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レコードの作成

レコードは、アプリケーション内のさまざまなエリアから作成できます。どのエリアを選択するかは、次のような状況によって異なります。

  • 作業中のレコードとは無関係のポップアップウィンドウでレコードを作成する。アプリケーションのメインのエリア内での位置を見失うことはありません。
  • ホームページ、リスト、詳細の各ページで、[新規]ボタンをクリックしてレコードを作成する。各ページでは、他の状況と同じフォームが表示されますが、フォーカスが現在のページから編集ページに移動します。作業していたページに戻るには、[戻る]リンクを使用する必要があります。
  • 現在作業中のレコードに自動的にリンクされる別のレコードタイプのレコードを作成する。

次の方法で新しいレコードを作成することもできます。

  • レコードをインポートする。
    • インポートアシスタントを使用して外部CSV(カンマで区切られた形式のデータ)ファイルからレコードをインポートする(ユーザー役割に[個人インポート]権限が含まれる場合)
    • Oracle Data Loader On Demandクライアントユーティリティを使用する
    • Webサービスを使用して他のアプリケーションとレコードを同期する

      インポートできるレコードのタイプは、ユーザーの役割に割り当てられている権限によって異なります。外部CSVファイルおよびその他の外部ソースからレコードをインポートする方法の詳細は、「インポートツールとエクスポートツール」を参照してください。

  • 見込み客レコードを変換する方法。[見込み客を変換]ページで選択したオプションに基づいて見込み客レコードを変換することで、次の1つ以上のレコードを作成できます。
  • 取引交渉登録レコードを変換する方法。[取引交渉登録の変更]ページで選択したオプションに基づいて取引交渉登録レコードを変換することで、次の1つ以上のレコードを作成できます。

ヒント:  レコードの重複を避けるため、そのレコードが存在していないことを検索して調べてから、新しいレコードを作成します。詳細は、「レコードの検索」を参照してください。

注:フィールド名の横にあるアスタリスク(*)は、必須フィールドであることを示します。また、レコードタイプの新しいレコードページの役割にカスタムレイアウトが割り当てられている場合、レコードの作成時に開くページに、レコードタイプのページ全体のレイアウトで使用できるよりも少ないフィールドが表示される場合があります。追加のフィールドに情報を入力する場合は、新規レコードページの[高度]リンクをクリックすると、ページ全体が表示されます。[高度]リンクを新規レコードページで使用できるのは、レコードタイプの新規レコードページの役割にカスタムレイアウトが割り当てられている場合のみです。 新規レコードページの項目レイアウトの詳細は、「新規レコードページのレイアウトについて」を参照してください。

[作成]セクションを使用してレコードを作成するには

  1. 必要に応じて、アクションバーの[作成]セクションを展開します。
  2. 作成するレコードタイプをクリックします。
  3. [新規レコード]フォームで、レコード情報を入力します。
  4. [保存]または[保存して続行]のどちらかをクリックしてレコードを保存します。
    • [保存]をクリックすると、Oracle CRM On Demandで新規レコードが保存され、新規レコードフォームが閉じます。
    • [保存して続行]をクリックすると、Oracle CRM On Demandで新規レコードが保存され、新規レコードの[詳細]ページが表示されて、メモや添付資料などの追加コンテンツをレコードに関連付けることができるようになります。

ホームページ、リスト、または詳細ページからレコードを作成するには

  1. これらのいずれかのページで、タイトルバーの[新規]ボタンをクリックします。
  2. [編集]ページで、レコード情報を入力します。
  3. レコードを保存します。

選択したレコードにリンクされているレコードを作成するには

  1. レコードを選択します。

    レコードの選択方法については、「レコードの検索」を参照してください。

  2. レコードの[詳細]ページで、適切なセクションまでスクロールします。
  3. そのセクションのタイトルバーで[新規]または[追加]をクリックします。
  4. [編集]ページで、レコード情報を入力します。
  5. レコードを保存します。

レコード情報の入力

レコードの作成時には、一部のフィールドに情報を直接入力するか、ドロップダウンリストから値を選択することができます。また、一部のフィールドでは、フィールドの右側のアイコンをクリックすると、値を選択または入力できるウィンドウが表示されます。クリックできるのは次のアイコンです。

  • [電話]アイコン。電話番号を入力できます。
  • [カレンダー]アイコン。日付を選択できます。
  • [通貨]アイコン。通貨を検索および選択できます。
  • [ルックアップ]アイコン(虫めがね)。1つまたは複数のレコードを検索および選択できます。レコードは作成中のレコードに関連付けられます。[ルックアップ]アイコンは複数選択ピックリストフィールドの値を選択する場合にも使用されます。

ピックリストフィールドおよびピックリスト値グループについて

ピックリストフィールドでは、定義済み値リストから値を選択できます。企業でピックリスト値グループを使用する場合は、ピックリストフィールドで使用できる値を、状況に応じてフィールドに定義された値のサブセットに制限できます。ピックリストフィールドおよびピックリスト値グループの詳細は、「ピックリストフィールド、ピックリスト値グループおよび部署について」を参照してください。

複数選択ピックリストについて

複数選択ピックリストは、複数の値を選択できるピックリストです。複数選択ピックリストの[ルックアップ]アイコンをクリックすると、ポップアップウィンドウが表示されます。このウィンドウでは、[利用可能]リストから[選択済み]リストに値を移動することにより、必要な値を選択できます。値をダブルクリックするか、値を選択するか、左矢印および右矢印を使用してそれを移動することで、あるリストから別のリストに値を移動できます。[選択済み]リストの値を並べ替えることもできます。

複数選択ピックリストがサポートされているのは次のレコードタイプです。

  • 取引先
  • 活動
  • 担当者
  • カスタムオブジェクト 01
  • カスタムオブジェクト 02
  • 見込み客
  • 商談
  • パートナー
  • サービスリクエスト

電話番号フィールドについて

電話フィールドの横に電話アイコンがあります。アイコンをクリックすると電話エディタが開き、次の操作を実行できます。

  • 電話番号の国を選択します。
  • 市外局番を入力します。
  • 市内電話番号を入力します。
  • 内線番号を入力します(存在する場合)。

電話番号を保存するとき、Oracle CRM On Demandでは、入力した電話番号に次の両方のプレフィックスを付けます。

  • 国外に発信するための国際アクセスコードを表すプラス記号(+)。

    ユーザーレコードの[ロケール]設定が「英語 - 米国」の場合、プラス記号は011国際アクセスコードを表します。ユーザーレコードの[ロケール]設定が「フランス語 - フランス」の場合、プラス記号は00国際アクセスコードを表します。

  • 電話について選択した国の国別通話コード。

    たとえば、電話番号の国としてスペインを選択した場合、Oracle CRM On Demandではプラス記号に追加してプレフィックス34を付けます。

ヒント:ある国の国別通話コードを確定する場合は、電話アイコンをクリックし、国を選択し、情報を保存できます。その国の国コードが[電話]フィールドに表示されます。

電話エディタの国のリストには、独立国の属国、外国領土および領地も含まれています。たとえば、マン島は英国王室属領で、アーランド諸島はフィンランドの領地です。属国、外国領土または領地には、その独立国と同じ国コードを指定できます。このようにした場合、独立国の国コードが指定された電話番号を編集しようとすると、電話エディタの[国]フィールドには、電話番号を当初入力する際に独立国の属国、外国領土または領地を選択していたとしても、独立国の名前が表示されます。

たとえば、電話番号を初めて入力するときに、電話エディタの[国]フィールドでアーランド諸島を選択します。Oracle CRM On Demandにより、プラス記号と358の電話番号が先頭に自動的に付加されます。その後、電話アイコンをクリックして電話番号を編集しようとすると、電話エディタの[国]フィールドにはフィンランドが表示されます。

条件付き必須フィールドについて

管理者はフィールドを条件付き必須、つまり、デフォルトではフィールドが必須でなくても、レコードの他のフィールドのデータが特定の条件を満たすと必須になるように設定できます。これが発生すると、必須になったフィールドの横に赤いアスタリスク(*)が表示され、フィールドにテキストラベルが表示されている場合は赤いテキストで表示されます。フィールドが空白の場合は、レコードを保存する前にフィールドを更新する必要があります。

テキストからリンクへの自動変換について

[テキスト (短い)]フィールドタイプまたは[テキスト (長い)]フィールドタイプのフィールドに入力したテキスト文字列が「http://」または「https://」で始まる場合に、フィールド値の保存後にそのテキストを自動的にリンクに変換できます。企業プロファイル上の[URLテキスト値からリンクへの変換]チェックボックスにより、次のようにこれらのフィールドでのそのようなテキストの動作が決定されます。

  • 企業プロファイルでこのチェックボックスが選択されている場合は、フィールド値の保存後にテキストが自動的にリンクに変換されます。 
  • このチェックボックスが選択されていない場合は、テキストはリンクに変換されません。 

住所フィールドについて

各国に固有の情報に対応するために、住所についてはさまざまなフィールドが表示されます。たとえば、取引先の請求先住所の[国]として[日本]を選択した場合は、他の住所フィールドが、[丁目]、[区]、[市/郡]などの日本の住所に必要なフィールドに変更されます。

通常、住所は特定のレコードタイプで保存されます。ただし、一部の住所は、レコードを別のレコードにリンクすると継承されます。たとえば、取引先の請求先や出荷先の住所を入力した場合、その取引先を担当者にリンクすると、その取引先の請求先住所が[担当者詳細]ページに表示されます。

企業の管理者によって、アプリケーションに[住所]セクションが追加されると、取引先や担当者のレコードなど、住所の追加的な情報を追跡できます。担当者の住所を追跡する場合、その住所は常に、[住所(2)]セクションに入力した住所となります。

関連トピック

関連する情報については、次のトピックを参照してください。


公開日 2016 年 10 月 Copyright © 2005, 2016, Oracle. All rights reserved. Legal Notices.