Oracle® Fusion Middleware

Oracle Data Visualization Desktopの新機能

E80982-11(原本部品番号:E76890-14)

2019年6月

Oracle Data Visualization Desktopの新機能

Data Visualization Desktopに追加された最新の機能と機能拡張の概要は次のとおりです。

リリース12.2.5.3 - 2019年6月

新機能

機能 説明
ツールチップの改善

「ツールチップ」フィールドを使用して、ビジュアライゼーションのツールチップ・コンテンツを調整したり、ビジュアライゼーションのツールチップをオフにします。ビジュアライゼーションのツールチップの変更を参照してください。

別名表の選択

Essbaseデータ・セットの作成または更新時に、別名表を選択できます。Essbaseキューブからのデータ・セットの作成を参照してください。

通貨記号の構成

構成済通貨に基づいて、ビジュアライゼーションに通貨記号を動的に移入できます。ビジュアライゼーションの通貨記号の設定を参照してください。

リリース12.2.5.2 — 2019年4月

新機能

機能 説明
ノートの追加

キャンバス上のノートを追加、編集および調整します。

ノートの追加を参照してください。

列操作の拡張

属性に基づいてアイテムをソートすることにより、「プロジェクト」、「データ」および「機械学習」の各ページでアイテムを迅速に再編成します。

ページ内のアイテムのソートを参照してください。

データ・フローの改善

次のようなデータ・フローが改善されます。

マップの改善

次のようなデータ・ビジュアライゼーションのマップが改善されます。

接続の改善
相対期間に対するフィルタの指定

「日付」または「日付/時間」列で相対時間フィルタを使用して、現在の日付と時刻に基づいて、指定した期間のデータを表示します。

相対時間フィルタの適用を参照してください。

大きいデータ・ファイルのアップロード

最大サイズが250MBのファイルをアップロードします。1つのファイルで許可されるデータ列の数は250列です。

スプレッドシートまたは他のファイルの追加についてを参照してください。

オンプレミス・データベースへの接続 「リモート・データ・コネクタの使用」オプションを使用して、オンプレミス・データベースでデータをビジュアル化します。サポートされているデータ・ソースを参照してください(サポートされているリモート・データベース・タイプを確認するには、データ・セットへのリモート接続列に「Y」があるデータベースを検索します)。

リリース12.2.5.1 — 2019年1月

接続の作成

機能 説明
Autonomous Data Warehouseの接続機能拡張 選択したクライアント資格証明zipファイルから主要な接続詳細が事前に移入されているため、Oracle Autonomous Data Warehouseへの接続をより簡単に作成できます。

Oracle Autonomous Data Warehouseへの接続の作成を参照してください。

Autonomous Transaction Processingの接続 Oracle Autonomous Transaction Processingへの接続を作成できます。

Oracle Autonomous Transaction Processingへの接続の作成を参照してください。

リリース12.2.5.0 — 2018年9月

プロジェクトの作成および使用

機能 説明
データの準備 データをビジュアル化する前に、データの変換およびエンリッチメントの推奨を使用して、データを準備できます。プロジェクトのデータ・セットの準備を参照してください。
ビジュアライゼーション・タイプ グリッド・ヒートマップ、統計図表、100%積上げ棒、横100%積上げ棒、100%面チャートおよび相関マトリックスのビジュアライゼーションを作成できます。
マップ・レイヤーと背景
オブジェクト・プロパティの検査 インスペクタを使用すると、「ホーム」、「データ」、「プロジェクト」およびその他の最上位ページのスタンドアロン・オブジェクトのプロパティを表示および編集できます。オブジェクト・プロパティの表示および編集を参照してください。

データの管理

機能 説明
データ・フローの機能拡張
変更内容を自動的に保存する 「保存」を繰り返しクリックしなくても、「自動保存」オプションを使用して、更新をビジュアライゼーション・プロジェクトに自動的に保存できます。変更内容を自動的に保存するを参照してください。
キーボード・ショートカットを使用してオブジェクトを開く キーボード・ショートカットを使用して、アーティファクトを新しいタブまたはウィンドウで開くことができます。Data Visualizationのキーボード・ショートカットを参照してください。
プロジェクト内のデータ・セットの置換 データ・セットを置き換えるには、プロジェクトで使用されている列を別のデータ・セットの列に再マッピングします。プロジェクト内のデータ・セットの置換を参照してください。
データ・セットの複製 プロジェクト内のデータをさらにキュレートする(様々なソースから整理および統合する)のに役立つように、「データ・セット」ページにリストされているアップロード済データ・セットを複製できます。データ・セットの複製を参照してください。

リリース12.2.4 — 2017年10月

機械学習

機能 説明
機械学習の使用による予測およびインテリジェントな提言 機械学習(ML)アルゴリズムを使用して、データ・セット内のパターンを表示してインサイトを発見しビジュアライゼーションに追加できます。
  • 機械学習のカタログの使用により、MLスクリプトおよびモデルを管理します。
  • データ・フローの使用により、カスタム・スクリプトまたはビルトイン・スクリプトを使用してMLモデルをトレーニングします。
  • データ・フローの使用により、MLモデルを使用してデータ・セットをスコアリングおよび予測します。
  • 属性の診断分析のためのセルフサービスML (explain)。
  • データ・セットにMLモデルを適用して、属性のためのカスタム・シナリオを作成します。

機械学習の使用を参照してください。

データの管理

機能 説明

より多くのデータベースへの接続

いくつかの新しいデータ・ソースに接続できます。
  • Oracle Autonomous Data Warehouse
  • Oracle Big Data Cloud Service
  • Oracle Talent Management Cloud

データベース・データ・ソースへの接続を参照してください。

データ・フローの機能拡張

プロジェクトの作成および使用

機能 説明
改善されたナレーション機能およびStory Telling機能 改善されたナレーション機能を使用すると、データ・ストーリの提示がより簡単になります。ストーリの作成を参照してください。
プロジェクトでの関係コンテンツへのリンクのインクルード 扱いやすい「データ・アクション」メニューの下に関係コンテンツへのリンクを提供することで、ビジュアライゼーションを強化します。データ・アクションの使用を参照してください。
メジャーとしてアップロードされたファイルベースのデータ・ソース内の数値 ファイル・ベースのデータ・ソースをアップロードすると、数値を含んだ列が数値データ型のメジャーとしてインポートされます。
数値と日付のためのその他の表示書式設定オプション 広範囲の数値書式と日付書式から選択して、ビジュアライゼーションのデータのための最適の表示書式を選択できます。「日付または時間列の表示形式の調整」を参照してください。
「データ・パネル」内の新しいプロパティ領域 すばやく簡単なアクセスのために、選択するオブジェクトのプロパティが「データ・パネル」に表示されます。可視化プロパティの調整を参照してください。
改善された共有 「共有」アイコンを使用して、ビジュアライゼーション、キャンバスまたはストーリを、ファイルとして、電子メールにより、印刷ページ、およびクラウド上で他のユーザーと共有できます。

さらに、プロジェクトまたはフォルダをDVA形式のみで、ファイルとして、電子メールにより、およびクラウド上で共有できます。

インポートおよび共有を参照してください。

コピー、貼付けおよび複製するその他のオプション ビジュアライゼーションを最初から作成するよりも、コピーするほうが作業が速い場合があります。同じキャンバス内および同じプロジェクト内のキャンバス間で貼り付けることができます。

複製オプションを使用して、同じキャンパス内でオブジェクトのコピーを作成したり、キャンバス全体を複製します。

「キャンバス・レイアウトの調整」を参照してください。

同じプロジェクトへの無関係なデータ・セットの追加 プロジェクトには、複数の無関係なデータ・セットからのビジュアライゼーションを含むことができます。つまり、データ・セットを結合する必要はありません。
日付と時刻のインテリジェンス 異なるレベルの時刻階層または粒度内をシームレスに容易に遷移できます。
データ警告インジケータ 警告サイン「警告」アイコンは、考えられるデータの問題を示します。プロジェクト内に警告を表示しない場合は非表示にできます。警告は印刷出力や共有出力にはまったく表示されません。ビジュアライゼーションのデータの警告通知を参照してください。
背景マップ 背景マップの使用により地理的ビジュアライゼーションを強化します。マップ背景によるビジュアライゼーションの強化を参照してください。
属性列値の使用によるマップの色設定 色機能を使用して、マップ・ビジュアライゼーションが含まれるプロジェクトでメジャー列と属性値を解釈できます。マップ・ビジュアライゼーションでの色によるデータ・メジャーおよび属性値の解釈を参照してください。

その他の拡張機能

機能 説明
最新のホーム・ページ 移動が簡単で使いやすい設計に改善されました。操作方法に合うようにホーム・ページをパーソナライズします。
Oracle Analytics Cloudへのプロジェクトの公開 Data Visualization Desktopで作成したプロジェクトを、同じバージョンまたはそれ以降のバージョンのData Visualizationを使用しているOracle Analytics Cloudのインスタンスに公開できます。プロジェクトのデータおよび接続資格証明を含めることを選択できます。関連項目

リリース12.2.3 - 2017年6月

データ・セットの作成および管理

機能 説明
新しいデータ・ソースへの接続 限られたサポート付きで新しい接続タイプが使用でき、次の製品でベータとマークされています: OData、Oracle Docs、JDBCおよびODBC。
データ・ソース・エディタ これまでData Visualization Desktopでは、「データ・ソース」ダイアログを使用してデータ・ソースの作成または編集を行っていました。この「データ・ソース」ダイアログに代わるのがデータ・ソース・エディタです。機能は同じですが、よりダイナミックで使いやすくなっています。「データ・ソース・エディタの使用」を参照してください。
CSVファイルおよびテキスト・ファイルのデリミタ データ・セットのCSVファイルおよびテキスト・ファイルをアップロードする際に、自動検出されたデリミタを上書きできます。選択肢は、カンマ、セミコロン、空白、タブおよびカスタムです。「カスタム」を選択した場合は、CSVファイルで使用するデリミタを指定します。
データ・ソースとしてのサブジェクト領域 Oracle Transactional Business IntelligenceまたはOracle BI EEのサブジェクト領域を使用してOracle Fusion Applicationsからデータ・ソースを作成できます。「サブジェクト領域からのデータ・ソースの構成」を参照してください。
データ・フローの改善 データ・フローをデータベース接続として保存することで、データ・フローのデータをデータベース表に格納できます。「データベースへのデータ・フロー出力データの保存」を参照してください。

データ・フロー内の2つ以上の列をマージして1つの列として表示できます。「データ・フロー内の列のマージ」を参照してください。

データ・フロー・エディタのレイアウトがより使いやすくなりました。「データ・フローを使用したデータ・ソースのキュレート」を参照してください。

プロジェクトの作成および使用

機能 説明
ビジュアライゼーション・タイプ ボックス・プロット、横ボックス・プロットおよびウォーターフォールのビジュアライゼーションを作成できます。
上位または下位Nフィルタの適用 上位または下位Nフィルタを使用して、最大値または最小値のサブセットを表示するメジャーをフィルタリングできます。「上位/下位Nフィルタの適用」を参照してください。
日付および時間列の改善

テキスト列を真の日付、時間またはタイムスタンプ列に変換できます。「日付または時間列へのテキスト列の変換」を参照してください。

日付または時間列の表示形式を調整して、異なるレベルの粒度を表示できます。「日付または時間列の表示形式の調整」を参照してください。

キャンバスの複製と複数のキャンバスの順序変更 ビジュアライゼーションの既存のキャンバスを複製し、複製のキャンバスを同様のキャンバスの開始点として使用できます。ビジュアライゼーション内の複数のキャンバスの順序を手動で変更することもできます。「キャンバス・レイアウトの調整」を参照してください。
秒単位またはミリ秒単位のイベント・データのサポート 線のビジュアライゼーションのx軸に連続的な日時の目盛りを表示できます。秒単位またはミリ秒単位で日付を分析できます。旧バージョンのData Visualization Desktopでサポートされていたのは日単位のデータ分析のみでした。
カスタム・マップ・レイヤーのサポート 幾何JSONファイルを使用してカスタム・マップ・レイヤーをプロジェクトにロードし、管理することができます。「カスタム・マップ・レイヤーの追加」を参照してください。

その他の拡張機能

機能 説明
カスタム・ビジュアライゼーションのプラグインのアップロード 別のユーザーまたは管理者によって作成されたカスタム・ビジュアライゼーションのデータを表示する場合、インストールされているData Visualization Desktopにカスタム・ビジュアライゼーションのプラグインをアップロードし、デプロイすることができます。「カスタム・プラグインの管理」を参照してください。

ドキュメントのアクセシビリティについて

Oracleのアクセシビリティへの取り組みについては、Oracle Accessibility ProgramのWebサイト(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc)にアクセスしてください。

Oracleサポートへのアクセス

サポートを購入したオラクル社のお客様は、My Oracle Supportを介して電子的なサポートにアクセスできます。詳細情報はhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=infoか、聴覚に障害のあるお客様はhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trsを参照してください。


Oracle Fusion Middleware Oracle Data Visualization Desktopの新機能

E80982-11

Copyright © 2016, 2019, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved.

このドキュメントでは、Oracle Data Visualization Desktopの新機能およびその他の注意が必要な変更点について説明します。

このソフトウェアおよび関連ドキュメントの使用と開示は、ライセンス契約の制約条件に従うものとし、知的財産に関する法律により保護されています。ライセンス契約で明示的に許諾されている場合もしくは法律によって認められている場合を除き、形式、手段に関係なく、いかなる部分も使用、複写、複製、翻訳、放送、修正、ライセンス供与、送信、配布、発表、実行、公開または表示することはできません。このソフトウェアのリバース・エンジニアリング、逆アセンブル、逆コンパイルは互換性のために法律によって規定されている場合を除き、禁止されています。

ここに記載された情報は予告なしに変更される場合があります。また、誤りが無いことの保証はいたしかねます。誤りを見つけた場合は、オラクル社までご連絡ください。

このソフトウェアまたは関連ドキュメントを、米国政府機関もしくは米国政府機関に代わってこのソフトウェアまたは関連ドキュメントをライセンスされた者に提供する場合は、次の通知が適用されます。

U.S. GOVERNMENT END USERS: Oracle programs, including any operating system, integrated software, any programs installed on the hardware, and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal Acquisition Regulation and agency-specific supplemental regulations. As such, use, duplication, disclosure, modification, and adaptation of the programs, including any operating system, integrated software, any programs installed on the hardware, and/or documentation, shall be subject to license terms and license restrictions applicable to the programs. No other rights are granted to the U.S. Government.

このソフトウェアまたはハードウェアは様々な情報管理アプリケーションでの一般的な使用のために開発されたものです。このソフトウェアまたはハードウェアは、危険が伴うアプリケーション(人的傷害を発生させる可能性があるアプリケーションを含む)への用途を目的として開発されていません。このソフトウェアまたはハードウェアを危険が伴うアプリケーションで使用する際、このソフトウェアまたはハードウェアを安全に使用するために、適切な安全装置、バックアップ、冗長性(redundancy)、その他の対策を講じることは使用者の責任となります。このソフトウェアまたはハードウェアを危険が伴うアプリケーションで使用したことに起因して損害が発生しても、オラクル社およびその関連会社は一切の責任を負いかねます。

OracleおよびJavaはOracle Corporationおよびその関連企業の登録商標です。その他の名称は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。

Intel、Intel Xeonは、Intel Corporationの商標または登録商標です。すべてのSPARCの商標はライセンスをもとに使用し、SPARC International, Inc.の商標または登録商標です。AMD、Opteron、AMDロゴ、AMD Opteronロゴは、Advanced Micro Devices, Inc.の商標または登録商標です。UNIXは、The Open Groupの登録商標です。

このソフトウェアまたはハードウェア、そしてドキュメントは、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセス、あるいはそれらに関する情報を提供することがあります。適用されるお客様とOracle Corporationとの間の契約に別段の定めがある場合を除いて、Oracle Corporationおよびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスに関して一切の責任を負わず、いかなる保証もいたしません。適用されるお客様とOracle Corporationとの間の契約に定めがある場合を除いて、Oracle Corporationおよびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセスまたは使用によって損失、費用、あるいは損害が発生しても一切の責任を負いかねます。