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Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Publisherユーザーズ・ガイド
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ジョブのスケジュールの定義

レポート・ジョブをいつ実行するかを定義するには、「スケジュール」タブを使用します。スケジューラは単純な繰り返しパターンの定義と、レポート・トリガーに定義されている条件に基づいたレポート・ジョブの条件付き発行をサポートします。

次の図に、「スケジュール」タブを示します。

繰り返しパターンの定義

次の繰り返しパターンのオプションから選択します。

1回

繰り返しパターンを定義して「1回」オプションを選択し、スケジューラを使用してレポート・ジョブを実行します。

「即時実行」を選択します。または、日付セレクタを使用して特定の「開始」日付および時刻を入力します。

毎時/分

「スケジュール」タブを使用してジョブをスケジュールするときに時間または分を繰り返しパターン・オプションとして選択し、レポート・ジョブをいつ実行するかを定義します。

間隔: 「時間」または「分」を選択して、レポートの実行間隔を表す適切な整数値を入力します。

開始: 日付セレクタを使用して、このジョブの実行を開始する日付および時刻を入力します。

終了: (オプション)日付セレクタを使用して、このジョブの終了日付および時刻を入力します。

日次

繰り返しパターンを定義するオプションの1つに、日次オプションの使用があります。

間隔: 実行間隔となる日数を入力します。たとえば、毎日レポートを実行する場合は1を、1日おきにレポートを実行する場合は2を入力します。

開始: 日付セレクタを使用して、このジョブの実行を開始する日付および時刻を入力します。ここで選択された時刻により、各実行日にジョブが実行される時刻が決定されます。

終了: (オプション)日付セレクタを使用して、このジョブの終了日付および時刻を入力します。

週次

週次オプションを選択して繰り返しパターンを定義できます。この場合、特定の曜日にレポートを実行できます。

間隔: 実行間隔となる週数を入力し、1つまたは複数の曜日を選択します。たとえば、毎週火曜日と木曜日にレポートを実行する場合は、1を入力し、「火曜日」と「木曜日」を選択します。隔週の水曜日にレポートを実行する場合は、2を入力し、「水曜日」を選択します。

開始: 日付セレクタを使用して、このジョブの実行を開始する日付および時刻を入力します。ここで選択された時刻により、各実行でジョブが実行される時刻が決定されます。

終了: (オプション)日付セレクタを使用して、このジョブの終了日付を指定します。

月次

繰り返しパターンを定義して月次オプションを選択し、スケジューラを使用してレポート・ジョブを月次で実行します。

間隔: ジョブを実行する各月を選択します。

次の状態: 曜日(毎月第1月曜日など)を選択するか、特定の日(15日など)を選択します。

開始: 日付セレクタを使用して、このジョブの実行を開始する日付および時刻を入力します。ここで選択された時刻により、各実行でジョブが実行される時刻が決定されます。

終了: (オプション)日付セレクタを使用して、このジョブの終了日付を指定します。

毎年

この毎年の繰り返しパターン・オプションを使用して、実行間隔となる年数を入力します。

間隔
ジョブを実行する実行間隔となる年数を入力します。
次の状態
1つの日付および月(1月の1日など)を選択するか、月の特定の曜日(1月の第1月曜日など)を選択します。
開始
日付セレクタを使用して、このジョブの実行を開始する日付および時刻を入力します。ここで選択された時刻により、各実行でジョブが実行される時刻が決定されます。
終了
(オプション)日付セレクタを使用して、このジョブの終了日付を指定します。

特定の日付

繰り返しパターンを定義する際に、ジョブを実行する特定の日付を選択することもできます。

日付の追加: 日付セレクタを使用して、ジョブを実行する特定の日付と時刻を入力します。必要に応じて複数の特定日付を追加してください。

スケジュール・トリガーの有効化

スケジュール・トリガーは、条件をテストし、特定の結果が返された場合にジョブを実行します。トリガー条件が満たされない場合、そのジョブ・インスタンスはスキップされます。また、トリガーに繰返しスケジュールを設定して、常に条件をチェックするようにすることもできます。条件が満たされなかった場合は、トリガーが再度実行されるまで待機する時間間隔(分単位)を設定できます。

スケジュール・トリガーが使用される場合として、次の例があります。

  • データの抽出、転送およびロードのプロセスが正常に完了した場合にのみレポート・ジョブを実行する必要がある。

  • 会計管理部門で、前日の領収証の中に指定された金額を超えるものがある場合に特定のレポートを起動する必要がある。

  • 人事部門で、前の週に新入社員がシステムに入った場合にのみレポートが必要になる。

トリガーは、まずデータ・モデル内で設定され、その後、「スケジュール」タブで選択できるようになります。スケジュール・トリガーは、実行されるレポートのデータ・モデル内で定義されたものに限らず、任意のデータ・モデルで定義されたものを関連付けることができます。レポート・ジョブごとに1つのトリガーのみがサポートされます。

データ・モデル内のスケジュール・トリガー設定の詳細は、Oracle Business Intelligence Publisherデータ・モデリング・ガイドのイベント・トリガーの追加を参照してください。

スケジュール・トリガーを有効にするには:

  1. 「トリガーの使用」を選択します。
  2. (オプション) 「再試行制限」の値を設定して、スケジュール・トリガーを実行して条件をチェックする最大回数を指定します。デフォルト値は1です。このフィールドに許可される値は、正の整数のみです。
  3. (オプション) 「休止時間」の値を設定して、スケジュール・トリガーを再実行するまでに待機する時間(分単位)を指定します。このフィールドは、「再試行制限」が1より大きい値に設定されている場合に有効になります。このフィールドに許可される値は、正の整数のみです。

    注意:

    再試行制限と休止時間の値は、繰返しスケジュールの時間間隔を超えないようにします。

    試行の最大回数に達したときに条件チェックでfalseが返された場合、ジョブ・ステータスは「スキップ」と表示されます。

  4. スケジュール・トリガーを定義するデータ・モデルを選択します。データ・モデルを選択すると、「トリガー」リストに該当データ・モデル内で定義されているスケジュール・トリガーが表示されます。
  5. リストからトリガーを選択します。
  6. スケジュール・トリガーにパラメータが含まれる場合は、必要に応じて値を選択します。

レポート・ジョブに対して有効化されたスケジュール・トリガーの図は、レポート・ジョブに対して有効化されたパラメータを1つ持つスケジュール・トリガーを示しています。