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監査証跡のカスタマイズ

Oracle CRM On Demandの監査対象フィールドの作成、削除および復元を追跡したり、特定のレコードタイプを企業で設定している場合は、これらのレコードタイプについて監査証跡で追跡するフィールドを指定することができます。次の表にデフォルトの監査対象フィールドを示します。これらのレコードタイプで管理者が監査可能のマークを付けたフィールドをユーザーが更新すると、監査証跡レコードが生成され、古い値と新しい値、およびタイムスタンプと変更を加えたユーザーなどの情報が追跡されます。

新規顧客の場合およびOracle CRM On Demandをこのリリースにアップグレードした顧客に対しては、レコードタイプの特定のフィールドを監査している場合、レコードタイプの特定のフィールドの作成、削除および復元の監査がデフォルトで有効になります。レコードタイプの特定のフィールドを監査していない場合、レコードタイプの特定のフィールドのレコード作成、削除および復元の監査はすべて無効になります。その後、顧客がこれらのレコードレベル監査設定を変更できます。

マスター監査証跡を使用して作成、削除または復元されたレコードなど、全社レベルで監査可能なレコードタイプに対するすべての変更を表示できます。詳細は、「マスター監査証跡による監査証跡変更の確認」を参照してください。

商談、サービスリクエストおよびユーザーの監査は、デフォルトで有効です。しかし、他のレコードタイプは、企業で使用するためにレコードタイプを有効にするか、監査するフィールドを選択することによって設定する必要があります。また、監査対象のレコードタイプの監査証跡関連情報が読み取り専用に設定されていることを確認する必要があります。アクセスプロファイルの詳細は、「アクセスプロファイルの設定プロセス」を参照してください。

レコードタイプごとに監査フィールド(標準のフィールドおよびカスタムフィールド)を指定できます。監査フィールド数の上限を引き上げる必要がある場合は、企業プロファイルの[レコードタイプの監査可能な項目]フィールドを編集します。使用可能な監査フィールドの合計数は、監査フィールド管理者設定ページにも表示されます。

監査に必要な時間とリソース

監査には、適切なビジネスルールを評価し、ディスクスペースにデータを追加するための追加処理が必要です。そのため、監査を有効にすると、処理時間が長くなります。影響を最小限に抑えるために、監査可能なフィールドの初期数はレコードタイプごとに35に制限されます。企業プロファイルの[レコードタイプの監査可能な項目]を編集して上限を増やすと、処理時間が長くなります。レコードタイプで監査可能としてマークするフィールドを増やすほど、レコードの保存にかかる時間も長くなります。

レコードタイプによっては、デフォルトで特定のフィールドが監査されるものがあります。しかし、その他のフィールドは監査されません。

レコードタイプ

デフォルトの監査対象フィールド

取引先

デフォルトで監査されるフィールドはありません。

活動

デフォルトで監査されるフィールドはありません。

住所

デフォルトで監査されるフィールドはありません。

割当

デフォルトで監査されるフィールドはありません。

申込書類

年間売上、申込書類ID、承認状況、承認日、キャンペーン、通貨、現在の承認者、電子メールアドレス、既存のパートナーシップ、予想パートナーシップ給付金、名前 (名)、名前 (姓)、所在地、代表 FAX 番号、代表電話番号、名前、従業員数、パートナー、パートナープログラム、パートナータイプ、プログラムレベル、拒否理由、ソース、送信状況、勤務先 FAX 番号、勤務先電話番号。

ビジネス計画

デフォルトで監査されるフィールドはありません。

担当者フィールド

デフォルトで監査されるフィールドはありません。

カスタムオブジェクト01以降

デフォルトで監査されるフィールドはありません。

取引交渉登録

承認状況、関連担当者、関連顧客、関連見込み客、関連商談、携帯電話、市、クローズ日、会社名、国、通貨、現在の承認者、取引サイズ、電子メール、失効日、FAX、名前 (名)、名前 (姓)、名前、開始パートナー取引先、パートナープログラム、郵便番号、主要パートナー、製品への関心、拒否理由、都道府県、住所-区、町、番地、送信状況、電話番号、タイプ。

イベント

デフォルトで監査されるフィールドはありません。

資金

所有者、パートナー、状態、目標額。

資金リクエスト

承認、請求決定日、請求額、締切日、資金、認可、所有者、事前承認日付、事前承認リクエスト、状態。

HCP担当者割当

デフォルトで監査されるフィールドはありません。

世帯

デフォルトで監査されるフィールドはありません。

招待者

デフォルトで監査されるフィールドはありません。

見込み客

デフォルトで監査されるフィールドはありません。

MDF リクエスト

事前承認金額、要求済み金額、承認状況、請求決定日、クレーム状況、資金、事前承認日付、送信状況、送信日、承認済み請求額合計、要求済み請求額合計。

目標

デフォルトで監査されるフィールドはありません。

商談

クローズ日、売上予想、所有者、確度 (%)、売上、セールスステージ。

パートナー

デフォルトで監査されるフィールドはありません。

パートナープログラム

デフォルトで監査されるフィールドはありません。

保険

額面。詳細は、「保険証券のフィールド」を参照してください。

ポートフォリオ

デフォルトで監査されるフィールドはありません。

サンプルリクエスト

デフォルトで監査されるフィールドはありません。

サンプルリクエスト項目

デフォルトで監査されるフィールドはありません。

サービスリクエスト

エリア、原因、説明、所有者、優先順位、ソース、状態、主題、タイプ。

署名

担当者

解決策

デフォルトで監査されるフィールドはありません。

特別価格リクエスト

承認状況、認可日、請求決定日、クレーム状況、送信状況、送信日、認可金額合計、要求済み金額合計、承認済み請求額合計、要求済み請求額合計。

ユーザー

重要警告を常に送信する、認証タイプ、電子メール、シングルサインオンの外部 ID、役割、状態、ユーザーのサインイン ID。

ユーザーパートナー管理

デフォルトで監査されるフィールドはありません。ベストプラクティスとして次のフィールドを監査します。

重要警告を常に送信する、認証タイプ、電子メール、シングルサインオンの外部 ID、役割、状態、ユーザーのサインイン ID。

注: [マスター監査証跡]では、パートナーの自己管理ページを使用してユーザーレコードに対して行われる変更は、[ユーザーパートナー管理]レコードタイプとともに表示されます。

車両

デフォルトで監査されるフィールドはありません。

監査関連のフィールドに関する考慮事項は次のとおりです。

  • 取引先、担当者、カスタムオブジェクト01以降については、監査証跡の子アプレットにアクセスできるように、アクセスプロファイルが正しく設定されていることを確認してください。管理者は、監査証跡の子アプレットにアクセスする必要がある特定の役割に対して、アクセス権を付与する必要があります。
  • 必須フィールドは赤で表示されます。選択されている必須フィールドのいずれかを削除した場合は、ユーザー監査証跡を保存できません。
  • 外部キーフィールドの場合、名前(IDではない)が保存され、監査証跡に表示されます。たとえば、商談に対する取引先関係を監査する場合、監査証跡には行IDではなく取引先名が表示されます。
  • 監査可能なレコードタイプでは、住所フィールドは使用できません。
  • ピックリストフィールドには、ユーザーの言語に依存する値(LDV)が表示されます。
  • レイアウトに表示されないID列は、監査には使用できません。

注:セキュリティ上の理由で、ユーザーレコードタイプのデフォルトの監査対象フィールドは無効にできません。

作業前の準備。この手順を実行するには、次のすべての権限を含む役割が割り当てられている必要があります。

  • アプリケーションのカスタマイズ
  • フィールド監査の管理
  • 役割およびアクセスの管理

レコードタイプの監査証跡をカスタマイズするには

  1. 任意のページの右上隅にある[管理]グローバルリンクをクリックします。
  2. [アプリケーションカスタマイズ]セクションで、[アプリケーションカスタマイズ]リンクをクリックします。
  3. [レコードタイプセットアップ]セクションで、必要なレコードタイプのリンクをクリックします。
  4. [フィールド監査セットアップ]セクションで、レコードタイプ[フィールド監査セットアップ]リンクをクリックします。
  5. (オプション)監査証跡でレコードの作成を追跡する場合は、[レコードタイプレコード作成の監査]を選択します。
  6. (オプション)監査証跡でレコードの削除または復元を追跡する場合は、[レコードタイプレコード削除 / 復元の監査]を選択します。
  7. [監査フィールドセットアップ]ページで、必要に応じて[使用可能項目]リストから[監査フィールド]リストにフィールドを移動します。

    企業の設定の上限を超えた場合は、エラーメッセージが表示されます。

    [使用可能項目]リストには、そのレコードタイプでまだ監査が指定されていない標準のフィールドとカスタムフィールドがすべて表示されます。

  8. [保存]をクリックします。

    フィールドを有効にするとすぐに、監査が有効になります。

注意: [招待者]レコードタイプは、[イベント]レコードタイプの子レコードタイプです。[イベント]レコードタイプのための[アプリケーションカスタマイズ]ページを使用して、[招待者]レコードタイプ用の監査証跡フィールドをカスタマイズし、[招待者]レコードタイプ用の[監査証跡]関連情報セクションを設定できます。[招待者]レコードタイプ用の[監査証跡]関連情報セクションは、[招待者詳細]ページのレイアウトのみに追加できます。[招待者]レコードタイプ用の[監査証跡]関連情報セクションをイベント詳細ページのレイアウトに追加することはできません。また、招待者レコードの監査証跡をユーザーが表示できるようにするには、関連するアクセスプロファイルを更新して、ユーザーに[イベント]親レコードタイプ用の招待者の監査証跡関連項目への読み取り専用アクセス権を付与する必要があります。


公開日 2016 年 10 月 Copyright © 2005, 2016, Oracle. All rights reserved. Legal Notices.