レポート・デザイナを使用したレポートの設計 フィールドおよびパラメータの選択が完了すると、レポート・デザイナが起動されます。表示されるレイアウトは、レポート作成時に選択したレイアウト・テンプレートに基づきます。「フィールドの調整」ボタンで前のページに戻っても、このレイアウトは変更できません。 次の図は、レポート・デザイナでチャートを挿入した後、レポート内のどのアイテムを選択したかにより、表示されるタブがどのように切り替わるかを説明したものです。 左パネルのデータ・ソース・セクションには、レポートに含まれているフィールドが表示されます。下にスクロールすると、「コンポーネント」および「プロパティ」アコーディオンが表示され、これらを展開してレポートを細かく調整することができます。 右側は、レポートのレイアウトをデザインする領域です。一部のツールは常に一番上の書式設定リボンに表示されますが、残りのツールおよびタブ形式メニューは、選択されているコンポーネントによって変化します。 レイアウト領域は、レポート作成時に選択したレイアウト・テンプレートに基づいて異なります。レポート・コンポーネントはいつでも追加したり、必要なければ削除できます。 空白のレイアウトからの作成 「空白 - 横長」または「空白 - 縦長」のテンプレートを選択した場合、まずレポート・デザイナの上部に「挿入」および「ページのレイアウト」タブがあることに気付きます。 「挿入」タブを使用してページ区切りおよびページ番号、図およびチャートを追加でき、レイアウト・グリッドを選択できます。 「ページのレイアウト」タブを使用すると、縦向きまたは横向きを選択でき(デフォルトは以前選択したレイアウトに基づきます)、用紙サイズの設定、ヘッダーとフッターの追加、および表示単位の設定ができます。 1 「ページのレイアウト」タブでレポートの向きを設定します。 2 「挿入」タブで、データ列をチャートの前に表示したい場合は、データ表をクリックします。 3 左側のデータ・ソース・セクションから右側の空白のデータ表に列を1つずつドラッグ・アンド・ドロップします。データ・ソース・セクションに表示されるフィールドは、レポート作成フェーズで選択した表示フィールドです。 注意: 右パネルに表示されるデータ・セットはサンプル・データ・セットにすぎません。サンプル・データ・セットの最大数は400行です。各表に表示される行数は、表示行数ドロップ・ダウンによって制御されます。各表ごとに最大200行表示できます。 4 列をドラッグして順序を変更したり、列の端にカーソルを置いて表示されるサイズ変更ハンドルをクリックおよびドラッグして列のサイズを変更します。 5 レポートの設計が完了したら、右上の隅にある「保存」アイコンをクリックします。 注意: 列をレポート・レイアウトに追加する際、ページの幅を超過することはできません。スペースが足りないために列を挿入できないというメッセージが表示された場合は、追加する前に列の幅を調整します。また、「ページのレイアウト」タブの用紙設定を変更したり、カスタム・ページ・サイズを作成できます。詳細は、「カスタム・ページ・サイズを作成するには:」を参照してください。 データ表のかわりに、チャート、ピボット・チャート、またはレイアウト・グリッドも挿入できます。レイアウト・グリッドを使用すると、レイアウトの行と列数を選択して、データ表またはチャートを隣り合せに挿入できます。 チャートの詳細は、「チャートの使用」を参照してください。