DIVAnet 管理者役割またはサービス役割が割り当てられている管理者およびその他のオペレーティングシステムアカウントに強力なパスワードを設定します。これには、次のものが含まれます。
diva
、divanetsvc
、および Oracle ユーザー ID (使用されている場合)
すべてのディスク管理者アカウント
ローカル管理者オペレーティングシステムアカウントを使用する代わりに、ほかのユーザーアカウントに必要に応じて役割を割り当てるようにします。
DIVAnet インストールごとにサイト固有の証明書を使用して、Oracle データベースと非公開キーストアに強力なパスワードを定義します。Oracle データベースオペレーティングシステムログインのための強力なパスワードを設定します。
ファイアウォールソフトウェアをすべての DIVAnet システムにインストールし、デフォルトの DIVAnet ポートルールを適用します。DIVAnet API ソケット (tcp 7101
) へのアクセス権を、ファイアウォールルールを使用してアクセスが必要な IP に制限します。DIVAnet のアクセスルールを使用して、この手順を実行します。
オペレーティングシステムおよび DIVAnet の更新を定期的にインストールします (セキュリティーパッチが含まれているため)。
ウィルス対策機能をインストールしますが、パフォーマンス上の理由で DIVAdirector プロセスおよびストレージを除外します。
ベストプラクティスでは、FC ディスクと FC テープドライブを物理的または FC ゾーニングのいずれかで隔離することによって、ディスクとテープデバイスが同じ HBA ポートを共有しないようにすることが規定されています。このセキュリティー対策は、重要なデータの誤った上書きによって発生するデータ損失事故を防止するのに役立ちます。
DIVAnet 構成とデータベースの適切なバックアップセットを構成します。バックアップはセキュリティーの一部であり、誤って、または何らかの侵害によって失われたデータを復元する手段となります。バックアップをオフサイト場所に移送している間、そのバックアップには何らかのポリシーを含めるようにしてください。バックアップは、DIVAnet ディスクと同程度に保護する必要があります。