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[高度な検索]の使用

高度な検索を使用すると、次の操作が行えます。

  • 一度に1つ以上のレコードタイプを検索する
  • 日付検索フィールドを使用してレコードを検索する
  • フィルター基準を使用して各フィールドを検索する

[高度な検索]ページで使用可能なセクションは、単一のレコードタイプを選択して検索するか、複数のレコードタイプを選択して検索するかによって異なります。

単一のレコードタイプの高度な検索について

単一のレコードタイプの高度な検索は、アクションバーの[検索]セクションのターゲット検索に似ています。レコードタイプの複数のフィールドを使用して検索できます。ただし、高度な検索では、次の操作も行えます。

  • ユーザー役割に対して検索フィールドとして表示可能ないずれかのフィールドを選択する
  • 条件、フィルター値、およびフィルターを定義する演算子(AND、OR)を入力する
  • 検索結果に表示するフィールドを指定する

:単一のレコードタイプの高度な検索では、完全一致の検索に等号(=)を使用しません。かわりに、[等しい]条件またはいずれかと等しい条件を使用して完全一致を検索します。

高度な検索を使用して1つのレコードタイプを検索する場合は、次のようにユーザーの役割に基づいて、検索できるレコードタイプ、および検索できる各レコードタイプのフィールドが決まります。

  • レコードタイプに対するユーザーの役割に割り当てられた検索レイアウトで、企業の管理者が検索フィールドを使用可能にしていない場合、そのレコードタイプの高度な検索には検索基準を指定できません。検索基準を指定せずに高度な検索を実行すると、ユーザーの役割およびアクセス設定によって表示可能な、そのレコードタイプのすべてのレコードが返されます。
  • ユーザーの役割で[[検索]および[リスト]のすべてのフィールド]権限が有効な場合は、レコードタイプのユーザーの役割に割り当てられた検索レイアウトで、企業の管理者が使用可能にしているすべてのフィールドを検索できます。

    :企業の管理者が、[検索]および[リスト]のすべてのフィールド権限をユーザー役割の多くで使用可能にしないことをお勧めします。その権限が使用可能でない場合、企業で使用しないフィールドは検索およびリストのページに表示されません。これにより、不要な情報が削減され、ユーザーが最も必要なフィールドを表示することが容易になります。

  • ユーザーの役割で[[検索]および[リスト]のすべてのフィールド]権限が無効な場合は、次の基準を両方とも満たす場合のみ、フィールドを検索できます。
    • レコードタイプのユーザーの役割に割り当てられた検索レイアウトで、フィールドが使用可能であること。
    • 該当するレコードタイプのユーザーの役割に割り当てられた[詳細]ページレイアウトにフィールドが表示されていること。ユーザーの役割に動的ページレイアウトが定義されている場合は、少なくともその動的ページレイアウトの1つにフィールドが表示されている必要があります。

      注:動的レイアウトは、レコードの特定のフィールドで選択したピックリスト値に基づいて、レコードタイプが同じ様々なレコードに対して異なるフィールドセットを表示するページレイアウトです。

高度な検索を使用して1つのレコードタイプを検索する場合、検索結果はリストページに表示され、そのレコードリストを操作できます。ユーザーの役割に割り当てられた検索レイアウトに基づいて、検索で返されるレコードのリストに表示されるフィールドが決まります。レコードリストの管理の詳細は、「リストの使用」を参照してください。

複数のレコードタイプの高度な検索について

複数のレコードタイプの高度な検索は、キーワード検索です。キーワード検索をサポートするレコードタイプの一部またはすべてを検索できます。高度な検索を使用して複数のレコードタイプを検索する場合、検索で検出されたレコードのタイプごとに異なるセクションが[検索結果]ページに表示されます。

注:検索するレコードタイプのリストで[すべてのレコードタイプ]オプションを選択した場合、検索にはキーワード検索をサポートするレコードタイプのみが含まれます。キーワード検索をサポートしないレコードタイプを検索するには、一度に1つのレコードタイプを検索する必要があります。

キーワード検索の使用方法の詳細は、「キーワード検索について」を参照してください。

検索から1レコードのみが返された場合

検索からレコードが1つのみ返された場合のレコードの表示方法を指定できます。レコードの[詳細]ページに直接オープンすることも、リストページに表示することもできます。この動作を制御するオプションは、個人設定の[アクションバーレイアウト]ページの[クイック検索オプション]セクションにある[返されたレコードが 1 つのみの場合、直接詳細ページに移動します]チェックボックスです。アクションバーレイアウトの設定方法の詳細は、「アクションバーレイアウトの変更」を参照してください。

単一のレコードタイプの高度な検索を実行するには

  1. アクションバーが非表示の場合は表示します。アクションバーの表示および非表示については、「アクションバーの表示または非表示について」を参照してください。
  2. アクションバーの[検索]セクションで、[高度な検索]をクリックします。
  3. [高度な検索]ページで、次の手順を実行します。
    1. [次のレコードタイプ]ラジオボタンを選択します。
    2. 検索するレコードタイプのチェックボックスをオンにします。
    3. その他のすべてのレコードタイプのチェックボックスがオンになっていないことを確認します。
  4. [検索対象]セクションで、次のいずれかのオプションを選択します。
    • レコードセット
    • ブック

      注:[製品]、[ユーザー]など、所有者のないレコードタイプでは、[検索対象]セクションは表示されません。[検索対象]セクションの[ブック]オプションは、企業で[ブック]機能が有効になっている場合にのみ使用できます。

  5. [検索対象]セクションで[レコードセット]オプションを選択した場合は、検索するレコードセットを指定するには次のいずれかを選択します。
    • 表示可能なレコード(全件):少なくとも[表示]することができるレコードで、レポート階層、ユーザーのアクセスレベル、そして共有レコードのアクセスレベルを定義したものになります。

      注: 企業プロファイルの[管理者の表示が有効]オプションおよびユーザーの役割の[すべてのレコードを読み取れますか?]設定は、このオプションを選択すると考慮されます。企業プロファイルで[管理者の表示が有効]オプションを選択していないと、[表示可能なレコード (全件)]オプションを選択した場合に検索されるレコードのセットは、関連するレコードタイプに対するユーザーの役割の[すべてのレコードを読み取れますか?]設定の選択に関係なく、[自分が属しているチームのレコード (全件)]オプションを選択した場合に検索されるレコードと同じセットになります。

    • 自分が所有するレコード (全件)
    • 自分が属しているチームのレコード (全件)。次にいずれかに該当するレコードのみがフィルター済みリストに含まれます。
      • 自分が所有しているレコード
      • チーム機能によって、所有者が共有化したレコード
      • 取引先、活動、担当者、世帯、商談、ポートフォリオのグループ割り当て機能によって共有化したレコード
    • 自分または部下が所有するレコード (全件)。自分または部下が所有するレコードが含まれます。このオプションを選択した場合、企業プロファイルの[管理者の表示が有効]オプションは考慮されません。
    • 自分または部下が属しているチームのレコード (全件)。企業プロファイルで[マネージャ表示]が有効な場合は、自分または部下が属しているチームのレコードが含まれます。このオプションを選択した場合、企業プロファイルの[管理者の表示が有効]オプションは考慮されません。
    • デフォルトブック (個人)。ブックセレクタのデフォルト設定は、企業の管理者によって定義されます。
  6. [検索対象]セクションで[ブック]オプションを選択した場合は、ブックセレクタでブック、ユーザーまたは委任を選択します。

    詳細は、「ブックセレクタの使用」を参照してください。

  7. [大文字と小文字の区別を選択]セクションで、必要に応じて[大文字と小文字を区別しない]チェックボックスをオンにします。

    このチェックボックスがオンの場合、特定のフィールドは検索に対して大文字小文字が区別されなくなります。これらのフィールドは、[検索基準を入力]セクションで青いテキストで示されます。

  8. [検索基準を入力]セクションで、次の操作を行います。
    1. [フィールド]リストからフィールドを選択します。

      これらのフィールドには、該当するレコードタイプのターゲット検索フィールドが事前に入力されています。

      特定のフィールドは、検索中およびリストの並べ替え時のパフォーマンスを向上させるために最適化されます。これらの最適化されたフィールドは、検索フィールドのリストに緑色のテキストで表示されます。検索用に最適化されていないフィールドが検索条件に含まれる場合、検索速度が遅くなることがあります。最大10個のフィールドに対してフィルターできます。

      注: [検索基準を入力]セクションで紫のテキストで表示されるフィールドは、[大文字と小文字を区別しない]チェックボックスの設定に関係なく、常に大文字小文字が区別されません。これらのフィールドは、高速検索用に最適化されません。

    2. 条件、フィルター値、およびフィルターを定義する演算子(AND、OR)を入力します。

      フィルター条件の使用については、「フィルター条件について」を参照してください。

      注意: [フィルター値]を入力する場合は、「フィルター値について」で説明する規則に従っていることを確認してください。規則に従わないと、正しいレコードを検索できない場合があります。

      取引先:年間売上が$100,000,000.00を超え、かつ、カナダに所在する取引先のフィルター済みリストを作成する場合は、次のようにフォームに値を入力します。

      フィールド

      条件

       

      年間売上

      より大きい

      100000000

      AND

      等しい

      カナダ

       

      見込み客:見込み売上が$100,000.00を超え、かつ、評価がAまたはBである見込み客のフィルター済みリストを作成する場合は、次のようにフォームに値を入力します。

      フィールド

      条件

       

      見込売上

      より大きい

      100000

      AND

      評価

      より小さい

      C

       

  9. [カラムの表示]セクションで、検索結果にカラムとして表示するフィールドを選択し、[使用可能項目]リストから[選択した項目]リストにフィールドを移動します。選択したフィールドの順序を変更するには、上下の矢印を使用します。

    ヒント: レコードのリストが返された後、カラム見出しを新しい位置にドラッグアンドドロップすると、リスト内のカラムの順序をすばやく変更できます。カラムの順序を変更した後で、オプションでリストを保存できます。

  10. [並べ替え順]セクションの[並べ替え基準]ドロップダウンリストでデフォルトの並べ替えフィールドを選択し、[昇順]または[降順]をクリックして並べ替え順を選択します。

    特定のフィールドは、検索中およびリストの並べ替え時のパフォーマンスを向上させるために最適化されます。これらの最適化されたフィールドは、並べ替えフィールドのリストに緑色のテキストで表示されます。デフォルトの並べ替えフィールドとして最適化されていないフィールドを選択した場合、検索速度が遅くなることがあります。

    注: この手順では、チェックボックスタイプのフィールドを、並べ替えフィールドとして選択できません。ただし、リストを作成した後で、カラムの見出しをクリックすることによって、チェックボックスの値に基づいたフィールドの並べ替えをすることはできます。

  11. [検索]をクリックします。

    単一のレコードタイプの高度な検索によって返されたレコードは[リスト]ページに表示されます。リストに表示されるレコードが多すぎる場合は、フィルター処理するか、[リスト]ページでリストを絞り込めます。フィルターおよび[リスト]ページでのリストの絞り込みの詳細は、次のトピックを参照してください。

複数のレコードタイプの高度な検索を実行するには

  1. アクションバーが非表示の場合は表示します。アクションバーの表示および非表示については、「アクションバーの表示または非表示について」を参照してください。
  2. アクションバーの[検索]セクションで、[高度な検索]をクリックします。
  3. [高度な検索]ページで、次のように項目を選択します。
    • [すべてのレコードタイプ]オプションを選択し、キーワード検索をサポートするすべてのレコードタイプを検索します。このクエリーは速度が遅くなります。
    • [次のレコードタイプ]オプションを選択し、検索する各レコードタイプのチェックボックスをオンにします。
  4. [キーワード]フィールドに検索する値を入力するか、または[キーワード]フィールドを空白のままにして、指定した日付のみに基づいて検索します。

    注: [キーワード]フィールドではユーザー入力の先頭と末尾にワイルドカードが自動的に追加されるため、語句にワイルドカード(*)を使用する必要はありません。等号(=)を使用した完全一致の検索はサポートされていません。

  5. 必要な場合は、日付の範囲を入力します(年は2010のように4桁で指定します)。
    • アポイントの場合、日付は開始日に適用されます。
    • タスクの場合、日付は締切日に適用されます。
    • 商談の場合、日付はクローズ日に適用されます。
    • 他のすべてのレコードタイプでは、日付は作成日に適用されます。
  6. [検索]をクリックします。

    結果がレコードタイプごとに表示されます。

ヒント:検索要求がタイムアウトしたことを示すメッセージが表示された場合は、検索条件を修正して再試行してください。検索およびリストの最適化に関する詳細をトレーニングおよびサポートWebサイトで確認することもできます。トレーニングおよびサポートWebサイトにアクセスするには、Oracle CRM On Demandの各ページの上部で[トレーニングおよびサポート]グローバルリンクをクリックします。


公開日 2016 年 10 月 Copyright © 2005, 2016, Oracle. All rights reserved. Legal Notices.