360度複数の評点担当者のレビュー・テンプレートのカスタマイズ

360度レビューを使用可能にした後、新機能を実装する次のフェーズは、既存のレビュー・テンプレートを変更して、マネージャが新規の複数の評点担当者機能を利用できるようにすることです。

レビュー・テンプレート・プロパティの設定に基づいて、ユーザーは、様々なタイプの従業員(複数の評点担当者)がレビューに参加する方法、複数の評点担当者が提供可能なフィードバックのタイプ、およびフィードバックが最終レビューで記名であるか匿名であるかを決定できます。

複数の評点担当者機能用に既存のレビュー・テンプレートを変更する手順:

1	「レビュー」メニュー、「レビュー・テンプレート」の順に選択します。

2	レビュー・テンプレートを選択し、「アクション」ドロップダウン・メニューをオープンして「プロパティ」をクリックします。

3	レビュー・テンプレート・プロパティ・ページが表示され、次の処理を実行できます。

・	組織に対する複数の評点担当者のレビュー・オプションの定義

・

レビュー期日の設定

・	従業員自己評定が自動的に割り当てられるかどうかの選択

・	次に示すようなパフォーマンス・レビュー協力ルールの変更:

・	「マネージャは評点およびコメントを指定できます」はデフォルトで使用可能です。

・	「従業員は評点を指定できます」および「従業員はコメントを指定できます」: これらのチェック・ボックスは従業員自己評定に関連します。従業員の自己評定フォームに提示するボックス(評点、コメントまたは両方)を選択します。

・	「マネージャは複数の評点担当者を割り当てることができます」: このボックスを選択しない場合は、管理者のみがこの機能を使用でき、Taleo Perform内で実施されるすべてのレビューに対して管理者の介入が必要です。

・	「管理者フィードバック」、「同僚のフィードバック」および「部下のフィードバック」: これらのチェック・ボックスは複数の評点担当者のレビューに関連します。適切なボックスを選択して、「複数の評点担当者のレビュー」フォームで使用可能な評点、コメントおよび一般的なフィードバックの組合せを指定します。これらのロールは、従業員と複数の評点担当者との関係に基づきます。

・	「インストラクション」: 「インストラクション」アイコンをクリックすると、レビュー担当者への特定のインストラクションを入力できるダイアログ・ボックスがオープンします。これらのインストラクションは「複数の評点担当者のレビュー」フォームに表示され、特定の目標またはコンピテンシへのフォーカスの設定、およびレビュー担当者にフィードバックが匿名であるか記名であるかを知らせるために有効です。

4	最終文書の表示内容と対象者を定義します。

「最終文書ストレージ・オプション」セクションを使用すると、PDFに含める内容を、PDFが最終レコードとして作成されるときに指定できます。レビューの各バージョン(マネージャ、従業員および複数の評点担当者)は、別々のページとして作成されます。各ページのコンテンツ、および従業員がどのページを表示できるかを、次に簡単に説明します。

・	マネージャの評点およびコメント: マネージャ・バージョンは必ず格納され、評点およびコメントが必ず含まれます。

・	従業員の評点およびコメント: このボックスを選択すると、従業員自己評定がマネージャ・バージョンに追加され、従業員の自己評定フォームで含めるよう指定した組合せに基づいて評点およびコメントが含まれます。選択した場合は、自己評定フォームの従業員のバージョンが最終PDFに含まれます。

・	「複数の評点担当者の評点」および「複数の評点担当者のコメント」: 選択した場合は、複数の評点担当者バージョンがマネージャ・バージョンに追加され、選択内容に従って、評点またはコメントのいずれか、あるいはその両方を含めることができます。これらの評点およびコメントを表示するために必要な追加設定については、ここをクリックしてください。

5	「複数の評点担当者の表示性」のオプションを選択して、複数の評点担当者のコメントおよび評点が記名であるか匿名であるか、および対象ユーザーを管理します。

・	「複数の評点担当者の名前をTaleo Business Editionのユーザーに表示」: この設定では、マネージャがTaleo Performでレビューをオープンすると、複数の評点担当者の名前が表示されます。

・	「複数の評点担当者の名前を従業員Webサイトに表示」: この設定では、従業員が従業員Webサイトでレビューをオープンすると、複数の評点担当者の名前が表示されます。

注意:	これらのオプションをいずれも選択しない場合、複数の評点担当者は、たとえばMR-001などの汎用コードで表されます。

6	従業員自己評定の自動割当を設定します。

360度複数の評点担当者を使用する場合、ユーザーは、従業員自己評定が割り当てられる時期を制御できます。従業員自己評定がマネージャ・レビューと同時に割り当てられるかどうかは、テンプレート・レベルで制御できるようになりました。

7	レビュー担当者がそのフィードバックを提出する期限を指定します。

これによって、ユーザーはレビュー・プロセスをさらに詳細に制御できるようになり、その評価を確定する前に、従業員および複数の評点担当者のフィードバックを分析する十分な時間をスケジュールできます。

8	「保存」をクリックします。これで、「複数の評点担当者のレビュー」のオプションを、前述の変更を加えたテンプレートに基づいて、パフォーマンス・レビューを実施するマネージャが使用できるようになります。