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Oracle® Fusion Middleware Oracle GoldenGate Studioの使用
12c (12.2.1.1.0)
E72564-02
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デプロイメント・プロファイルの理解

デプロイメント・プロファイルは、Oracle GoldenGate Studioのソリューションの一部です。レプリケーション・ソリューションの物理的な属性が記述されています。1つのソリューションに複数のデプロイメント・プロファイルが存在する場合もあります。たとえば、開発環境に1つ、テスト環境に1つ、本番に1つのデプロイメント・プロファイルを作成できます。

図3-3 サンプル・デプロイメント・プロファイルの論理図

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デプロイメント・プロファイルの各コンポーネント

デプロイメント・プロファイルの各コンポーネントは、次のとおりです。

Oracle GoldenGateプロファイルの名前

デプロイメント・プロファイルに名前と(オプションで)説明を追加する際に使用します。

デプロイメント・アーキテクチャ・テンプレート

これは、デプロイメント・プロファイルのアーキテクチャを定義するために使用します。「Deployment Profile」ウィザードを使用するとき、選択したアーキテクチャ・テンプレートが、ソリューションの各レプリケーション・パスに適用されます。ただし、プロパティ・インスペクタでは、レプリケーション・パスごとに異なるアーキテクチャ・テンプレートがある場合があります。

使用可能なアーキテクチャ・テンプレートは、次のとおりです。

Source, Target: ソースとターゲットのデプロイメント環境に、データ・サーバーにローカルのOracle GoldenGateインスタンスが含まれます。キャプチャと適用のどちらも、ローカルで実行されます。

Target Only (Remote Source): Oracle GoldenGateインスタンスは1つだけで、ターゲット・データ・サーバーにローカルです。キャプチャは、ターゲットからリモートで実行されます。

Target Only (Remote Target): Oracle GoldenGateインスタンスは1つだけで、ソース・データ・サーバーにローカルです。適用は、ソースからリモートで実行されます。

Hub Only (Remote Source and Target): Oracle GoldenGateインスタンスは1つだけで、ステージング・サーバー上にあります。キャプチャと適用のどちらも、リモートで実行されます。

Source, Hub, Target: Oracle GoldenGateインスタンスが3つあります。1つはソース・データ・サーバーにローカルで、1つはターゲット・データ・サーバーにローカルです。キャプチャと適用はどちらもローカルで実行され、データは2つのインスタンス間のハブ上にある3つ目のOracle GoldenGateインスタンスを介して転送されます。

Hub, Target (Remote Source): ステージング・ハブに1つと、ターゲット・データ・サーバーに1つで、2つのOracle GoldenGateインスタンスがあります。キャプチャはハブからリモートで実行され、適用はターゲットのローカルで実行されます。

Source, Hub (Remote Target): ソース・データ・サーバーに1つのステージング・ハブに1つで、2つのOracle GoldenGateインスタンスがあります。キャプチャはソース・データ・サーバーのローカルで実行され、適用はハブからリモートで実行されます。

Single Host (Local Source and Target): ホストが1つのみで、Oracle GoldenGateインスタンスも、ソースおよびターゲット・データ・サーバーもそこにあります。

Assign Physical Resources

レプリケーション・パスのソース、ターゲット、およびハブ(該当する場合)にリソースを割り当てる際に使用します。

リソース割当てのセクションには、次のものがあります。

Replication Path: データ・ストアのマッピング情報を記述します。

Source: 各レプリケーション・パスのソースとして使用するデータ・サーバーと、Oracle GoldenGateインスタンスを選択します。

Target: 各レプリケーション・パスのターゲットとして使用するデータ・サーバーと、Oracle GoldenGateインスタンスを選択します。

Hub: 各レプリケーション・パスのハブとして使用するデータ・サーバーと、Oracle GoldenGateインスタンスを選択します。

注意:

リソースの割当ては、デプロイメント・プロファイル・エディタで、リソース・ナビゲータから適切なダイアグラム要素へリソースをドラッグ・アンド・ドロップして実行することも、再実行することもできます。

デプロイメント・オプション

すべてのターゲットの初期ロード、すべてまたは一部のOracle GoldenGateプロセスの開始など、追加のオプションを選択する際に使用します。

次のデプロイメント・オプションがあります。

Initial load of all targets: データベースに対する変更を適用する前にシステム間でデータのコピーが必要かどうかを選択します。

Start All Oracle GoldenGate Processes: デプロイメント後に次のうちどのプロセスを(またはすべてを)開始するかを選択します。

  • キャプチャ・プロセス

  • ポンプ・プロセス

  • 適用プロセス

注意:

プロセスを開始できるのは、オンライン・デプロイメントの間のみです。

デプロイメント・プロファイルのツールバー

次の図の順序で、ツールバーのボタンについて説明します。

図3-4 デプロイメント・プロファイルのツールバー

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「Validate」や「Start」など一部のボタンは状況依存であり、有効になると色が変わります。

  • Zoom In: クリックすると、画面のコンポーネントが大きくなります

  • Zoom Out: クリックすると、画面のコンポーネントが小さくなります。

  • Percent View: クリックして、表示を所定のパーセント値に設定します。

  • Perform Layout: クリックすると、デプロイメント・ビューのコンポーネントが、自動的に整然と再配置されます。レイアウトを保存するには、ツールバーで「Save」ボタンを使用するか、「File」メニューの「Save」を選択します。データ・フローは左から右です。

  • Synchronize Profile with Solution: クリックすると、デプロイメント・プロファイルがソリューションと同期されます。このオプションが有効になるのは、プロファイルがソリューションと同期していないときのみです。

  • Deploy Solution: クリックすると、ソリューションがデプロイされます。デプロイメント・アクションのステータスは、メッセージ・ログに表示されます。オフライン・デプロイメントは、ソリューション・レベル、Oracle GoldenGateインスタンス・レベル、ホスト・レベル、およびプロセス・レベルで実行できます。このオプションが有効になるのは、Oracle GoldenGateインスタンスに実際のOracle GoldenGateインスタンス・リソースが割り当てられている場合のみです。

  • Validate Deployment Profile: クリックすると、デプロイメント・プロファイルが検証されます。検証では、データベース固有のオプションが誤って使用されていないかどうかを確認します。たとえば、GoldenGate接続でデータベースがOracleであると指定しているのにSQL Serverへのデプロイメントを試行している場合、検証時にはGoldenGateインスタンスに接続するので、統合キャプチャなどOracle固有のオプションが使用されている場合には警告が表示されます。検証の警告がある場合は、メッセージ・ログに表示されます。

  • Generate GoldenGate Files: GoldenGateファイルが生成されるローカル・ディレクトリを選択するときクリックします。

  • Start the Selected Process: クリックして、選択したプロセスを開始します。

  • Stop the Selected Process: クリックして、選択したプロセスを停止します。

  • Kill the Selected Process: クリックして、選択したプロセスを強制終了します。

デプロイメント・プロファイルの作成

新しいデプロイメント・プロファイルを作成する手順:

  1. デプロイメント・プロファイルの命名: デプロイメント・プロファイルの名前を指定し、「Next」をクリックします。「Finish」をクリックするとプロファイルが作成されます。デフォルトはレプリケーション・パス、ソース、ターゲットで、ソリューションには自動生成された名前と設定が使用されます。
  2. デプロイメント・テンプレート: ソリューションのテンプレートとして使用するアーキテクチャを選択します。デプロイメント・アーキテクチャ・テンプレートは、データベース・サーバーとの相関からOracle GoldenGateがインストールされる場所を記述します。選択したテンプレートは、すべてのレプリケーション・パスに適用され、後でレプリケーション・パスごとにカスタマイズできます。以前に選択したデプロイメント・アーキテクチャ・テンプレートを変更するには、「Deployment View」にあるテンプレート・リンクをクリックし、プロパティ・インスペクタで新しいテンプレートを選択します。

    デプロイメント・アーキテクチャ・テンプレート 説明

    Source, Target

    ソースとターゲットのデプロイメント環境に、データ・サーバーにローカルのOracle GoldenGateインスタンスが含まれます。キャプチャと適用のどちらも、ローカルで実行されます。

    Target Only (Remote Source)

    Oracle GoldenGateインスタンスは1つだけで、ターゲット・データ・サーバーにローカルです。キャプチャは、ターゲットからリモートで実行されます。

    Source Only (Remote Target)

    Oracle GoldenGateインスタンスは1つだけで、ソース・データ・サーバーにローカルです。適用は、ソースからリモートで実行されます。

    Hub Only (Remote Source and Target)

    Oracle GoldenGateインスタンスは1つだけで、ステージング・サーバー上にあります。キャプチャと適用のどちらも、リモートで実行されます。

    Source, Hub, Target

    Oracle GoldenGateインスタンスが3つあります。1つはソース・データ・サーバーにローカルで、1つはターゲット・データ・サーバーにローカルです。キャプチャと適用はどちらもローカルで実行され、データは2つのインスタンス間のハブ上にある3つ目のOracle GoldenGateインスタンスを介して転送されます。

    Hub, Target (Remote Source)

    ステージング・ハブに1つと、ターゲット・データ・サーバーに1つで、2つのOracle GoldenGateインスタンスがあります。キャプチャはハブからリモートで実行され、適用はターゲットのローカルで実行されます。

    Source, Hub (Remote Target)

    ソース・データ・サーバーに1つのステージング・ハブに1つで、2つのOracle GoldenGateインスタンスがあります。キャプチャはソース・データ・サーバーのローカルで実行され、適用はハブからリモートで実行されます。

    Single Host (Local Source and Target)

    ホストが1つのみで、Oracle GoldenGateインスタンスも、ソースおよびターゲット・データ・サーバーもそこにあります。


    使用可能なテンプレートのリストからデプロイメント・アーキテクチャ・テンプレートを選択し、「Next」をクリックします。

    図3-5 デプロイメント・アーキテクチャ・テンプレート

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    「物理リソース」ステップの内容は、デプロイメント・テンプレートの選択に基づいて移入されます。

  3. Assign Physical Resources: レプリケーション・パスのソース、ターゲット、およびハブ(該当する場合)にリソースを割り当てる際に使用します。

    Source

    各レプリケーション・パスのソースとして使用するデータ・サーバーと、Oracle GoldenGateインスタンスを選択します。

    Target

    各レプリケーション・パスのターゲットとして使用するデータ・サーバーと、Oracle GoldenGateインスタンスを選択します。

    Hub

    各レプリケーション・パスのハブとして使用するデータ・サーバーと、Oracle GoldenGateインスタンスを選択します。

    注意:

    リソースの割当ては、デプロイメント・プロファイル・エディタで、リソース・ナビゲータから適切なダイアグラム要素へリソースをドラッグ・アンド・ドロップして実行することも、再実行することもできます。

    デプロイメント・テンプレートは、特定のソリューションのレプリケーション・パスすべてで同じです。データ・ストアを必要としないテンプレートもあります。

    図3-6 デプロイメント・プロファイルの物理リソース

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  4. Deployment Options: Oracle GoldenGate開始プロセスのデプロイメント・オプションを選択または選択解除します。
    Initial load of all targets

    データベースに対する変更を適用する前にシステム間でデータのコピーが必要かどうかを選択します。

    Oracle GoldenGateプロセスをすべて起動します

    デプロイメント後に次のうちどのプロセスを(またはすべてを)開始するかを選択します。

    • キャプチャ・プロセス

    • ポンプ・プロセス

    • 適用プロセス

    注意:

    プロセスを開始できるのは、オンライン・デプロイメントの間のみです。

    図3-7 デプロイメント・オプション

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    「Finish」をクリックします。デプロイメント・プロファイルが作成され、ソリューションに追加かされます。