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リンク・レベルの暗号化の構成

リンク・レベルの暗号化の構成
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注意:
Oracle Tuxedo CORBA JavaクライアントとOracle Tuxedo CORBA JavaクライアントORBはTuxedo 8.1で非推奨になり、サポートされなくなりました。すべてのOracle Tuxedo CORBA JavaクライアントおよびOracle Tuxedo CORBA JavaクライアントORBのテキスト・リファレンスとコード・サンプルは、サード・パーティ製のJava ORBライブラリを実装または実行する際の参考や、プログラマの参照用としてのみ使用してください。
サード・パーティのCORBA Java ORBのテクニカル・サポートは、各ベンダーによって提供されます。Oracle Tuxedoでは、サード・パーティのCORBA Java ORBに関する技術的なサポートまたはドキュメントは提供していません。
min値とmax値の理解
CORBAアプリケーションにLLEを構成する前に、LLEの表記法(min, max)を知っておく必要があります。これらのパラメータのデフォルト値は次のとおりです。
minの場合: 0
maxの場合:インストール済のLLEバージョンで可能な暗号化の最高レベルを示すビット数
たとえば、米国およびカナダ版のLLEのデフォルトのmin値とmax値は(0, 128)です。デフォルト値を変更するには、アプリケーションのUBBCONFIGファイルでminmaxに新しい値を割り当てます。
インストール済のLLEバージョンの確認
CORBAアプリケーションのminおよびmax値を設定する前に、マシンにインストールされているLLEのバージョンを確認する必要があります。マシンにインストールされたLLEバージョンを確認するには、次のように冗長モードでtmadminコマンドを実行します。
tmadmin -v
Oracle Tuxedoのライセンス・ファイル(lic.txt)のキー行は、リスト5-1のように記述されています。エントリ128-bit Encryption Packageは、米国およびカナダ版のLLEがインストールされていることを示します。
リスト5-1 LLEのライセンス情報
INFO: BEA Engine, Version 2.4
INFO: Serial: 212889588, Expiration 2000-3-15, Maxusers 10000
INFO: Licensed to: ACME CORPORATION
INFO: 128-bit Encryption Package
 
Oracle Tuxedoのライセンス・ファイルは、次のディレクトリにあります。
Windows 2003
%TUXDIR%¥udataobj¥lic.txt
UNIX
$TUXDIR/udataobj/lic.txt
CORBAアプリケーション・リンクのLLEの構成
CORBAアプリケーションでLLEを構成するには、次のように、ネットワーク接続に参加する各CORBAアプリケーションのUBBCONFIGファイルでMINENCRYPTBITSおよびMAXENCRYPTBITSパラメータを定義する必要があります。
MINENCRYPTBITSパラメータには、有効な最小ビット数を定義します。
MAXENCRYPTBITSパラメータには、調整する暗号化の最大レベルを定義します。
MINENCRYPTBITSおよびMAXENCRYPTBITSパラメータに指定できる値は、0、40、および128です。ゼロを指定すると暗号化を使用しない設定となりますが、40および128は暗号鍵で有効なビット数を指定します。
tmloadcfを実行して構成をロードします。tmloadcfコマンドを実行すると、UBBCONFIGが解析され、TUXCONFIG変数が指す場所にバイナリ形式のTUXCONFIGファイルがロードされます。
 

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