフォルト値などのサーバーベースの機能はサポートされません。詳細については、「フィールド管理について」を参照してください。
  • ページレイアウト。Offline clientのページレイアウトに表示できるフィールドの最大数は、Microsoft Excelの制約に基づいて250です。Offline clientでは、ユーザー向けに定義されたオンラインページレイアウトからページレイアウトを継承しているため、この制約は、Offline clientにも適用されます。
  • タブの表示。レコードをOffline clientに正常にダウンロードするには、対応するレコードタイプのタブを、ユーザーのオンラインタブレイアウトの一部として表示する必要があります。たとえば、取引先をOffline clientにダウンロードする場合は、ユーザーのOracle CRM On Demandに[取引先]タブを表示する必要があります。

インターネットに再接続すると、新しいレコード情報を企業のOracle CRM On Demandにアップロードできます。両方のレコードセットの一貫性を維持するプロセスは同期と呼ばれます。

:Offline clientを使用するには、管理者によってユーザー役割に[オフラインアクセスを有効にする]権限を設定してもらう必要があります。

注: 共有住所にはOffline On Demandとの互換性がありません。企業の共有住所が有効になっている場合、およびOffline On Demandの住所を使用して取引先または担当者のレコードを新規作成している場合、Offline On DemandからOracle CRM On Demandへのデータのアップロードは失敗となります。一方、住所なしで新規の取引先または担当者を作成した場合は、データがOffline On DemandからOracle CRM On Demandに正しくアップロードされます。 共有住所の詳細は、「住所」を参照してください。

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関連する情報については、次のトピックを参照してください。


公開日 2016 年 10 月 Copyright © 2005, 2016, Oracle. All rights reserved. Legal Notices.