TBEユーザー・ガイド 18A(パフォーム): 管理: 上書き承認者の設定

上書き承認者の設定
あるロールのユーザーに対して、あらゆる形式の承認を上書きする権限を付与できるようになりました。求人、オファー、目標、実績レビュー、報酬プランなどがその対象です。この機能により、本来の承認者が承認できない場合に、文書が「承認保留中」のままになるのを回避できます。
上書き機能はロール・レベルで設定して制御します。通常、「管理者」ロールに上書き承認の権限を付与します。すると、ユーザーが予期せず不在になり、求人、オファー、レビュー、目標、報酬プランが、しばらく承認待ちの状態になったとき、どの管理者でも、Taleo Business Editionにログインし、当該ユーザーにかわって承認または否認できるようになります。この機能は緊急時の承認が目的であり、あらかじめ不在になることがわかっているために代理承認者を割り当てる状況とは異なります。このような場合については代理承認者の設定を参照してください。
上書き承認を構成する手順:
1
「ユーザー」メニュー、「ロール」の順に選択します
2
該当するロールの「アクセス制御の割当をクリックします。
3
Taleo Business Editionで有効にした各サービスについて、該当する「-をかわりとして承認/否認」という形の設定項目を見つけてください。
4
ボックスを選択し、「保存」をクリックします。アクセス制御リストの上書き承認の設定
注意:
上書き承認者の「ユーザー」レコードで、該当する承認事項のチェック・ボックスが選択されている必要はありません。この権限を付与されたロールのユーザーは誰でも上書き承認者になることができます。
上書き承認が設定されたロールのユーザーに、文書を承認する必要がある旨のEメール通知は届きません。また、承認の手順も、本来の承認者の場合とは異なります。かわりに、元の承認者の名前の横に承認/否認リンクが表示されます。疑問符アイコンをポイントすると、この人のかわりとして承認または否認できることがわかります。
この承認/否認リンクをクリックすると、上書き承認者が承認または否認でき、さらに別のユーザーのかわりに承認していることが明確に表示されます。
情報は「コメント」セクションや、該当する文書の「履歴ログ」にも現れます。この機能の目的は、休暇欠勤のため承認が遅れるのを防ぐことであるため、「管理者」ロールにこの権限を付与するようお薦めします。