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ステップ2: レイアウトの作成

条件を定義したら、レポートのレイアウトを作成する必要があります。この手順では、レイアウトにビューを追加できます。これらのビューは、最初はレイアウトの下部に表示されます。小計または合計をカラムに追加することもできます。

ビューでは、プレゼンテーション機能を使って、結果をわかりやすく表示できます。チャートやピボットテーブルなど、さまざまなビューを結果に追加できます。これらのビューを使って、さらに詳細な情報、説明テキスト、結果を制限するために使用されたフィルターのリストなどをドリルダウンすることができます。

新しいレポートを実行すると、Oracle CRM On Demand Answersでは、最初にテーブルのタイトルと、続いてテーブルが表示されます。これらは、[タイトル]ビュー(保存済みレポートの名前を表示する)と[テーブル]ビュー(条件の定義で指定した書式、並べ替え、およびその他のオプションを継承する基本テーブルに結果を表示する)を含めることによって表示されます。このような既存のレポート用ビューをカスタマイズまたは削除したり、別のビューを追加したり、ワークスペースの任意の場所でビューを結合または配置したりできます。

結果の複数のビューを準備しておくと、データの傾向や関係を識別するために役立ちます。次に、一連のビューとともにレポートを保存できます。

Oracle CRM On Demand Answersの[レイアウトを作成]ページでレポートのレイアウトを定義します。[レイアウトを作成]ページにアクセスするには、「Answersの概要(カスタムレポート)」の説明のとおり新しい分析を作成するか、既存の分析をOracle CRM On Demand Answersで開きます。

次の表に示すビューをレイアウトに含めることができます。

レイアウト

説明

タイトル

このビューは、タイトル、サブタイトル、結果の保存済みの名前、結果を識別するためのカスタムロゴを含める場合に使用します。結果固有のヘルプでは、レポートや結果に関する情報を含むHTMLページまたはサイトにリンクする、ヘルプアイコンを含めることができます。

テーブル

このビューは、カラムの書式でデータを表示するために使用します。大きな結果セットから必要な情報だけを表示したり、ページのサイズやページコントロールの位置を制御したりできます。テーブルはさまざまな書式で表示でき、カスタムフォーマッタを使用してグラフィックやリンクなどを追加することができます。[テーブル]ビューを使用して、テーブル見出しの書式を変更することもできます。

チャート

このビューは、カラムをレイアウトチャートにドラッグ&ドロップするために使用します。タイトル、凡例の位置、軸ラベル、データラベルを完全に制御できます。また、チャートのサイズや倍率を制御したり、スタイルシートを使用して色を制御したりできます。さらに、結果をドリルダウンすることもできます。チャートタイプは、横棒、縦棒、折れ線、エリア、円、散布、バブル、およびカスタムサブタイプ(2D、3D、絶対、クラスタ、スタック、複合、カスタム)をサポートしています。

ピボットテーブル

このビューは、ロウ見出し、カラム見出し、セクション見出しを設定し、それらを移動して異なる外観を得る場合に使用します。見出しをピボットの結果にドラッグ&ドロップし、プレビューで確認してから、設定を適用することができます。ユーザーは、ピボットテーブル間を移動して、情報をドリルダウンできます。さらに、ピボットされたデータの横に集計および非関連合計を表示する複雑なピボットテーブルも作成できます。これにより、柔軟性の高い分析が可能になります。対話型の結果セットでは、要素をページに配置して、ユーザーが要素を選択することもできます。[テーブル]ビューと同様に、要素はカスタムフォーマッタを使用して書式設定できます。

ゲージ

このビューは、ダイアル型、棒型、バブル型などのゲージとして結果を表示するために使用します。

アクティブなフィルター

このビューは、レポートに適用されるフィルターを表示するために使用します。

静的テキスト

このビューは、結果に静的テキストを含めるために使用します。HTMLを使用して、バナー、ティッカー、ActiveXオブジェクト、Javaアプレット、リンク、指示、説明、グラフィックなどを結果に含めることができます。

凡例

[凡例]ビューを使用して、ゲージに適用されたカスタム色の意味など、結果で使用された特殊な書式設定の意味を文書化できます。

カラムの選択

カラムの選択は、分析で表示するカラムをユーザーが動的に変更できるようにするために使用します。これにより、ユーザーはデータを複数の次元で分析し、結果のコンテンツを動的に変更することができます。

ビューの選択

[ビューの選択]ビューを使用して、保存済みのビューの中から特定の結果ビューを選択できます。[ビューの選択]は、ダッシュボード上に配置すると、ドロップダウンリストとして表示されます。ユーザーは、このドロップダウンリストからビューを選択できます。

ファンネルチャート

このビューは、目標値および実際の値を、体積、レベル、色で示す3次元チャートを表示するために使用します。このビューは、セールスパイプラインのように、時間の経過とともに減少する目標値を表す場合に便利です。

ナレーティブ

このビューは、結果を1つまたは複数の段落で表示する場合に使用します。結果の各カラムにプレースホルダーを付けて文を入力したり、ロウを区切る方法を指定したりできます。カスタムのHTMLやJavaScriptを組み込んで、情報の表示方法を指定することもできます。

ティッカー

このビューは、レポートの結果をティッカーまたはマーキー(Web上の多くの金融サイトで使用されている、移動する証券コードなどと同様)として表示する場合に使用します。重要な結果や最新の情報を強調する場合に便利です。表示する情報や、それをページ上でどのようにスクロールするかを制御できます。このビューはさまざまな書式で表示でき、カスタムフォーマッタを使用してグラフィックやリンクなどを追加できます。

結果なし

このビューは、レポートが結果を返さなかった場合に表示する説明テキストを指定するために使用します。

印刷コントロール

[レイアウトビュー]コントロールの左にある手のアイコンをクリックすれば、[レイアウト]タブでレポートの印刷設定を指定できます。印刷コントロールのダイアログボックスでは、次を調整できます。

ページ設定:

  • 用紙サイズ(ユーザーデフォルト、レターサイズ、A4、A3、A5、フォリオおよびリーガル)
  • 方向(縦、横)
  • 印刷する行(表示行、すべて)
  • 最大幅(余白を使用するためのチェックボックス)

ヘッダーおよびフッター:

  • ヘッダーを含めて編集
    • ヘッダーテキストを指定して、適切な書式を選択します
  • フッターを含めて編集
    • フッターテキストを指定して、適切な書式を選択します

詳細情報

次に示した作業の手順を参照するには、該当するトピックをクリックしてください。


公開日 2016 年 10 月 Copyright © 2005, 2016, Oracle. All rights reserved. Legal Notices.