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添付資料設定について
レコードタイプに応じて、次の方法でファイルをレコードに添付できます。
- 親レコードで添付資料関連項目を使用
- 添付フィールドを使用
添付資料関連項目の設定について
設定済みの添付資料関連項目をサポートするレコードタイプでは、ユーザーが複数の添付資料を親レコードにリンクできるように、ページレイアウトおよびユーザー役割を設定できます。各添付資料項目には、ファイルまたはURLのいずれかを含めることができます。ユーザーがこの方法でファイルやURLを添付できるようにするには、次のようにページレイアウトおよびユーザー役割を設定する必要があります。
- 親レコードタイプのページレイアウトで、[添付資料]セクションが関連情報セクションとして使用可能である必要があります。
- ユーザー役割には、[添付資料]レコードタイプに対して必要な権限が含まれている必要があります。
- ユーザー役割のアクセスプロファイルには、親レコードタイプのアクセス設定で設定された添付資料関連レコードタイプへの適切なアクセス権が含まれている必要があります。
ページレイアウトのカスタマイズについては「静的ページレイアウトのカスタマイズ」および「動的ページレイアウトの指定」を参照してください。ユーザー役割およびアクセスプロファイルの設定については、「ユーザー管理とアクセス制御」を参照してください。
次のレコードタイプでは、事前構成添付資料関連項目がサポートされます。
- 取引先
- 活動
- キャンペーン
- 担当者
- カスタムオブジェクト01、02および03
- 自動車ディーラー
- イベント
- 資金
- 資金リクエスト
- 世帯
- 見込み客
- 商談
- パートナー
- プログラムメンバーシップ
- サービスリクエスト
- 解決策
添付資料は、警告レコードおよびセールスステージレコードにリンクすることもできます。
企業の管理者は、設定済みの添付資料関連項目を使用して追加した添付資料の詳細を表示できます。詳細については、「企業の添付資料の管理」を参照してください。
添付フィールドの設定について
ユーザーは添付フィールドを使用して、単一ファイルをレコードに添付できます。添付フィールドがサポートされているのは次のレコードタイプです。
- カスタムオブジェクト01、02、03、04以降
- 在庫監査レポート
- サンプルトランザクション
- 署名
次のレコードタイプでは、添付資料のフィールドもサポートされます。ただし、これらのレコードタイプは、次のように関連項目としてのみ使用できます。
- 認定添付資料
認定添付資料レコードタイプは、認定レコードタイプの関連項目としてのみ使用可能にできます。
- 申込書類添付資料
申込書類添付資料レコードタイプは、申込書類レコードタイプの関連項目としてのみ使用可能にできます。
- ビジネス計画添付資料
[ビジネス計画添付資料]レコードタイプは、[ビジネス計画]レコードタイプの関連項目としてのみ使用可能にできます。
- 認定レベル添付資料
認定レベル添付資料レコードタイプは、認定レベルレコードタイプの関連項目としてのみ使用可能にできます。
- コース添付資料
コース添付資料レコードタイプは、コースレコードタイプの関連項目としてのみ使用可能にできます。
- 試験添付資料
試験添付資料レコードタイプは、試験レコードタイプの関連項目としてのみ使用可能にできます。
- MDFリクエスト添付資料
MDFリクエスト添付資料レコードタイプは、MDF リクエストレコードタイプの関連項目としてのみ使用可能にできます。
- 目標添付資料
[目標添付資料]レコードタイプは、[目標]レコードタイプの関連項目としてのみ使用可能にできます。
- パートナープログラム添付資料
パートナープログラム添付資料レコードタイプは、パートナープログラムレコードタイプの関連項目としてのみ使用可能にできます。
- 保険証券添付資料
保険証券添付資料レコードタイプは、保険証券レコードタイプの関連項目としてのみ使用可能にできます。
- 特別価格リクエスト添付資料
特別価格リクエスト添付資料レコードタイプは、特別価格リクエストレコードタイプの関連項目としてのみ使用可能にできます。
これらのレコードタイプのいくつかは、業界に固有であるか、Oracle CRM On Demand Partner Relationship Management Editionの場合のみ存在し、Oracle CRM On Demandのエディションでは使用できないことがあります。
一部のレコードタイプでは、添付フィールドがOracle CRM On Demandの標準ページレイアウトに表示されます。必要に応じて、リストされている全レコードタイプの詳細ページレイアウトに添付フィールドを表示できます。次の3つの添付フィールドがあります。
- 添付資料。レコードの編集ページ上では、このフィールドに最初にクリップアイコンが表示されます。ファイルがアップロードされた後は、レコードの詳細ページ上のこのフィールドに添付ファイルの名前とサイズが表示されます。[レコード編集]ページのこのフィールドにも、ペーパークリップアイコンおよびファイルの削除に使用できる[X]アイコンが表示されます。ユーザーがファイルをレコードに添付できるようにするには、このフィールドをページレイアウトに表示する必要があります。[添付資料]フィールドに表示されるファイル名とファイルサイズは計算された値であるため、このフィールドを検索フィールドとして使用することはできません。
- 添付資料: ファイル名。これは読み取り専用フィールドで、ユーザーがアップロードしたファイルの名前が自動的に表示されます。[添付資料: ファイル名]フィールドは検索フィールドとして使用できます。このフィールドの表示はオプションです。
- 添付資料: サイズ (バイト):このフィールドには、添付資料のサイズが表示されます。このフィールドの表示はオプションです。
ページレイアウトのカスタマイズについては「静的ページレイアウトのカスタマイズ」および「動的ページレイアウトの指定」を参照してください。
カスタムオブジェクトおよび添付フィールドの設定について
カスタムオブジェクトレコードタイプは、企業のビジネス要件を満たすように、次の方法で設定できます。
- カスタムオブジェクトレコードタイプを、別のレコードタイプの関連レコードタイプとして設定できます(カスタムオブジェクトレコードタイプは、Oracle CRM On Demandのほとんどの主要レコードタイプで関連レコードタイプとしてサポートされています)。
このように設定すると、親レコードとリンク先レコードタイプは1対多関係になります。この設定により、リンク先レコードタイプで添付フィールドを表示すると、ユーザーは複数の添付資料(1つの子レコードに1つずつ)を親レコードにリンクできます。
たとえば、カスタムオブジェクト04の[詳細]ページに添付フィールドを表示し、カスタムオブジェクト04の名前を「目標の添付資料」に変更できます。次に、この「目標の添付資料」レコードタイプを[目標]レコードタイプの関連情報セクションとして使用可能にできます。
- カスタムオブジェクトレコードタイプを、他のレコードタイプと多対多の関係に設定できます。詳細については、「カスタムオブジェクトの多対多の関係について」を参照してください。
- カスタムオブジェクトレコードタイプを、添付資料レコードタイプとして使用できるように設定し、独自のタブ、ホームページ、リストなどを持つトップレベルレコードタイプとして使用可能にできます。
この設定は、多数のユーザーが興味を示す資料へのアクセス権をユーザーに付与する場合に使用できます。この設定により、ユーザーは、カスタム添付資料レコードタイプのレコードにアップロードされた添付資料を検索することもできます。
他のレコードタイプと同様に、添付フィールドがサポートされているレコードタイプをユーザーが使用できるように、ユーザーのユーザー役割およびアクセスプロファイルのアクセスレベルが適切であることを確認する必要があります。ユーザー役割およびアクセスプロファイルの設定については、「ユーザー管理とアクセス制御」を参照してください。
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