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フィールドの作成と編集

レコードタイプフィールド]ページからアクセスする、レコードタイプの[フィールド編集]ページで、カスタムフィールドの作成および既存のフィールド定義の編集を行うことができます。[レコードタイプフィールド]ページには、各フィールドの表示名、フィールドタイプ、フィールドが必須かどうか、およびフィールドでコピー有効機能を使用できるかどうかが表示されます。

[クライアント側拡張機能のアップロードおよびカスタム HTML ヘッドタグの管理]権限を含む役割が割り当てられている場合は、[レコードタイプフィールド]ページに[HTML フィールドタグ]カラムも表示されます。このカラムには、フィールドの操作を実行するカスタムJavaScriptコードで使用されるフィールド名が表示されます。このようなカスタムコードの開発方法の詳細は、『Oracle CRM On Demand JavaScript API Developer’s Guide』を参照してください。

レコードタイプフィールド]ページの[統合タグ Web Services v2.0]カラムには、各フィールドの統合タグが表示されます。これらは、Web Services v2.0のWSDLファイルで使用されるフィールド名です。WSDLファイルの詳細については、「WSDLおよびスキーマファイルのダウンロード」を参照してください。

注: カスタムオブジェクトレコードタイプでは、カスタム関連情報フィールドを作成できます。これらのレコードタイプについては、[フィールド編集]ページで、[関連情報]、[関連レコードタイプ]および[関連フィールド]の各フィールドを使用できます。[フィールド編集]ページのこれらのフィールドは、カスタム関連情報フィールドを作成する場合にのみ使用します。[フィールド編集]ページの他の大部分のフィールドは、[関連情報]チェックボックスをオンにした後に読み取り専用フィールドになります。カスタム関連情報フィールドおよびそれらの作成方法の詳細は、「カスタム関連情報フィールドについて」および「カスタム関連情報フィールドの作成」を参照してください。

作業前の準備。次の手順を実行するには、[アプリケーションをカスタマイズ]権限を含む役割が割り当てられている必要があります。

カスタムフィールドの作成およびフィールドの編集を行うには

  1. 任意のページの右上隅にある[管理]グローバルリンクをクリックします。
  2. [アプリケーションカスタマイズ]セクションで、[アプリケーションカスタマイズ]リンクをクリックします。
  3. [レコードタイプセットアップ]セクションで、必要なレコードタイプのリンクをクリックします。
  4. [フィールド管理]セクションで、[レコードタイプフィールドセットアップ]をクリックします。
  5. [フィールド]ページで、次の操作を行います。
    • カスタムフィールドを作成する場合は[新規フィールド]をクリックします。
    • フィールドの定義を編集するには、フィールドの[編集]リンクをクリックします。

      注:標準のフィールドを編集し、編集したすべての値をデフォルト設定にリセットする場合は、[保存]ボタンと[取消]ボタンの隣にある[初期値]ボタンをクリックします。

  6. [フィールド編集]ページで表示名を入力します。

    表示名はフィールドのラベルです。

  7. フィールドを作成する場合は、[フィールド編集]ページでフィールドタイプを選択します。

    注意:カスタムフィールドを保存した後は、フィールドタイプは変更できません。 

    カスタムフィールドには次のルールが適用されます。このルールは、同じフィールドタイプのデフォルトのフィールドに適用されるルールとは異なる場合があります。

    フィールドのタイプ

    最大長

    メモ

    チェックボックス

    該当なし

    注: ユーザーは、タイプがチェックボックスである、[必須]のマークが付いたフィールドを選択する必要があるわけではありません。チェックボックスフィールドの値をTrueにする(つまり、チェックボックスをオンにする)場合は、チェックボックスフィールドのフィールド検証ルールを使用する必要があります。詳細については、「フィールド管理について」を参照してください。

    日付

    25

     

    日時

    25

     

    整数

    10

    整数の範囲は-2147483647から2147483647までです。

    複数選択ピックリスト

     

    複数選択ピックリストのデフォルト値は定義できません。

     

    数値

    10

    数値の範囲は-2147483648から2147483647までです。

    電話

    35

     

    ピックリスト

    30

    ピックリストには最大1000の値を定義できます。ただし、ユーザーインターフェイスで使用できる値は、これらの中の300のみです。実行時に取得されるピックリスト値の合計セットは、ピックリスト値の数に企業レベルで有効な言語数を乗算して計算されます。この数は、10000を超えないようにするする必要があります。たとえば、900の値リストと12の有効な言語がある場合、取得した値の結合リストは10800であり、10000を超えているため、Oracle CRM On Demandではこのピックリストにアクセスできません。

    ピックリスト値の最大長は30ですが、入力された値が既存の値と重複しているかどうかの決定に使用されるのは最初の28文字のみです。

    注意: ピックリスト値を定義する場合、各言語のピックリストの順序は独立しています。つまり、ある言語についてピックリスト値の順序を定義した際に、ピックリストを他の言語に翻訳した場合にこの順序は自動的に複製されません。すべての言語においてピックリスト値の順序の一貫性を維持する場合は、すべての翻訳において正しい順序を手動で設定する必要があります。

    テキスト (長い)

    255

    テキストフィールドでは、1行のテキストフィールドを使用します。

    テキスト (短い)

    40

    テキストフィールドでは、1行のテキストフィールドを使用します。ただし、フィールドによって長さは異なります。

    テキスト(短い - マスク可能)

    40

    マスク可能フィールドでは、特定のレコードタイプでの一部のデータを一部のユーザーに非表示にすることができます。たとえば、マスク可能フィールドに4558785236という値が含まれている場合は、ユーザーにはXXXX5236と表示されます。詳細は、「マスク可能フィールドについて」を参照してください。

    Web リンク

    該当なし

    [Webリンク]カスタムフィールドにより、レイアウト内に状況依存のハイパーリンクを作成できます。

    [テキストを表示]フィールドには、最大で250文字を含めることができます。[URL]フィールドには、最大で8000文字を含めることができます。ブラウザによってURLの最大長は異なります。指定したURLが長すぎると、想定どおりに動作しないことがあります。パラメータの置換を使用している場合、URL長は変化します。

    作成できるWebリンクと連結フィールドの合計数はレコードタイプによって異なりますが、一部のレコードタイプではWebリンクと連結フィールドを合わせて100個作成できます。Oracle CRM On Demandのフィールドの詳細は、「カスタムフィールドについて」を参照してください。

    詳細は、「Webリンクの設定」を参照してください。

    連結フィールド

    該当なし

    連結フィールドは、複数のフィールドからの値の表示や追加テキストの表示が可能なフィールドです。

    作成できるWebリンクと連結フィールドの合計数はレコードタイプによって異なりますが、一部のレコードタイプではWebリンクと連結フィールドを合わせて100個作成できます。Oracle CRM On Demandのフィールドの詳細は、「カスタムフィールドについて」を参照してください。

    ほとんどのレコードタイプに連結フィールドを設定できます。詳細は、「連結フィールドの設定」を参照してください。

  8. (オプション)フィールド名を、企業で有効にした他の言語に翻訳する必要があることを示すには、[翻訳]チェックボックスをオンにします。
  9. [保存]をクリックします。
  10. [追加プロパティ]セクションで、必要に応じて次のフィールドに情報を入力します。

    フィールド

    コメント

    必須

    このチェックボックスをオンにすると、レコードの作成または更新時にそのフィールドが必須フィールドになります。たとえば、新しい担当者の追加時にすべてのユーザーが[取引先]フィールドに必ず入力するように設定できます。

    注: ユーザーは、タイプがチェックボックスである、[必須]のマークが付いたフィールドを選択する必要があるわけではありません。チェックボックスフィールドの値をTrueにする(つまり、チェックボックスをオンにする)場合は、チェックボックスフィールドのフィールド検証ルールを使用する必要があります。詳細については、「フィールド管理について」を参照してください。

    条件付き必須

    定義された条件が満たされた場合にのみフィールドを必須にする必要がある場合は、条件式を直接入力するか、または[fx]アイコンをクリックして[Expression Builder]ウィンドウを開きます。

    注: フィールド管理では、フィールドを必須または条件付き必須のどちらかに設定できますが、両方に設定することできません。そのため、[必須]チェックボックスを選択すると、[条件付き必須]フィールドに式を入力できません。

    条件付き必須フィールドの条件に使用できるExpression Builderの機能には、一部制限があります。条件付き必須フィールドおよびExpression Builderの機能に適用される制限の詳細は、「条件付き必須フィールドについて」を参照してください。

    デフォルト値

    値または式を直接入力するか、または[fx]アイコンをクリックして[Expression Builder]ウィンドウを開きます。

    複雑な式を追加できるのは、役割に[高度なフィールド管理]権限が含まれている場合のみです。このフィールドには、最大で1024文字の式を含めることができます。デフォルト値を設定するための式を作成する場合、式の結果はフィールドの許容最大文字数を超えてはなりません。また、Expression Builderで関数に渡される文字列または数値リテラルは75文字を超えてはなりません。

    このフィールドにデフォルト値を直接入力する場合、デフォルト値の文字数はそのフィールドタイプの許容最大文字数を超えてはなりません。数値タイプのフィールドの場合、値はフィールドの値範囲内に収まっている必要があります。

    デフォルト値の設定の詳細は、「フィールド管理について」を参照してください。式で使用できる構文については、「Expression Builder」を参照してください。

    注: デフォルト値をマスク可能フィールドに割り当てた場合は、ユーザーの役割に[マスクされたデータの表示]権限が含まれていない場合でも、新規レコードの作成時にそのフィールドに完全なデフォルト値が表示されます。

    読み取り専用

    このチェックボックスをオンにすると、そのフィールドが読み取り専用になります。

    コピー有効

    このチェックボックスをオンにすると、レコードの詳細ページにある[レコードのコピー]ボタンを使用してレコードタイプをコピーするときに、このフィールドをコピーできます。

    最適化

    そのレコードタイプに対して、最適化されたフィールドを使用できるフィールドタイプを選択した場合に、このチェックボックスが自動的に有効になります。[最適化]チェックボックスの右側に、使用可能な最適化されたフィールドの残りの数が表示されます。最適化されたフィールドが必要な場合は、[最適化]チェックボックスを選択する必要があります。

    注: フィールドに対して[最適化]チェックボックスを選択し、保存している場合は、[編集]ページでその選択を解除することはできません。ただし、フィールドの使用目的を変更する場合、フィールドの名前を変更することはできます。

    説明

    フィールドに関する追加情報を入力します。

    デフォルトをポスト

    このフィールドは、[高度なフィールド管理]権限を含むユーザー役割が割り当てられている場合にのみ表示されます。

    新規レコードの作成時に、フィールドにデフォルト値が自動的に入力されないようする場合は、このチェックボックスをオンにします。ユーザーまたは統合ツールから値が提供されない場合にのみ、指定したデフォルト値がレコードの保存時に設定されます。

    注: チェックボックスフィールドに対して事後デフォルトを選択することはできません。

    フィールド検証

    このフィールドは、[高度なフィールド管理]権限を含むユーザー役割が割り当てられている場合にのみ表示されます。

    式を直接入力するか、または[fx]アイコンをクリックして[Expression Builder]ウィンドウを開きます。

    このフィールドには、1024文字まで入力できます。

    フィールド検証の詳細は、「フィールド管理について」を参照してください。また、式に使用できる構文については、「Expression Builder」を参照してください。

    フィールド検証エラーメッセージ

    このフィールドは、[高度なフィールド管理]権限を含むユーザー役割が割り当てられている場合にのみ表示されます。

    フィールドの検証に失敗した場合に標準メッセージに追加して表示する、カスタムエラーメッセージを入力します。このメッセージで使用できるのは、文字、数字、スペース、およびカンマ、ピリオド、ダッシュの記号のみです。

    エラーメッセージの表示は、カスタムエラーメッセージを指定した場合と指定しなかった場合とで異なり、次のようになります。

    フィールド検証が設定され、カスタムメッセージが指定されていない場合:'[フィールド]'に入力された値は、企業の管理者によって設定された検証ルールを満たしません。検証条件は'[ルール]'(エラーコード)です。

    フィールド検証が設定され、カスタムメッセージが指定されている場合:[カスタムエラーメッセージ](エラーコード)です。

    ツールヒントの表示形式

    このフィールドは、[高度なフィールド管理]権限を含むユーザー役割が割り当てられている場合にのみ表示されます。

    ドロップダウンリストから[HTML]または[プレーンテキスト]を選択して、ツールヒントを表示する形式を選択します。このフィールドのデフォルト値は[プレーンテキスト]です。

    HTML形式のツールヒントを使用する場合、複雑なHTMLを使用せず、ツールヒントに表示されるイメージの数を少なくすることで、パフォーマンスが向上します。ハイパーリンクなどのインタラクティブコントロールはサポートされていません。ツールヒントテキストを読みやすくするためにHTML形式のツールヒントを使用する場合は、余白を使用することをお勧めします。HTMLタグ<DIV>を使用する場合は、<DIV>タグ内のコンテンツが必ずツールヒントボックス内に収まるようにするために境界線を使用することをお薦めします。次に例を示します。

    <div style="background-color:red;padding:3px 8px; border-radius:5px;">

    これは、余白を含み、背景が赤のツールヒントメッセージです。

    </div>

    注: Oracle CRM On Demandでのカスタマイズコードの使用に適用される考慮事項の詳細は、「Oracle CRM On Demandでカスタマイズされたコードを使用するお客様についての重要な考慮事項」を参照してください。

    ツールヒントテキスト

    このフィールドは、[高度なフィールド管理]権限を含むユーザー役割が割り当てられている場合にのみ表示されます。

    フィールドの機能に関する情報を入力します。ユーザーがフィールドの上にポインタを移動すると、この情報がツールヒントとして表示されます。このテキストフィールドには最大1500文字まで入力できます。

    注: ツールヒントは慎重に使用し、ツールヒントテキストは有益かつ簡潔にしておくことをお勧めします。

  11. [保存]をクリックします。

    追加した新しいフィールドは、括弧で囲まれた青いテキストの形式で自動的に表示され、[翻訳]チェックボックスの設定に関係なく他の有効な言語で表示されます。

  12. 新しい名称、フィールド検証エラーメッセージ、説明またはツールヒントテキストの翻訳を手動で入力するには、次の操作を行います。
    1. [翻訳言語]ドロップダウンリストから、翻訳を入力する言語を選択します。
    2. 名称、フィールド検証エラーメッセージ、説明またはツールヒントテキストを翻訳するフィールドの[編集]リンクをクリックします。
    3. 翻訳を[表示名]、[フィールド検証エラーメッセージ]、[説明]またはツールヒントテキストフィールドに入力し、[保存]をクリックします。

      フィールドの名前を翻訳した場合は、翻訳した名前が[表示名]カラムに黒いテキストで表示されます。

    4. 翻訳を入力する各言語に対して、ステップaからcを繰り返します。
    5. 翻訳の入力終了後に[レコードタイプフィールド]ページでの作業を続行するには、[言語]ドロップダウンリストで、企業のデフォルト言語を選択します。

      注:Oracle CRM On Demand Answersユーザーの言語がカスタムフィールド作成時の言語と異なる場合に、カスタムフィールドをOracle CRM On Demandに表示するには、カスタムフィールドを該当する言語に翻訳する必要があります。たとえば、英語で作成されたカスタムフィールドは、ドイツ語に翻訳されない限り、ドイツ語のユーザーのOracle CRM On Demand Answersに表示されません。

      [翻訳]をオンにすると、他のすべての言語の[表示名]と[フィールド検証エラーメッセージ]の両方が上書きされます。

  13. ピックリストまたは複数選択ピックリストを作成した場合は、次の操作を行います。
    1. カスタムフィールドの[ピックリストを編集]リンクをクリックします。
    2. [ピックリスト値]ボックスで、各値を個別の行に入力します。
    3. レコードを保存します。
    4. (オプション)企業でピックリスト値グループを使用している場合は、ピックリスト値をピックリスト値グループにマップします。詳細は、「ピックリスト値グループへのピックリスト値のマッピング」を参照してください。

注: ここで、フォーム(編集、詳細、および作成の各フォーム)に表示されるように、新たに作成したカスタムフィールドを公開する必要があります。デフォルトでは表示されません。カスタムフィールドを表示するには、必要に応じて新しいページレイアウトを作成し、そのフィールドを表示する必要がある各役割に割り当てられるようにします。


公開日 2016 年 10 月 Copyright © 2005, 2016, Oracle. All rights reserved. Legal Notices.