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結果へのナレーティブテキストの追加

[ナレーティブ]ビューは、レポートとともに表示する1つまたは複数の段落を追加するために使用します。ナレーティブテキストは、コンテキスト、説明テキスト、詳細な説明などの情報を示すのに役立ちます。[ナレーティブ]ビューでは次の操作を実行できます。

  • 結果の各カラムに対応したプレースホルダーと文章を入力します。
  • ロウの分割方法を指定します。
  • 書式設定ボタンを使用して、テキストを太字、斜体、または下線付きにしたり、改行を挿入したりします。
  • [ナレーティブ]ビューで使用されるフォントに整形書式設定を適用するか、または以前に保存済みのビューからフォントの書式設定をインポートします。

ナレーティブテキストビューを使用したシナリオ例

結果セットの一部として、2つ目のカラムに地域名を返すレポートを作成するとします。次の例のように、[ナレーティブ]ビューを表示したいとします。ここでは、説明テキストと、別の行に各地域が配置されるようにします。

このレポートでは、地域別の売上を示します。対象地域は次のとおりです。

東部地域

西部地域

次の表では、この例でユーザーが[ナレーティブ]ビューに入力する内容について説明します。

フィールド

入力内容

説明

プレフィックス

[b]
このレポートでは、地域別の売上を示します。対象地域は次のとおりです。[/b][br][br]

入力内容に応じてナレーティブがテキストで始まります。テキストは太字で表示され、改行が2個続きます。

[プレフィックス]テキストボックスにカーソルを合わせ、[太字]ボタン(B)をクリックして、太字テキストの開始と終了にタグを挿入します。タグの間に次のテキストを入力します。

このレポートでは、地域別の売上を示します。対象地域は次のとおりです。

[改行]ボタンを2回クリックします。

ナレーティブ

@2

入力内容に、ナレーティブテキストの2つ目のカラム(地域の名前)の結果が挿入されます。

カーソルを[ナレーティブ]テキストボックスに合わせ、文字@2を入力します。

ロウセパレータ

[br]

入力内容で、ナレーティブテキストの各ロウを新しい行で開始します。

カーソルを[ロウセパレータ]テキストボックスに合わせ、[改行]ボタンを2回クリックします。

ポストフィックス

[br][b]
地域別売上レポートの最後[/b]

プレフィックスの場合と同様、このエントリによりナレーティブにテキストが追加されます。

ナレーティブビューの予約文字

[ナレーティブ]ビューでは、次に示す予約文字を使用できます。

@     (アットマーク記号。ただし、[ナレーティブ]ボックスのカラムプレースホルダとして使用されていない場合)

[     (左かっこ)

]     (右かっこ)

     (一重引用符)

\     (バックスラッシュ)

注意: 予約文字を含める場合、その文字の前にバックスラッシュ(\)を付けて予約を解除します。たとえば、ナレーティブテキストでバックスラッシュを含める場合、「\\」を入力します。

ナレーティブビューの追加または修正

次の手順では、ナレーティブビューを構築する方法について説明します。

[プレフィックス]、[ナレーティブ]、および[ポストフィックス]テキストボックスでは、書式設定ボタンを使用してテキストを太字、イタリック、下線付きで表示できます。

注:改行を入れるには、[改行]ボタンを使用します。Enterキーを押しても改行されません。

ナレーティブビューを追加または修正するには

  1. Oracle CRM On Demand Answersの[レイアウトを作成]ページで、次のいずれかの操作を実行します。
    • 新しいナレーティブビューを追加するには、ビューの追加をクリックし、[詳細設定]、ナレーティブの順に選択します。
    • 既存のナレーティブビューを編集するには、ビューの[ビューを編集]ボタンをクリックします。

      ナレーティブビューのオプションと設定がワークスペースに表示されます。

  2. ワークスペースで各フィールドの選択を入力します。

    次の表では、各フィールドについて説明します。

    ナレーティブビューのワークスペースのフィールド

    コメント

    プレフィックス

    ナレーティブのヘッダーを指定します。このテキストはナレーティブの先頭に表示されます。

    ナレーティブ

    結果の各ロウに表示されるナレーティブテキストを指定します。@nを使用して、指定したカラムの結果をナレーティブに含めます。たとえば、@1は1つ目のカラムの結果をナレーティブに挿入します。@3は3つ目のカラムの結果を挿入します。

    ロウセパレータ

    ロウセパレータタグを指定します。書式にデフォルト以外のセパレータを使用するには、[ロウセパレータ]ボックスに目的のロウセパレータを入力します。

    ポストフィックス

    ナレーティブのフッターを指定します。このテキストはナレーティブの最後に表示されます。

  3. [ナレーティブ]ビューで使用されるフォントに整形書式設定を適用するには、[ビューの書式設定]ボタンをクリックします。
  4. 以前に保存したビューからフォント書式設定をインポートするには、[別の分析から書式設定をインポート]ボタンをクリックして、保存済みビューに移動します。

    注意: ステップ2(レイアウトの作成)のフォーマットが設定されたレポートからフォーマットをインポートできます。ステップ1(条件の定義)のフォーマットはインポートできません。

  5. ナレーティブビューをプレビューするには、結果の表示チェックボックスをオンにします。
  6. [OK]をクリックし、[レイアウトビュー]ページに戻ります。
  7. ページ上でナレーティブビュー(および、必要な場合は他のビュー)を移動または編集するには、次の操作を実行します。
    • ビューをページ上の別の場所に移動するには、ビューをドラッグして新しい場所にドロップします。
    • ナレーティブビューの外観を書式設定するには、ビューの[ビューのフォーマット]ボタンをクリックします。

      セル、境界、背景、および追加の書式関連オプション(幅、高さ、インデント、右スペース、上スペース、下スペース)を指定できます。

    • ナレーティブビューを編集するには、ビューの[ビューを編集]ボタンをクリックします。
    • ナレーティブビューを削除するには、ビューの[ビューの削除]ボタンをクリックします。
  8. 変更が終了したら、レポートを保存します。

公開日 2016 年 10 月 Copyright © 2005, 2016, Oracle. All rights reserved. Legal Notices.