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Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド
12c (12.2.1.1.0)
E77226-02
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ウイルス対策ソフトウェアおよび権限がエージェントに及ぼす影響

この項では、エージェントへのアンチウィルス・ソフトウェアおよび権限の影響に関する次の情報を提供します。

ウイルス対策ソフトウェアがエージェントに及ぼす影響

Norton AntiVirusなどの一部のウイルス対策ソフトウェア・プログラムは、スクリプトによって実行されるシステム・オブジェクト(Windowsファイル・システム・オブジェクトなど)の呼出しのうち、安全ではないと判断されるすべての呼出しをブロックする、スクリプト・ブロック機能を有効化します。

エージェントのポスト処理の一部としてスクリプトを起動した場合、このウイルス対策機能が予期しない結果を招く可能性があります。Oracle BIスケジューラがインストールされているコンピュータ上で、スクリプト・ブロック機能を有効にしてウイルス対策ソフトウェアを実行している場合は、エージェントのスクリプトによる呼出しが予想外にブロックされないように、スクリプト・ブロック機能を無効にします。

エージェントに影響する権限

エージェントの権限の設定は、「Oracle BIプレゼンテーション・サービス管理」の「権限の管理」ページにある「デリバー」セクションで行います。

ユーザーがエージェントを作成するには、「エージェントの作成」権限が付与されている必要があります。エージェントの変更/削除を実行できる「エージェントの登録を公開」権限をユーザーに持たせるには、Oracle BI Presentation Catalog内の共有エージェント・オブジェクトと子オブジェクトの「変更」権限を付与する必要があります。詳細は、『Oracle Business Intelligence Enterprise Editionセキュリティ・ガイドプレゼンテーション・サービス権限の管理に関する項を参照してください。

注意:

Oracle BIプレゼンテーション・サービスがデータベース・ログオンによってユーザーを認証するように構成されている場合、関連付けられた変数の数が1を超えるまでは偽装が許可されます(USER以外のセッション変数が初期化ブロックに関連付けられている場合など)。関連付けられた変数の数が1を超えると、偽装されたユーザーは、データベースにログインし、他のセッション変数を入力するためのパスワードを与えられません。エージェントがデータベース認証と連動するのは、Oracle BI管理ツールで認証用に設定された初期化ブロックが、パススルー・ログインによる接続プールを使用する場合に限られます。この接続ブロックは、他の初期化ブロックやリクエストに対しては使用できません。

ユーザーの認証オプションの詳細は、Oracle Business Intelligence Enterprise Editionセキュリティ・ガイドを参照してください。パススルー・ログインの詳細は、Oracle Business Intelligence Enterprise Editionメタデータ・リポジトリ作成者ガイドを参照してください。