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Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド
12c (12.2.1.1.0)
E77226-02
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カタログ・マネージャを使用したカタログ・データを表示するためのレポートの作成

レポートを作成して、すべてのカタログ・オブジェクト・タイプのカタログ・データを表示できます。レポートは画面上に表示することもファイルに保存することもできます。

レポートを作成するとき、空白または空のフィールドはタブ文字としてエクスポートされます。デフォルトでタブをフィールド・セパレータとして使用するレポートを作成する場合、レポート・ファイル内では2つのタブ文字が空白フィールドを示します。

カタログ・データを表示するレポートを作成するには:

  1. カタログ・マネージャでカタログを開きます。オブジェクトのOracle BIサーバーに送信されるSQL文を示すレポートを作成するには、オンライン・モードでカタログを開きます。
  2. カタログの最上位フォルダを選択します。
  3. ツール」メニューから、「レポートの作成」を選択します。
  4. レポートを作成するカタログ・オブジェクト・タイプを選択します。
  5. レポートから同一の行を排除するには、「個別」ボックスを選択します。
  6. 「レポート内の列」リストでレポートに表示する列を指定します。左矢印および右矢印ボタン(<および>)を使用して、列を「使用可能な列」リストと「レポート内の列」リストの間で移動し、プラスおよびマイナス・ボタン(+および-)を使用してレポート内での列の表示順序を設定します。
  7. 「OK」をクリックします。
  8. レポートに適切な列が含まれるようになるまでステップ4 - 7を繰り返します。
  9. ファイルにレポートを保存するには、レポートの保存先フィールドにファイルのパス名を指定します。「参照」ボタンをクリックし、「名前を付けて保存」ダイアログを表示してパス名を選択します(ファイルが存在していない場合は、それが作成されます)。
  10. Microsoft Excelにインポート可能な.tab拡張子付きのファイルの作成を指定するには、「Excel形式」を選択します。

    Microsoft Officeの一部としてサポートされるExcelのバージョンの詳細は、システム要件および動作保証ドキュメントを参照してください。詳細は、「システム要件と動作要件」を参照してください。

  11. 「OK」をクリックします。

レポートの使用方法の例

レポートを実行すると、システム内のデータの管理に役立つだけではなく、問題が顕在化する前に特定するためにも役立ちます。

次の例に示すように、レポートは様々な目的で生成できます。

  • 分析を使用しているダッシュボードを確認するには、分析を含むダッシュボード・レポートを実行し、そのレポートで分析を探します。

  • リポジトリ表の変更済列の影響を受ける分析を確認するには、すべての列と計算式を含む分析レポートを実行し、そのレポートでCatalog Managerで置換する必要のある項目を探します。

  • すべてのダッシュボード・プロンプトおよびダッシュボード内の関連フィールド(列、式、サブジェクト領域など)が表示されるレポートを作成できます。また、分析のレポートを作成し、そのような分析で使用されているフィルタを抽出することもできます。要求される保存済フィルタを使用して式が導出される、フィルタ抽出の例を次に示します。

    例: "Markets"."Region" [Filter, prompted]

  • オブジェクトのACLを表示するレポートを作成できます。レポートでACLを確認することにより、オブジェクトへのアクセス権が、読取り/書込みなどの適切な権限を備えた適切なロールに付与されていることを検証できます。次の行は、レポートのACLの例を示しています。

    "^biconsumer=RX:steve=F"。ここで、キャレット(^)はアプリケーション・ロール、および"nothing"はユーザーを示しています。