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Oracle® Fusion Middleware Oracle GoldenGate for Big Dataリリース・ノート

12c (12.2.0.1.1)

E72568-02
 

 

Oracle® Fusion Middleware

Oracle GoldenGate for Big Dataリリース・ノート

12c (12.2.0.1.1 )

E72568-02(原本部品番号:E67176-03)

2016年6月

Oracle GoldenGate for Big Data 12cは、トランザクション・データをリアルタイムでビッグ・データ・システムにストリーミングし、ビジネス・インサイトの品質とタイミングを向上させます。このドキュメントには、リリース12c (12.2.0.1.1)のOracle GoldenGate for Big Dataのリリース・ノートが含まれています。

このドキュメントの内容は、次のとおりです。

1.1 新しい機能と変更された機能

この項は、このリリースで発表された新機能、拡張された機能および変更された機能の概要です。

1.1.1 パッチ・リリース12.2.0.1.1 - 2016年5月

  • サポートされる新しいバージョンは次のとおりです。

    HDFS Handler
    Hortonworks HDP 2.4 (HDFS 2.7.1)
    Cloudera CDH 5.7.x (HDFS 2.6.0)
    Cloudera CDH 5.6.x (HDFS 2.6.0)
    Cloudera CDH 5.5.x (HDFS 2.6.0)
    HBase Handler
    Apache HBase 0.98.x 
    Apache HBase 0.96.x
    Hortonworks HDP 2.4 (HBase 1.1.2)
    Hortonworks HDP 2.2 (HBase 0.98.4)
    Cloudera CDH 5.7.x (HBase 1.2.0)
    Cloudera CDH 5.6.x (HBase 1.0.0)
    Cloudera CDH 5.5.x (HBase 1.0.0)
    Flume Handler
    Hortonworks HDP 2.4 (Flume 1.5.2)
    Cloudera CDH 5.7.x (Flume 1.6.0)
    Cloudera CDH 5.6.x (Flume 1.6.0)
    Cloudera CDH 5.5.x (Flume 1.6.0)
    Kafka Handler
    Apache Kafka 0.9.0.x
    Hortonworks HDP 2.4 (Kafka 0.9.0.0)
    Cloudera CDH does not include Kafka but releases Kafka separately
    Cloudera Distribution of Apache Kafka 2.0.x (Kafka 0.9.0.0)
    Cloudera Distribution of Apache Kafka 1.x (Kafka 0.8.2.0)
    
  • SSL/TLSまたはKerberosを使用したKafkaへのクライアント接続を保護するためサポートがKafka 0.9.0に追加されました。Kafkaクライアント・ライブラリによりセキュリティ機能の完全な抽象化が提供されるため、Kafkaハンドラには変更が不要です。セキュリティを有効にするには、Kafkaプロデューサ・プロパティ・ファイルに追加の構成が必要です。Kafkaセキュリティの有効化に関する詳細は、http://kafka.apache.org/documentation.html#securityを参照してください。

  • HBaseクライアント・インタフェースは、最近のいくつかのHBaseリリースで改善されています。前のOracle GoldenGate for Big Dataリリースでは、HBase 1.0.0以上のみがサポートされていました。このリリースでは、新しい構成プロパティgg.handler.name.hBase98Compatibleを使用することにより、HBaseハンドラのHBase 0.98.xおよび0.96.xのサポートが追加されました。有効な値はtrueおよびfalseです。デフォルト値はfalseです。このプロパティをCloudera CDH 5.7.x - 5.4.x用に使用することもできます。5.7.x - 5.4.x CDHバージョンには、HBase 1.x+が含まれますが、下位互換性を維持するために、Apache HBase 1.0.0とのバイナリ互換性は廃止されました。

  • 新しいgg.schemareplaceregexパラメータおよびgg.schemareplacestringパラメータを使用すると、カタログ名、スキーマ名、表名、列名の検索条件を正規表現で構成し、一致項目を構成済の置換値に置き換えることができます。

  • 新しいgg.contentreplaceregexパラメータおよびgg.contentreplacestringパラメータを使用すると、列値の検索条件を正規表現で構成し、一致項目を構成済の置換値に置き換えることができます。

  • セキュリティ上の懸念に対応するために、Oracle Wallet統合が実装されています。Oracle Walletを使用して資格証明ストアを作成し、別名とドメイン名を使用して証明書を資格証明ストアに保存できるようになりました。usernamepasswordなどのプロパティをクリア・テキストで指定する必要がなくなりました。

  • HDFSハンドラは、対応する生成済のスキーマをフォーマッタからHDFSに書き込むことをサポートします。現在、AvroおよびJSONフォーマッタがスキーマを生成します。

  • ファイルをAvroオブジェクト・コンテナ・ファイル(OCF)形式でHDFSに書き込むことに加え、オプションでApache Hiveに表を自動的に作成することがサポートされます。Avro OCFはApache Hiveと簡単に統合されます。

  • 順序ファイル形式によるHDFSへの書き込みがサポートされます。

  • バイナリ列値データをhexエンコーディングとしてエンコードすることがサポートされます。バイナリ・データのデフォルト・エンコーディングはBase64です。

  • JSONフォーマッタは、オプションで、主キーの列名の配列を生成済のJSON出力に含める機能を追加します。

  • 複数のトピックを使用して操作データをKafkaに書き込むことがサポートされます。選択されたトピック名は、操作の完全修飾の表名に対応します。

  • 前のリリースでは、トークンのフィールドを区切りテキスト・フォーマッタで非表示にできませんでした。構成パラメータgg.handler.name.includeTokens=falseを設定すると、トークン・フィールドが空になっても存在し続けます。現在のリリースでは、gg.handler.name.includeTokens=falseを設定すると、区切りテキスト出力でトークン・フィールドの内容が非表示になるとともに、トークン・フィールドが出力に含まれなくなります。

1.1.2 初期リリース - 2015年12月

  • Flume、Kafka、HBase、HDFS、プラガブル・フォーマッタおよびメタデータ・プロバイダのハンドラが導入されました。

    これらのハンドラはすべて、区切りテキスト、JSON、AvroおよびXMLフォーマッタをサポートし、導入もされています。

    すべてのハンドラは、切捨て処理をサポートします。

  • ターゲット・メタデータは実際のターゲットから取得する必要があるため、Javaメタデータ・プロバイダからオブジェクト・メタデータを取得できます。

  • Replicat for Javaは、次のように拡張されました。

    • Replicat for Javaベースのターゲットに従って、Javaにコミットまたはチェックポイント・イベントが追加されました。

    • JavaモジュールへのDDLイベントの伝播を導入します。

    • ターゲット・メタデータ・プロバイダからのエンティティ・メタデータの取得が導入されました。

    • チェックポイント・フローが強化され、RDBMS以外のJavaターゲットがサポートされました。

    • Javaから呼び出される既存のコールバックAPIの使用が導入されました。

    • Javaに伝播されるLCRイベントのサポートが導入されました。

    • マルチバイトのオブジェクト名(列、表、スキーマ)の使用がサポートされます。

    • マッピングが指定されない場合は、ソース・メタデータが使用されます。

  • minGroupSizeルールを満たしていない、グループ内で未処理の操作とチェックポイントのフラッシュが導入されました。フラッシュは、バイト・サイズ関連のルールに基づいて発生します。

  • Replicatで必要な動作と一致して同時に使用できるハンドラは1つのみです。

  • maxGroupSize (操作ベースのグループ化)およびmaxByteGroupSize (サイズベースのグループ化)動作に関連して、Oracle GoldenGate Replicatモードをサポートするようにチェックポイント動作が変更されました。

  • HBaseハンドラは、推奨される新しい1.0.0 HBaseクライアント・インタフェースに移行しました。そのため、HBaseハンドラは1.0.0より古いリリースのHBaseとは互換性がありません。0.99.x以下のリリースのHBaseとの統合が必要な場合には、12.1.2.1.xのHBaseハンドラを使用する必要があります。12.1.2.1.xのHBaseハンドラのZIPファイルが必要な場合には、Oracleサポートに連絡してください。

    HBaseハンドラには、エンコーディング用の構成パラメータが含まれています。前のリリースでは、システム・ネイティブのエンコーディングが想定されていました。エンコーディングを明示的に構成すると、HBaseにストリームされるデータのエンコーディングをより強力に管理することができます。

    HBaseハンドラでは、主キー更新のサポートが向上しています。HBaseハンドラには、主キー更新が発生したとき、異常終了、通常の更新としてアクションを扱う、削除および後続の挿入としてアクションを扱うという3つのいずれかを実行する構成パラメータがあります。データが追加されるだけなので、主キー更新はHBaseでは少なからず問題になります。HBase行に対して問い合せた内容は、個々のHBase操作すべての統合にすぎません。何が発生するかを最も正確にモデル化するには、変更前の主キー値を使用してHBaseで削除を実行し、変更後の主キー値を使用して後続の挿入を実行するという構成オプションがあります。この動作が構成されている場合、サプリメンタル・ロギングを完全(すべての列の変更前と変更後の完全なイメージ)に有効化し、HBase挿入操作のデータが完全になるようにする必要があります。

    HBaseハンドラには、NULL値に対する新しい構成値が用意されています。前のリリースでは、NULL値はNULLとしてHBaseに挿入されていました。これはデフォルトの操作ですが、このデフォルト操作をオーバーライドすることができます。

  • リリース12.1.2.1.xには、HDFSハンドラのソース・コードが含まれていました。リリース12.2.0.1には、HDFSハンドラのソース・コードは含まれていません。リリース12.1.2.1.xには、制限付きの機能が含まれているため、ソース・コードが提供されており、ユーザーが特定のニーズに合わせて機能を拡張できました。リリース12.2.0.1の機能はより堅牢になっているため、ユーザーによる変更の必要性がなくなっているか、大幅に少なくなっています。

    12.1.2.1.xのHDFSハンドラは、区切りテキスト形式の出力のみをサポートします。12.2.0.1のHDFSハンドラは、デリミタ付きテキスト、JSON、XML、および2種類のAvroの各形式の出力をサポートしています。

    12.1.2.1.xのHDFSハンドラは、メタデータ変更イベントをサポートしていませんでした。12.2.0.1のHDFSハンドラは、(アップストリーム・レプリケーションが証跡およびDDL伝播でのメタデータをサポートするという前提で)メタデータ変更イベントをサポートできます。

    表の切捨て操作が、12.1.2.1.xのHDFSハンドラでサポートされるようになりました。

  • リリース12.1.2.1.xには、Flumeハンドラのソース・コードが含まれていました。リリース12.2.0.1には、Flumeハンドラのソース・コードは含まれていません。リリース12.1.2.1.xには、制限付きの機能が含まれているため、ソース・コードが提供されており、ユーザーがニーズに合わせて機能を拡張できました。リリース12.2.0.1の機能はより堅牢になっているため、ユーザーによる変更の必要性がなくなっているか、少なくとも大幅に少なくなっています。

    12.1.2.1.xのFlumeハンドラは、多少の変更によってリリース12.2.0.1でも動作します。最も大きい変更は、公式のOracle Javaパッケージ命名規則に則して、Oracle Javaパッケージ名がcom.goldengateからoracle.goldengateに変更されたことです。12.1.2.1.xのFlumeハンドラをリリース12.2.0.1で使用する場合には、パッケージ名を変更し、文をインポートしてプロジェクトを再コンパイルする必要があります。あるいは、Oracleサポートにご連絡いただければ、パッケージ名を適切に変更したリリースの12.1.2.1.x Flumeハンドラをご提供いたします。

    12.2.0.1のFlumeハンドラは、プラガブル・フォーマッタをサポートしています。区切りテキストがサポートされますが、これはオプションの1つにすぎません。Oracle Golden Gate 12.2.0.1には、区切りテキスト、XML、JSON、Avro行形式、Avro操作形式の5つのプラガブル・フォーマッタが付属しています。カスタム・フォーマッタを記述することもできます。

    メタデータ変更イベント(DDL)は、リリース12.2.0.1のFlumeハンドラでサポートされます。ただし、この機能はソースで複製されるデータベースとアップストリームのOracle GoldenGate Captureプロセスを利用してDDLイベントを取得し、複製します。この機能は、Oracle GoldenGate 12.2のすべてのデータベース実装ですぐに利用できるわけではありません。DDLレプリケーションの詳細は、データベース実装に関するOracle GoldenGateドキュメントを参照してください。

    12.1.2.1.xのFlumeハンドラは、操作モードをサポートしていませんでした。12.2.0.1.0のFlumeハンドラは、受信した操作をflumeイベントとして一度に1つずつプッシュできます。

    12.1.2.1.xのFlumeハンドラは、構成クラスパスにFlumeエージェント構成ファイルを必要とせず、またサポートもしませんでした。12.2.0.1のFlumeハンドラは、Flumeエージェント構成ファイルを使用して、Flumeソースのホストとポートを解決します。また、12.2.0.1のFlumeハンドラはロード・バランシング、フェイルオーバー、Kerberos認証など、Flume 1.6.0で使用できる高度なFlume機能をサポートします。

    12.1.2.1.xのFlumeハンドラは、ソース・コードを変更することによってのみ変更可能なビルトイン・ヘッダーを提供していました。12.2.0.1のFlumeハンドラは、オーバーライドできる既存のデフォルト・ヘッダーに加えて、カスタム・ヘッダー用に実装して使用できるインタフェースを提供します。動的なトランザクションまたは操作データを使用して、イベント・メッセージ・ヘッダーを移入できます。

1.2 新しいプロパティまたは変更されたプロパティ

この項では、このリリースで初めて追加、変更またはドキュメントされたプロパティについて説明します。

1.2.1 パッチ・リリース - 2016年5月

  • スキーマ変更のトレーサビリティが追加されたため、gg.handler.name.format.versionSchemasプロパティを使用して、バージョンをスキーマに追加できます。スキーマ・バージョン管理はオプションです。スキーマ・バージョン管理によって、新しいスキーマが作成されるたびにローカル・ファイル・システム上のスキーマ・ディレクトリにタイムスタンプ付きのスキーマが作成されます。スキーマ・バージョン管理は、次のように設定できます。

    gg.handler.name.format.versionSchemas
    

    JSONおよびAvroフォーマッタによって作成されるスキーマの場合、有効な値はtrueおよびfalseです。デフォルト値はfalseです。

  • 作成されたスキーマがHDFSに継続して書き込まれるようにするために、HDFSハンドラにgg.handler.name.schemaFilePathプロパティが追加されました。この新しい構成プロパティgg.handler.name.schemaFilePath=を、スキーマを書き込む場所であるHDFS内のファイル・ディレクトリに設定します。メタデータ変更イベントにより、関連付けられた表の次の操作が実行されるとスキーマは上書きされます。スキーマは、ローカル・ファイル・システムに書き込まれるスキーマと同じ命名規則に従います。

  • gg.handler.name.format.schemaDirectoryプロパティがAvro行と操作フォーマッタに追加されたため、作成済のAvroスキーマが書き込まれるローカル・ファイル・システム上の場所を構成できます。

  • gg.handler.name.format.iso8601Formatは、区切りテキスト、XML、AvroおよびJSONフォーマッタの新しいプロパティです。このプロパティをfalseに設定すると、現在のタイムスタンプの日付と時刻の間のTがスペースに置き換えられます。有効な値はtrueおよびfalseです。デフォルト値はtrueです。

  • gg.handler.name.rowkeyDelimiterプロパティがHBaseハンドラに追加されました。HBase rowkeyが生成されるときに、このプロパティにより、ソース表からの主キー値の間にデリミタが構成されます。デフォルトのデリミタは、パイプ文字|です。

  • Kafkaハンドラに新しいプロパティgg.handler.name.topicPartitioningが追加されました。プロパティ値をtableに設定すると、表名に基いて、操作データがソース証跡ファイルから異なるKafkaトピックに書き込まれます。デフォルトの構成値は、すべてのデータに対して単一の構成済Kafkaトピックを使用するnoneです。

  • バイナリ・データのhexエンコーディングがサポートされます。gg.binaryencodingプロパティを使用すると、hexエンコーディングを有効にできます。バイナリ・データのデフォルト・エンコーディングはBase64です。

  • 順序ファイル形式によるHDFSへの書き込みがサポートされます。gg.handler.hdfs.format=sequenceFileプロパティを使用すると、順序ファイル形式によるHDFSへの書き込みを有効にできます。

  • 前のOracle GoldenGate for Big Dataリリースでは、HBase 1.0.0以上のみがサポートされていました。このリリースでは、新しい構成プロパティgg.handler.name.hBase98Compatibleを使用することにより、HBaseハンドラのHBase 0.98.xおよび0.96.xのサポートが追加されました。有効な値はtrueおよびfalseです。デフォルト値はfalseです。このプロパティをCloudera CDH 5.7.x - 5.4.x用に使用することもできます。5.7.x - 5.4.x CDHバージョンには、HBase 1.x+が含まれますが、下位互換性を維持するために、Apache HBase 1.0.0とのバイナリ互換性は無効にされました。

  • JSONフォーマッタに新しいプロパティgg.handler.name.format.includePrimaryKeysが追加されました。このプロパティはtrueまたはfalseに設定できます。このプロパティをtrueに設定すると、JSON出力に主キーの列名の配列が含まれます。デフォルトは、falseです。

1.2.2 初期リリース - 2015年12月

  • gg.handlerプロパティを使用して、HBaseハンドラに基づいて、エンコーディングがサポートされます。エンコーディングの構成はオプションです。HBaseのエンコーディングは、次のように設定できます。

    gg.handler.handlername.encoding=UTF-8
    

    HDFS、FlumeおよびKafkaハンドラの場合、区切りテキスト、JSON、AvroおよびXMLフォーマッタを使用して構成したエンコーディングがサポートされます。エンコーディングの構成はオプションです。

1.3 アップグレード

Oracle GoldenGate for Big Dataリリース12.2.0.1.0から12.2.0.1.1へのアップグレードはシームレスであり、ユーザーによる操作を必要としません。

1.4 非推奨の項目

この項では、各リリースで非推奨となったアイテムをすべて示します。

1.4.1 初期リリース - 2015年12月

  • goldengate.userexit.rawcharsおよびgoldengate.userexit.utf8modeプロパティは非推奨となりました。これは、フラット・ファイル・ライターとJavaユーザー・エグジットの両方に当てはまります。

1.5 修正された問題

この項では、各リリースで修正された問題点について説明します。Bug番号は、BugDBチケットの番号です。特定のチケットまたは問題に関する不明点は、Oracleサポートにお問い合せください。

1.5.1 パッチ・リリース - 2016年5月

Bug 22675718 - 表名がマップされない場合、Javaアダプタが異常終了する

マッピングの一部ではないテーブル上のDDLを処理するときに、表名が空になるという問題を修正しました。

Bug 23017779 - gg.mdp.passwordでパスワードを暗号化する方法

この新しいリリースには、この新しい機能が追加されました。「新しい機能と変更された機能」を参照してください。

Bug 22743724 - キャリッジ・リターン(hex od)をフィルタで除外するグローバル・パラメータ

この新しいリリースには、この新しい機能が追加されました。「新しい機能と変更された機能」を参照してください。

Bug 22518330 - HBaseハンドラのキー列のデリミタまたはセパレータを構成できない

HBase rowkeyデリミタを構成できるようにする機能がHBaseハンドラに追加されました。デフォルト値は引き続きパイプ文字|です。次の構成を使用して、このデリミタを構成できます。

  gg.handler.name.rowkeyDelimiter=your_delimiter 

Bug 22265877 - 「Unable to create column metadata: Unknown Data SubType: 7」というメッセージが表示されてアダプタが異常終了する

Javaネームスペースで内部定義されていない証跡ファイル・データのサブタイプがJava配信で発生し、アダプタが異常終了するという問題はなくなりました。現在、このデータ型の関連するデフォルト値を使用して処理を継続できます。

Bug 22951116 - Javaアダプタ12.1.2.1.7 dsOperation.getToken("TKN-TRANSACTION-CS")がnullである

新しいAPIが追加されているため、すべてのユーザーとOracle GoldenGateユーザーのトークンにアクセスできます。

1.5.2 初期リリース - 2015年12月

Bug 21394677 - フラット・ファイル: エスケープした文字が、不適切な文字で置き換えられる

フラット・ファイル・ライターで文字列をNULL終端した後で、予期しない余分なデータが発生する問題は修正されました。

Bug 21437275 - REG: フラット・ファイル: VARCHAR列値が切り捨てられる

VARCHARデータ型の列値が切り捨てられる問題は修正されました。

Bug 18268283 - Replicat for Java: マルチバイト・オブジェクト名のサポート

マルチバイトのオブジェクト名のサポートが、Replicat for Javaのターゲットで追加されました。

Bug 20816615 - Java Delivery: トランザクションのINFOメッセージの最大/最小グループ・サイズに制限

ログが大きくなりすぎないように、またはINFOレベルのロギングで詳細になりすぎないように、INFOメッセージがDEBUGレベルに移動する問題は修正されました。これは、一般的に製品環境で好まれるロギング・レベルです。

Bug 9660839 - イベント・アクションがユーザー・エグジットで機能しない

Replicatベースの機能に、ユーザー・エグジット・イベント・アクションのサポートが追加されました。

Bug 20933435 - カスタム・ハンドラでユーザー・エグジット・チェックポイントを使用

『Oracle GoldenGate for Big Dataの管理』のJava Deliveryトランザクションのグループ化に関する項に示した手順を確認し、それに従ってください。

Bug 21180036 - Three Part Naming: HiveとHVBaseのハンドラで、出力にカタログ名が欠落する

HDFSサブディレクトリ名は、table name + current timestamp + suffixのように、3つの部分から成る完全修飾の表名です。このリリースでは、HiveハンドラがHDFSハンドラに変更されました。

Bug 21942367 - データベースがない場合に、EVENTACTION関数を有効にする

データベースなしでEVENTACTIONを使用するサポートがReplicatに追加され、シェル・レベルでスクリプトを呼び出せるようになりました。

Bug 20426021 - HDFS Delivery: プロパティ値に余分な空白があるときの警告メッセージ

CDATA[]を使用する構成プロパティ値のラッピングがサポートされ、HDFSハンドラではこのラッパーの内部に空白と空白以外の文字を使用できるようになりました。そのため、値を保持できるようになり、ログ・ファイルでは空白の警告が生成されません。

Bug 18238949 - サイズに基づくグループ・レコード

カスタム・ハンドラと、使用する必要があるJMSおよび任意のXMLフォーマッタで、メッセージ・サイズのグループ化のサポートが追加されました。

Bug 13450906 - ER: javaueも、切捨て操作のサポートが必要

javaueによる切捨て操作使用のサポートが追加されました。

Bug 20989753 - Flume Deliveryで宣言的な構成

区切りテキスト、JSON、AvroおよびXMLフォーマッタによるFlumeハンドラ統合のサポートが追加されました。

1.6 既知の問題

この項では、各リリースで特定された既知の問題と使用できる回避策について説明します。Bug番号は、BugDBチケットの番号です。特定のチケットまたは問題に関する不明点は、Oracleサポートにお問い合せください。

1.6.1 パッチ・リリース - 2016年5月

BUG 23261763 - 終了および再起動時にKafka replicatが重複レコードを非同期モードで送信する

正常終了および再起動時にKafka replicatは重複レコードを非同期モードでトピックに送信します。回避策としてblockingSend=trueを使用できます。

1.6.2 初期リリース - 2015年12月

BUG 22294888 - WIN: レポートで正しいラベル・バージョンが表示されない

Extract内のトークンが、Windows環境で機能しません。回避策として、ExtractのかわりにReplicatを使用できます。

1.7 ドキュメントの変更点

この項では、Oracle GoldenGate for Big Dataのドキュメントの変更点について説明します。

1.7.1 初期リリース - 2015年12月

Oracle GoldenGate for Big Dataの新しいドキュメント・セットおよびライブラリが追加されました。次の場所にあります

http://docs.oracle.com/goldengate/bd1221/gg-bd/

1.8 関連ドキュメント

Oracle GoldenGate for Big Dataドキュメント・セットには、次のドキュメントが含まれます。

  • Oracle GoldenGate for Big Dataリリース・ノート

  • Oracle GoldenGate for Big Dataの統合

  • Oracle GoldenGate Big Dataのインストール

  • Oracle GoldenGate for Big Dataの管理

1.9 My Oracle Supportの利用

My Oracle Supportを使用して、顧客、パートナー、オラクル社の社員が報告したナレッジ・ソリューション、回避策、その他の情報を見つけることができます。My Oracle Supportで、サービス・リクエストをオープンすることもできます。サービス・リクエストを解決するためにパッチが必要な場合、My Oracle Supportからパッチをダウンロードする方法が指示されます。

注意:

Oracle GoldenGateを販売代理店から購入し、サポートを受ける場合は、My Oracle Supportからサービス・リクエストを作成せず、その代理店に問い合せてください。

1.9.1 Oracle GoldenGateナレッジ・ベースの表示

Oracle GoldenGateのナレッジ・ベースを表示するには、次の手順に従います。

  1. My Oracle Support Webサイト(http://support.oracle.com)を参照します。
  2. 言語を選択し、電子メールとOracleパスワードでログインします。
  3. 「Knowledge」タブをクリックします。
  4. 「Select a product or product line」フィールドで、GoldenGateと入力し、Oracle GoldenGate製品を状況依存リストから選択して結果を絞り込みます。(このリストが表示されるまで数秒間待機が必要な場合があります。)
  5. 「Enter search terms」フィールドで、検索キーワードまたは複数のキーワードを入力して、問合せを絞り込みます。

「Help」をクリックすると、このタブの使用方法の追加情報が取得されます。

1.9.2 Oracle GoldenGateサポート・リクエスト・チケットの作成

質問または問題に対する回答をナレッジ・ベースで見つけられない場合は、次の手順に従ってOracle Supportによるサポート・リクエスト・チケットオープンできます。

  1. My Oracle Support Webサイト(http://support.oracle.com)を参照します。
  2. 言語を選択し、資格証明でサインインします。このWebサイトを使用するための登録がまだの場合は、登録する必要があります。
  3. 「Service Requests」タブをクリックします。
  4. 「Create SR」をクリックします。
  5. Create Service Requestウィザードを使用して、SRを完了して送信します。「Help」をクリックすると、このタブの使用方法の追加情報が取得されます。

1.10 ドキュメントのアクセシビリティについて

Oracleのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWeb サイトhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docaccを参照してください。

Oracleサポートへのアクセス

サポートをご契約のお客様には、My Oracle Supportを通して電子支援サービスを提供しています。詳細情報はhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=infoか、聴覚に障害のあるお客様はhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trsを参照してください。


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