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関連レコードタイプのレコードを使用するためのアクセス権を指定する方法

ユーザーが関連レコードの更新や削除、または詳細を表示するドリルダウンを実行しようとすると、Oracle CRM On Demandは、次のプロセスを使用してユーザーがレコードに対して実行できるアクションを判別します。

  • 親レコードの所有者が現在のユーザーである場合、Oracle CRM On Demandは、関連レコードタイプのアクセスレベルを現在のユーザーの所有者アクセスプロファイルから抽出します。
  • 親レコードの所有者が現在のユーザーの部下(レポート階層の任意のレベル)である場合、Oracle CRM On Demandは、関連レコードタイプのアクセスレベルを現在のユーザーの所有者アクセスプロファイルから抽出します。
  • 親レコードの所有者が関連付けられていないユーザーの場合:
    • 現在のユーザーの役割で関連レコードタイプの[すべてのレコードを読み取り可能]オプションが選択されている場合、Oracle CRM On Demandは、関連レコードタイプのアクセスレベルを現在のユーザーのデフォルトアクセスプロファイルから抽出します。
    • 現在のユーザーの役割で関連レコードタイプの[すべてのレコードを読み取り可能]オプションが選択されていない場合、現在のユーザーのデフォルトアクセスプロファイルは使用されません。

      この場合、現在のユーザーが親レコードの[詳細]ページにアクセスできるのは、次の1つまたは複数に該当するときです。

      • 現在のユーザーが親レコードのチームのメンバーです。
      • 現在のユーザーの直接または間接の部下が親レコードにアクセスできます。
      • 現在のユーザーが、親レコードを含むブックのメンバーです。または、親レコードが、現在のユーザーがメンバーであるブックのサブブックに含まれます。
      • 現在のユーザーが親レコードにアクセスできる別のユーザーによって委任されています。

        関連レコードへのアクセスが親レコードのコンテキストを介して与えられるとき、Oracle CRM On Demandは、該当する各アクセス制御コンポーネントのアクセスプロファイルから関連レコードタイプの適切なアクセスレベルを抽出します。

  • 次のいずれかに該当する場合、Oracle CRM On Demandは、関連レコードについて、現在のユーザーの関連レコードとの関係からもアクセスレベルを抽出します。
    • 現在のユーザーが関連レコードに関するチームのメンバーです。現在のユーザーが関連レコードの所有者である場合は、ユーザーはチームにも属しています。このため、所有者アクセスプロファイルが使用されます。
    • 現在のユーザーの直接または間接の部下が関連レコードにアクセスできます。
    • 現在のユーザーが関連レコードを含むブックのメンバーです。または関連レコードが現在のユーザーがメンバーであるブックのサブブックに含まれます。
    • 現在のユーザーが、関連レコードにアクセスできる別のユーザーによって委任されています。
  • 次に、Oracle CRM On Demandは、適用されるすべてのアクセスレベルを評価して、[プライマリの継承]アクセスレベルが一連のアクセスレベルにあるかどうかを判別します。
    • [プライマリの継承]アクセスレベル(またはその組合せのいずれか)が、適用される一連のアクセスレベルで見つかった場合、関連レコードタイプは自らのプライマリレコードタイプの役割設定とアクセス設定を継承します。[プライマリの継承]アクセスレベル設定により、ユーザーがレコードに対して実行できるアクションが決まります。Oracle CRM On Demandが複数の[プライマリの継承]アクセスレベルを見つけると、そのアクセスレベルの組合せが決まります。[プライマリの継承]アクセスレベルおよび組合せの詳細は、「関連するレコードタイプのアクセスレベルについて」を参照してください。
    • [プライマリの継承]アクセスレベル(またはその組合せのいずれか)が、適用される一連のアクセスレベルで見つからないが、関連レコードタイプに対応するプライマリレコードタイプがある場合、Oracle CRM On Demandは、プライマリレコードタイプと関連レコードタイプのアクセスレベルの交差を判別します。

      たとえば、商談関連レコードタイプのアクセスレベルが[読み取り専用]で、対応する商談プライマリレコードタイプのアクセスレベルが[読み取り/編集]の場合、アクセスレベルの交差は[読み取り専用]になります。

関連レコードタイプについて得られたすべてのアクセスレベルの組合せにより、ユーザーがそのレコードタイプのレコードに対して実行できるアクションが決まります。

関連トピック

関連する情報については、次のトピックを参照してください。


公開日 2016 年 10 月 Copyright © 2005, 2016, Oracle. All rights reserved. Legal Notices.