ブレンドされたデータでの一致しない値について
Data Visualizationでは、データ・セット内に表示される予定のデータ行が省略されることがあります。これは、属性と値が混在する2つのデータ・セットからのデータがプロジェクトに含まれており、一方のソースには一致した値が存在するが、もう一方のソースには存在しない場合に起こります。これが起こった場合は、データ・ブレンドで使用するデータ・セットを指定する必要があります。
次の図に示すように、わずかに異なる行がある2つのデータ・セット(ソースAおよびソースB)があると仮定します。Source AにはIN-8が含まれておらず、Source BにはIN-7が含まれていないことに注意してください。
Source Aに対して「すべての行」データ・ブレンド・オプションを選択し、Source Bに対して「一致した行」データ・ブレンド・オプションを選択した場合、次の結果が表示されます。IN-7はSource Bに存在しないため、結果にはnullのRepとnullのBonusが含まれます。
Source Aに対して「一致した行」データ・ブレンド・オプションを選択し、Source Bに対して「すべての行」データ・ブレンド・オプションを選択した場合、次の結果が表示されます。IN-8はSource Aに存在しないため、結果にはnullのDateとnullのRevenueが含まれます。
Source Aのビジュアライゼーションには属性としてDateが含まれ、Source Bには属性としてRepが含まれ、一致する列はInv#です。ディメンション・ルールのもとでは、一致列も使用しないかぎり、他方の表からこれらの属性をメジャーとともに使用することはできません。
属性およびメジャーの両方が含まれる表の融合には、2つの設定があります。ビジュアライゼーションに使用される列に応じて、各ビジュアライゼーションに個別に設定されます。設定は「すべての行」および「一致した行」であり、ビジュアル化するデータを返すときにシステムで使用されるソース行を表します。
システムは、次のルールに従ってデータ・ブレンドを自動的に割り当てます。
- ビジュアライゼーションに一致列が含まれている場合、一致列のあるソースが「すべての行」に設定されます。
- ビジュアライゼーションに属性が含まれている場合、そのソースは「すべての行」に設定され、他のソースは「一致した行」に設定されます。
- ビジュアライゼーション内の属性が同じソースから取得されている場合、そのソースは「すべての行」に設定され、他のソースは「一致した行」に設定されます。
- 属性が複数のソースから取得されている場合、プロジェクトの要素パネルの最初にリストされているソースは「すべての行」に設定され、他のソースは「一致した行」に設定されます。