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ユーザーの委任について
委任ユーザー機能が有効な場合、ユーザーは自分のレコードの所有者アクセスを他のユーザーに委任できます。加えて、該当する権限を持つユーザーは、他のユーザーの委任者を指名できます。通常は、企業の管理者のみが他のユーザーの委任者を指名できます。
委任ユーザー機能は、[企業プロファイル]ページの次のチェックボックスを使用して制御します。
委任ユーザー機能を有効にするには、これらのチェックボックスを両方ともオンにする必要があります。加えて、委任されたユーザーと委任元のユーザーの関連情報セクションが、次のようにユーザーの役割または管理者の役割の関連ページレイアウトで使用可能になっている必要があります。
- ユーザーが委任者を指名できるようにするには、ユーザーの役割のユーザー所有者ページレイアウトで[委任されたユーザー]関連情報セクションを使用可能にする必要があります。
- 委任されたユーザーのリストをユーザーが確認できるようにするには、ユーザーの役割のユーザー所有者ページレイアウトで[委任されたユーザー]関連情報セクションを使用可能にする必要があります。
- 管理者が他のユーザーの委任者を指名できるようにするには、管理者の役割のユーザー管理ページレイアウトで、次の少なくとも1つの関連情報セクションを使用可能にする必要があります。
- 委任されたユーザー。ユーザーのレコードの[委任されたユーザー]セクションでは、管理者がユーザーの委任者を指名できます。
- 委任元ユーザー。ユーザーのレコードの[委任元ユーザー]セクションでは、管理者がユーザーを他のユーザーの委任者として指名できます。
委任ユーザーを指名するときは、次の情報に注意してください。
- [委任されたユーザー - 役割]フィールドが、ユーザーの役割やデータアクセスに関連付けられることはありません。これは、企業の管理者がユーザーの委任を分類するために定義可能なピックリストです。このピックリストには、デフォルト値がありません。企業の管理者は、[Delegated Users Field setup(委任ユーザーフィールドのセットアップ]ページから必要に応じてカスタマイズできます。ピックリストのカスタマイズの詳細については、「ピックリスト値の変更」を参照してください。
- 委任ユーザーは、プライマリユーザーが所有する、またはプライマリユーザーがチームやグループをとおしてアクセスできるレコードへの、プライマリユーザーの所有者アクセスを取得します。レコードへのプライマリユーザーのデフォルトアクセスは取得しません。
- どのレコードタイプでも、委任ユーザーが委任アクセスを使用してそのタイプのレコードを表示するには、その委任ユーザーの役割で[アクセス可能]オプションが有効になっている必要があります。同様に、委任ユーザーがそのタイプのレコードを作成するには、その委任ユーザーの役割でレコードタイプの[作成可能]オプションが有効になっている必要があります。
- 委任ユーザーは、ブックセレクタの[サブ項目を含める]オプションを使用して、自分自身のレコードとプライマリユーザーのレコードをすべてリストに表示できます。代わりに、自分自身の名前を選択すると、所有権、役割、チームなどをとおしてアクセスできるレコードのみを表示できます。または、プライマリユーザーの名前を選択すると、プライマリユーザーが所有する、またはチームやグループをとおしてアクセス可能なレコードのみを表示できます。
- 委任ユーザーがプライマリユーザーにより委任されたデータを参照しているときでも、レポートサブジェクトエリアに関する委任ユーザーのデータアクセスレベル(つまり、マネージャ表示、チーム表示、またはフル表示)が適用されます。
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