Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionメタデータ・リポジトリ作成者ガイド 12c (12.2.1.1.0) E77227-02 |
|
![]() 前へ |
![]() 次へ |
renameapproles
コマンドを使用して、特定のサーバー・インスタンスのために名前を変更するアプリケーション・ロールの情報を含むJSONファイルをアップロードします。
renameapproles
コマンドは、ランチャ・スクリプト(UNIXの場合はdatamodel.sh
、Windowsの場合はdatamodel.cmd
)を介して実行します。
ドメインがデフォルトのフォルダにインストールされている場合、ランチャ・スクリプトの場所は次のようになります。
Oracle_Home/user_projects/domains/Domain_Name/bitools/bin/datamodel.sh
またはWindowsの場合はdatamodel.cmd
クライアント・インストールにドメイン名がない場合、ランチャ・スクリプトの場所は次のようになります。
Oracle_Home\bi\bitools\bin\datamodel.cmd
このコマンドが使用するRPDおよびWEBCATプラグインの詳細は、ユーザーおよびアプリケーション・ロール・コマンドの概要を参照してください。
構文
renameapproles
コマンドは、次のパラメータをとります。
renameapproles -T inputfile.json[-L plugin list] -SI service instance -U cred username[-P cred password] [-S hostname] [-N <port number] [-SSL] [-H]
説明
T
は、サーバー・インスタンスのアプリケーション・ロール名の変更を含むJSON入力ファイルの名前を指定します。アプリケーション・ロール入力ファイルの正しい構文の詳細は、アプリケーション・ロールの名前変更JSON入力ファイルの作成の例を参照してください。
SI
は、コンポーネント・インスタンスの名前を指定します。
L
は、1つのプラグインの実行またはデフォルトのプラグイン実行順序を逆にすることを指定します。プラグインは、システムがリポジトリまたはOracle BIプレゼンテーション・カタログあるいはその両方に更新を適用する場合を決定します。RPDおよびWEBCATプラグインの使用方法の詳細は、ユーザーおよびアプリケーション・ロール・コマンドの概要を参照してください
注意:
L
には次のオプションがあります。
RPD
: このオプションを指定して、リポジトリのアプリケーション・ロール名のみ変更します。
WEBCAT
: このオプションを指定して、Oracle BIプレゼンテーション・カタログのアプリケーション・ロール名を変更します。たとえば、Oracle BIプレゼンテーション・カタログのアプリケーション・ロール名を変更する場合は、-L WEBCATオプションを使用する必要があります。
WEBCAT,RPD
: このオプションを指定して、デフォルトのプラグイン実行順序を逆にします。
デフォルトのプラグイン実行順序はリポジトリ(RPD)、Oracle BIプレゼンテーション・カタログ(WEBCAT)の順であることに注意してください。
このオプションを省略して、リポジトリ(RPD)、Oracle BIプレゼンテーション・カタログの順のデフォルト順序でプラグインを実行します。
U
は、Oracle BI EE認証に使用する有効なユーザー名を指定します。
P
は、U
に指定したユーザーの名前に対応するパスワードを指定します。パスワードを指定しない場合、コマンドの実行時にパスワードの入力を求められます。自動化されたスクリプティングを使用してコマンドを実行する場合にのみ、コマンドにパスワードを含めることをお薦めします。
S
は、Oracle BI EEホスト名を指定します。クライアント・インストールからコマンドを実行している場合のみ、このオプションを含めます。
N
は、Oracle BI EEポート番号を指定します。クライアント・インストールからコマンドを実行している場合のみ、このオプションを含めます。
SSL
は、SSLを使用してOracle WebLogic Serverに接続してコマンドを実行することを指定します。クライアント・インストールからコマンドを実行している場合のみ、このオプションを含めます。
H
は、使用方法の情報を表示し、コマンドを終了します。-H
を使用するか、パラメータを指定しないで.sh
を実行すると、ヘルプ・コメントが表示されます。
例
datamodel.sh renameapproles -T approlenames.json -SI bi -U weblogic -P password -S server1.example.com -N 7777 -SSL
アプリケーション・ロールの名前変更JSON入力ファイルの作成
次の構文を使用して、アプリケーション・ロールの名前変更JSON入力ファイルを作成します。
{ "Title":"Target Application Roles", "App-Roles":[ { "oldname":"<current_approle1>", "newname":"<new_approle1>" }, { "oldname":"<current_approle2>", "newname":"<new_approle2>" }, { "oldname":"<current_approle3>", "newname":"<new_approle3>" } ] }