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ワークフロー保存操作の取リ消し

[更新されたレコードが保存される前に]トリガーを持つワークフロールールでは、ルールの条件が満たされない場合に、[保存取消]機能を使用して、そのルールをトリガーした変更を保存するための操作が取り消されるように指定できます。ただし、Oracle CRM On Demandによる変更は、保存操作の取り消しを指定した場合でも、取り消されません。

取り消されたワークフロー保存操作のメッセージの翻訳について

ワークフロールールに保存取消機能を設定すると、ルールの条件を満たさない場合、およびルールの[保存取消]チェックボックスがオンの場合にユーザーまたはWebサービスに返すカスタムメッセージを指定できます。企業のデフォルト言語を使用しないユーザーに対して、翻訳されたバージョンのカスタムメッセージの提供が必要な場合があります。翻訳されたバージョンのカスタムメッセージを入力する能力は、企業プロファイル上のワークフロー保存取消メッセージに対する言語翻訳サポートの有効化チェックボックスにより制御されます。企業プロファイル上のこのチェックボックスがオフの場合、ワークフロールールに対して翻訳されたメッセージは入力できません。

企業プロファイル上でワークフロー保存取消メッセージに対する言語翻訳サポートの有効化チェックボックスがオンの場合の動作は次のとおりです。

  • [翻訳言語]フィールドは、既存のワークフロールールを編集するときに[ワークフロールール詳細]ページおよび[ワークフロールール編集]ページで使用できます。カスタムメッセージが指定されたワークフロールールを作成した後、メッセージは企業のデフォルト言語以外のすべての言語で括弧で囲まれた青色のフォントで表示されます。この結果、ワークフロールールを編集して翻訳されたバージョンのメッセージを入力できます。

    注: カスタムメッセージを指定しない場合は、デフォルトのメッセージが返されます。翻訳されたバージョンのデフォルトメッセージは入力できません。

  • [翻訳]チェックボックスは、既存のワークフロールールの[ワークフロールール編集]ページおよび[ワークフロールール詳細]ページで使用できます。企業のデフォルト言語で表された既存のルール内のメッセージを変更する場合、[翻訳]チェックボックスを使用して、翻訳されたバージョンのメッセージを更新されたメッセージで置き換えるか、変更しないままにするかを指定できます。[翻訳]チェックボックスをオンにすると、更新されたメッセージがデフォルトのフォントでデフォルトの企業言語で表示されます。翻訳された言語のメッセージを入力するまでは括弧で囲まれた青色のフォントで表示されます。メッセージをデフォルトの企業言語で更新するときに[翻訳]チェックボックスをオンにしないと、メッセージはデフォルトの企業言語で変更されますが翻訳されたメッセージは変更されません。

    注: ワークフロールールを作成したとき、[翻訳]チェックボックスはオフで読み取り専用です。[翻訳]チェックボックスは既存のワークフロールールを編集するときにのみ有効です。さらに、ワークフロールールを編集するときに翻訳フィールドで企業のデフォルト言語以外の言語を選択した場合、[翻訳]チェックボックスは読み取り専用です。

作業前の準備。この手順を実行するには、ユーザーの役割に[ワークフロー保存取消]権限および[データルールの管理 - ワークフロールールの管理]権限が必要です。

注意: [商談]レコードタイプは例外です。「商談」レコードタイプに対するワークフロールールで[保存取消]機能を使用する場合、ユーザーの役割に[ワークフロー保存取消]権限は必要ありません。ユーザーの役割に[データルールの管理 - ワークフロールールの管理]権限が設定されている場合、[更新されたレコードが保存される前に]トリガーがある「商談」レコードタイプに対するワークフロールールで、[保存取消]機能を使用できます。

ルール条件を満たさない場合に、ワークフローの保存操作を取り消すには

  1. [ワークフロールール詳細]ページの[条件が偽の場合にアクション]セクションで、[保存取消]チェックボックスをオンにします。
  2. (オプション)ルール条件を満たさないために保存処理が取り消されたときに表示するエラーメッセージを指定します。
  3. 変更を保存します。

次の表では、[ワークフロールール詳細]ページの[条件が偽の場合にアクション]セクションのオプションについて説明します。

フィールド

説明

翻訳

このチェックボックスは、ワークフロー保存取消メッセージに対する言語翻訳サポートの有効化チェックボックスが企業プロファイルでオンになっている場合にのみ使用可能です。

企業のデフォルト言語で表されたワークフロールール内のメッセージを変更する場合、[翻訳]チェックボックスを次のように使用します。

  • 翻訳されたバージョンのメッセージを更新されたメッセージで置き換える場合、[翻訳]チェックボックスをオンにします。
  • 翻訳されたバージョンのメッセージを変更せずに残す場合、[翻訳]チェックボックスをオンにしないでください。

保存取消

このチェックボックスをオンにすると、ルール条件を満たさない場合に次のアクションが実行されます。

  • ワークフロールールが終了します。
  • [更新されたレコードが保存される前に]トリガーイベントが指定されている(同じレコードタイプに基づく)以降のすべてのワークフロールールも終了します。
  • レコードの状態に対する以前のすべての変更(Oracle CRM On Demandで加えられた変更を除く)がロールバックされます。
  • レコードが元の状態に戻ります。ただし、Oracle CRM On Demandでレコードが更新されている場合は、その変更が[保存取消]アクションよりも優先されます。たとえば、プライマリ担当者が関連担当者から削除されると、Oracle CRM On Demandで親商談レコードのプライマリ担当者情報が更新されます。Oracle CRM On Demandによるこの更新は、商談レコードに対する[保存取消]アクションよりも優先されます。
  • [更新されたレコードが保存されたとき]トリガーイベントが指定されている、同じレコードタイプの以降のすべてのワークフロールールはトリガーされません。
  • 次のようなメッセージが返されます。
    • ユーザーのアクションによってルールがトリガーされると、そのルールをトリガーしたアクションを実行したユーザーに対してメッセージが表示されます。
    • Webサービスによってルールが呼び出された場合は、そのWebサービスに対してメッセージがエラー文字列として返されます。

      メッセージは、[メッセージの表示]フィールドで指定できます。

      このチェックボックスをオフにすると、ルールの条件を満たさない場合は、保存操作が行われません(メッセージも返されません)。

      デフォルトでは、[保存取消]チェックボックスはオフになっています。

メッセージの表示

このフィールドでは、ルールの条件を満たさない場合、およびルールの[保存取消]チェックボックスがオンの場合にユーザーまたはWebサービスに返すメッセージを指定できます。

このフィールドにメッセージを指定しない場合は、デフォルトのメッセージが返されます。メッセージの最大文字数は1,999文字です。

次の手順では、ワークフロー保存取消操作に対して翻訳されたバージョンのメッセージを入力する方法について説明します。

ワークフローに対して翻訳されたバージョンのメッセージを入力するには

  1. [ワークフロールールリスト]ページで、ワークフロールールの[編集]リンクをクリックします。
  2. [ワークフロールール編集]ページにある[翻訳言語]フィールドで、翻訳されたメッセージを入力する言語を選択します。

    注: デフォルトの企業言語以外の言語を選択すると、[ワークフロールール編集]ページまたは[ワークフロールール詳細]ページからワークフロールールを作成できません。ワークフロールールを作成できるのは、[翻訳言語]フィールドでデフォルトの企業言語が選択された場合のみです。

  3. [メッセージの表示]フィールドに翻訳されたメッセージを入力します。
  4. 変更を保存します。

各言語にこの手順を繰り返します。

関連トピック

関連するワークフロー情報については、次のトピックを参照してください。


公開日 2016 年 10 月 Copyright © 2005, 2016, Oracle. All rights reserved. Legal Notices.