Taleo Business Editionユーザー・ガイド 16A1 : レポート : : 式を使用する場面

式を使用する場面
選択したトピックからレポートを作成する際、明示的に選択可能ではないけれども、使用可能なフィールドから導出できるフィールドを含めたいことがあります。式を使用すると、必要なフィールドを導出する方法を指定できます。
式を使用できる例を示します。式を作成する詳細な説明は、このドキュメントで後述します。
例1: 2つ以上のフィールドを1つのフィールドに連結または結合する場合
レポートに使用可能な2つの別々のフィールドがある場合(名前と姓など)、1つのフィールドを作成する式を使用して、それらの値を1つのフィールドに表示することができます。
演算子'+'を使用して、2つ以上のフィールドを1つのフィールドに連結または結合できます。
例2: 2つの日付の間の日数を計算する場合。
レポートに使用可能な2つの日付フィールドがある場合(オープン日とクローズ日など)、式を使用して、2つの日付の間の日数を保存し、表示するフィールドを作成できます。
2つの日付の間の日数を計算するには、事前定義関数DIFF_DAYを使用できます。
また、現在の日付を式に含めるための事前定義定数TODAY()も使用できます。
例3: フィールドの値を別の表示値と置換する場合。
レポートに使用可能なフィールドで、必要な状態で値を表示しないものがある場合(数値スコアなど)、式を使用して、値を異なる方法で保存して表示する新しいフィールドを作成できます。
事前定義済の'if'を事前定義比較演算子とともに使用して、フィールド「Score」を条件と比較し、式に別の値を保存および表示することができます。
「Score」が4から5の間の場合は「High Performer」フィールドに「Yes」と表示されます。そうでない場合は「High Performer」フィールドに「No」と表示されます。
また、事前定義関数を1つの式にネストして、1つの式の中で複数の比較や置換を行うことが可能です。
「Score」が4から5の間の場合は「Score Description」フィールドに「High」と表示され、「Score」が3から4の間の場合は「Score Description」フィールドに「Medium」と表示され、「Score」が2から3の間の場合は「Score Description」フィールドに「Low」と表示され、これ以外の場合は「Very Low」と表示されます。