Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド 12c (12.2.1.1.0) E77226-02 |
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Oracle Business Intelligenceのインストール時に、Essbaseと関連ツールを簡単にデプロイでき、Oracle Business Intelligenceユーザーも使用できる共有管理、ユーザー管理、インストールおよび構成サポート機能を利用できます。
Oracle Business IntelligenceでEssbaseをデプロイする際は、Essbase多次元データベースにアクセスできます。このデータベースでは多次元分析を使用でき、カスタム分析アプリケーションを素早く開発できます。Essbaseを使用して、複雑なシナリオのモデリング、ビジネス・トレンドの予測および「What-If」分析の実行を行う分析アプリケーションを開発および管理できます。Essbaseでは、多数のユーザー、大量のデータ・セットおよび複雑なビジネス・モデルには事前に集計されたディメンションを使用して、問合せへの高速レスポンスをサポートします。Essbaseは、幅広いデータソースで使用するように構成できます。
Essbase StudioおよびEASは11g EPMインストーラを使用して別のドメインにデプロイでき、Oracle Business Intelligenceを介してインストールされた12c Essbaseサーバーで使用できます。
この章では、Oracle Business Intelligenceを使用してインストールされたEssbaseのインストール、構成、管理および保護について、さらにOracle Business Intelligenceを使用したEssbaseデータベースの作成、保護およびアクセスについて説明します。
この章には、EPMシステム・インストーラでインストールされたEssbaseの使用についての説明はありません。EPMシステム・インストーラでインストールされたEssbaseと関連ツールの使用の詳細は、EPMシステム・ドキュメント・ライブラリの「Deployment and Installation」タブにある、EPMシステムのデプロイメントのドキュメントを参照してください。
Oracle Business IntelligenceでインストールされたEssbaseと関連ツールについての情報の参照先ガイドの詳細は、「Oracle BI EEでインストールされたEssbaseのタスクの実行と、EPMでの同じタスクの実行との比較および、参照先ガイドについての情報」を参照してください。
Oracle Business Intelligenceのデータ・ソースとして使用するコンテキストにおけるEssbaseの他の使用では、EssbaseのEPMデプロイメントおよび11gの関連ツールを利用します(EPMデプロイメント・ガイドを参照)。将来のリリースで、Oracle Business Intelligenceを介してデプロイされたEssbaseの役割が展開されます。このため、BIドメインを展開する将来の課題を回避するためにEssbaseソフトウェアをインストールすることをお薦めします。詳細は、『Oracle Essbaseデータベース管理者ガイド』のBI 12.2.1でデプロイされたEssbaseの理解に関する項を参照してください。