記録モードを使用すると、OUIによりインストール・セッションがレスポンス・ファイルに記録されます。コマンドラインでレスポンス・ファイルの名前を指定します。記録されたレスポンス・ファイルは、「サマリー」ページを閉じるとすぐに生成されます。レスポンス・ファイルを作成するために、Oracle製品を実際にインストールする必要はありません。つまり、インストールを記録モードで開始し、インストール・オプションを順に選択していくと、「サマリー」ページが表示されます。「サマリー」ページで「終了」をクリックすると、インストールの進行が停止されます。ただし、選択したすべてのオプションがレスポンス・ファイルに保存されます。
1. 製品のインストール先。完全なサイレント・インストールでは、ORACLE_HOMEの値を入力する必要があります。現在のOracleホームの名前。完全なサイレント・インストールでは、ORACLE_HOME_NAMEの値を入力する必要があります。インストール・タイプ変数を設定して、現在選択しているトップレベル・コンポーネントのインストール・タイプを決定できます。Install_typeは、次の表の中から選択できます。
詳細は、「インストール・タイプ」を参照してください。OUIでは一連のインストール・オプションを選択するように求めるかわりに、あらかじめ定義された一連のオプションを使用してソフトウェアをインストールします。これらのオプションはレスポンス・ファイル(.rsp)に格納されます。
注意: Oracle製品がインストールされていないUNIXコンピュータでサイレント・インストールを実行しようとすると、エラー・メッセージが表示されます。サイレント・インストールをこの状況で実行する前に、oraInventoryディレクトリにあるoraInstRoot.shスクリプトを最初に実行する必要があります。このスクリプトをroot権限で実行する必要があります。これによりOUIでクリーンなホストに中央インベントリが設定できます。
• Oracle Tuxedo Application Runtimesを完全なサイレント・モードでインストールするには、<optional_parameters>を-silentに指定する必要があります。
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• Oracleインベントリのないホストの場合、silentInstall<timestamp>.logというファイル内です。このファイルは、UNIXプラットフォームの/tmpディレクトリに生成されます。リスト4‑1のUNIXレスポンス・ファイルのサンプルは、Oracle Tuxedo Application Runtimes 12cリリース2 (12.2.2)のサイレント・インストールに適用されます。リスト4‑1 UNIXレスポンス・ファイル