印刷      PDFバージョンのオンラインヘルプを開く


前のトピック

次のトピック

データのエクスポート

企業データ(特定のレコードタイプの添付資料を含む)のすべてまたは一部を、Oracle CRM On Demandから外部ファイルにエクスポートできます。エクスポートでは、選択したレコードタイプごとにエクスポートしたCSVファイルを格納する1つ以上のZIPファイルが生成されます。生成される各エクスポートファイルのサイズは1.5GB以下です。エクスポート結果はOracle CRM On Demandで168時間(7日間)保存されます。その期間を過ぎると、エクスポート結果は削除されます。

注意:  企業で業界固有のOracle CRM On Demandエディションを使用する場合、業界固有のレコードタイプ(世帯や資金)、リンクされている活動およびメモはエクスポートから除外されます。また、経常商談製品のレコードをエクスポートする場合、その行に対応するParent_IDカラムに、Oracle CRM On Demandによってそのレコードが書き出されます。経常外のレコードの場合、Parent_IDセルは空になります。

部分エクスポートの制限事項について

企業では、7日ごとに1回、完全エクスポートを実行できます。部分エクスポートの場合、企業が7日間でエクスポートできるレコード数は、企業がOracle CRM On Demandについて購入するユーザーライセンス数に基づきます。各ライセンスについて、7日間で1000件のレコードを部分エクスポートでエクスポートできます。

次の例では、Oracle CRM On Demandについて5つのユーザーライセンスを購入したため、7日間で最大5000件のレコードをエクスポートできる企業に対し、部分エクスポートの制限がどのように課せられるかを示します。

  • 例1。最近7日間で、4000件のレコードが部分エクスポートリクエストによりエクスポートされました。あるユーザーがこれから2000件のレコードの部分エクスポートリクエストを提出します。

    この場合、部分エクスポートリクエストにより7日間にエクスポートされるレコード数の合計が6000件となり、5000件のレコードの制限を超えるため、このリクエストは失敗します。

  • 例2。最近7日間で、部分エクスポートリクエストによりエクスポートされたレコードはありません。2人のユーザーがこれから個別の部分エクスポートリクエストを提出します。一方のエクスポートリクエストは3000件、もう一方は2000件のレコードです。

    この場合、部分エクスポートリクエストにより7日間にエクスポートされるレコード数の合計が5000件となり、制限を超えないため、どちらのリクエストも成功します。ただし、7日間のレコードの制限である5000件にすでに達しているため、次の7日間に提出される後続の部分エクスポートリクエストは失敗します。

: Oracle CRM On Demandが7日間の部分エクスポートによりエクスポートされるレコード数を計算する際、リストページによりエクスポートされるレコードはカウントされません。

作業前の準備。この手順を実行するには、[エクスポートを管理]権限を含む役割が割り当てられている必要があります。

企業のデータをエクスポートするには

  1. 任意のページの右上隅にある[管理]グローバルリンクをクリックします。
  2. [管理ホームページ]の[データ管理ツール]セクションで、[インポートツールとエクスポートツール]リンクをクリックします。
  3. [インポートツールとエクスポートツール]ページで、[データをエクスポートする]リンクをクリックします。

    これにより、データエクスポートアシスタントが起動します。

  4. ステップ1:
    1. 次の該当する操作を行います。
      • 完全エクスポートを実行する場合は、[すべてのレコードタイプをエクスポート]ラジオボタンを選択します。
      • 部分エクスポートを実行する場合は、[選択したレコードタイプをエクスポート]ラジオボタンとエクスポートするレコードタイプを選択します。あるレコードタイプのすべてのデータまたは個々の子レコードのデータをエクスポートできます。
      • 特定のレコードタイプの添付資料をエクスポートするには、すべての添付資料データセクションからそのレコードタイプを選択します。添付資料のエクスポートの詳細は、「企業の添付資料の管理」を参照してください。

        注意: エクスポートされる添付資料ファイルの命名規則は、<Object>_<ObjectRowId>_<ExportRequestId>.<FileExtension>です。たとえば、Opportunity Attachment_AALA-3135W8_AALA-864XW0.pptxのようになります。

    2. [次へ]をクリックします。

      親および子レコードタイプは、それぞれ個別のCSVファイルにエクスポートされ、ZIPファイルにまとめられます。

      注意:Oracle CRM On Demandでメモデータをエクスポートする場合、CSVファイルには、Oracle CRM On Demandで作成したすべての公開メモ、およびデータをエクスポートするユーザーに属する個人メモが格納されます。

  5. ステップ2:
    1. エクスポートしたCSVファイルで使用するタイムゾーンを選択します。
    2. エクスポートしたCSVファイルで使用する日時形式を選択します。

      注意: 完全エクスポートで日付を選択すると、完全エクスポートは部分エクスポートになります。

    3. ファイルで使用されるCSV区切りのタイプを選択します。カンマまたはセミコロンを選択できます。
    4. エクスポート時にデータを制限する時刻範囲フィルターを選択します。

      注:データを初めてエクスポートするときは、日付でフィルターしなくてもかまいません。ただしその後は、前回のエクスポートの日付でデータをフィルターすることによる増分エクスポートの設定を検討してください。

    5. エクスポートプロセスの完了後、電子メール通知が送信されるようにする場合は、電子メール通知を有効化するチェックボックスを選択します。
    6. 添付資料のコンテンツはエクスポートせず、添付資料の詳細のみをエクスポートする場合は、添付資料詳細のみのエクスポートチェックボックスを選択します。すべてのレコードタイプおよび対応するフィールドの添付資料詳細をエクスポートできます。

      注: このチェックボックスを使用できるのは、すべての添付資料データセクションでレコードタイプを選択する操作を前の手順で実行した場合のみです。

    7. エクスポートされるCSVファイルにURLを含める場合は、エクスポートファイルにWebリンクURLを含めるチェックボックスをオンにします。

      エクスポートファイルにWebリンクURLを含めるチェックボックスのデフォルト値は、企業プロファイルのエクスポートファイルにWebリンクURLを含めるチェックボックスによって制御されます。この設定は、エクスポートリクエストごとにオンまたはオフにできます。このチェックボックスの詳細は、「統合設定の設定」を参照してください。

    8. [次へ]をクリックします。
  6. ステップ3で、概要を確認して[終了]をクリックし、エクスポートリクエストを送信します。
  7. [リクエストされたエクスポート]ページで、[エクスポートリクエストキュー]リンクをクリックしてリクエストの状態を確認します。

    次の表に、使用可能なエクスポートの状態の値を示します。

    状態

    説明

    キュー待ち

    エクスポートはまだ処理されていません。

    再キュー済み

    エクスポートリクエストはキューに再送信されました。

    進行中

    エクスポートは処理中です。エクスポートを取り消した場合、この状態は[取消中]を経て[取消]に変わります。

    完了中

    すべてのレコードは正常にエクスポートされました。エクスポートプロセスは、対象の電子メール、概要ファイルおよびzipファイルをダウンロードする準備をしています。このプロセスが完了するまで、30秒から1分かかる可能性があります。

    完了

    エクスポートはエラーなしで完了しました。

    エラーあり

    エクスポートは完了しましたが、エラーが発生したレコードがあります。

    取消中

    [キュー待ち]状態のエクスポートリクエストを取り消した場合、エクスポートリクエストはすぐに取り消されます。

    [進行中]状態のエクスポートリクエストを取り消した場合、状態は[取消中]に変わります。取消には数分かかる場合があり、取り消す前にエクスポートが完了した場合、最終状態は[完了]に変わります。

    親リクエストと子リクエストのどちらのエクスポートリクエストも取り消すことができます。

    親リクエストのエクスポートリクエストを取り消したとき、エクスポート済みの子レコードタイプはダウンロード可能です。ただし、エクスポートされていない子レコードタイプが取り消された場合、それらはダウンロードできません。

    子リクエストのエクスポートリクエストを取り消した場合、子のレコードタイプエクスポートのみが取り消され、それらはダウンロードできません。親エクスポートリクエストの下、その他の子レコードタイプのダウンロードは継続できます。

    取消済み

    エクスポートリクエストが完全に取り消された後、状態は[取消済み]に変わります。

    失敗

    エクスポートは完了しましたが、エクスポートされたレコードはありません。

    エラー

    エラーが発生したため、エクスポートは完了しませんでした。Oracle CRM On Demandでデータをエクスポートする際のエラーのトラブルシューティングの詳細は、My Oracle Supportの1593347.1(記事ID)を参照してください。

[エクスポートリクエストキュー]ページの詳細は、「エクスポート結果の確認」を参照してください。


公開日 2016 年 10 月 Copyright © 2005, 2016, Oracle. All rights reserved. Legal Notices.