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Oracle® Fusion Middleware Oracle Reportsレポート作成のためのユーザーズ・ガイド
12c (12.2.1.1)
E79319-01
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30.2 問合せとレイアウトの作成

この項の手順では、レポート・ウィザードで単純なデータ・モデルとレポート・レイアウトを作成する方法を説明します。これらを使用して、JSPベースのWebレポートやペーパー・レポートを生成できます。次の項では、JSPを変更し、Webレポートで適切な情報が表示されるようにします。

この例のように、単一問合せレポートを作成する場合、レポート・ウィザードを使用して、データ・モデルとレイアウトを同時に作成できます。

データ・モデルとレイアウトを作成するには:

  1. Reports Builderを起動します(すでに起動している場合は、「ファイル」→「新規」→「レポート」を選択)。

  2. 「ようこそ」ダイアログ・ボックスまたは「新規レポート」ダイアログ・ボックスで、「レポート・ウィザードを使う」を選択して「OK」をクリックします。

  3. 「ようこそ」ページが表示されたら、「次へ」をクリックします。

  4. 「レポート・タイプ」ページで、「Webおよびペーパー・レイアウトの両方を作成」を選択し、「次へ」をクリックします。

  5. 「スタイル」ページでレポートの「タイトル」を入力し、「グループ左」を選択して「次へ」をクリックします。

  6. 「データ・ソース」ページで、「SQL問合せ」をクリックし、「次へ」をクリックします。

  7. 「データ」ページの「データ・ソース定義」フィールドに次のSELECT文を入力します。

    SELECT (FLOOR(SAL/1000))*1000 BOTTOM,
    CEIL((SAL+1)/1000) * 1000 TOP,
    ENAME,
    DEPTNO
    FROM EMP
    ORDER BY 1,2, SAL
    

    注意:

    この問合せは、次のいずれかの方法で入力できます。
    • 提供されているテキスト・ファイルaggregatingdata_code.txtからコードをコピーして「データ・ソース定義」フィールドに貼り付けます。

    • 「クエリー・ビルダー」をクリックして、コードを入力せずに問合せを作成します。

    • 「データ・ソース定義」フィールドにコードを入力します。


  8. 「次へ」をクリックします。


    注意:

    データベースにまだ接続していない場合は、「クエリー・ビルダー」または「次へ」をクリックしたときに、データベースに接続するよう求められます。この例に該当するスキーマが含まれるデータベースに接続してください。第30.1項「この例の前提条件」に、この例のサンプル・スキーマの要件に関する説明があります。

  9. 「グループ」ページで、次の各フィールドを「使用可能フィールド」リストでクリックし、「>」ボタンをクリックして、これらを「Group Fieldsグループ・フィールド」リストに移動し、「次へ」をクリックします。

    • BOTTOM

    • TOP

  10. 「フィールド」ページで「>>」ボタンをクリックして、すべてのフィールドを「表示フィールド」リストに移動し、「次へ」をクリックします。

  11. 「合計」ページで「次へ」をクリックします。

  12. 「ラベル」ページで「次へ」をクリックします。

  13. 「テンプレート」ページで、「事前定義テンプレート」を選択し、「Beige」をクリックします。次に「終了」をクリックして、ペーパー・デザイン・ビューにレポート出力を表示します。次の例のようになります。

    図30-2 集約データ・レポートのペーパー・デザイン・ビュー

    図30-2の説明が続きます
    「図30-2 集約データ・レポートのペーパー・デザイン・ビュー」の説明

  14. ペーパー・デザイン・ビューで、テキストの「Bottom」をクリックして、そのテキストをSalary Rangeに変更します。

  15. テキストの「Top」を削除します。


    注意:

    他の列のヘッダーもわかりやすいテキストに変更できます。

  16. ツールバーの「ペーパー・レイアウト」ボタンをクリックして、ペーパー・レイアウト・ビューを表示します。現在のレイアウトは次のようになります。

    図30-3 集約データ・レポートのペーパー・レイアウト・ビュー

    図30-3の説明が続きます
    「図30-3 集約データ・レポートのペーパー・レイアウト・ビュー」の説明

  17. ペーパー・レイアウト・ビューで、ツールバーの「フレックス・オフ」ボタンをクリックして、フレックス・モードをオフにします。

  18. f_bottom枠の右端をクリックして、約0.5インチ(1.5センチメートル)左へドラッグし、f_bottomf_topのフィールド間にスペースを作ります。


    ヒント:

    ペーパー・レイアウト・ビューのオブジェクトを検索するには、オブジェクト・ナビゲータを使用します。オブジェクト・ナビゲータで項目名をクリックすると、対応するオブジェクトがペーパー・レイアウト・ビューで選択されます。

  19. ツール・パレットの「テキスト」ツールをクリックします。

  20. f_bottomf_topの間にボイラープレート・テキスト・オブジェクトをドラッグし、テキスト・ボックスに「-」と入力します。レイアウトは次のようになります。

    図30-4 新しいボイラープレート・テキストが付いたペーパー・レイアウト・ビュー

    図30-4の説明が続きます
    「図30-4 新しいボイラープレート・テキストが付いたペーパー・レイアウト・ビュー」の説明

  21. ここで、ツールバーの「ペーパー・レイアウトを実行」ボタンをクリックして、レポートを表示します。次のようになります。

    図30-5 ペーパー・デザイン・ビュー

    図30-5の説明が続きます
    「図30-5 ペーパー・デザイン・ビュー」の説明


    注意:

    このレポートで、給与範囲ごとにどのように従業員名が表示されるか(どのようにデータが集約されるか)を確認してください。

  22. レポートをaggregatereport_your_initials.rdfの形式で保存します。

  23. レポートのデータ・モデルを見てください。このデータ・モデルを使用して、ペーパー・レポートまたはJSPベースのWebレポートを生成できます。データ・モデルを表示するには、ツールバーで「データ・モデル」ボタンをクリックします。作成したデータ・モデルは次のようになります。

    図30-6 集約データ・レポートのデータ・モデル

    図30-6の説明が続きます
    「図30-6 集約データ・レポートのデータ・モデル」の説明