印刷      PDFバージョンのオンラインヘルプを開く


前のトピック

次のトピック

チームの継承によるアクセスの適用について

チーム継承とは、取引先にリンクされているレコードのチームへの取引先チームのメンバーの自動追加です。チーム継承は、親取引先に関連する担当者と商談のオプションとして使用可能です。チーム継承は、他のタイプのチーム関係ではサポートされません。

注意: ユーザーがチームのメンバーになると、そのユーザー用のユーザーブックが、そのチームを構成するユーザーブックのセットに追加されます。Oracle CRM On Demandでは、チーム継承機能によってチームに追加されるユーザーと、手動でチームに追加されるユーザーは区別されません(つまり、チーム継承機能によってチームに追加されるユーザーブックは、手動でチームに追加されるユーザーブックと同様に扱われます)。

担当者レコードタイプの場合のチーム継承について

[担当者]レコードタイプの場合、チーム継承は、[企業プロファイル]ページの担当者の[親チーム継承の有効化]チェックボックスで制御されます。このチェックボックスが選択されている場合、親取引先にリンクされている担当者上のチームは、次のように親取引先チームのメンバーを継承します。

  • 担当者が親取引先に関連する場合:
    • 取引先チームについてユーザーレコードで[担当者アクセス]フィールドにアクセスプロファイルが指定されている場合、各取引先チームメンバー(取引先所有者を含む)は、担当者チームのメンバーになります。
    • [全部]アクセスプロファイルが非アクティブ化されている場合でも、取引先の所有者には、担当者チームのメンバーシップに関して[全部]アクセスプロファイルがデフォルトで付与されます。
  • 取引先チームに新しいメンバーを追加する際には、その取引先に関連する担当者のチームのユーザーのメンバーシップが次のように決定されます。
    • 取引先チームのユーザーレコードの[担当者アクセス]フィールドにアクセスプロファイルが指定されている場合、取引先チームの新しいメンバーは、その取引先に関連する各担当者の担当者チームのメンバーにもなります。また、各関連担当者の担当者チームのそのユーザーのアクセスプロファイルは、取引先チームのユーザーのアクセスプロファイルと同じになるように更新されます。
    • 取引先チームのユーザーレコードの[担当者アクセス]フィールドにアクセスプロファイルが指定されていない場合、取引先チームの新しいメンバーは、その取引先に関連するどの担当者の担当者チームにも追加されません。ユーザーが取引先に関連する担当者の担当者チームのメンバーに既になっている場合は、その担当者の担当者チームからそのユーザーが削除されます。
  • 取引先所有者が変更される場合:
    • 関連するすべての担当者レコードに関して、新しい所有者が担当者チームのメンバーになります。
    • 前の取引先所有者は、前の取引先所有者がすでに追加されていた担当者チームのメンバーのまま残ります。
  • ユーザーを取引先チームから削除しても、そのユーザーは、チーム継承によって追加されていた担当者チームのメンバーとして残ります。

商談レコードタイプの場合のチーム継承について

[商談]レコードタイプの場合、チーム継承は、[企業プロファイル]ページの商談の[親チーム継承の有効化]チェックボックスで制御されます。このチェックボックスが選択されている場合、親取引先にリンクされている商談上のチームは、次のように親取引先チームのメンバーを継承します。

  • 商談が親取引先に関連する場合:
    • 取引先チームについてユーザーレコードで[商談アクセス]フィールドにアクセスプロファイルが指定されている場合、各取引先チームメンバー(取引先所有者を含む)は、商談チームのメンバーになります。
    • [全部]アクセスプロファイルが非アクティブ化されている場合でも、取引先の所有者には、商談チームのメンバーシップに関して[全部]アクセスプロファイルが付与されます。
  • 取引先チームに新しいメンバーを追加する際には、その取引先に関連する商談のチームのユーザーのメンバーシップが次のように決定されます。
    • 取引先チームのユーザーレコードの[商談アクセス]フィールドにアクセスプロファイルが指定されている場合、取引先チームの新しいメンバーは、その取引先に関連する各商談の商談チームのメンバーにもなります。また、各関連商談の商談チームのそのユーザーのアクセスプロファイルは、取引先チームのユーザーのアクセスプロファイルと同じになるように更新されます。
    • 取引先チームのユーザーレコードの[商談アクセス]フィールドにアクセスプロファイルが指定されていない場合、取引先チームの新しいメンバーは、その取引先に関連するどの商談の商談チームにも追加されません。ユーザーが取引先に関連する商談の商談チームのメンバーに既になっている場合は、その商談の商談チームからそのユーザーが削除されます。
  • 取引先所有者が変更される場合:
    • 関連するすべての商談レコードに関して、新しい所有者が商談チームのメンバーになります。
    • 前の取引先所有者は、前の取引先所有者がすでに追加されていた商談チームのメンバーのまま残ります。
  • ユーザーを取引先チームから削除しても、そのユーザーは、チーム継承によって追加されていた商談チームのメンバーとして残ります。

チーム継承が無効化された場合に起こること

関連する担当者レコードおよび商談レコード上のチームのメンバーになる取引先チームメンバーに、チーム継承によって付与されるアクセス権が多すぎることがあります。その場合は、[企業プロファイル]ページ上で関連するチェックボックスを選択解除することによって、[担当者]レコードタイプまたは[商談]レコードタイプ、あるいはそれら両方に対してチーム継承を無効にできます。

[担当者]レコードタイプに対してチーム継承を無効にすると、取引先チームおよび担当者チームのメンバーシップの動作は次のようになります。

  • 取引先チームのユーザーレコード内の[担当者アクセス]フィールドは表示されません。
  • 取引先チームの新しいメンバーとして追加されるユーザーは、取引先にリンクされる担当者上の担当者チームには追加されません。
  • 前に[担当者]レコードタイプに対してチーム継承が有効になっており、それを無効にした場合は、チーム継承機能によってチームのメンバーになったユーザーは、それらのチームのメンバーとして残ります。

[商談]レコードタイプに対してチーム継承を無効にすると、取引先チームおよび商談チームのメンバーシップの動作は次のようになります。

  • 取引先チームのユーザーレコード内の[商談アクセス]フィールドは表示されません。
  • 取引先チームの新しいメンバーとして追加されるユーザーは、取引先にリンクされる商談上の商談チームには追加されません。
  • 前に[商談]レコードタイプに対してチーム継承が有効になっており、それを無効にした場合は、チーム継承機能によってチームのメンバーになったユーザーは、それらのチームのメンバーとして残ります。

関連トピック

関連する情報については、次のトピックを参照してください。


公開日 2016 年 10 月 Copyright © 2005, 2016, Oracle. All rights reserved. Legal Notices.