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レコードの削除/復元についてレコードまたはレコードのリストを削除すると、レコードは[削除済み項目]エリアに30日間保存されます。その期間中であれば、レコードを復元できます。ただし30日が経過すると、削除済み項目は永久に削除され、復元できなくなります。 注: [削除項目]エリアに保存されるレコードタイプのリストについては、『Oracle Web Services On Demand Guide』を参照してください。これは、Oracle Technology NetworkのOracle CRM On Demandドキュメントライブラリから入手できます。 削除操作のタイプレコードを削除する際に、レコードで実行される削除操作およびそれに関連するレコードは、レコードタイプおよびレコード間の関係によって決まります。削除操作のタイプは、次のとおりです。
たとえば、子メモレコード、子カスタムオブジェクト04レコード、および子商談レコードがある取引先があると仮定します。子商談レコードには、子メモレコード、子カスタムオブジェクト05レコード、および子見込み客レコードがあります。取引先レコードを削除すると、次のように動作します。
取引先の子商談に対してディープ削除が実行されると、商談の子レコードが次のように処理されます。
レコードの関連付けの削除についてOracle CRM On Demandでは、別の(親)レコードにリンクされている子レコードを削除しても、レコードを相互に関連付ける情報は削除されません。この関連付け情報が保持されているのは、削除されたレコードが後で復元された場合に、復元されたレコードと以前にリンクされていたレコードとの間の関係も復元できるようにするためです。しかし、削除された子レコードの関連付け情報は親レコードに保持されているため、親レコードをクエリーするWebサービスコールでは、関連付け情報が返されます。 そのため、レコードを削除する場合に、別のレコードとそのレコードを関連付ける情報も削除する必要がある場合は、レコードのリンクを解除して、レコード間の関連付けをまず削除することをお薦めします。たとえば、カスタムオブジェクト01レコードにリンクされている取引先レコードがある場合に、取引先および取引先とカスタムオブジェクト01との間の関連付けを削除する必要がある場合は、取引先を削除する前に、カスタムオブジェクト01から取引先レコードをリンク解除します。ただし、この取引先レコードを後で復元しても、取引先レコードとカスタムオブジェクト01レコードの間の関係は復元されません。 レコード削除に関する追加情報次の表に、レコードの削除に関する追加情報を示しています。
注:リンクされたレコードの詳細は、「見込み客から取引先、担当者、取引交渉登録、または商談への変換」を参照してください。 削除済み項目[削除済み項目]グローバルリンクをクリックすると、削除したすべての項目が[削除済み項目(全件)]ページに表示されます。ユーザー役割に[すべてのレコードを回復]権限が含まれているユーザーの場合は、自社の削除された項目をすべて表示できます。 削除済み項目のリストには親レコードが表示されますが、それにリンクされているレコードは表示されません。リンクされているレコードが独立したレコードとして表示されるのは、親レコードを削除する前に、リンクされているレコードを削除した場合だけです。 たとえば、3つのメモがリンクされている取引先を削除した場合、削除済み項目のリストにはメモレコードは表示されません。しかし、取引先自体を削除する前にリンクされているメモのいずれかを削除した場合、そのメモは削除済み項目のリストに別のレコードとして表示されます。 レコードを復元すると、そのレコードを削除した時点でリンクされていたすべてのレコードも、以前の関係を保持したまま復元されます。必ず親レコードを最初に復元してください。子レコードを最初に復元しようとすると、エラーメッセージが表示されます。 [削除済み項目(全件)]ページのリストを使用すると、削除されたレコードを探すことができます。リストからレコードタイプを選択すると、表示されるレコードには、そのタイプのすべての削除されたレコードと共に削除されたすべてのメモおよび添付ファイルが含まれます。ただし、リンクされたレコードのルールは引き続き適用されます。親レコードと共に削除されたメモと添付ファイルはリストに表示されません。たとえば、リストの[取引先(全件)]を選択すると、削除されたすべての取引先レコードと共に、親レコードとは別に削除されたすべての取引先のメモと添付ファイルが表示されます。 注: 企業では保存できるデータ量は限られています。[削除項目]に保存されるレコードは、企業の総ディスクスペース制限には加算されません。 削除項目の行IDについてレコードを削除すると、元のレコードの行IDとは異なる行IDが削除項目に付けられます。ただし、レコードを復元すると、レコードの元の行IDが復元されます。削除項目のリストをエクスポートする際にすべてのフィールドをエクスポートするオプションを選択すると、各削除項目に対してエクスポートされるデータには、削除項目に割り当てられた行IDとレコードの元の行IDの両方が含まれます。レコードのリストのエクスポートの詳細は、「リストのレコードのエクスポート」を参照してください。 関連トピックレコードの削除/復元方法については、次のトピックを参照してください。 |
公開日 2016 年 10 月 | Copyright © 2005, 2016, Oracle. All rights reserved. Legal Notices. |