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取引先またはテリトリーのグループに対する計画管理のシナリオ

このシナリオは、Oracle CRM On Demandビジネス計画機能の使用例の1つを示します。Oracle CRM On Demandビジネス計画機能は、ビジネスモデルに応じて様々な方法で使用できます。

このシナリオは「単一取引先に対する計画管理のシナリオ」のバリエーションで、取引先マネージャまたはセールスマネージャが、取引先のグループに対するビジネス計画を実行します。取引先のグループの例には、取引先マネージャのテリトリー全域、地域(取引先および担当者の集合、通常は共通の地理的エリア内)、より広範囲な地域、市場チャネルまたはセグメント、個々の計画の対象とならない小規模取引先のグループなどがあります。通常は、「単一取引先に対する計画管理のシナリオ」を実行するユーザーがこのシナリオも実行します。

取引先マネージャまたはセールスマネージャは、取引先またはテリトリーのグループに対する計画を管理するために、次のタスクを実行します。

  1. 計画期間前に、取引先マネージャは、各取引先に対するビジネス計画を作成します。この計画では、取引先に対して、関連期間の上位レベルの量的および質的な目標を設定します。通常は、年間計画および四半期ごとの子計画を使用できます。これらの計画は、特に重要な取引先の場合に使用します。ビジネス計画の主要な基準は売上です。通常、下位レベルの計画に対しては、四半期の子計画が常に存在し、多くの場合、月別の子計画も存在します。[担当者]などの特定のフィールドは、空白のままになる場合があります。この計画は、テリトリー、地域、国など、階層の複数レベルに存在する場合があり、ビジネス計画レコードタイプの再帰的関係によって作成できます。取引先マネージャは、最上位の計画を最初に作成し、他の担当者が階層の親の下に子計画を作成できるようにします。ビジネス計画の設定方法については、「ビジネス計画」を参照してください。
  2. ビジネス計画の承認プロセスで、取引先マネージャは、計画の状態を[ドラフト]から[提出済み]に変更します。この計画は、他の主要な担当者によって確認および編集されます。取引先マネージャは計画を承認し、状態を[最終承認済み]に変更します。計画期間の終了時に、取引先マネージャは、状態を[期限切れ]に変更して、有効な計画の数を削減できます。
  3. 取引先マネージャは、ビジネス計画の詳細、つまり目標を完了します。この目標は、計画の下位レベルでの目標です。たとえば、特定数のセールスコールの実施などがあります。取引先マネージャは、特定の活動および商談を、ビジネス計画または目標に関連付けることができます。目標の設定方法については、「目標」を参照してください。

活動の計画の実行時に、取引先マネージャは次の操作を実行できます。

  • 取引先および関連する取引先担当者に明示的に関連付けられている計画、目標、商談および活動の表示
  • すべての取引先に適用される目標の表示
  • 既存の活動の継続的な確認、およびフォローアップ活動の作成

公開日 2016 年 10 月 Copyright © 2005, 2016, Oracle. All rights reserved. Legal Notices.