4 修正済の問題
この章では、Oracle Linux 7.6で修正された問題について説明します。
使用中のカーネル固有の問題が他にも解決されている可能性があります。デフォルトのUEK R5を使用している場合は、Unbreakable Enterprise Kernel: リリース・ノートfor Unbreakable Enterprise Kernelリリース5 (4.14.35-1818)を参照してください。別のUEKリリースまたは更新を使用している場合は、Unbreakable Enterprise Kernelドキュメントで入手可能な、該当するカーネル・バージョンに適したリリース・ノートを参照してください。
CVE-2018-0739およびその他のセキュリティの問題を修正するためにOpenSSLパッケージを更新
Oracle Linux 7に同梱され、この更新リリースに含まれているOpenSSLパッケージにセキュリティ修正が適用されました。これらの修正には、CVE-2018-0739の修正も含まれています。(バグID 28584683)
UEFIシステムで実行するようにsosreportを修正
sosreportがUEFIシステムで実行されたときにgrub2-plugin-errors.txt
ファイル内にエラーが生成される原因となった問題が解決されました。(バグID 26586473)
/boot/efi権限でのSCAPポリシー・エラーを解決するためにgrub2を修正
/boot/efi
ディレクトリ内のファイルの権限を修正するために、grub2に修正が適用されました。この修正により、別のパッケージとの競合が解決されますが、Security Content Automation Protocol (SCAP)で強調表示されているように、米国国防情報システム局(DISA)のセキュリティ技術導入ガイド(STIG)への準拠に影響する無効なファイル・モードがあるため、rpm検証によってこのディレクトリ内のファイルにフラグが設定されるという長きにわたる問題も解決されます。(バグID 27166026)