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動的ページレイアウトの指定

動的レイアウトでは、指定された状況に関連する情報のサブセットのみをエンドユーザーに管理させることにより、アプリケーションを簡素化できます。たとえば、企業では、顧客タイプの取引先、見込み顧客タイプの取引先、パートナータイプの取引先など、異なるタイプの取引先を追跡することがあります。動的ページレイアウト機能を使用すると、取引先タイプに基づいて、異なった取引先フィールドと関連項目を表示する複数のレイアウトを設定できます。また、これらのレイアウトを1つ以上のユーザー役割に関連付けることができます。ユーザーが特定の取引先レコードをドリルダウンすると、そのユーザーの役割と取引先タイプに基づいて、適切なページレイアウトが表示されます。

レコードタイプに動的ページレイアウトを定義すると、定義済みピックリスト値を使用してページレイアウトの動的レンダリングが行われます。ピックリストの値ごとに表示するページレイアウトを指定します。レコードで選択されたピックリスト値に基づいて、同じレコードタイプでも別のレコードには別のページレイアウトが表示されるようになります。

注: 動的レイアウトを使用する場合、予測できない動作が発生する可能性があるため、内部ピックリストIDと同じピックリスト値を使用できません。

場合によっては、動的ページレイアウトとユーザー役割を関連付ける必要があります。動的ページレイアウトとユーザー役割は、多対多の関係を設定できます。

各ピックリスト値にはレイアウトを1つのみ関連付けますが、1つのページレイアウトを複数のピックリスト値に関連付けることができます。ピックリスト値とページレイアウト間の関連付けの制限は200です。すでにユーザー役割に関連付けられているレイアウトは削除できません。

注意:ドライビングピックリストに関連付けられているすべての動的レイアウトに、ドライビングピックリストを含めることをお勧めします。割り当てられたレイアウトのいずれかにドライビングピックリストがなく、そのレイアウトに関連付けられたピックリスト値を選択してレコード用に保存した場合、レイアウトにドライビングピックリストが表示されないため、フィールドを編集できません。

次の表に、各レコードタイプの定義済みドライビングピックリスト値を示します。

レコードタイプ

ドライビングピックリスト

取引先

取引先タイプ

活動: アポイント

タイプ

活動: タスク

タイプ

アポイント

タイプ

資産

資産タイプ

ビジネス計画

タイプ

コール活動

タイプ

キャンペーン

キャンペーンタイプ

担当者

担当者タイプ

カスタムオブジェクト 01-03

タイプ

カスタムオブジェクト04以降

タイプ

取引交渉登録

タイプ

自動車ディーラー

状態

イベント

タイプ

資金

状態

資金リクエスト

状態

世帯

セグメント

在庫監査レポート

タイプ

見込み客

見込み客情報源

医学教育

タイプ

メッセージプラン応答

タイプ

メッセージプラン

タイプ

メッセージプラン項目

タイプ

メッセージプラン項目関係

タイプ

目標

タイプ

商談

商談タイプ

商談製品売上

タイプ

パートナー

パートナー組織状況

パートナープログラム

パートナータイプ

保険

業種

ポートフォリオ

取引先タイプ

売上

タイプ

売上: 取引先売上

タイプ

売上: 担当者売上

タイプ

サンプルトランザクション

タイプ

サービスリクエスト

タイプ

解決策

状態

タスク

タイプ

車両

プロダクトタイプ

車両財務情報

融資タイプ

ページレイアウト名に使用できる文字数は制限されています。詳細は、「カスタムレイアウト制限について」を参照してください。

ページレイアウトおよびリスト

ユーザーが検索できるフィールド、リストに表示できるフィールド、およびエクスポートできるフィールドは、ページレイアウトと役割権限を使用して制限できます。ユーザーがレコードリストの作成や絞り込みを行い、高度な検索を使用してレコードを検索する際は、そのユーザーの役割に割り当てられている権限とページレイアウトによって、検索および表示できるフィールドが決まります。

ユーザーの役割に対して[[検索]および[リスト]のすべてのフィールド]権限が有効な場合は、レコードタイプのユーザーの役割に割り当てられた検索レイアウトで使用可能なすべてのフィールドを検索できます。また、リストを作成または絞り込む場合、ユーザーは、検索で返されるレコードのリストにカラムとして表示するフィールドを選択できます。

:企業の管理者が、[検索]および[リスト]のすべてのフィールド権限をユーザー役割の多くで使用可能にしないことをお勧めします。その権限が使用可能でない場合、企業で使用しないフィールドは検索およびリストのページに表示されません。これにより、不要な情報が削減され、ユーザーが最も必要なフィールドを表示することが容易になります。

ユーザーの役割に対して[[検索]および[リスト]のすべてのフィールド]権限が無効な場合は、次の基準を両方とも満たす場合のみ、フィールドを検索できます。

  • レコードタイプのユーザーの役割に割り当てられた検索レイアウトで、フィールドが使用可能であること。
  • 該当するレコードタイプのユーザーの役割に割り当てられた[詳細]ページレイアウトにフィールドが表示されていること。役割に動的ページレイアウトが定義されている場合は、少なくともその動的ページレイアウトの1つにフィールドが表示されている必要があります。

また、リストを作成または絞り込む場合は、レコードタイプのユーザーの役割に割り当てられた(動的ページレイアウトを含む)少なくとも1つの[詳細]ページレイアウトにフィールドが表示されている場合にのみ、ユーザーは、検索で返されるレコードのリストにカラムとして表示するフィールドを選択できます。この制約は、リスト内のエクスポートできるフィールドにも影響します。ユーザーの役割で[リスト - 表示されたフィールドのエクスポート]権限が有効で、[リスト - すべてのフィールドのエクスポート]権限が無効の場合は、リストに表示されているフィールドのみエクスポートできます。ユーザーはリスト内のレコードのすべてのフィールドをエクスポートすることはできません。

作業前の準備。次の手順を実行するには、[アプリケーションをカスタマイズ]権限と[カスタムアプリケーション - 動的レイアウトの管理]権限を含む役割が割り当てられている必要があります。

動的ページレイアウトを作成または変更するには

  1. 任意のページの右上隅にある[管理]グローバルリンクをクリックします。
  2. [アプリケーションカスタマイズ]セクションで、[アプリケーションカスタマイズ]リンクをクリックします。
  3. [レコードタイプセットアップ]セクションで、必要なレコードタイプのリンクをクリックします。
  4. [動的レイアウト管理]セクションで、[レコードタイプ動的レイアウト]リンクをクリックします。
  5. [動的ページレイアウト]リストで、次の該当する操作を行います。
    • [編集]または[コピー]をクリックして、既存のレイアウトを変更します。
    • [新規レイアウト]ボタンをクリックして、新しいレイアウトを作成します。

      動的レイアウトウィザードの指示に従って手順を完了します。

  6. ステップ1の[レイアウト名]で、次の操作を行います。
    1. 動的レイアウトの名前を入力します。
    2. デフォルトのレイアウトを選択します。このレイアウトは、次のステップでデフォルトのレイアウトとして提示されます。

      [ドライビングピックリスト]フィールドには、ピックリストが表示されます。ピックリストの値により、ユーザーの画面に表示されるレイアウトが決定されます。

  7. ステップ2のフィールドの割当では、各ピックリスト値をレイアウト名と関連付けます。

    注:各動的ページレイアウトについて、ドライビングピックリスト値とページレイアウト間の関連付けの制限は200です。

    レコードに対応するピックリスト値がある場合、選択したレイアウトが表示されます。

  8. [終了]をクリックします。

関連トピック

パーソナライズページレイアウトが動的ページレイアウトとやり取りする方法:


公開日 2016 年 10 月 Copyright © 2005, 2016, Oracle. All rights reserved. Legal Notices.