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Oracle CRM On Demand Answersのカスタム会計カレンダーについて
Oracle CRM On Demand Answers では、複数の形式のカレンダーオプションをサポートしています。
- カレンダー四半期。会計年度を任意の日付および月から開始できる会計カレンダータイプ。各会計年度の12か月は、4つの四半期(それぞれが3か月)で構成されます。各月は丸1月で、開始日および終了日は毎月同じ日付になります。
- 5-4-4モデル。会計年度を任意の日付および月から開始できる会計カレンダータイプ。各会計年度の12か月は、4つの四半期(それぞれが3か月)で構成されます。最初の月の長さは5週間、2番目と3番目の月の長さは4週間です。
- 4-4-5モデル。会計年度を任意の日付および月から開始できる会計カレンダータイプ。各会計年度の12か月は、4つの四半期(それぞれが3か月)で構成されます。最初と2番目の月の長さは4週間、3番目の月の長さは5週間です。
- カスタム会計カレンダー。毎年の開始日と終了日が固定している会計カレンダータイプ。企業では、53週(うるう週)に設定されている年を独自に扱うこともできます。
カスタム会計カレンダータイプを除くすべてのカレンダータイプには、41年(2000から2040年)の日付のディメンションがすでに生成されています。そのため、カレンダー四半期、4-4-5または5-4-4のカレンダータイプを使用する企業では、2000から2040年の範囲内の日付のデータの会計基準を分析できます。この範囲外の日付のディメンションでアクセスまたは結合されたデータを会計期間別およびカレンダー期間別に分析することはできません。
カスタム会計カレンダーを使用する企業では、Oracle CRM On Demandで定義された年の日付のディメンションのみの会計基準を分析できます。たとえば、2000から2010年の会計カレンダーを定義する場合は、その11年間の会計基準のみ分析できます。作成日、開始日または終了日がこの範囲外のレコードは、日付のディメンションテーブルを使用してアクセスまたは結合されていないかぎり、Oracle CRM On Demand Answersのレポートに表示されます。
企業でカスタム会計カレンダーを使用するときは、次の点に注意してください。
- 会計カレンダータイプを標準のカレンダーまたは通常の会計カレンダー(カレンダー四半期、4-4-5モデル、5-4-4モデル)からカスタム会計カレンダーに変更する場合、変更は即時に行われません。変更を完了するには、完全なETL(抽出、変換およびロード)をリクエストする必要があります。
- 会計カレンダーを標準のカレンダーまたは通常の会計カレンダーからカスタム会計カレンダーに変更する場合、カスタム会計カレンダーに定義されていない会計年度の時系列パイプラインスナップショットの分析をOracle CRM On Demand Answersで行うことはできません。時系列のスナップショットを新しいカレンダー定義に合わせることはできません。
- 既存の年のカスタム会計カレンダー定義を変更する場合、完全なETLが実行されるまで変更は反映されません。
- 新しい企業のカスタム会計カレンダー定義と既存の企業の新しい会計年度のカレンダー定義は、夜間の更新時に処理されます。
- 日付のディメンションの会計カレンダーコードフィールドを使用すると、標準のカレンダーまたは通常の会計カレンダーで企業の会計カレンダー定義をデコードできます。ただし、カスタム会計カレンダーを使用している企業の場合、このコードの一貫性が保証されないので、正確なデコードができません。
- カスタム会計カレンダーを使用する企業では、会計カレンダー定義を入力する場合に、指定可能な最も古い年から開始し、会計年度の定義をギャップなく継続して入力する必要があります。必要に応じて過去の年のカレンダー定義を行うことはできますが、その際は、完全なETLのリクエストが必要になります。
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