Oracle® Enterprise Manager Oracle GoldenGate System Monitoring Plug-Inインストレーション・ガイド リリース13c (13.1.1.0.0) E72877-01 |
|
Oracle GoldenGate System Monitoring Plug-Inインストレーション・ガイド
リリース13c (13.1.1.0.0)
E72877-01(原本部品番号:E68921-01)
2016年2月
このドキュメントでは、まずEnterprise Manager Plug-in for Oracle GoldenGateの概要を説明し、次に、このプラグインでサポートされるリリースの詳細、プラグインのデプロイの前提条件、さらに、Enterprise Manager Plug-in for Oracle GoldenGateのOracle GoldenGateを構成するための手順を説明します。次の項目で構成されています。
Enterprise Manager Plug-in for Oracle GoldenGateは、Oracle Enterprise Manager (EM) Cloud Controlを機能拡張してOracle GoldenGateプロセスのモニタリングおよび管理をサポートします。Cloud Control環境にデプロイすることで、次の機能を使用できるようになります。
現在のOracle GoldenGateメトリックと履歴傾向を視覚的に監視します。
しきい値に違反したときに自動的にアラートおよびインシデントを生成します。
各プロセスを開始、停止および強制終了します。
既存の構成ファイルを変更します。
エラー・ログ、Oracle GoldenGateエラー・ログ、レポート・ファイルおよび破棄ファイルを表示します。
ユーザー作成時に特権EMプラグイン機能とインスタンス・レベル・セキュリティのユーザー・アクセスを監査します。
このセクションの内容は次のとおりです。
Enterprise Manager Plug-in for Oracle GoldenGateは、Oracle GoldenGateリリース11.2.1以降およびOracle Enterprise Manager Cloud Control 12cエージェント以降のインスタンスの両方が実行できる、すべてのプラットフォームのモニタリングをサポートします。
Oracle GoldenGate用のシステム監視プラグインは、次のプラットフォームではサポートされません。
HP NonStop
IBM System z
IBM z/OS (OEMおよびCORE構成の変更によりサポート)
IBM i (AS400)(OEMおよびCORE構成の変更によりサポート)
詳細は、My Oracle Supportの「動作保証」タブを参照してください。
https://support.oracle.com
Enterprise Manager Plug-in for Oracle GoldenGateは、次の製品リリースをサポートしています。
Enterprise Manager Cloud Control 13cリリース1 (13.1.0.0)以降。
サポートされるOracle GoldenGateバージョンは次のとおりです。
Oracle GoldenGate Monitor Agent 12c (12.1.3.0.4)以降が必須であり、起動、停止、強制終了および編集機能をサポートするために必要な最低バージョンです。
Oracle GoldenGate 12c (12.1.2.0.1)。
Oracle GoldenGate 12c (12.1.2.0.0)。
Oracle GoldenGate 11g リリース2 (11.2.1.0.10)以降。
コア以外のOracle GoldenGateのサポート。デフォルト・バージョン以外の特定バージョンのOracle GoldenGate (バージョン11.2.1.0.23など)を使用する場合には、omsOracleHome/plugins/oracle.fmw.gg.oms.plugin_13.1.1.0.0/metadata/versionmgmt/feature_version.xml
ファイルの各Feature
要素に、MinOGGCoreVersion
エントリを追加します。
<Document> <VersionCacheResetSchedule> <Interval>1</Interval> <TimeUnit>Hour</TimeUnit> </VersionCacheResetSchedule> <FeatureList> <Feature> <FeatureName>ExecuteCommands</FeatureName> <MinPluginOMSVersion>12.1.0.4.0</MinPluginOMSVersion> <MinPluginEMAgentVersion>.0</MinPluginEMAgentVersion> <MinOGGCoreVersion>11.2.1.0.23</MinOGGCoreVersion> </Feature> <Feature> <FeatureName>ViewLogs</FeatureName> <MinPluginOMSVersion>12.1.0.4.0</MinPluginOMSVersion> <MinPluginEMAgentVersion>.0</MinPluginEMAgentVersion> <MinOGGCoreVersion>11.2.1.0.23</MinOGGCoreVersion> </Feature> <Feature> <FeatureName>ViewEditConfig</FeatureName> <MinPluginOMSVersion>12.1.0.4.0</MinPluginOMSVersion> <MinPluginEMAgentVersion>.0</MinPluginEMAgentVersion> <MinOGGCoreVersion>11.2.1.0.23</MinOGGCoreVersion> </Feature> </FeatureList> </Document>
Enterprise Manager Plug-in for Oracle GoldenGateをデプロイし使用する前に、次の前提条件を満たす必要があります。
次のものをインストールおよび実行する必要があります。
Enterprise Manager Cloud Controlによるモニタリングをサポートするためには、Oracle GoldenGate 12c (12.1.2.0.1)以降またはOracle GoldenGate 11gリリース11.2.1.0.17以降。
Oracle GoldenGate Monitor Agent 12c (12.1.3.0.4)以降。選択したインストール場所は、このドキュメント内ではOGG_AGENT_ORA_HOME
と示します。この場所は、必ずしもOracle GoldenGate 12cのインストール場所とは限りません。
Oracle Enterprise Manager (OEM) Cloud Control 13c リリース1 (13.1.0.0)以降(Oracle Management ServiceとOracle Managementエージェント)。
Oracle GoldenGateインスタンスをホストしている、監視対象の各システムにOracle Managementエージェントをインストールする必要があります。
Oracle GoldenGateがインストールされている各システムにJava JRE 1.7.0_80以降がインストールされていることを確認します。Javaのバージョンを確認するには、Oracle GoldenGateインストール・ディレクトリに移動し、次のコマンドを実行します。
Shell> java -version
バージョンが表示され、次のようになります。
java version "1.7.0_85" Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.7.0_85-b18) Java HotSpot(TM) Client VM (build 25.25-b02, mixed mode)
これによって1.7バージョンのJavaが返されない場合は、PATH
環境変数にjava.exe
とjava
が含まれていることを確認します。
Javaの最新バージョンが必要な場合は、次のサイトからダウンロードできます。
http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/
Java Development Kit (JDK)またはJava Runtime Environment (JRE)のいずれかをダウンロードできます。
Windows x64プラットフォームの場合、x64版のJDKを使用する必要があります。そうしないと、Enterprise ManagerはJavaエージェントをロードできません。
ソフトウェア・ライブラリを構成するには、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイド』の「ソフトウェア・ライブラリの構成」を参照してください。
製品をインストールする場合、サポートされているハードウェアまたはソフトウェア構成を使用します。詳細は、Oracle Fusion Middlewareのサポートされるシステム構成ページで、ご使用のリリース向けの動作保証情報のドキュメントを参照してください。
Oracleは、動作保証されているすべてのシステムおよび環境で製品のパフォーマンスをテストおよび検証しており、新しい動作保証要件が確認されると、それらはすぐに適切な動作保証に関するドキュメントに追加されます。新しい動作保証要件は随時確認される場合があるため、動作保証に関するドキュメントはドキュメント・ライブラリの外部に置かれ、Oracle Technology Networkで提供されています。
次の手順を実行して、使用環境で監視を行う準備ができていることを確認します。
注意: Oracle GoldenGate 11.1.1のインスタンスを監視できるようにLD_LIBRARY_PATH を設定している場合、11.2.1以降のインスタンスを監視する際にはその設定を削除する必要があります。 |
Windowsの場合:
JAVA_HOME
変数を、Javaがインストールされている場所に設定します。
PATH
変数を、Javaがインストールされている場所のjre\bin
に設定します。
. . .;%JAVA_HOME%\jre\bin
Oracle SolarisおよびLinuxの場合:
JAVA_HOME
環境変数を、Javaがインストールされている場所に設定します。
PATH
環境変数を、Javaがインストールされている場所のjre\bin
ディレクトリに設定します。
次に例を示します(bash
シェルを使用)。
export JAVA_HOME= PATH to JDK installation
export PATH = $PATH:$JAVA_HOME/jre/bin
各Oracle GoldenGateインスタンスに対して、次の操作を行います。
Oracle GoldenGateインストール・ディレクトリに移動し、GLOBALS
パラメータ・ファイルを編集することで、監視を有効にします。
Shell> ./ggsci GGSCI> EDIT PARAMS ./GLOBALS
ENABLEMONITORING
パラメータをGLOBALS
パラメータに追加し、ファイルを保存します。Oracle GoldenGateインスタンスの構成後にマネージャを起動すると、パラメータがアクティブになります。
「Oracle Walletの作成」の手順に従って、パスワードを保存するOracle Walletを作成します。
「Oracle Enterprise Managerで実行するためのOracle GoldenGateの構成」の手順に従って、Oracle Enterprise Managerによる監視用にOracle GoldenGateインスタンスを構成します。
「Oracle GoldenGateインスタンスの開始」の手順に従って、次の操作を行います。
監視データの格納に使用されるデータ・ストアを作成します。
OEM Managementエージェントに渡されるモニタリング・データを収集するモニターまたはjAgent
エージェントを起動します。
プラグインをオンライン・モードまたはオフライン・モードでダウンロードできます。オンラインとは、Enterprise Manager Storeへのインターネット接続がある環境のことです。オフラインとは、インターネット接続のない環境のことです。プラグインのダウンロードの詳細は、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイド』の「プラグインのダウンロード」を参照してください。
グラフィカル・インタフェースまたはコマンドライン・インタフェースで、任意のOracle Management Services (OMS)インスタンスにプラグインをデプロイできます。グラフィカル・インタフェース・モードでは一度に1つのプラグインをデプロイできますが、コマンドライン・インタフェース・モードでは一度に複数のプラグインをデプロイでき、デプロイメント時間と、該当する場合は停止時間が短くなります。プラグインをデプロイする手順は、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイド』の「プラグインの管理」を参照してください。
プラグインを手動でダウンロードした場合、Oracle Enterprise Manager Cloud Controlにプラグインをインポートする必要があります。
「ダウンロード」ページからEnterprise Manager Plug-in for Oracle GoldenGateをダウンロードします。
http://www.oracle.com/technetwork/middleware/goldengate/downloads/
「Management Pack for Oracle GoldenGate」セクションにあります。
Enterprise Managerコマンドライン(EM CLI)ユーティリティを設定します。「設定」メニューの「コマンドライン・インタフェース」をクリックします。Enterprise Managerコマンドライン・インタフェースのダウンロード・ページに説明されている手順に従います。
プラグイン・アーカイブをインポートします。
emcli login -username=your user ID -password=password emcli sync emcli import_update -file=path to *.opar file you downloaded
管理サーバーにプラグインをデプロイします。プラグイン・アーカイブをインポートしたら、Enterprise Manager Cloud Controlにログインし、デプロイを完了します。
「設定」(右上隅)、「拡張性」、「プラグイン」の順にクリックします。
「プラグイン」ページで、「ミドルウェア」フォルダを展開します。
Oracle GoldenGate、「デプロイ先」の順にクリックし、最終的に「管理サーバー」をクリックして、デプロイメント・プロセスを起動します。
リポジトリSYSパスワードを入力して、「続行」をクリックします。
一連の前提条件システム・チェックが開始されます。各システム・チェックが完了するたびに、「次」をクリックして次のチェックに進みます。
前提チェックが完了したら、「次」、「デプロイ」の順にクリックします。
注意: 通常、デプロイが完了するまで10分程度かかります。その間、接続ユーザーはすべてEnterprise Managerから切断されます。確認ページが表示されますが、プラグインのデプロイの進行中は「ステータスの表示」をクリックすると「このWebページは使用できません」と表示されます。 |
Enterprise Manager Plug-in for Oracle GoldenGateデプロイメントのステータスを確認します。10分後、emcli
コマンドを使用してステータスを確認できます。
emcli login -username=your user ID -password=password emcli sync emcli get_plugin_deployment_status -plugin_id=oracle.fmw.gg -omslocal
注意: -omslocal フラグを有効にしていない場合は、ホストおよび必要なすべての資格証明を指定していることを確認してください。 |
管理サーバーでプラグインのデプロイを完了したら、管理エージェントでプラグインをデプロイする手順を実行します。
右上隅で「設定」、「拡張性」、「プラグイン」の順にクリックします。
「プラグイン」ページで、「ミドルウェア」フォルダを展開します。
Oracle GoldenGate、「デプロイ先」の順にクリックし、最終的に「管理エージェント」をクリックして、デプロイメント・プロセスを起動します。
プラグインのバージョンを選択し、「続行」をクリックします。
プラグインをインストールするEMエージェントをすべて選択します。
「続行」、「デプロイ」の順にクリックします。
Enterprise Manager Plug-in for Oracle GoldenGateがデプロイされると、Oracle GoldenGate項目がEnterprise Manager Cloud Controlの「ターゲット」の下に表示されます。
次の手順を実行して、Oracle Walletを作成し、Oracle ManagementエージェントがOracle GoldenGateエージェントに接続してメトリック値を受信するために使用するパスワードを追加します。
OGG_AGENT_ORA_HOME
ディレクトリに移動します。
注意: Oracle GoldenGate 12c (12.1.2.0.0)では、ExtractおよびReplicat用のパスワードのOracle Walletへの保存が導入されました。ただし、Oracle GoldenGateコアのレプリケーションとOracle GoldenGate Monitor Agent (JAgent)ウォレットは同じ場所には格納できません。Oracle GoldenGateコアとJAgentがOracle Walletを使用している場合、Oracle GoldenGateコアはデフォルト以外の場所を使用する必要があります。この構成は、GLOBALS パラメータWALLETLOCATION を使用して設定できます。 |
Javaエージェントのみ使用する(Oracle GoldenGate Monitor Serverは使用しない)ことを指定するランタイム引数を使用して、適切なpw_agent_util
スクリプトを実行します。
Windowsでは、コマンド・ラインに移動し、次のように入力します。
Shell> pw_agent_util.bat -jagentonly
UNIXでは、次のコマンドを入力します。
Shell>./pw_agent_util.sh -jagentonly
ウォレットが存在しない場合は、作成されます。
次に、Oracle Enterprise Managerエージェント・パスワードの入力を求められます。
Please create a password for Java Agent:
次に、パスワードの確認を求められます。
Please confirm password for Java Agent:
ウォレットがdirwlt
ディレクトリにすでに存在する場合は、メッセージが返され、ユーティリティが停止します。この状況が発生した場合は、次のいずれかを入力し(このコマンド・オプションでは大文字小文字は区別されません)、ユーティリティを実行してJagentパスワードを作成します。
Windowsでは、コマンド・ラインに移動し、次のように入力します。
Shell> pw_agent_util.bat -updateAgentJMX
UNIXでは、次のコマンドを入力します。
Shell> ./pw_agent_util.sh -updateAgentJMX
ホスト、ポートおよびモニタリング・タイプのプロパティ値を設定して、EMで動作するようにOracle GoldenGateインスタンスを構成する必要があります。
EM用のモニタリングを構成するには、OGG_AGENT_ORA_HOME
ディレクトリに移動し、次の設定でcfg/Config.properties
ファイルを編集します。
監視タイプを決定するプロパティをOracle Enterprise Managerに設定します。
agent.type.enabled=OEM
jagent.rmi.port
プロパティに割り当てるポートが空きで使用可能であることを確認します。
UNIXの場合は、次を実行します。
netstat -anp | grep [port_number]
次に例を示します。
netstat -anp | grep 5559
Windowsの場合は、次を実行します。
netstat -an|findstr [port_number]
次に例を示します。
netstat -an|findstr 5559
Oracle Enterprise ManagerエージェントのRemote Method Invocation (RMI)ポートを設定します。デフォルト値は5559です。
jagent.rmi.port=[port_number]
Jagentのホストを識別するプロパティを設定します。これは、Oracle GoldenGateインスタンスのホストである必要があります。値には名前またはIPアドレスを指定できます。
jagent.host=[Oracle_GoldenGate_host_name]
Jagentのポートを設定します。このプロパティのデフォルトは5555です。
jagent.jmx.port=[port_number]
Jagentへの接続のユーザー名を設定します。
jagent.username=[user_name]
接続のSSL値をfalseに設定します。
jagent.ssl=false
次の手順を使用して、Oracle GoldenGateと、モニターまたはjAgent
エージェントを起動します。この項で使用されているGGSCI
コマンドの詳細は、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイド』を参照してください。
Oracle GoldenGateインストール・ディレクトリに移動します。
GGSCI
セッションを開始します。
Shell> ./ggsci
監視を有効にしてから今回初めてOracle GoldenGateを起動する場合は、監視データを永続化するデータ・ストアを作成します。
GGSCI> CREATE DATASTORE
監視を有効にしてから今回Oracle GoldenGateを初めて起動する場合は、GGSCI> CREATE SUBDIRS
コマンドを使用してサブディレクトリを作成します。
GLOBALS
パラメータを追加して監視を有効にしただけの場合は、実行中のOracle GoldenGate Managerプロセスを停止して再起動し、新しい設定をアクティブにする必要があります。
GGSCI> STOP MANAGER
Oracle GoldenGate Managerプロセスを開始します。
GGSCI> START MANAGER
Oracle GoldenGateエージェントを起動します。
GGSCI> START JAGENT
注意: エージェントを起動する前に、Oracle Walletが正常に作成され、パスワードが入力されている必要があります。 |
SSHキー名前付き資格証明を作成するには、次の手順を実行します。
ssh-keygen
ユーティリティを使用して、サーバーでキーを生成します。
.ssh
という名前のディレクトリが作成され、そのディレクトリに2つのファイルが追加されます。
クライアント(Putty Key Generatorなど)を使用して、秘密鍵と公開鍵を生成します。
公開鍵と秘密鍵をどちらも保存します。
Putty Key Generatorダイアログで、「変換」のOpenSSHキーのエクスポートを使用して、キーを変換します。
変換したキーを保存します。
Putty Key Generatorダイアログで、OpenSSHキーを選択し、vi authorized keys
コマンドを使用して、authorized keysというファイルの内容をコピーして貼り付けます
ファイルを保存します。
Puttyエージェントを使用して、生成したキーをロードします。
これで、このキーを使用してサーバーにログインできるようになりました。
名前付き資格証明を作成するには、EnterPrise Manager Cloud Controlで、「設定」メニューの「セキュリティ」、名前付き資格証明の順にクリックします。
「名前付き資格証明」ダイアログ・ボックスで、「作成」をクリックします。
「認証ターゲット・タイプ」ドロップダウン・リストで「ホスト」を選択します。
「資格証明タイプ」ドロップダウン・リストで「SSHキー資格証明」を選択します。
すべてのターゲットに対して同じSSHキーを使用する場合は、スコープとして「グローバル」を選択します。
「資格証明プロパティ」セクションで、Open SSHの公開鍵と秘密鍵をアップロードします。
「権限の追加」ボタンをクリックし、ユーザーのアクセス権を設定します。
「権限の変更」ボタンをクリックし、ダイアログ・ボックスが表示されたらドロップダウン・リストから「完全」を選択します。
「テストと保存」ボタンをクリックして、接続を確認します。
操作が成功した場合は、確認メッセージが表示されます。
次の手順に従って、Enterprise Manager Plug-in for Oracle GoldenGateをデプロイするすべてのエージェントに対して優先資格証明を設定します。
Enterprise Manager Cloud Controlで、「設定」、「セキュリティ」、「優先資格証明」の順にクリックします。
「優先資格証明」ページで、検索ボックスを使用して「ターゲット・タイプ」を絞り込むか、下にスクロールして「ターゲット・タイプ」リストからターゲット・タイプを選択します。選択したら、検索ボックスの下にある「優先資格証明の管理」ボタンをクリックします。
「優先資格証明」ページが表示され、2つのセクションに分割されます。
この資格証明は、選択したターゲット・タイプのデフォルトとして設定されます。設定すると、この資格証明は、資格証明が特に指定されていない、このタイプのすべてのターゲットに適用されます。
この資格証明は、各ターゲットに固有です。デフォルトでターゲット・タイプに設定されている資格証明とは別の資格証明の値が、選択したターゲットで必要な場合指定されます。ターゲットの資格証明を設定すると、そのターゲットのデフォルト資格証明はオーバーライドされます。
「ターゲットの資格証明」セクションで、Enterprise Manager Plug-in for Oracle GoldenGateをデプロイする必要がある管理エージェントを実行しているホストに対して、ホスト名を選択し「設定」をクリックします
「名前付き資格証明の選択」ダイアログ・ボックスが表示されます。
ホスト資格証明の値を次のように入力します。
この値は、Enterprise Manager Plug-in for Oracle GoldenGateがEMエージェントと通信できるように、EMエージェントのホスト資格証明を設定します。たとえば、EMエージェントがホストmyhost
上にあり、資格証明X1とX2を使用してこのマシンにアクセス可能で、EMエージェントのインストールにX1を使用した場合、ホスト資格証明としてX1を使用する必要があります。
2つのOracle GoldenGate優先資格証明、つまりOracle GoldenGateホスト資格証明と管理資格証明があります。「管理資格証明」を設定するには、Oracle GoldenGateインスタンスのconfig.properties
ファイルにユーザー名を追加します。パスワードは、Oracleウォレットの作成時に定義されます。
注意: OMSとEMエージェントが実行されていない各システムでOracle GoldenGateコア設定を実行する場合は、Oracle GoldenGateコア・システムの資格証明ではなく、host credential set のOMSホスト資格証明を指定する必要があります。 |
「保存」をクリックします。
資格証明は、後で使用できるように名前付き資格証明として保存されます。「名前付き資格証明の選択」ダイアログ・ボックスが閉じて、確認メッセージが「セキュリティ」ページに表示されます。
「テスト」をクリックして、エラーがないことを確認します。テストが正常に実行される場合は、資格証明が正しく設定されています。
Enterprise Manager Plug-in for Oracle GoldenGateをデプロイする必要がある管理エージェントに対して、OSコマンド・ジョブを実行します。
Enterprise Manager Cloud Controlにログインします。
「エンタープライズ」、「ジョブ」、「アクティビティ」の順にクリックします。
「ジョブ・アクティビティ」ページで「OSコマンド」を選択し、「実行」をクリックします。
次のページで必要な詳細を入力し、「発行」をクリックしてジョブを実行します。ジョブが正常に実行される場合は、資格証明が正しく設定されています。
GoldenGateの他のターゲット・タイプについても、ホスト資格証明を繰り返します。
Oracle GoldenGate Manager
Oracle GoldenGate Extract
Oracle GoldenGate Replicat
次の手順では、Oracle GoldenGate Management Packの高可用性機能の監視について説明します。Oracle GoldenGateプラグインで高可用性機能が適切に機能するには、Oracle GoldenGateのターゲット検出時にOracle GoldenGateホストの仮想IP (物理IPではなく)を指定する必要があります。
高可用性が必要なシナリオは2つあります。
Oracle GoldenGateインスタンスが、クラスタのノード間でフェイルオーバーする場合。この場合、既存のマスター・エージェントはそのままシームレスにOracle GoldenGateインスタンスの監視を続行し、Oracle GoldenGate Managerページの「ホスト名」パラメータに、新しいノードの物理ホスト名が表示されます。
現在のマスター・エージェントが機能を停止する場合。この場合、現在実行されている他のEMエージェントが、このOracle GoldenGateインスタンスのスレーブとしてマークされている必要があります。現在のマスター・エージェントが機能を停止すると、これらのスレーブ・エージェントがOracle GoldenGateインスタンスのマスターとして割り当てられ、監視が続行されます。
この手順では、Oracle Enterprise Manager Cloud Controlポータルとコンソール接続の両方が使用されます。
Oracle Enterprise Manager Cloud Controlを起動します。
指定された資格証明を使用してログインします。ユーザーには'sysman'権限が必要です。
ページが表示されたら、「設定」メニューの「Cloud Controlの管理」をクリックし、「エージェント」をクリックします。
「エージェント」ページに、すべてのエージェントがリストされます。
「ターゲット」メニューで、「GoldenGate」をクリックします。
GGSCIコンソールで、コマンドinfo all
と入力し、プロセスの現在のステータスを表示します。すべてのプロセスが実行中として表示されます。
「設定」メニューから、「ターゲットの追加」、「自動検出の構成」の順に選択します。ホストを選択して、「検出モジュール」をクリックし、「GoldenGate」の検出を選択して資格証明の詳細を指定します。付録Pを参照してください
特定のエージェント・ホスト名に対して、「検出されたターゲット」をクリックします。ダイアログ・ボックスに、ホスト上のターゲットがすべてリストされるので、特定のホストを選択します。次の画面で「昇格」をクリックし、特定のプロセスを昇格します。昇格プロセスが完了すると、確認ダイアログが表示されます。
エージェントの管理画面で、「送信」をクリックします。「確認」ダイアログ・ボックスが表示されます。
このページは、ターゲットの昇格が正常に完了すると表示されます。最近昇格したOracle GoldenGateインスタンスが、Oracle GoldenGateプラグインのデプロイされているすべてのEMエージェントのリストとともに表示されます。
これらのターゲットの検出と昇格に使用されたエージェントが、このOracle GoldenGateインスタンスの「マスター」として表示されます。他のエージェントはすべて「なし」としてマークされ、これはこのOracle GoldenGateインスタンスに関連付けられていないことを意味します。これらのエージェントから任意の数を「スレーブ」として選択し、「送信」ボタンをクリックすると変更が保存されます。
そのような変更を行わない場合は、Oracle GoldenGateホーム・ボタンをクリックして、GoldenGateプラグインのホームページに移動できます。
「ターゲット」メニューで、「GoldenGate」をクリックします。
「データ・ポンプ」プロセスを選択します。
Extract:DPUMP画面で、「停止」ボタンをクリックします。確認ダイアログで「はい」をクリックして、取得プロセスを停止します。プロセス完了ダイアログ・ボックスで「閉じる」をクリックします。
「ターゲット」メニューから、「GoldenGate」をクリックします。DPUMPプロセスが、停止状態として表示されます。プロセスがまだ実行中として表示される場合に画面をリフレッシュするには、「リフレッシュ」ボタンをクリックします。
DPUMPプロセスをクリックします。次のExtract:DPUMP画面で、「起動」ボタンをクリックします。確認ダイアログ・ボックスで「標準」を選択し、「起動」をクリックします。
プロセス完了ダイアログが表示されたら、「閉じる」をクリックします。
「OGGホーム」をクリックし、EMのホーム・ページに戻ります。すべてのプロセスが実行中として表示されます。
「エージェントの管理」タブをクリックします。エージェント名の下で、一方が「マスター」として、もう一方が「なし」として表示されます。ドロップダウン・リストを使用して、ステータスを「なし」から「スレーブ」に変更します。
「送信」をクリックします。「確認」ダイアログ・ボックスで「OK」をクリックします。
「設定」メニューで、「Cloud Controlの管理」、「エージェント」の順にクリックします。「エージェント」画面が表示されたら、「ターゲット」をクリックします。次の画面で、OGGホームをクリックします。
すべてのプロセスが実行中として表示されます。
コンソールでstop *
コマンドを使用して、実行中のプロセスを停止します。
次に、stop jagent
コマンドを使用して、JAgentプロセスを停止します。
Yと入力してアクションを確定します。
stop manager
コマンドを使用して、MANAGERプロセスを停止します。
Yと入力してアクションを確定します。
コンソールで、コマンドinfo all
を使用し、プロセスの現在のステータスを表示します。すべてのプロセスが停止として表示されます。
次に、start manager
コマンドを使用して、MANAGERプロセスを起動します。
start *
コマンドを使用して、他のプロセスを起動します。
start jagent
コマンドを使用して、JAgentプロセスを起動します。
管理ポータルで、OGGホーム・タブをリフレッシュし、更新後のプロセスのステータスを表示します。画面の更新に、ほとんど時間はかかりません。すべてのプロセスが実行中として表示されます。
Extract:DPUMP画面で、DPUMPプロセスをクリックし、プロセスを停止します。「確認」ダイアログ・ボックスで、「はい」をクリックします。プロセス完了ダイアログ・ボックスで「閉じる」をクリックします。
コンソールを使用して、すべてのプロセスinfo all
のステータスを表示します。
すべてのプロセスが実行中として表示されます。
Enterprise Managerポータルで、OGGホームをクリックします。すべてのプロセスが実行中として表示されます。
コンソールでstop *
コマンドを使用し、コンソールを通じて実行中のプロセスを停止します。
JAgentおよびMANAGERプロセスを、前述のとおりに停止します。Yと入力してアクションを確定します。
コマンドinfo all
を使用し、プロセスの現在のステータスを表示します。すべてのプロセスが停止として表示されます。
start *
コマンドを使用して、プロセスを起動します。
MANAGERおよびJAgentプロセスを起動します。
コンソールで、コマンドinfo all
と入力し、プロセスの現在のステータスを表示します。すべてのプロセスが実行中として表示されます。
ポータルで、「リフレッシュ」ボタンをクリックし、プロセスのステータスを更新します。すべてのプロセスが実行中として表示されます。
OGGホーム・タブで、DPUMPプロセスをクリックします。
Extract:DPUMP画面で、「停止」をクリックします。確認ダイアログで「はい」をクリックします。「閉じる」をクリックして、この手順を完了します。
Enterprise Manager Plug-in for Oracle GoldenGateの検査および検証を行う前に、自動検出中に見つかったGoldenGateターゲットを昇格する必要があります。『Oracle Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイド』のターゲットの検出、昇格および追加に関する項を参照してください。
Enterprise Manager Plug-in for Oracle GoldenGateでデータの収集が開始するまで数分間待機した後、次の手順を使用して、プラグイン・ターゲットがEnterprise Managerで適切にモニタリングされていることを検査および検証します。
「すべてのターゲット」ページから、「Oracle GoldenGate」ターゲット・リンクをクリックします。Oracle GoldenGateのホーム・ページが表示されます。
「ターゲット」メニューから「監視」、「メトリック収集エラー」の順にクリックして、メトリック収集エラーがレポートされていないことを確認します。
「ターゲット」メニューの「情報パブリッシャ・レポート」をクリックし、Oracle GoldenGateターゲット・タイプのレポートを表示することで、レポートが表示され、エラーがレポートされないことを確認します。
「ターゲット」メニューで「構成」、「最新収集」の順にクリックして、構成データが表示されていることを確認します。構成データがすぐに表示されない場合は、「最新の構成」ページで「リフレッシュ」をクリックします。
Enterprise Manager Plug-in for Oracle GoldenGateを正常にデプロイできたら、次の手順に従って、集中モニタリングおよび管理のためにプラグイン・ターゲットをEnterprise Manager Cloud Controlに追加します。
「設定」メニューから、「ターゲットの追加」、「自動検出の構成」の順に選択します。
GoldenGate Discoveryモジュールをクリックして、「ターゲット・タイプのターゲットの検出の構成」画面を表示します。
エージェント・ホスト名を選択し、「パラメータの編集」をクリックします。
「パラメータの編集: GoldenGateの検出」ダイアログが表示されます。
次のように、Oracle GoldenGateエージェントに接続するために必要な情報を入力します。
JAgentユーザー名 - 接続に対して有効なユーザー名。この名前はConfig.properties
ファイルで指定します。
JAgentパスワード - Oracle Walletの作成時に設定されたユーザーのパスワード。
JAgent RMIポート - 接続に使用するRemote Method Invocationポート。
JAgentホスト名 - 高可用性クラスタ環境(HA/RAC)に対して、Oracle GoldenGateマシンの物理IPではなく、クラスタ仮想IP (VIP)を入力します。他の環境については、デフォルトのlocalhostを使用します。
HA/RAC環境の場合、ターゲットの昇格時、ターゲットのホスト・プロパティはVIPで更新されます。これらのターゲットは、別のノードに再配置またはフェイル・オーバーされる際、OGGインスタンスが実際にどこで実行されているかにかかわらず、EMエージェントはOGGインスタンスをモニタリングし続けるため、同じ監視詳細を使用してアクセス可能なままです。
終了したら、「OK」をクリックします。ターゲット検出がこのホストで構成されました。
「新規に検出」をクリックしてターゲットを即時に検出します。
検出ジョブの実行後、潜在的なターゲットを含む可能性のある検出済ホストを確認できます。この操作は、次の2通りの方法で実行できます。
ホストの検出ページでジョブを選択し、「検出されたターゲットの表示」をクリックします。または
「設定」メニューで、「ターゲットの追加」、「自動検出の結果」の順にクリックします。
昇格させるターゲットを選択し、「昇格」をクリックします。このターゲット・タイプの昇格ウィザードが開きます。
「ホスト上のターゲット」タブを選択し、昇格するOGGターゲットを1つまたは複数選択します。
ターゲット・タイプ・ホームページをチェックして、ターゲットがCloud Controlターゲットとして昇格されたことを確認します。ターゲットが正常に昇格された後、ターゲット・ホストにインストールされている管理エージェントは、ターゲット上でメトリック・データの収集を開始します。
ターゲットの検出、昇格および追加の詳細は、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイド』を参照してください。
Enterprise Managerではインスタンス・レベルのセキュリティの柔軟性が提供され、管理ユーザーにターゲット・レベルの権限が提供されます。たとえば、Enterprise Manager Plug-in for Oracle GoldenGateが3つのOGGインスタンス(OGG1、OGG2およびOGG3など)を管理している場合、ユーザーにこれらのインスタンスとそのサブ・ターゲット(つまり、そのOGGプロセス)への権限を付与することができます。
ターゲット・レベルのアクセス権を付与する場合:
スーパー管理者(sysman
など)としてログインします。「設定」メニューから「セキュリティ」、「管理者」の順にクリックします。
「管理者」ページで、「編集」をクリックして、既存のユーザーのアクセス権を変更します。「作成」/「類似作成」をクリックして、新しいユーザーを作成し、適切なユーザー・ロールを割り当てます。
「プロパティ」タブで、新しいユーザーに必要な資格証明を入力します。
「次へ」をクリックします。
「管理者userNameの作成:: ロール」ページが表示されます。この画面では、ロールを「使用可能なロール」列から「選択したロール」列に移動して、指定ユーザーにロールを割当てできます。
「使用可能なロール」リストから1つ以上のロールを選択し、「移動」矢印をクリックして、新しいユーザーに追加します。事前選択されているロールに加えて、少なくともEM_BASIC_SUPPORT_REPロールを選択する必要があります。
ロール権限は次のとおりです。
RMロール名 | パラメータの表示/編集 | レポートの表示 | 破棄の表示 |
---|---|---|---|
EM_ALL_ADMINISTRATOR | はい | いいえ | なし |
EM_ALL_OPERATOR | はい | なし | なし |
EM_ALL_VIEWER | なし | なし | なし |
PUBLIC | なし | なし | なし |
EM_PLUGIN_USER | なし | なし | なし |
注意: 作成しているユーザー・ロールには、すべてのOGGインスタンスに対する資格が与えられるため、この手順でALLロール(たとえば、EM_ALL_ADMINISTRATOR、EM_ALL_OPERATORなど)を選択しないようにしてください。 |
EMではオブジェクト・レベルのアクセス制御がサポートされるため、管理者に特定のターゲットのみのロールを付与できます。『Oracle Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイド』を参照してください。
「次へ」をクリックします。
「ターゲット権限」ページが表示されます。
「ターゲット権限」タブを選択し、「ターゲット権限」セクションにスクロール・ダウンし、「任意の場所でのコマンドの実行」および「Enterprise Managerのモニター」ロールを選択し、「追加」をクリックします。
これら2つのロールは、完全な機能および複数のバージョンのサポートに必要です。
「すべてのターゲットに適用可能な権限」表を「ターゲット権限」セクションまでスクロール・ダウンします。このセクションでは、ターゲットで特定のアクションを実行する権利を管理者に付与します。
「追加」をクリックします。
新しいブラウザ・ウィンドウに「検索と追加: ターゲット」が表示されます。
インスタンスのリストから、ユーザーにアクセス権を付与するインスタンスを選択します。
注意: 割り当てられるのはOracle GoldenGateインスタンスのみで、Manager、ExtractまたはReplicatプロセスではありません。 |
図10に、2つのOracle GoldenGateインスタンス(それぞれポート番号5559および5560)の例を示します。そのうちの1つ(ポート番号5560)へのアクセス権のみがこのユーザーに割り当てられています。
「選択」をクリックして変更を保存します。
「ターゲットの追加」ページに戻り、「ターゲット権限」リストがリフレッシュされて図11に示すように選択した内容が表示されます。
ターゲットに必要な権限を設定するには、各ターゲットの右端の列の「個々の権限の編集」リンクをクリックします。
次の権限から選択します。
権限名 | 説明 |
---|---|
Full | ターゲットの削除を含む、ターゲットに対するすべての操作を実行する機能。 |
OGGレポート・ファイルの内容の表示 | OGGターゲットのレポート・ファイルの内容を表示する機能。 |
OGG破棄ファイルの内容の表示 | OGGターゲットの破棄ファイルの内容を表示する機能。 |
OGGコマンドの実行 | OGGターゲットのOGGコマンド(Start 、Stop 、Kill )を実行する機能。 |
OGGパラメータ・ファイルの編集 | OGGターゲットのパラメータ・ファイルを編集する機能。 |
ターゲットの接続 | ターゲットに接続して管理する機能。 |
「Full」には「ターゲットの接続」が含まれ「ターゲットの接続」は実質的に無効化されるため、「Full」と「ターゲットの接続」権限の両方を選択しないでください。「Full」権限を選択せずに「ターゲットの接続」を使用してください。
「続行」をクリックします。
プロセスを完了するには、「確認」をクリックしてユーザーの権限を確認してから「終了」をクリックします。これでユーザーは選択したインスタンスへのアクセス権を持つようになります。
これらの権限は、階層の上から下へ自動的に割り当てられます。たとえば、OGGコマンドの実行権限がOGGインスタンスに割り当てられている場合、そのすべての子プロセスに自動的に割り当てられます。ただし、プロセス固有の権限を指定することもできます。OGGパラメータ・ファイルの編集権限がプロセスに割り当てられる場合を想定してください。これはこのプロセス固有であり、インスタンス内の別のプロセスに割り当てられます。
インスタンスレベルのセキュリティをテストして、すべての編集済プロセスが、割り当てられている権限で動作していることを確認します。
新規作成/編集したユーザーとしてログインします。
「ターゲット」メニューから、「GoldenGate」をクリックします。「Oracle GoldenGate」ページで、ユーザーにアクセス権が付与されたOGGインスタンスのみが表示されていることを確認します(図12参照)。
ログアウトしてroot
としてログインします。
「ターゲット」メニューから、「GoldenGate」をクリックします。管理対象OGGインスタンスのすべてがこのページに表示されていることを確認します(図13参照)。
セキュリティの詳細は、『Oracle Enterprise Manager Cloud Controlセキュリティ・ガイド』を参照してください。
この項の内容は次のとおりです。
すべてのOracle GoldenGateアクション(起動、停止プロセスなど)およびファイル・アクセス(パラメータ、レポート、破棄など)に対し、監査目的でメッセージがサーバー・ログ・ファイルに記録されるようになりました。監査ログの有効化および表示の詳細は、次を参照してください。
特定のアクションの監査を有効化または無効化するには、各設定に使用する値を入力して、oms/bin
ディレクトリから次のコマンドを実行します。
emcli update_audit_settings -audit_switch="ENABLE|DISABLE" -operations_to_enable="name_of_operations_to_enable" -operations_to_disable="name_of_operations_to_disable" -externalization_switch="ENABLE|DISABLE" -directory="directory_name" -file_prefix="file_prefix" -file_size="file_size" -data_retention_period="data_retention_period"
1つまたは複数のロギング・オプションを有効または無効にすることができます。記録可能な操作およびその-operations_to_enable
フラグには、Oracle GoldenGateを示すOGGが先頭に追加されます。
OGGプロセスの開始: OGG_START_TARGET
OGGプロセスの停止: OGG_STOP_TARGET
OGGプロセスの強制終了: OGG_KILL_TARGET
レポート・ファイルの表示: OGG_VIEW_REPORT
破棄ファイルの表示: OGG_VIEW_DISCARD
ggserr.log
コンテンツの表示: OGG_VIEW_GGSERRLOG
パラメータ・ファイルの編集: OGG_EDIT_PARAM
オプションはセミコロン(;)で区切って組み合せることができます。たとえば、Enterprise Manager Plug-in for Oracle GoldenGateのすべての監査ロギングを有効にするには、次のようにします。
emcli update_audit_settings -operations_to_enable="OGG_START_TARGET;OGG_STOP_TARGET;OGG_KILL_TARGET;OGG_VIEW_REPORT;OGG_VIEW_DISCARD;OGG_VIEW_GGSERRLOG;OGG_EDIT_PARAM"
スーパー管理者権限を持つCloud Controlユーザーは、監査ログの検索および表示のアクセス権を持ちます。Cloud Controlから監査ログを表示するには、次の手順に従います。
スーパー管理者権限を持つユーザーとして、「設定」メニューをクリックし、「セキュリティ」、「監査データ」の順にクリックします。
「監査データ」ページ(図15)で「操作」ドロップダウン・メニューをクリックし、OGGで始まる操作を探します。図14にOGG操作の例を示します。
注意: 「すべて」項目の選択を解除すると、すべての監査データ項目の選択が解除されます。 |
必要に応じてアクションを選択または選択解除します。監査ログはこの「操作」ドロップダウン・メニューで選択されたアクションに対してのみ検索可能です。「監査データ」ページで使用可能なその他の様々な条件(データ範囲、ステータスなど)で結果をフィルタできます。
「検索」ボタンをクリックします。
監査ログを表示するには、検索結果リストから監査ログを選択します。
選択すると、監査ログ情報を「監査レコード詳細」リージョン(図16)に表示できます。「監査レコード詳細」は、選択する監査ログごとに自動的に更新されます。具体的な情報については、タブをクリックします。
全般
クライアント情報
OMS情報
操作固有情報
注意: Enterprise Managerの監査機能の詳細は、次のドキュメントを参照してください。
|
次のプロセスがEnterprise Manager Plug-in for Oracle GoldenGateプラグインでモニターされます。
Extract - Extractプロセスはトランザクション・ログから変更を取り出し、証跡に書き込みます。この証跡はReplicatにより取り出され、変更がターゲット・データベースに書き込まれます。Replicatがネットワークを越える場合、証跡もネットワークを越えます。ネットワークが停止すると、変更が失われます。
ベスト・プラクティスは、Extractのローカルにある証跡に変更を常に書き込むことです。別のExtractを"データ・ポンプ"として設定します。これは同じ場所に存在し、ローカルの証跡からデータを読み取り、ネットワークを越えて渡します。この方法では、ネットワークが停止しても、変更は失われません。
Replicat - Replicatプロセスはターゲット・システムで実行し、そのシステムの証跡を読み取り、操作をターゲット・データベースへ適用します。
注意: データ操作言語(DML)操作(add、update、delete)が適用されます。データ定義言語(DDL)操作は、OracleおよびTeradataデータベースに対してのみレプリケートされます。 |
Manager - ManagerプロセスはOracle GoldenGateインスタンスの管理プロセスです。インスタンス内のその他のOracle GoldenGateプロセスをすべて制御します。このロールには、エージェントに渡される、クリティカルな監視イベントに関する情報を生成することも含まれます。
表1にExtractおよびReplicatプロセスで使用されるメトリックとその説明を示します。表2にManagerプロセスで使用されるメトリックとその説明を示します。
表1 ExtractおよびReplicatプロセスで使用されるメトリック
メトリック | 説明 |
---|---|
チェックポイントの位置 |
ExtractおよびReplicatに有効 ExtractまたはReplicatによりディスクに保存された最新のチェックポイントのコンポジット表現を示します。この値は、属性が公開され、チェックポイントが保存された直後に、監視エージェントにより取得されます。 Extractは読取りおよび書込みチェックポイントを作成し、Replicatは読取りチェックポイントのみを作成します。コンポジット・チェックポイントの位置内の個別のチェックポイントは、トランザクション・ログまたは証跡(プロセス、および読取りチェックポイントか書込みチェックポイントかによる)内のレコードのRBA (相対バイト・アドレス)と、レコードが含まれるログまたは証跡ファイルの順序番号から構成されます。複数のデータ・ソース・ログ・ファイル内の一連の読取りチェックポイント(Oracle Real Application ClusterからのExtractなど)、または複数の書込みチェックポイント(複数の証跡ファイルを含むExtract構成内など)、およびその両方が存在する可能性があります。 有効な値: データベースによって使用するログ内のレコードの位置の表現は異なります。そのため、チェックポイントの位置は、数値ではなく、UTF8でエンコードされたテキスト文字列として公開されます。チェックポイントの位置内の個別のチェックポイントに対し、GGSCI SEND group-name STATUSコマンドで返される、次のものが示されます。
|
削除差分 |
ExtractおよびReplicatに有効 メトリックが最後にレポートされた以降の、選択したOracle GoldenGateプロセスにより現在の実行セッションで処理された、DELETE操作の数を示します。 有効な値: 正の整数 |
破棄差分 |
ExtractおよびReplicatに有効 メトリックが最後にレポートされた以降の、選択したOracle GoldenGateプロセスにより現在の実行セッションで処理された、DISCARD操作の数を示します。レコードはプロセスに関連付けられた破棄ファイルに書き込まれます。 有効な値: 正の整数。 |
実行済DDL差分 |
ExtractおよびReplicatに有効 最後のサンプル時間以降の、選択したOracle GoldenGateプロセスにより処理された、実行済のデータ定義言語(DDL)操作の数を示します。 有効な値: 正の整数 |
無視差分 |
Extractに有効 最後のサンプル時間以降の、エラーの間無視するように構成された、データ操作言語(DML)操作の数を示します。 有効な値: 正の整数 |
挿入差分 |
ExtractおよびReplicatに有効 最後のサンプル時間以降の、選択したOracle GoldenGateプロセスにより処理された、データ操作言語(DML)のINSERT操作の数を示します。 有効な値: 正の整数 |
秒当たりの操作差分 |
ExtractおよびReplicatに有効 最後のサンプル時間以降の、選択したOracle GoldenGateプロセスにより処理された、操作の数(毎秒)を示します。 有効な値: 正の整数 |
操作差分 |
ExtractおよびReplicatに有効 最後のサンプル時間以降の、選択したOracle GoldenGateプロセスにより処理された、データ定義言語(DDL)のINSERT、UPDATE、DELETEおよびTRUNCATE操作の合計数を示します。 有効な値: 正の整数 |
行フェッチ試行差分 |
Extractに有効 最後のサンプル時間以降の、選択したOracle GoldenGateプロセスにより処理された、行フェッチ試行の数を示します。フェッチは、情報が不十分である場合やトランザクション・ログにない場合、行の値を取得するために時々実行される必要があります。 有効な値: 正の整数 |
行フェッチ失敗差分 |
Extractに有効 最後のサンプル時間以降の、選択したOracle GoldenGateプロセスにより処理された、行フェッチ失敗の数を示します。フェッチは、情報が不十分である場合やトランザクション・ログにない場合、行の値を取得するために時々実行される必要があります 有効な値: 正の整数 |
切捨て差分 |
ExtractおよびReplicatに有効 最後のサンプル時間以降の、選択したOracle GoldenGateプロセスにより現在の実行セッションで処理された、TRUNCATE操作の数を示します。 有効な値: 正の整数 |
更新差分 |
ExtractおよびReplicatに有効 最後のサンプル時間以降の、選択したOracle GoldenGateプロセスにより現在の実行セッションで処理された、UPDATE (主キーの更新を含む)操作の数を示します。 有効な値: 正の整数 |
ファイルの終わり |
ExtractおよびReplicatに有効 選択したプロセスがデータ・ソース(トランザクション・ログまたは証跡ファイル)からの入力の最後に到達したかどうかを示します。 有効な値: TRUE (ファイルの終わり)またはFALSE |
ラグ(秒) |
ExtractおよびReplicatに有効 最後の操作のタイムスタンプと最後の処理のタイムスタンプ間の時間差異を示します。この属性は、Oracle GoldenGateプロセスとそのデータ・ソース間の実際のラグを表します。このラグの値は、GGSCIコマンドSEND group GETLAGで返される値と一致する必要があります。 有効な値: ラグ時間(秒) |
最後のチェックポイントのタイムスタンプ |
ExtractおよびReplicatに有効 プロセスにより最後のチェックポイントが書き込まれた時間を示します。 有効な値: MM/DD/YYYY HH:MM:SS {AM | PM}形式の日時値。例: 01/14/2011 09:36:32 AM。 |
最後の操作のタイムスタンプ |
ExtractおよびReplicatに有効 トランザクション・ログに記録されたとおり、操作(INSERT、UPDATE、DELETE)がデータ・ソースでコミットされた時間を示します。 有効な値: MM/DD/YYYY HH:MM:SS {AM | PM}形式の日時値。例: 01/14/2011 09:36:32 AM |
最後の処理のタイムスタンプ |
ExtractおよびReplicatに有効 有効なレコードが選択したプロセスに返された時間を示します。Extractの場合、この時間値は、コンテナ・トランザクションがコミットした後でレコードが処理されるときに割り当てられます(レコードがトランザクション・ログから読み取られるときではありません)。データ・ポンプまたはReplicatの場合、この時間値はすぐに返されます。証跡内のすべてのトランザクションがコミットされているとわかっているからです。 有効な値: MM/DD/YYYY HH:MM:SS {AM | PM}形式の日時値。例: 01/14/2011 09:36:32 AM |
メッセージ |
ExtractおよびReplicatに有効 メッセージには次のものが含まれます。
|
名前 |
ExtractおよびReplicatに有効 選択したオブジェクトの名前。 有効な値: Oracle GoldenGateモニター・インタフェースに表示されるオブジェクトの名前。 |
最後のOGGチェックポイント以降の秒数 |
ExtractおよびReplicatに有効 最後のOGGチェックポイント以降の時間(秒)。 |
開始時間 |
ExtractおよびReplicatに有効 起動情報が作成された後でOracle GoldenGateコンポーネントにより受信された時間を示します。 有効な値: 64ビット・ユリウスGMTタイムスタンプ(マイクロ秒) |
ステータス |
ExtractおよびReplicatに有効 選択したプロセスの実行ステータスを示します。 有効な値: Starting、Running、Stopped、AbendedまたはAborted。 |
削除合計 |
ExtractおよびReplicatに有効 選択したOracle GoldenGateプロセスにより現在の実行セッションで処理された、DELETE操作の合計数を示します。 有効な値: 正の整数 |
破棄合計 |
ExtractおよびReplicatに有効 選択したOracle GoldenGateプロセスにより現在の実行セッションで破棄された操作の合計数を示します。レコードはプロセスに関連付けられた破棄ファイルに書き込まれます。 有効な値: 正の整数。 |
実行済DDL合計 |
ExtractおよびReplicatに有効 選択したOracle GoldenGateプロセスにより現在の実行セッションで処理された、データ定義言語(DDL)操作の合計数を示します。 有効な値: 正の整数 |
無視合計 |
Extractに有効 現在の実行セッションのプロセスにより無視された、データ操作言語(DML)の合計数を示します。エラーは無視の合計メトリックに含まれます。 有効な値: 正の整数 |
挿入合計 |
ExtractおよびReplicatに有効 選択したOracle GoldenGateプロセスにより現在の実行セッションで処理された、データ操作言語(DML)のINSERT操作の合計数を示します。統計値は、そのプロセス用のパラメータ・ファイルに指定されたすべての表で実行された操作の合計を反映します。注意: 表がExtract構成のターゲットにマップされる場合、統計はすべてのターゲットに対する操作の合計を反映します。 有効な値: 正の整数 |
操作合計 |
ExtractおよびReplicatに有効 選択したOracle GoldenGateプロセスにより現在の実行セッションで処理された、データ定義言語(DDL)のINSERT、UPDATE、DELETEおよびTRUNCATE操作の合計数を示します。 有効な値: 正の整数 |
行フェッチ試行合計 |
Extractに有効 選択したプロセスにより現在の実行セッションで実行された行フェッチの合計数を示します。フェッチは、情報が不十分である場合やトランザクション・ログにない場合、行の値を取得するために時々実行される必要があります 有効な値: 正の整数 |
行フェッチ失敗合計 |
Extractに有効 選択したプロセスにより現在の実行セッションで実行できなかった行フェッチの合計数を示します。 有効な値: 正の整数 |
切捨て合計 |
ExtractおよびReplicatに有効 選択したOracle GoldenGateプロセスにより現在の実行セッションで処理された、TRUNCATE操作の合計数を示します。統計値は、そのプロセス用のパラメータ・ファイルに指定されたすべての表で実行された操作の合計を反映します。注意: 表がExtract構成のターゲットにマップされる場合、統計はすべてのターゲットに対する操作の合計を反映します。 有効な値: 正の整数 |
更新合計 |
ExtractおよびReplicatに有効 選択したOracle GoldenGateプロセスにより現在の実行セッションで処理された、UPDATE (主キーの更新を含む)操作の合計数を示します。統計値は、そのプロセス用のパラメータ・ファイルに指定されたすべての表で実行された操作の合計を反映します。注意: 表がExtract構成のターゲットにマップされる場合、統計はすべてのターゲットに対する操作の合計を反映します。 有効な値: 正の整数 |
表2 Managerプロセスで使用されるメトリック
メトリック | 説明 |
---|---|
ホスト名 |
ホスト・システムの名前を示します。 有効な値: ホストの完全修飾DNS名またはそのIPアドレス |
Managerポート |
インスタンスのManagerプロセスがそのローカル・システムで実行しているポートを示します。デフォルトのポート番号は7809ですが、このManagerに別のポートを指定することもでき、Managerパラメータ・ファイルの表示またはGGSCIのINFO MANAGERコマンドの発行(Managerが実行中の場合)により識別することができます。 有効な値: Managerパラメータ・ファイルに指定した、Managerプロセスのポート番号 |
開始時間 |
起動情報が作成された後でOracle GoldenGateコンポーネントにより受信された時間を示します。 有効な値: 64ビット・ユリウスGMTタイムスタンプ(マイクロ秒) |
バージョン |
選択したOracle GoldenGateインスタンスが表すOracle GoldenGateのバージョンを示します。 有効な値: X.x.x (メジャー、マイナーおよびメンテナンス・バージョン・レベル)、11.1.1など |
作業ディレクトリ |
選択したOracle GoldenGateインスタンス用のManagerの実行可能ファイルを含むディレクトリを示します。これはOracle GoldenGateのインストールのホーム・ディレクトリです。 有効な値: ディレクトリのフル・パス名 |
メトリック・アラートのしきい値に到達した時点で管理者に電子メールを送信するように、Enterprise Managerを構成できます。電子メール・アラートの設定方法の詳細は、https://docs.oracle.com/cd/E24628_01/doc.121/e24473/incident_mgmt.htm#EMADM14304
を参照してください。
この項では、Enterprise Manager Plug-in for Oracle GoldenGateの使用時に発生する可能性のある問題の解決方法について説明します。
Enterprise Manager Plug-in for Oracle GoldenGateホーム・ページで、ターゲットを選択する際、ADFC例外がWindows 64ビット・マシンで発生する可能性があります。この問題を修正するには、次のコマンドを実行します。
emctl load policies -plugin_id "oracle.fmw.gg" -policies_file
"middleware_home
/plugins/goldengate_plugin_home
/metadata/security/jaznpolicy/jazn-data.xml"
middleware_home
は、Oracleをインストールした場所です
EMログ・ファイルは、Enterprise Manager Plug-in for Oracle GoldenGateでのトラブルシューティングに役立ちます。この項では、これらのログ・ファイルの場所を探す方法を詳しく説明します。
ogg_so_logs.log.0
このファイルは、$AGENT_STATE_DIR/sysman/emd/
ディレクトリにあります。次に例を示します。
/scratch/prod/view_storage/prod_em4_2/work/agentStateDir/sysman/emd/ogg_so_l ogs.log.0
emagent.log
このファイルは、$AGENT_STATE_DIR/sysman/log/
ディレクトリにあります。次に例を示します。
/scratch/prod/view_storage/prod_em4_2/work/agentStateDir/sysman/log/gcagent.log
emoms.log
このファイルは、$T_WORK/ user_projects/domains/EMGC_DOMAIN/servers/EMGC_OMS1/sysman/log/
ディレクトリにあります。次に例を示します。
$oracle/work/user_projects/domains/EMGC_DOMAIN/servers/EMGC_OMS1 /sysman/log/emoms.log
EMGC_OMS1.out
このファイルは、$T_WORK/user_projects/domains/EMGC_DOMAIN/servers/EMGC_OMS1/logs/
ディレクトリにあります。次に例を示します。
/net/slczqy/scratch/prod/view_storage/prod_em4_2/work/user_projects/domain s/EMGC_DOMAIN/servers/EMGC_OMS1/logs/EMGC_OMS1.out
自己更新機能は、新規または更新機能が使用可能になるたびに、Enterprise Managerコンポーネントを更新してEnterprise Managerの機能を拡張できます。更新プラグインはEnterprise Managerストアを使用して入手でき、この外部サイトは、ダウンロード可能な更新についての情報を得るためにEnterprise Manager Cloud Controlによって定期的にチェックされます。
プラグインをオンライン・モードまたはオフライン・モードでダウンロードできます。オンラインとは、Enterprise Manager Storeへのインターネット接続がある環境のことです。オフラインとは、インターネット接続のない環境のことです。プラグインのダウンロード方法の詳細は、http://docs.oracle.com/cd/E63000_01/EMADM/
にある『Oracle Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイド』で、プラグインのダウンロードについての章(http://docs.oracle.com/cd/E63000_01/EMADM/plugin_mngr.htm#EMADM13097
)を参照してください。
自己更新機能は、新規または更新機能が使用可能になるたびに、Enterprise Managerコンポーネントを更新してEnterprise Managerの機能を拡張できます。更新プラグインはEnterprise Managerストアを使用して入手でき、この外部サイトは、ダウンロード可能な更新についての情報を得るためにEnterprise Manager Cloud Controlによって定期的にチェックされます。
プラグインを更新する手順の詳細は、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイド』の「Cloud Controlの更新」の章を参照してください。
次の例では、Enterprise Manager Plug-in for Oracle GoldenGateをバージョン12.1.0.4.0から最新バージョンにアップグレードする手順を示しています。
OMS_HOME/bin/emctl config emkey -copy_to_repos
コマンドを使用して、emkey
をコピーします。
コマンドOMS_HOME /bin/emctl stop oms -all
を使用して、OMSを停止します
Enterprise Manager Plug-in for Oracle GoldenGateバージョン13.1をダウンロードします
/em_linux64.bin -invPtrLoc OMS_HOME/oraInst.loc PLUGIN_LOCATION=/net/machine name/scratch/user/oparのプラグインの場所を検索します。
ダイアログ・ボックスで、チェック・ボックスの選択を解除して、「次へ」をクリックします。確認ボックスが表示されたら、「はい」をクリックします。
表示されたダイアログ・ボックスで「スキップ」をクリックし、「次へ」をクリックします。
表示されたダイアログ・ボックスで「次へ」をクリックします。
表示されたダイアログ・ボックスで「1システムのアップグレード」をクリックし、「次へ」をクリックします。
表示されたダイアログ・ボックスで「ミドルウェア・ホームの場所」をクリックし、「次へ」をクリックします。
データベースのパスワードを入力し、「次へ」をクリックします。
表示されたダイアログ・ボックスで「OK」をクリックします。
表示されたダイアログ・ボックスで、「WebLogic Serverドメインの拡張」が表示されるまで、「次へ」をクリックします。
「WebLogicパスワード」と、新しい「OMSインスタンス・ベースの場所」を入力し、「次へ」をクリックして続行します。
表示されたダイアログ・ボックスで「アップグレード」をクリックします。
追加プラグイン・インストールのチェック・ボックスの選択を解除して、「次へ」をクリックします。
Oracle Managementエージェントのアップグレード方法の詳細は、http://docs.oracle.com/cd/E63000_01/EMUPG/upgrading_agents.htm#EMUPG185
にあるOracle Management Agentのアップグレードに関する項を参照してください。
この章では、Enterprise Manager Plug-in for Oracle GoldenGateのインストールと構成で発生する可能性がある既知の問題について説明します。
前述したように、Enterprise Manager Plug-in for Oracle GoldenGateをダウンロードする際、ダウンロードの開始時にエラーが発生する場合があります。出力は次のようになります。
Downloading file in staging directory /scratch/aime/WORKEM12104/mw2587/gcinst2587/em/EMGC_OMS1/sysman/stage/034148593e245c3de050f00a82634a7f ... Staging directory cleaned up. Download failed: Exception: Error downloading file: Server returned invalid response. Status Code = 200, Response Text = [OK | <results> <error> <id>10-013</id> <message>Choose valid parameters.</message> </error> </results> ]
この問題を解決するには:
自己更新の場所をクリーンアップします。次に例を示します。
Middlewarehome/gcinst/em/EMGC_OMS1/sysman/cache/selfupdate
Enterprise Managerがステージングまたは本番のどちらを指しているかを確認します。ステージングを指している場合は、次のコマンドを実行して本番を指すようにします。
emctl set property -sysman_pwd welcome1 -name oracle.sysman.emSDK.core.mos.mos_url -value https://support.oracle.com
Enterprise Manager Plug-inのOracle GoldenGate Monitor Agent 12cをバージョン12.1.3.0.4から12.2.1.0.0にアップグレードするには、./upgradeToMonitorAgent1221.sh
コマンドのかわりにtouch cfg_templates/oggmon.properties && ./upgradeToMonitorAgent1221.sh
を使用します。
Enterprise Manager Plug-in for Oracle GoldenGateをアンデプロイする手順は、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイド』の「プラグインの管理」を参照してください。
http://docs.oracle.com/cd/E24628_01/doc.121/e24473/plugin_mngr.htm
オラクル社のアクセシビリティへの取組みの詳細は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc
を参照してください。
Oracleサポートへのアクセス
サポートを購入したオラクル社のお客様は、My Oracle Supportを介して電子的なサポートにアクセスできます。詳細は、http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info
またはhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs
(聴覚障害者向け)を参照してください。
Oracle GoldenGate System Monitoring Plug-Inインストレーション・ガイド 13c (13.1.1.0.0)
E72877-01
Copyright © 2014, 2016, Oracle and/or its affiliates All rights reserved.
このソフトウェアおよび関連ドキュメントの使用と開示は、ライセンス契約の制約条件に従うものとし、知的財産に関する法律により保護されています。ライセンス契約で明示的に許諾されている場合もしくは法律によって認められている場合を除き、形式、手段に関係なく、いかなる部分も使用、複写、複製、翻訳、放送、修正、ライセンス供与、送信、配布、発表、実行、公開または表示することはできません。このソフトウェアのリバース・エンジニアリング、逆アセンブル、逆コンパイルは互換性のために法律によって規定されている場合を除き、禁止されています。
ここに記載された情報は予告なしに変更される場合があります。また、誤りが無いことの保証はいたしかねます。誤りを見つけた場合は、オラクル社までご連絡ください。
このソフトウェアまたは関連ドキュメントを、米国政府機関もしくは米国政府機関に代わってこのソフトウェアまたは関連ドキュメントをライセンスされた者に提供する場合は、次の通知が適用されます。
U.S. GOVERNMENT END USERS: Oracle programs, including any operating system, integrated software, any programs installed on the hardware, and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal Acquisition Regulation and agency-specific supplemental regulations. As such, use, duplication, disclosure, modification, and adaptation of the programs, including any operating system, integrated software, any programs installed on the hardware, and/or documentation, shall be subject to license terms and license restrictions applicable to the programs. No other rights are granted to the U.S. Government.
このソフトウェアまたはハードウェアは様々な情報管理アプリケーションでの一般的な使用のために開発されたものです。このソフトウェアまたはハードウェアは、危険が伴うアプリケーション(人的傷害を発生させる可能性があるアプリケーションを含む)への用途を目的として開発されていません。このソフトウェアまたはハードウェアを危険が伴うアプリケーションで使用する際、このソフトウェアまたはハードウェアを安全に使用するために、適切な安全装置、バックアップ、冗長性(redundancy)、その他の対策を講じることは使用者の責任となります。このソフトウェアまたはハードウェアを危険が伴うアプリケーションで使用したことに起因して損害が発生しても、オラクル社およびその関連会社は一切の責任を負いかねます。
OracleおよびJavaはOracle Corporationおよびその関連企業の登録商標です。その他の名称は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。
Intel、Intel Xeonは、Intel Corporationの商標または登録商標です。すべてのSPARCの商標はライセンスをもとに使用し、SPARC International, Inc.の商標または登録商標です。AMD、Opteron、AMDロゴ、AMD Opteronロゴは、Advanced Micro Devices, Inc.の商標または登録商標です。UNIXは、The Open Groupの登録商標です。
このソフトウェアまたはハードウェア、そしてドキュメントは、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセス、あるいはそれらに関する情報を提供することがあります。お客様との間に適切な契約が定められている場合を除いて、オラクル社およびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスに関して一切の責任を負わず、いかなる保証もいたしません。お客様との間に適切な契約が定められている場合を除いて、オラクル社およびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセスまたは使用によって損失、費用、あるいは損害が発生しても一切の責任を負いかねます。