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ピックリスト値の変更

フィールドによっては、ユーザーに事前定義値のドロップダウンリストが表示されるものがあります。このような値のリストをピックリストと呼びます。たとえば、サービスリクエストの場合は、[エリア]フィールドのピックリストとして[製品]、[インストール]、[保守]、[トレーニング]などの値が考えられます。

フィールドのピックリスト値の追加、編集、および順序変更ができます。ピックリストには、少なくとも1つの値が含まれている必要がありますが、ピックリストの値(有効な値と無効な値)の最大数は1000個です。

売上予想やレポート基準に使用されるピックリスト値は変更できません。ただし、アプリケーションの別のエリアに表示されるリストの基礎として使用される他のピックリスト値は変更ができます。これらの標準のリストでは、ピックリスト値の名前を変更しても、アプリケーションは基準を満たすレコードを含めます。詳細は、「フィールド、ピックリスト、基準について」を参照してください。

新しいピックリストを作成すると、そのピックリストでは、<値なし>という初期値が自動的に使用可能になります。実際の値がリストに追加される前にページレイアウトにフィールドが追加された場合は、この値を使用してピックリストに値が存在しないことがユーザーに通知されます。デフォルトの<値なし>オプションは、カスタム値がピックリストに追加されるとピックリストに表示されなくなります。

注意:デフォルトの<値なし>値は、新しいピックリストまたはカスケード式ピックリストの一部として使用しないでください。この方法で値を使用すると、Oracle CRM On Demand内でエラーが発生する可能性があります。ピックリストで<値なし>オプションを継続して使用する場合は、このオプションをカスタム値として追加する必要があります。

既存のピックリスト値の名前は、変更したり再利用しないことをお勧めします。かわりに、古いピックリスト値を無効にし、新しいピックリスト値を作成して、インポートまたは大量更新(またはWebサービス)を実行することによって、すべてのレコード値を新しいピックリスト値に変更します。ピックリストの値を変更する場合は、各レコードの値が更新および変更されていることを確認する必要があります。これは、Oracle CRM On Demandには、この機能が自動的に実装されていないためです。

注:Oracle CRM On Demand(標準アプリケーション)では、タスクの優先順位はタスクリストの矢印によって表されます。上向矢印は、[1 - 高]の優先順位を表します。矢印なしは、[2 - 中]の優先順位を表します。下向矢印は、[3 - 低]の優先順位を表します。[活動]レコードタイプの[優先順位]フィールドの表示値をデフォルト値から変更すると(たとえば、デフォルト値の[1-高い]から「最高位」に変更すると)、1-ラベル、2-ラベルまたは3-ラベルというパターン(ラベルはタスク優先順位につけた名前)を使用しない限り、Oracle CRM On Demandでは、タスクリストの[優先順位]フィールドに矢印が表示されません。この場合、Oracle CRM On Demandでは、1-ラベルには上向き矢印が表示され、2-ラベルには矢印が表示されず、3-ラベルには下向き矢印が表示され、他の表示値には矢印が表示されません。たとえば、Oracle CRM On Demandでは、1-My Highestという値には上向き矢印が表示されますが、My Highestという値には矢印が表示されません。Oracle CRM On Demandでは、[優先順位]フィールドのピックリストに追加したカスタム値には矢印が表示されません。

作業前の準備。次の手順を実行するには、[アプリケーションをカスタマイズ]権限を含む役割が割り当てられている必要があります。また、[活動]レコードタイプ用の[状態]ピックリストで値を追加または変更するには、役割に[アプリケーションをカスタマイズ - 活動における'状態'ピックリストの編集]権限が含まれている必要があります。

ピックリストを変更するには

  1. 任意のページの右上隅にある[管理]グローバルリンクをクリックします。
  2. [アプリケーションカスタマイズ]セクションで、[アプリケーションカスタマイズ]リンクをクリックします。
  3. [レコードタイプセットアップ]セクションで、必要なレコードタイプのリンクをクリックします。
  4. [フィールド管理]セクションで、必要なフィールドセットアップリンクをクリックします。
  5. レコードタイプフィールド]ページで、値をカスタマイズするフィールドの[ピックリストを編集]リンクをクリックします。

    :専用コーディングであることから、Oracle CRM On Demand Life Sciences Editionの[サンプルトランザクション]タイプのピックリスト、取引先訪問タイプのピックリスト、および[担当者コール]タイプのピックリストのカスタマイズはサポートされていません。

    注意: [活動]レコードタイプの[状態]フィールドのためのピックリスト内で、デフォルトで使用可能な値を追加または編集すると、活動処理のために望ましくない結果が生じる可能性があります。Oracle CRM On Demandでは、具体的には、活動の処理時に[完了]フィールド、[送信]フィールド、[提出済み]フィールドまたは[計画済み]フィールドの値が予期されています。企業でこれらの状態値を非アクティブ化し、それらをカスタム値と置き換えている場合は、Oracle CRM On Demandアプリケーションにおける活動処理は文書化されているとおりには機能しません。そのため、[活動]レコードタイプの[状態]フィールドのピックリストの値の変更はお薦めできません。

  6. [ピックリストを編集]ウィンドウで、次の操作を行います。
    • 既存の値を変更するには、[ピックリスト値]フィールドに新しい値を入力するか、古い値を無効にして新しい値を作成します。

      注: この更新した名前を他の有効な言語でピックリストに表示する場合は、[翻訳]チェックボックスをオンにします。他の言語では、翻訳した名前を手動で入力するまでは、この更新された名前は括弧で囲まれた青いテキストで表示されます。これは、翻訳する必要がある用語を追跡する場合に役立ちます。
      [翻訳]チェックボックスをオンにしないと、ここで行った変更が他のピックリスト値に反映されません。

    • 新しい値を追加するには、リストの一番下に表示される行に情報を入力します。

      続けて新しい値を追加するには、[保存&新規作成]をクリックします。

      追加した新しいピックリスト値は、括弧で囲まれた青いテキストとして他の有効な言語で自動的に表示されます([翻訳]チェックボックスの設定にかかわらず)。

    • 値を削除するには、[無効化]チェックボックスをオンにします。無効化された値の表示と非表示を切り替えるには、それぞれ[無効な項目を表示する]、または[無効な項目を非表示にする]をクリックします。

      注意:値を無効にする場合は、他の言語に翻訳した値も非表示にします。 

    • ピックリスト値の表示順序を変更するには、[順序]カラムの数字を変更します。

      ヒント:  10、20、30など、間隔のあいた数字を入力することをお勧めします。これにより、ピックリスト全体で値の順序を変更しなくても、ピックリスト内の途中に新しい値を簡単に追加できるようになります。

    • ピックリスト値をアルファベット順に並べるには、[保存&アルファベット順に並べ替え]ボタンをクリックします。
  7. [ピックリストを編集]ウィンドウで、[保存&閉じる]をクリックします。
  8. 新しいピックリスト値の翻訳を手動で入力するには
    1. [項目]ページで、[翻訳言語]ドロップダウンリストから言語を選択します。
    2. 適切な[ピックリストを編集]リンクをクリックします。
    3. 翻訳した値を入力し、[保存]をクリックします。

      :編集時にピックリスト値を識別しやすくするために、アプリケーションは内部IDと言語固有のデフォルト値を表示します。間違ったピックリスト値を編集すると、言語間でピックリストが一致しなくなります。動的レイアウトを使用する場合、予測できない動作が発生する可能性があるため、内部ピックリストIDと同じピックリスト値を使用できません。


公開日 2016 年 10 月 Copyright © 2005, 2016, Oracle. All rights reserved. Legal Notices.