ARTICTLによって、リモート端末接続が処理され、3270データ・ストリームがEBCDICからASCIIに変換されます。その後、DIFに従ってデータ・ストリームからの情報が解析され、
ARTIMPPのMIDに従ってメモリーにメッセージ・セグメントが保存されます。
ARTIMPPによって特定のプログラム(COBOLのもの)が起動されて制御されます。それによって、リクエスト・データが使用されてリモート・オペレータ・リクエストが実行されます。また、作業リクエストに応じてリモート・オペレータに対するデータも準備されます(たとえば、作業の完了の確認、問合せへの応答など)。
ARTIMPPとは異なり、
ARTIBMPは、リモート端末によってではなく、
ARTIBMPに固有のOracle Tuxedoクライアント(たとえば、
DFSRRC00)によってアクティブ化されます。
図2に、
ARTICTLが、デバイスまたはリモート・プログラムからの入力データをIMSへのプレゼンテーション用に書式設定し、アプリケーション・プログラム・データを出力デバイスまたはリモート・プログラムへのプレゼンテーション用に書式設定することで、アプリケーション・プログラムをどのようにデバイス非依存にできるのかを示します。
CTLHではセッション管理が行われます。端末を使用してARTICTLサブシステムに接続すると、CTLHによって新しいユーザー・セッションがその接続に対して確立され、その端末に対するすべての後続の画面I/Oが処理されます。パフォーマンス拡張として、各CTLHプロセスは、複数のセッションを同時に管理できます。ポートからエミュレータを切断すると、CTLHはセッションを終了します。
CTLHは、メッセージ・フォーマット・サービス・ライブラリ(LIBMFS)を呼び出すことでメッセージ書式設定を実行します。
CTLHは、端末からデータを受信すると、そのデータ・ストリームを分割し、DIF制御ブロックに従って有用な情報を抽出し、MID制御ブロックに従ってアプリケーション・プログラムによって使用されるメッセージを作成します。
CTLHは、アプリケーション・プログラムから返されたメッセージを受信すると、そのメッセージを分割し、MOD制御ブロックに従って有用なセグメントを抽出します。その後、それが、DOF制御ブロックに従ってデータ・ストリームを作成し、端末に送信します。
アプリケーション・プログラムでは、ARTICTLと
ARTIMPPの間で使用されるMSGタイプに関して考慮する必要はありません。
ARTIMPPによって、MSGはアプリケーション・プログラムに送信される前にそのI/O領域で調整されます。
ARTICTLおよび
ARTIMPPは、OPTをサポートしていません。それらはアプリケーション・プログラムが認識可能な一般的なタイプ(MSGのフィールドもセグメントも削除しない)を使用してMSGを処理します。
ARTICTLサブシステムがブートするときに、CTLHがTN3270Eプロトコル・ネゴシエーションを実行し、端末のタイプとIDがネゴシエーションを介して判別され(IBM-3278-2-Eなど)、CTLHがその端末のタイプに対応する3270データ・ストリームを処理します。
注意:
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tmloadcfを使用している場合、アプリケーション・パスワード文字を入力しないでください。[Enter]キーを押すことでそれをNULLのままにします。
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tpgrpadd、 tpusraddおよび tpacladdを介して、ユーザー・リストおよびアクセス制御リストを追加します。
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ARTICTLは、TCP/IPおよびメッセージ書式サービスを介して3270端末へのアクセスを提供します。
ARTICTLは、ユーザー入力に基づいて画面を書式設定し、3270端末から入力を受信し、3270端末から受信したメッセージをOracle Tuxedoリクエストに変換し、リクエストを処理のために
ARTIMPPに送信し、
ARTIMPPから応答を受信し、応答を書式設定し、元の端末に送り返します。
Tuxedo ART for IMSでは、ARTICTLハンドラと3270端末との間のネットワーク・リンクでの暗号化と証明書認証もサポートされています。現在クライアントでサポートされているSSLのバージョンは、SSL 2.0、SSL 3.0および3.1(TLS 1.0)です。
標準モード(
CLOPTで
-pオプションの指定なし)の
ARTIMPPは、サービス・コンテナとして機能するように設計されたOracle Tuxedoサーバーです。これは、初期化中に構成ファイルに基づいて、サービスのセットを公開し、それが公開したサービスへのリクエストを受信する一方で、対応するCOBOL/Cアプリケーション・プログラムを呼び出し、応答をリクエスタ(通常は
ARTICTLサーバー)に送り返します。サービスは、UNIX上で、メインフレームのトランザクション・コードに相当するものです。
永続モード(
CLOPTで
-pオプションを指定)の
ARTIMPPは、すべての永続TPトランザクション(
imsresource.descで定義されたトランザクション)の/Qをモニターします。1つの永続トランザクションの1つの/Qにメッセージが発生したら、そのメッセージを/Qから取得して、対応するCOBOL/Cアプリケーション・プログラムを呼び出してから、リクエスタにレスポンスを返します。
標準モードの
ARTIMPPは、起動中に一連の構成ファイルに基づいてサービスのセットを動的に公開します。
ARTIMPPサーバーに含められるすべてのサービス(トランザクション・コード)はimstrans.descで定義されており、その中で定義されている各トランザクション・コードは、公開される同じ名前を持つサービスに対応しています。imsapps.descには、
ARTIMPPによって呼び出されるCOBOL/Cアプリケーション・プログラムがすべて定義されています。各
$appname.psbは、そのアプリケーションによって必要とされる代替PCBを定義します。詳細は、
「Oracle Tuxedo Application Runtime for IMS Usersの構成」を参照してください。構成ファイルが変更されている場合、
ARTIMPPは、再起動中に変更のみを受け入れることができます。さらに、
ARTIMPPは、TPタイプのアプリケーションのみをサポートしています。
ARTIMPPによって公開される各サービス(トランザクション・コード)には、サービスを処理する定義済COBOLアプリケーション名があります。
ARTIMPPは、サービスに対するリクエストを受信する一方で、
ARTIMPPリクエストされたサービスに対応するCOBOLアプリケーション名を検索し、対応するCOBOLプログラムを呼び出します。各COBOLアプリケーションは、
.gntファイルにコンパイルされ、ディレクトリにCOBOL検索順序で格納されます。Micro Focus COBOL環境では、プログラムの検索順序は、環境変数
$COBPATHによって定義されます。COBOL-IT COBOL環境では、プログラム検索順序は、
$COB_LIBRARY_PATHによって定義されます。
ARTIMPPサーバーの各インスタンスは、トランザクション・コードのどのクラスがそれによって公開されるのかを指定できます。このメカニズムは、デプロイメントの調整に使用できます。
ARTIMPPでは、1つのリクエストが、1つのトランザクション・コードによって、別のトランザクション・コードに転送されること、つまり、プログラムの切替えがサポートされています。プログラムの切替えは、非会話型トランザクション・コードから別の非会話型トランザクション・コードへ、会話型トランザクション・コードから別の会話型トランザクション・コードまたは非会話型トランザクション・コードへの場合に実行できます。1つの会話コードと別の会話コードとの間のプログラム切替えは、遅延および即時切替えがサポートされています。遅延プログラム切替えは、元のトランザクション・コードが、SPAに含まれている別のトランザクション・コードを持つ端末(切替えターゲット)に返されることを意味し、端末がメッセージを再度送信すると、そのメッセージはその切替えターゲットにルーティングされます。即時プログラム切替えは、元のものがメッセージを別のトランザクション・コードに転送し、それが端末に応答することを意味します。非会話型トランザクション・コード間のプログラム切替えは、即時切替えのみがサポートされています。応答モード・トランザクション・コードから非応答モード・トランザクション・コードへのプログラム切替えの場合、
ARTIMPPでは、それに制限を設けていませんが、ユーザーは、このようなプログラム切替えの設計には注意する必要があります。それは、応答モード・トランザクションには、応答が必要ですが、非応答モード・トランザクションでは、端末に応答しない場合があるためです。
ALT PCBによる即時のプログラム切替えでは、ターゲット・トランザクションが永続トランザクション(imsresource.descで定義されたトランザクション)の場合、そのターゲット・トランザクションに関するメッセージは/Qに格納されます。永続モードの
ARTIMPPがこのトランザクションを処理します。ターゲット・トランザクションが非永続トランザクションの場合、
ARTIMPPがトランザクション・サービスを呼び出し、標準モードの
ARTIMPPがこのトランザクションを処理します。
ARTIMPP_ORAは、
ARTIMPPのすべての機能を備えています。外部リソース・マネージャ(RM)として使用されるOracle Databaseもサポートできます。これは、Oracle Databaseによって提供されるいくつかのライブラリを必要とします。Oracle Databaseで
ARTIMPP_ORAを使用するには、RMセクションを
UBBCONFIGファイルで適切に構成する必要があります。
ARTIBMPは、固定サービス
ARTIBMP_SVCを公開するOracle Tuxedoサーバーであり、BMPクライアントは、このサービスをリクエストして、COBOLで記述された指定されたBMPプログラムを呼び出すことができます。
ARTIBMP_SVCは、
ARTIBMPクライアントから渡されたメッセージから指定されたBMPプログラム名および関連付けられたPSB名を取得し、リクエストされたプログラムが有効なバッチ・プログラム(BATCHタイプを持ち、imsapps.descで構成されている)であり、指定されたPSBも有効であることを確認して、プログラムを呼び出し、結果または完了通知を同期的にクライアントに返します。
ARTIBMPTはトランザクション指向BMPサーバーです。
INが割り当てられた状態で
DFSRRC00が呼び出された場合、トランザクション・コードは他のパラメータとともに
ARTIBMPTに渡されます。
ARTIBMPTは、COBOL/Cで記述された指定のBMPを呼び出すことでトランザクションを処理します。BATCHアプリケーションのみがサポートされています。
ARTIBMPTは、トランザクション指向
BMPアプリケーションのみを処理できます。トランザクション指向BMPアプリケーションは、パラメータ・リストの
$MBRで定義され、
imsapps.descでも
TYPE=BATCHによって定義されているアプリケーションです。
注意:
|
現時点で、ARTIBMPTはクライアント端末のメッセージはサポートしていません。トランザクション指向BMPアプリケーション/トランザクションは永続トランザクションにする必要があり、そのためには imsresources.descで定義する必要があります。
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ARTIBMP_ORAは、
ARTIBMPのすべての機能を備えています。外部リソース・マネージャ(RM)として使用されるOracle Databaseもサポートできます。これは、Oracle Databaseによって提供されるいくつかのライブラリを必要とします。Oracle Databaseで
ARTIBMP_ORAを使用するには、RMセクションを
UBBCONFIGファイルで適切に構成する必要があります。
MPモードでは、ARTIADMは、選択内容に基づいてブートでき、マスターからスレーブ・ノードに構成ファイルをダウンロードします。それは、Oracle Tuxedoサーバーであり、各ノードは、最大1つの
ARTIADMをデプロイする必要があります。
ARTIADMをブートする場合、
ARTICTLより前にブートする必要があり、
ART_IMS_CONFIG環境変数を各ノードに設定する必要があります。
クロスドメイン・モードでは、ARTICTLおよび
ARTIMPPが同じドメインにない場合、
ARTITERMが使用されて、
ARTIMPPから
ARTICTLに応答が返されます。つまり、
ARTITERMは、
ARTIMPPから
ARTICTLへの仲介者として機能します。
ARTIGWは、非端末クライアントと
ARTIMPPサーバーの間のブリッジとして機能するOracle Tuxedoサーバーです。主な機能は次のとおりです。
注意:
|
COBOLアプリケーション・プログラムはARTIMPPサーバーおよび ARTIBMPサーバーによって呼び出されるため、Tuxedo ART for IMSは、同機種のマシン間のみでデプロイできます。Tuxedo ART for IMSサーバー間で渡されるメッセージはCOBOLプログラムによって入力されますが、Tuxedo ART for IMSサーバーでは、COBOLプログラムで定義されたメッセージのコピーブックが認識されません。
|
SHMモードでは、ARTICTLおよび
ARTIMPPが必要であり、ユーザーがBATCHプログラムを実行する必要がある場合は
ARTIBMPも必要です。MPモードでは、(SHMモードで必要なサーバーのほかに)
ARTIADMも必要です。MPモードでは、1つのマシンに
ARTICTLと
ARTIMPP/ARTIBMPのどのような組合せも含めることができます。ドメインでは、MPモードで必要なサーバーのほかに、
ARTITERMも、
ARTICTLが配置されるすべてのドメインに必要です。ドメイン・モードのデプロイメントは特別に記述します。
ARTITERMは、ドメインの
UBBCONFIGファイルで構成されているドメインIDとハードコードされた文字列
RPLYSVCからなる名前(つまり
${DOMAINID}_RPLYSVC)を持つサービスをエクスポートします。前述のサービス名は、すべてのリモート・ドメインの
DMCONFIGファイルの*
DM_REMOTE_SERVICESセクションで構成されている必要があります。
さらに、ARTITERMが配置されている各ドメインによって適切なサービス名がエクスポートされるようにするため、およびそのようなサービス間で競合がないようにするために、ドメインIDフィールドがすべてのドメインに対して
UBBCONFIGで一意になるように構成および保持される必要があります。
たとえば、デプロイするドメインが3つあり、それらのUBBCONFIGファイルで構成されているドメインIDがそれぞれ
DOM1、
DOM2、および
DOM3であるとします。
ARTITERMサーバーは
DOM1と
DOM2に存在します。上述のデプロイメント・ルールに従うと、
DOM3に対する
DMCONFIGファイルでは
DOM1_RPLYSVCおよび
DOM2_RPLYSVCを宣言し、
DOM2に対する
DMCONFIGファイルでは
DOM1_RPLYSVCを宣言し、
DOM1に対する
DMCONFIGファイルでは
DOM2_RPLYSVCを宣言する必要があります。
注意:
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NO_XAオプションは、ARTIMPPまたはARTIBMPが常駐している各ドメインでは構成できません。
|
IMSDIRをTuxedo ART for IMS製品のインストール・ルートを指すように設定し、
ART_IMS_CONFIGを構成ファイルの場所を指定するように設定し、
ART_IMS_FMTを制御ブロック・ファイルの場所を指定するように設定し、
ART_IMS_DBをGSAMファイルの場所を指定するように設定し、
COBPATHをCOBOL
.gntファイルの場所を指定するように設定する必要があります。
INTERCODEをオープン・プラットフォームで使用するエンコーディング・タイプに設定し、
EXTERCODEをz/OSプラットフォームで使用する
EBCDICエンコーディング・タイプに設定します。
リスト1に、構成ファイルの一般的な形式を示します。
USER_AUTHおよびACL/必須ACLセキュリティ・メカニズムでは、ユーザーはTuxedo ART for IMSランタイムに参加するために有効なユーザー名とパスワードを入力することを要求されます。ユーザーごとのパスワードは、
tpusrという名前のファイルに格納されたユーザー名に関連付けられているパスワードと一致する必要があります。クライアント名は、使用されません。
tpusrのパスワードおよびユーザー名に対するユーザーごとのパスワードの照合は、Oracle Tuxedo認証サーバー
AUTHSVRによって提供される、Oracle Tuxedo認証サービス
AUTHSVCによって行われます。
DFSRRC00からの入力を常に待機している
ARTIBMPサーバーをアクティブ化するために使用されます。
DFSRRC00パラメータは、ワークベンチによってJCLから変換されたスクリプトから渡された文字列です。
z/OS上のODBAプロキシを停止するために使用されるオープン・システム・ツール。
z/OS上のODBAプロキシを開始するために使用されるz/OSコマンド。
z/OS上のODBAプロキシを停止するために使用されるz/OSコマンド。
.gntファイルは、
$COBPATH (Micro Focus COBOL)または
$COB_LIBRARY_PATH (COBOL-IT)の下に置く必要があります。
ユーザーAがCOBOL Program1をデバッグし、ユーザーBが
COBOL Program2をデバッグする場合、次の手順を実行します。
DFSIVAP1.psbから、アプリケーション
DFSIVAP1には、1つのI/O PCBと2つの代替PCBがその引数として必要であることがわかります。
DFSIVAPX.psbから、アプリケーション
DFSIVAP2には、1つのI/O PCBと3つのGSAM PCBが必要であることがわかります。
MPPプログラムDFSIVAP1を実行するには、3270端末を開き、
UBBCONFIGファイルで定義されているホスト名およびポートを使用して
ARTICTLサーバーに接続し、画面を書式設定して、トランザクション・コード
TRAN1を入力します。
DFSIVAP1.gntがARTIMPPサーバーによって起動されます。
BMPプログラムDFSIVAP2を実行するには、ユーザーは、ART Workbenchによってz/OS上の対応するJCLをシェル・スクリプトに変換し、それをJOBとしてARTバッチ・ランタイムによって実行できるようにする必要があります。そのJOBによって、ユーティリティ
DFSRRC00が起動され、
ARTIBMPサーバーによって公開されている特定のサーバーが起動され、それによってリクエストされたCOBOLアプリケーションが起動されます。詳細は、
ART Workbenchのドキュメントを参照してください。
1.
|
prepro-ims.plを使用してCソース・コードを変換します。
|
ims.hは、IBM IMSでサポートされているヘッダー・ファイルです。
ZOSINC=-I/path/containing/ims/header/from/mainframeを設定することでmakefileを変更します
testbmp.cは、
compiled to libartimstestbmp.soにコンパイルされます
構成ファイルのAPPNAMEは、プリプロセッサによって変換されたアプリケーション名と同じであることが必要です。
つまり、<filename> corresponds libartims<filename>.soとなります。
環境変数LD_LIBRARY_PATHは、その元のリストの最初にこれらのライブラリ・ファイルが含まれているディレクトリを追加することで再定義する必要があります。
ただし、LD_LIBRARY_PATHはLinuxおよびSolarisのみに対応しています。AIXでは、かわりに
LIBPATHが使用されます。
例: libartimstestmpp.soおよび
libartimstestbmp.soは、
LD_LIBRARY_PATH (Linux/Solaris)または
LIBPATH (AIX)の下に配置されている必要があります。
MPPプログラム
testmppを実行するには、3270端末を開き、
UBBCONFIGファイルで定義されているホスト名およびポートを使用して
ARTICTLサーバーに接続し、画面を書式設定して、トランザクション・コード
TRAN3を入力します。
testmppが
ARTIMPPサーバーによって起動されます。
BMPプログラムtestbmpを実行するには、ユーザーは、ART Workbenchによってz/OS上の対応するJCLをシェル・スクリプトに変換し、それをJOBとしてARTバッチ・ランタイムによって実行できるようにする必要があります。そのJOBによって、ユーティリティ
DFSRRC00が起動され、
ARTIBMPサーバーによって公開されている特定のサーバーが起動され、それによってリクエストされたCアプリケーションが起動されます。詳細は、ART Workbenchのドキュメントを参照してください。
imsgenconfツールを使用して、z/OSの定義からTuxedo ART for IMSの構成を生成できます。
imsgenconfを使用する前に、次のファイルを含むディレクトリ(定義ディレクトリ)を作成する必要があります。
APPLCTNおよび
TRANSACTマクロを含む1つのデータセット。1つのデータセットのみ保持できます。
PSBGENマクロを含むデータセット。複数のデータセットを保持できます。
•
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IMS.WHITEが定義ディレクトリの最上位の下に存在する場合、 imsgenconfにより、ホワイト・リストに定義されているトランザクション/バッチ・アプリケーション用の構成のみが生成されます。
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•
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IMS.BLACKが定義ディレクトリの最上位の下に存在する場合、 imsgenconfにより、ブラック・リストに定義されていないトランザクション/バッチ・アプリケーション用の構成のみが生成されます。
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•
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IMS.WHITEおよび IMS.BLACKの両方が定義ディレクトリの最上位の下に存在する場合、 IMS.WHITEがデフォルトです。
|
•
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IMS.WHITEおよび IMS.BLACKのいずれも定義ディレクトリの最上位の下に存在しない場合、imsgenconfにより、すべてのトランザクション/バッチ・アプリケーションの構成が生成されます。
|
imsdbs.desc内のDB関連の構成については、
imsgenconfにより、トランザクション/バッチ・アプリケーションで実際に使用されるDBの構成のみが生成されます。
ARTIMPP/
ARTIMBPに対してIMS/DB用のOracleプラグインで必要とされるパラメータを構成する必要があります。例:
imsdbs.descは、
$ART_IMS_CONFIGの下にあります。
imsdbs.desc構成のいくつかのフィールドは、z/OS上のIMSのいくつかのDBD文からマッピングされています。
$segname.descは、アクセス・タイプが
imsdbs.descで定義されたGSAMでもMSDBでもないデータベースに対してのみ存在します。
z/OSのコンポーネントは$IMSDIR/odbaproxy/mvsディレクトリの下にあります。これらには、次のものが含まれます。
•
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./jclの下にあるJCLジョブのグループであり、パッケージのインストールおよびz/OS上のODBAプロキシの実行に使用できます
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b.
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mvs/jclの下のすべてのJCLをこのPDSに別のメンバーとしてアップロードします(ftpテキスト・モード)。
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a.
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USER.ODBA.JCL(CREDS)を変更して、それをユーザーの環境に合ったものにします(特に VOL=SERパラメータ)。ユーザーは、作成するデータセット名を、たとえば USER.ODBA.XMIなどに変更することもできます。
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ローカル・ファイルORACLE.ODBA.BACK.XMIを、z/OS上のデータセット
USER.ODBA.XMIにアップロードします(ftpバイナリ・モード)。
a.
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USER.ODBA.JCL(RECEIVE)を変更し、それをユーザーの環境に合ったものにします。 INDSNAMEは、このJCLの入力データセットを指定し、それはXMIデータセットと同一(つまり、手順2の USER.ODBA.XMI)である必要があります。 DSNAMEは、このJCLの出力ファイルであり、それが USER.ODBA.BAKに変更されていると想定しています。
|
a.
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USER.ODBA.JCL(RESTORE)を変更して、それをユーザーの環境に合ったものにします。 VOL=SERを、実行可能ファイルで構成されたターゲットPDSが作成されるボリュームに変更する必要があります。 RENAMEUは、ソース名とターゲット名を指定します。ソース名は保持する必要があり、ユーザーはターゲット名を、たとえば USER.ODBASERV.LOADなどに変更できます。 DSNを、手順4で設定した DSNAME値に設定します(それが USER.ODBA.BAKに設定されていると想定します)。
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b.
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RESTOREジョブを送信し、それが正常に完了したことを確認します。これで実行可能ファイルが USER.ODBASERV.LOADという名前のPDSに抽出されました。
|
a.
|
USER.ODBA.JCL (RUNPROXY)をユーザーの環境に合ったものに(特にSTEPLIBのDDが適切に USER.ODBASERV.LOADおよび依存DDを指定するように)変更します
|
b.
|
RUNPROXYジョブを送信し、プロキシを起動します。プロキシを起動する前に、IMS ODBA環境が設定されていることを確認します。
|
UBBCONFIGおよびTuxedo ART for IMSリソースを定義した後、
UBBCONFIGをコンパイルし、
tmbootコマンドまたはOracle Enterprise Manager TSAMPlusプラグインで提供されるコントロールを使用してそのOracle Tuxedoドメインを起動することで、Tuxedo ART for IMSを実行します。
a.
|
メインフレームから、USER.ODBA.JCL(STOPROXY) JCLを変更し、それを送信してODBAプロキシを停止します
|
b.
|
オープン・システムから、odbastopまたは odbactlコマンドを実行します。それによってメッセージがODBAプロキシに送信され、停止がトリガーされます。
|
オープン・システムから、odbactlコマンドを実行して、既存のODBA接続に関する情報(サーバー・アドレスやピア・アドレスなど)を表示します。
関連する構成ファイル$appname.psb、
imsdbs.desc (必要に応じて
segments.desc/$segname.desc)などを変更します。
ARTIMPP/
ARTIBMP構成のODBAパラメータをプットします。
UBBCONFIGの再ロードおよび
ARTIMPP/
ARTIBMPの開始。
1.
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環境変数ARTIMS_DYNAMIC_BMPを Yに設定します。
|
2.
|
UBBCONFIGファイルで、BMPサーバーごとに RESTART=Yおよび GRACE=0を構成し、Oracle Tuxedoフレームワークで停止しているサーバーを何度でも再起動できるようにします。
|
3.
|
UBBCONFIGファイルで、 SCANUNIT*SANITYSCANを小さい値(2秒など)に構成し、Tuxedoフレームワークで停止しているサーバーを短い間隔で再起動できるようにします。
|
ARTIMPP/
ARTIBMP/
ARTIGWのトランザクション/アプリケーションのパフォーマンス・データおよび分析を開始するには、次を実行します。
ARTIMPP/
ARTIBMP/
ARTIGWの
UBBCONFIGファイルに
-Vオプションを追加してサーバーのパフォーマンス・トレースを有効にするか、またはパフォーマンス・トレースのグローバル・スイッチとして
IMS_PERF_ENABLE環境変数を使用します。
IMS_PERF_ENABLEが設定されている場合、それが
UBBCONFIGファイルの設定に優先します。
IMS_TRACE_PATHが定義されている場合、パフォーマンス・トレースは
$IMS_TRACE_PATHに置かれます。
IMS_TRACE_PATH が定義
されていない場合は、パフォーマンス・トレースは
$APPDIR/logに置かれます。
IMS_RT/binにあるimsperfツールを次のように使用して、トランザクション/アプリケーションのパフォーマンス・レポートを取得します。
pathは、パフォーマンス・トレースが置かれている場所です。