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条件付き必須フィールドについて

デフォルトではフィールドが必須でなくても、定義された条件を満たすと必須になるようにフィールドを設定できます。このように設定されたフィールドは、条件付き必須フィールドと呼ばれます。たとえば、ユーザーが商談の状況を[不成約]に設定する際には、レコードを保存する前に[成約/不成約の原因]フィールドの値を選択する必要があると決定したとします。このプロセスを実装するには、フィールド管理で[成約/不成約の原因]フィールドに次の条件を入力できます。

[{Status}]=LookupValue("OPTY_STATUS", "不成約")

このフィールドをこのように設定した後は、ユーザーが商談の[不成約]状況を選択した場合、ユーザーが[成約/不成約の原因]フィールドで値を選択するまで商談を保存できなくなります。フィールドの横に赤いアスタリスク(*)が表示され、フィールドにラベルが表示されている場合は赤いテキストで表示されます。

条件付き必須フィールドを設定する際には、次の点に注意してください。

  • 関連するページレイアウトに条件付き必須フィールドが表示されていることを確認する必要があります。そうしないと、フィールドが必須になったときに、ユーザーがフィールドの値を入力できません。同様に、ページレイアウトウィザードの条件付き必須フィールドの常にレイアウトに表示チェックボックスをオンにして、ユーザーがページレイアウトからフィールドを削除できないようにすることをお勧めします。一部のユーザーが自分のページレイアウトをすでにパーソナライズしている場合は、条件付き必須フィールドを設定した後に、パーソナライズされたページレイアウトをデフォルトレイアウトにリセットする必要がある場合があります。詳細は、「パーソナライズページレイアウトのリセット」を参照してください。
  • 特定の役割に対して条件付き必須フィールドを常に必須にする必要がある場合は、その役割に対して使用されるページレイアウトでフィールドを必須にできます。そうすれば、フィールドレベルで定義されている条件が満たされなくても、そのページレイアウトが使用されるすべての場合にそのフィールドが必須になります。他のページレイアウトが使用されている場合は、条件が満たされた場合のみにフィールドが必須になります。

次の表では、フィールド管理およびページレイアウトウィザードでフィールドを必須または条件付き必須にするための設定について説明します。

フィールド管理の[必須]チェックボックス

フィールド管理の条件付き必須フィールド

ページレイアウトウィザードの[必須]チェックボックス

ページレイアウトウィザードの[条件付き必須]チェックボックス

結果

オン

ブランク

オンで読み取り専用

オフで読み取り専用

このフィールドは常に必須になります。

オフ

式を含む

オフで編集可能

オンで読み取り専用

注: ページレイアウトウィザードで[必須]チェックボックスを選択すると、[条件付き必須]チェックボックスが自動的にオフになります。

ページレイアウトウィザードで[必須]チェックボックスをオンにしていない場合、このフィールドが必須になるのは、このフィールドに対して指定された条件が満たされた場合のみです。

オフ

ブランク

オフで編集可能

オフで読み取り専用

ページレイアウトウィザードで[必須]チェックボックスをオンにしている場合は、そのページレイアウトが使用されるすべての場合で、このフィールドが必須になります。それ以外の場合、フィールドは必須になりません。

条件付き必須フィールド用のExpression Builderの機能

条件付き必須フィールドに対して作成する条件に使用できるExpression Builderの機能には、次の制限があります。

  • 関数Expression Builderの次の関数のみがサポートされています。
  • データタイプ。条件付き必須フィールドの式に[日付]または[日時]フィールドタイプのフィールドは使用できません。Expression Builderで使用がサポートされている他のすべてのフィールドタイプを使用できます。
  • 演算子。制限はありません。

Expression Builderの使用方法については、「Expression Builder」を参照してください。


公開日 2016 年 10 月 Copyright © 2005, 2016, Oracle. All rights reserved. Legal Notices.