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役割のレコードタイプアクセスについて

役割のプライマリレコードタイプへのアクセスは、役割管理ウィザードのステップ2で制御します。役割を追加する方法の詳細は、「役割の追加」を参照してください。

プライマリレコードタイプは、独立したレコードタイプとして使用できるレコードタイプです。ほとんどのプライマリレコードタイプ(すべてではない)は、Oracle CRM On Demandのタブとして表示できます。タブとして表示できないプライマリレコードタイプもあります。たとえば、[ブック]レコードタイプはプライマリレコードタイプです(ブックレコードは独立したレコードとして作成できます)。ただし、[ブック]レコードタイプはタブとして表示できません。プライマリレコードタイプでないレコードタイプはタブとして表示できません。

例外はありますが、次の基準を満たすプライマリレコードタイプが役割管理ウィザードのステップ2に表示されます。

  • 自分の会社が使用ライセンスを持つレコードタイプ。
  • 自分の役割に適切なアクセス権限が含まれているレコードタイプ。

例外は、企業プロファイル、ユーザーレコード、ワークフロールールなど、管理目的のみに使用されるレコードタイプです。そのようなレコードタイプへのアクセスは権限によってのみ制御されます。

ウィザードのステップ2に表示される各プライマリレコードタイプでは、役割でのレコードタイプへのアクセスは次の3つの設定によって制御されます。

  • アクセス可能。役割管理ウィザードのステップ2で役割についてプライマリレコードタイプの[アクセス可能]チェックボックスをオンにすると、その役割を持つユーザーがそのレコードタイプのレコードにアクセスできます。役割についてそのレコードタイプの[アクセス可能]チェックボックスがオフの場合、その役割を持つユーザーは、そのレコードタイプに対してあらゆる形式でのアクセスを拒否されます。たとえば、役割について[取引先]レコードタイプの[アクセス可能]チェックボックスがオフの場合、[取引先]レコードタイプに対するあらゆる形式のアクセス(関連アプレット、検索機能、[取引先]レコードタイプに対する他のアクセスを含む)が、その役割を持つユーザーに対して拒否されます。その後、次の状況が発生することがあります。
    • [取引先]レコードタイプにアクセスできないユーザーが、取引先レコードに商談を関連付けようとすると、操作が失敗します。
    • [取引先]レコードタイプにアクセスできないユーザーが、取引先にすでにリンクされている商談を表示しても、リンクされた取引先レコードの詳細は表示できません。

      注:レコードタイプのアクセスを拒否する(役割管理ウィザードでレコードタイプの[アクセス可能]チェックボックスをオンにしない)ことにより、ユーザーが別のレコードタイプのレコードを作成できなくなる場合があります。たとえば、あるレコードタイプへのアクセスを拒否したときに、ユーザーが別のレコードタイプに基づくレコードを作成するためにそのレコードタイプにアクセスする必要があると、ユーザーはそのレコードを作成できません。

  • 作成可能。役割について役割管理ウィザードのステップ2でレコードタイプの作成可能チェックボックスをオンにすると、その役割を持つユーザーはそのレコードタイプのレコードを作成できます。

    プライマリレコードタイプの[作成可能]チェックボックスをオフにすると、その役割を持つユーザーは、そのプライマリレコードタイプのレコードを作成できません。

    注:プライマリレコードタイプのレコードを作成する権限は、この設定によって制御されます。アクセスプロファイルでは制御されません。アクセスプロファイルは既存のデータへのアクセスを制御するため、アクセスプロファイルでプライマリレコードへのアクセスを制御するには、それらのレコードが事前に存在する必要があります。

  • すべてのレコードを読み取り可能:役割について役割管理ウィザードのステップ2でプライマリレコードタイプの[すべてのレコードを読み取り可能]チェックボックスをオンにすると、その役割を持つユーザーはそのレコードタイプのすべてのレコードを表示できます。役割についてプライマリレコードタイプの[すべてのレコードを読み取り可能]チェックボックスをオフにすると、一般的には、その役割を持つユーザーがそのレコードタイプのレコードを表示できるのは、レコードの表示を承認される場合のみになります。他のアクセス制御コンポーネント(ブック、チーム、グループ、管理階層など)もレコードの表示に影響することがあります。ユーザーは、そのようなアクセス制御コンポーネントにより、自らが所有していないレコードを表示できることがあります。ただし、他のアクセス制御コンポーネントでレコードの表示が承認されず、[すべてのレコードを読み取り可能]チェックボックスがオフの場合、ユーザーに表示できるのは所有するレコードのみです。

関連トピック

関連する情報については、次のトピックを参照してください。


公開日 2016 年 10 月 Copyright © 2005, 2016, Oracle. All rights reserved. Legal Notices.