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• 表2-1は、プログラミング環境に影響するUBBCONFIG構成ファイル・パラメータをまとめたものです。パラメータは機能別に分類されています。
構成ファイルは、オペレーティング・システムのテキスト・ファイルです。このファイルを実際にシステムで使用する場合は、tmloadcf(1)コマンドを実行して、ファイルをバイナリ・ファイルに変換する必要があります。
• 『ファイル形式、データ記述、MIBおよびシステム・プロセス・リファレンス』のUBBCONFIG(5)に関する項アプリケーション管理者は、最初にアプリケーションの実行環境を定義する変数を設定します。これらの環境変数を設定するには、UBBCONFIGファイルのMACHINESセクションでENVFILEパラメータに値を指定します。(詳細は、『Oracle Tuxedoアプリケーションの設定』を参照してください。)アプリケーションのクライアント・ルーチンとサーバー・ルーチンに対して、既存の環境変数を更新したり、新しい変数を作成することができます。表2-2は、よく使用される環境変数をまとめたものです。変数は機能別に分類されています。
Windowsシステムでは、ALTCCおよびALTCFLAGS環境変数を使用できません。これらの変数を設定すると、予想外の結果が生じます。まずCOBOLコンパイラを使用してアプリケーションをコンパイルし、次に生成されたオブジェクト・ファイルをbuildclientまたはbuildserverコマンドに渡す必要があります。
UNIX環境では、環境変数PATHに$TUXDIR/binを追加して、アプリケーションがOracle Tuxedoシステムのコマンドに対する実行可能ファイルを見つけられるようにします。環境設定の詳細は、『Oracle Tuxedoアプリケーションの設定』を参照してください。表2-3は、C言語のデータ型に相当するCOBOL言語の各データ型を示しています。
ストレージを効率よく使用するために、COBOLではパック10進数がサポートされています。パック10進数では、2桁の10進数が1バイトにパックされ、下位バイトに符号が格納されます。パック10進数の長さは1 - 9バイトで、1 - 17桁の数字と符号を格納できます。dec_tフィールドはVIEWに定義されています。サイズは、カンマで区切った2つの値で指定されます。最初の値は、COBOLで10進数が占める総バイト数を示します。2番目の値は、COBOLでの小数点以下の桁数を示します。次の式を使用すると、dec_tフィールドをCOBOL宣言に変換できます。たとえば、VIEWでサイズが6,4と指定されている場合、小数点以下の桁数は4桁、整数部分は7桁になり、最後のハーフ・バイトに符号が格納されます。COBOLアプリケーションのプログラマは、これを9(7)V9(4)と定義します。Vは小数点を表します。FMLではdec_t型はサポートされていません。FMLに依存したVIEWを使用する場合は、VIEWファイルで各フィールドをC言語の型にマップする必要があります。たとえば、パック10進数はFMLの文字列フィールドにマップでき、マッピング関数を使用して形式を変換できます。アプリケーションを起動するには、tmboot(1)コマンドを実行します。このコマンドは、アプリケーションに必要なIPCリソースを確保し、管理プロセスとアプリケーション・サーバーを起動します。アプリケーションを停止するには、tmshutdown(1)コマンドを実行します。このコマンドは、サーバーを停止させ、アプリケーションで使用されていたIPC資源を解放します。ただし、データベースなどのリソース・マネージャで使用されていた資源は解放されません。
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