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IIf

Expression BuilderのIIf関数では、条件式の評価に基づいて2つのパラメータの1つを返します。IIFは、Immediate Ifの略です。

構文

IIf(expr, result_if_true, result_if_false)

代替構文

IIf(expr, expr_if_true, expr_if_false)

混合構文

IIf(expr, result_if_true, expr_if_false)

IIf(expr, expr_if_true, result_if_false)

結果のタイプ

IIf()関数の結果のタイプは、常に最初の引数のタイプになります。式によってFALSEに評価された場合、2番目の引数が最初の引数のタイプに変換されてから、その値が返されます。

引数

この関数の引数について次の表で説明します。

引数

説明

expr

評価される条件式です。

result_if_true

条件式がTrueに評価された場合の戻り値です。

result_if_false

条件式がFalseに評価された場合の戻り値です。

expr_if_true

条件式がTrueに評価された場合に評価される式です。

expr_if_false

条件式がFalseに評価された場合に評価される式です。

注: このトピック内で式の例において使用されている、言語に依存しないフィールド名およびフィールド名構文は、Expression Builderのリリース29サービスパック1より前のリリースで使用されていたフィールド名およびフィールド名構文です。これらの例はまだ有効です。ただし、Expression Builderのリリース29サービスパック1以降で、対応するフィールドを式のために[フィールド]リストから選択する場合、フィールド名およびフィールド名構文は、それらの例で示されたものとは異なります。フィールド名およびフィールド名構文が常に正しくなるよう、Expression Builderでは、式のフィールドは必ず[フィールド]リストから選択することをお勧めします。式でのフィールド名およびフィールド名構文の詳細は、「式について」を参照してください。

次に示すのはIIf関数の混合構文の例です。

あるビジネスプロセスでは、[取引先]の[詳細]ページにある[地域]フィールドを、[請求先都道府県]フィールドの変更内容に応じて次のように更新する必要があります。

[請求先都道府県]フィールドが[OK]または[TX]に変更された場合は、[地域]フィールドを[中央部]に更新します。[請求先都道府県]フィールドが[CA]に変更された場合は、[地域]フィールドを[西]に更新します。その他の都道府県の場合は、[地域]フィールドを[東]に更新します。

IIf([<PrimaryBillToState>]='OK' OR [<PrimaryBillToState>]='TX', '中央部', IIf([<PrimaryBillToState>]='CA', '西', '東'))

関連トピック

関連するExpression Builderの情報については、次のトピックを参照してください。


公開日 2016 年 10 月 Copyright © 2005, 2016, Oracle. All rights reserved. Legal Notices.