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「JES構成」ページを使用して、TuxedoドメインのARTバッチ固有のTuxedoシステム・サーバーを構成します。「JES構成」ページを開くには、ドメイン・エディタの「コントロール」パネルで「JESConfig」をクリックします。
ARTバッチに関連するサーバーは、「サーバー・テンプレート」を使用して追加できます。
「マシン・リスト」には、このドメインに追加済のすべてのマシンが含まれます。
1つまたは複数のマシンを選択し、「サーバー・テンプレートの適用」をクリックします。次のサーバーがマシンに追加されます。
JESQUEGRP
TMQUEUE
ARTJESGRP
TMUSREVT
ARTJESADM
ARTJESCONV
ARTJESINITIATOR
ARTJESPURGE
サーバーTMQUEUE
に使用されるTMS_QM
にはTLOGデバイスが必要であるため、サーバー・テンプレートの適用後にパスが指定されていない場合は、対応するマシンのTLOGDEVICE
およびTLOGSIZE
パラメータが$APPDIR/TLOG
に対して構成されます。
JES構成ファイルは、TuxJES管理サーバーであるARTJESADM
によって使用されます。JES構成ファイルの次のパラメータを構成できます。
JES Base Directory
JESROOTを格納するベース・ディレクトリです。これが設定されていない場合は、ベース・ディレクトリは$APPDIR
になります。
JESROOT
ジョブ情報を格納するルート・リポジトリです。このディレクトリは、JESベース・ディレクトリに設定されているパスの下に作成されます。たとえば、JESROOTがjesrootに設定されており、JESベース・ディレクトリが$APPDIRに設定されている場合、JESROOTディレクトリのフルパスは{$APPDIR}/jesroot
です。
注: ARTバッチに関連するサーバーが2つのTuxedoマシンに構成されている場合、それらは同じJESROOTリポジトリを共有する必要があります。つまり、JESROOTの絶対パスのみが許容されるため、このディレクトリはネットワーク・ファイル・システムに存在する必要があります。 |
DEFAULTJOBCLASS
JCLでジョブ・クラスが設定されていない場合のデフォルト・ジョブ・クラスです。これはオプションです。このオプションが設定されていない場合のデフォルト・ジョブ・クラスは、Aです。
DEFAULTJOBPRIORITY
JCLでジョブ優先度が設定されていない場合のデフォルトのジョブ優先度です。これはオプションです。このオプションが設定されていない場合のデフォルトのジョブ優先度は、0です。
DUPL_JOB
NODELAYがチェックされていない場合、あるジョブ名に対して、1つのジョブのみ実行ステータスになることができます。選択されている場合は、NODELAYは、依存性チェックを削除します。
EVENTPOST
個別のステージで、ジョブに対してイベントがポストされるかどうかを指定します。
S: ジョブ送信イベント
C: ジョブ変換完了イベント
E: ジョブ実行完了イベント
P: ジョブ・パージ・イベント
A: サポートされているすべてのイベント
EVENTPOSTが指定されていない場合、イベントはポストされません。イベントのポストでのデータ・バッファはFML32タイプです。フィールドはtuxjes/include/jesflds.h
で定義されます。
JOBREPOSITORY
格納済のジョブ・リポジトリのパスです。設定された場合、ジョブ送信のスクリプト・ファイル・パスに、JOBREPOSITORY内の相対パスを使用できます。
PRIVILEGE MODE
ユーザー代入を有効化するかどうかおよび、その方法を指定します。
NONE: デフォルト値。ジョブがJESシステムを起動するOSユーザーによって実行されることを示します。これは、これまでのJESシステムの実装すべてと互換性があります。
USER_IDENTICAL: ジョブが、JESシステムに参加するJESクライアントを使用してOracle Tuxedoユーザーによって実行されることを示します。このオプションを選択する前に、Oracle Tuxedoの各ユーザーが既存のOSユーザーに対応することを確認します。
USER_MAPPING: このオプションを選択すると、JESシステムはTuxJESユーザー・マッピング・ファイルを参照し、JESシステムに参加するJESクライアントを使用してOracle Tuxedoユーザーに対応するOSユーザーを検出して、このOSユーザーをジョブの実行者として指名します。
USER MAPPING FILE
このオプションは、権限モードとしてUSER_MAPPINGを選択した場合、有効化されます。ユーザー・マッピング・ファイルの名前を指定します。ユーザー・マッピング・ファイルは、デフォルトで$APPDIRディレクトリの下にあります。
注: ユーザー・マッピング・ファイルに次の名前は指定できません。
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USER MAPPING Table
「ユーザー・マッピング表」には、Oracle TuxedoユーザーとOSユーザーの間のマッピング関係が表示されます。権限モードがUSER_MAPPINGの場合、ユーザー・マッピング表が有効です。このため、ユーザー・マッピング・エントリの追加、編集または削除が可能です。マッピング表の各行は次の形式です。
tuxedousername OSusername
注:
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一部のフィールドは、ARTバッチ関連の情報の収集に使用されます。
JESキュー初期化スクリプト
JESキューを初期化するスクリプトです。JESのsimpjobというサンプルで提供されているテンプレートが、デフォルトとして使用されます。テキスト・フィールドをカスタマイズできます。その場合、キュー・ファイル名はQUEにする必要があります。
JESインストール・ディレクトリ
ARTバッチ・インストール・ディレクトリを指定する必要があります。必須オプションです。
MPドメインを構成する場合は、すべてのマシンのARTバッチ・インストール・ディレクトリのパスが同じである必要があります。
PDKSH
ARTバッチの実行に使用される、PDKSHの実行可能ファイルです。これはオプションです。指定されていない場合、実行時にシステムのデフォルトのkshコマンドが使用されます。
注: MPドメインを構成する場合、すべてのマシンのPDKSH実行可能ファイルの設定は同一である必要があります。 |